【進撃の巨人】アルミン「友達募集掲示板」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。訓練所の食堂に設置されていた友達募集掲示板。軽い気持ちでミカサの名前を書いてみたエレンですが、なぜか翌日ミカサではなくエレンの名前が呼ばれ…。

アルミン「友達募集掲示板」

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 20:48:16 ID:PCY3srAE

──入団から三ヵ月…

アルミン「食堂の西通路に設置されていたんだ。いつからあるんだろうね。結構長いこと放置されているみたいだったけど」

エレン「なんでそんなところに設置したんだろうな。あっちには教官室しかないから訓練生はあんまり通らねぇのに」

ミカサ「教官が友達を募集しているのかも」

エレン「怖いこと言うなよ」

2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 20:49:09 ID:PCY3srAE

アルミン「自分の名前と友達になって欲しいタイプを書き込んで掲示板に貼るんだってさ」

エレン「つまり紙を見た奴が自分でタイプに当てはまると思ったら募集した奴に“私はタイプに当てはまります”って言いにいくのか?そんなの恥ずかしいだろ」

ミカサ「エレンが自分で募集すれば、エレンは恥ずかしい思いはしない。ただ待つだけ」

エレン「あーなるほど」

3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 20:50:15 ID:PCY3srAE

アルミン「訓練生は各地から集められているし、知り合いがいないっていうのも珍しくはないからね。案外いい方法なのかも」

エレン「確かに。でも最初のきっかけさえあれば友達なんて結構簡単なんだけどな」

アルミン「きっとそのきっかけがこの掲示板なんだよ」

エレン「あーなるほど」

アルミン「エレン、興味ないでしょ」クスクス

エレン「ああ。だって俺友達いるしな。ミカサとアルミン」

ミカサ「私にも必要ない」

エレン「お前は女友達を作った方がいいんじゃないか?」

ミカサ「!……いらない。私には二人がいればいい」

4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 20:52:09 ID:PCY3srAE

エレン「その考えはよくないな。よしミカサの名前で友達を募集しようぜ。その掲示板で」スタスタ

アルミン「ミカサの名前で?あ、でもミカサは成績もいいから集まりやすいかもね」

ミカサ「やめてほしい。私は本当に友達なんて……」

エレン「ちょっと楽しくなってきた。ミカサ、好きなタイプは?」

ミカサ「黒髪、同い年、シガンシナ区出身、身長が同じくらい、目的意識が高く母親似、口癖は“駆逐してやる”」ペラペラ

アルミン「」

エレン「おまっ…細けぇよ!このタイプって要は条件みたいなもんだろ?ちょっと条件削れって。ほら、ここの見本みたいにニ~三個でいいんだろ」

ミカサ「……母親似だけ削る」

エレン「そんなんじゃ友達出来ないぞ?……ちょっともう一回最初から言ってくれよ」カキカキ…

アルミン(君はそこまで言われても気づかないのか……)

5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 20:53:25 ID:PCY3srAE

エレン「これで……よしっと。ミカサ、お前友達になりたいって奴が来たら断るなよ?」

ミカサ「わかった」

アルミン「……来たらいいね」

エレン「楽しみだな。さー飯だ飯。昼飯食ったら次はなんだっけ?」

ミカサ「対人格闘。今日は私と組んで欲しい」

エレン「わかったわかった」





○○○「……」コソコソ

6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 21:02:25 ID:PCY3srAE

──対人格闘

キース「これより対人格闘訓練を開始する。いつも通り各自にて二人組みを作り、暴漢役と兵士役に分かれ訓練を開始しろ。また今日の武器は無し。素手で対処するように」

一同「ハッ!」バッ

キース「そしてもう一点、今日は特別指令がある」

キース「この中に“狩猟民族系坊主男子”はいるか!?」

ザワザワ…
ナンダッテ?

キース「どうした、聞こえなかった訳ではあるまい?貴様らの仲間で“狩猟民族系坊主男子”に当てはまる者は誰かと聞いている」ギラッ

…コニージャネ?
ムシロソイツシカイナイ…

コニー「……そんな奴いるか?」

7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 21:03:44 ID:PCY3srAE

アルミン「……教官に申し上げます!コニー・スプリンガー訓練生が妥当かと!」バッ

キース「アルミン・アルレルト、なるほど素晴らしく的確な人選だな。ではスプリンガーは今日の訓練をエレン・イェーガーと組むように」

エレン「お…っ…俺ですか!?」

キース「そうだ、恥ずかしがることはないぞ、イェーガー。友達募集掲示板に貼ったであろう?」

キース「本来であれば事前に私がタイプに合う友達候補を選出しておくのだが、今回は急な事だったのでな。このような形になった」

キース「掲示板も久しく使われていなかったが、訓練にも手を抜かない貴様の“友達が欲しい”という熱い思い、立派であると言えよう!」

8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 21:05:18 ID:PCY3srAE

ライナー「あいつ友達が欲しかったのか……」ボソッ

ベルトルト「掲示板って……エレンは自力でどうにかするタイプかと思っていたよ……」ヒソヒソ

クリスタ「でもさ、タイプって言っても狩猟民族系坊主男子って書いたんだよね?それって……」ヒソヒソ

ユミル「ほぼコニーの一本釣りだな……ブフッ!……ヒエッヒエッ」ゲラゲラ

クリスタ「わ、笑っちゃまずいよユミルったら……んふっ」クスクス

コニー「お前俺と友達になりたかったのかよ!そんなこと直接言えよな!?」

エレン「……ちがっ…俺……///」カアアアァ

アルミン(ひ、酷い……これじゃあ公開処刑だ。あのエレンが顔を真っ赤にして震えている……)ワナワナ

14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:03:41 ID:PCY3srAE

キース「おい、貴様……何を笑っている……?」ギラッ

ユミル「コニー指名料とれよ、ヒッヒッ……え?……ハ、ハッ!申し訳ありませんでした!」バッ

キース「貴様は今のこの世の中をどう思っているのだ。厳しい訓練を経て、貴様らは命を懸けて戦う兵士となるためにここにいる、そうではないのか?」

ユミル「その通りであります!」

キース「いつ誰と死に別れるかもしれない、そんな神経をすり減らす生活の中なのだ。自分が思いを寄せる者と友人になりたいと思うイェーガーの何がおかしいっ!?」

ユミル「何もおかしくありません!」

ユミル(コニーに思いを寄せるイェーガー……くっ)プルプル

ユミル(ダメだ自分で考えて自分で笑っちまう!唇を噛んで耐えろ!)プルプル

キース「なぁにをニヤニヤしているんだ貴様ーーっ!!」

ユミル「」

15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:07:36 ID:PCY3srAE

キース「貴様は訓練の前に営庭十周してこい!そしてイェーガーを虚仮にした報いとして、貴様もイェーガーの友達になれ!」

ユミル「」

エレン(罰ゲームみたいに言わないでぇぇ……//)カアアアァ

キース「いいか、今日三人は極力行動を共にするんだ!夕食も無論一緒にとること。もしイェーガーと“ちょっと合わないかも”と思ったら教官室まで報告に来い!」ギラッ

教官「よし、訓練を開始しろ!」フンッ



コニー「エレン、ちょ……やりにくいからもう少しやる気だせよ!?いつもと威勢が全然違うじゃねーか」

エレン「……おう」シュン

ミカサ「エレンの調子がおかしい……エレン」ソワソワ

アルミン(無理もない……あんな恥ずかしい思いは僕だってごめんだ)

マルコ「……」チラッ

ジャン「……くっ」クスクス

ユミル「終わった……わ、笑いながら走っちまって……腹いてぇ……」ゼエゼエ

クリスタ「エレンの事をあんなに笑うからだよ」ムー

17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:14:32 ID:PCY3srAE

──食堂、夕食時

クスクス
ケイジバンダッテ…

エレン「……」ワナワナ

ユミル「……」ワナワナ

コニー「あ、今日のスープは割とうめぇ」ズズッ

エレン「……はぁ、今更恥ずかしがったって仕方ねぇか。コニー、ユミル、巻き込んじまって悪かったな」

ユミル「全くだ、この死に急ぎ友達募集野郎」

エレン「おっかねぇあだ名つけんなよ。集団自殺でもさせる気か?」

コニー「気にすんなよ、友達になりゃいいだけなんだろ?ほれ」スッ

エレン「!そう言ってくれると助かるぜ。改めて言うのも変だが、よろしくな」ギュッ

ユミル「冗談じゃないね、私はクリスタがいれば十分なn……」

コニー「?じゃあ教官に報告に行ってこいよ」ズズッ

ユミル「!」

21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:32:47 ID:PCY3srAE

コニー「確か合わなかったら報告に行けばいいんだよな?」

エレン「ああ、俺だってユミルに無理言うつもりはねーからよ。ダメならダメで報告に行ってくれ」

ユミル「ぐ……報告に行ったらまた罰則くらうかもしれないだろ!?……仕方ねぇ、我慢してやらぁ」スッ

エレン「!おお、ありがとな!」ギュッ

コニー「なんだ、これで丸く収まったんじゃね?ってかお前なんで掲示板使ったんだ?」

エレン「募集したのは俺じゃねぇんだって!俺たちはミカサに女友達作るつもりで貼っただけなんだ」

22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:34:40 ID:PCY3srAE

コニー「ほー。じゃあ誰がエレンの名前を貼ったんだろうなぁ」モグモグ

ユミル「ハッ、大方てめぇと仲の悪いジャン辺りの仕業だろうよ」

ジャン「!」ギクッ

エレン「流石にジャンだってそんな子供地味た真似しないだろ」

ジャン「!」ギクギクッ

25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:36:45 ID:PCY3srAE

エレン「まぁいいよ、結果的には友達が増えただけだし……ユミル、お前ブロッコリー残し過ぎだろ、食えないのか?まともな野菜なんて珍しいのに」

ユミル「チッ……なんで苦手なもんに限って多く盛られんだよ」ブツブツ…

エレン「食ってやろうか?厨房の中の人達に残したのバレたら数日はあからさまに飯の量減るぜ?」

ユミル「お優しいじゃねぇか、友達だから~ってか?……くだらね」ハァ

エレン「友達だからだよ、なんかおかしいか?そりゃ自分で食うに越したことはないけどよ」

ユミル「!……じゃあ食えよこれ全部、おらおら!」

28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:41:07 ID:PCY3srAE

エレン「なんで食えないユミルの方が偉そうなんだよ、バカか」

コニー「ブロッコリーも食えないくせにな、バカめ」

ユミル「うるせーな。104期の三大バカに言われたくないね」

コニー「……あと一人誰だ?」

エレン「サシャだろ」

ユミル「自分が含まれてる事に異論はねぇのかよ、本当にバカだな」クスッ

コニー「うるせーなぁ!もうお前の事ブロッコルって呼ぶぞ?」

ユミル「……ならお前はブロッコニーだな」

コニー「俺の方がしっくりくるとは……お前なかなかやるな」

エレン「お前ら仲いいな」

ユミル「目ん玉腐ってんのかよ」

30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:48:12 ID:PCY3srAE

クリスタ「うー…っ!私も混ぜて!」ストンッ

ユミル「クリスタ~!やっぱり離れて食うのは寂しかったか?ん?」

クリスタ「だって三人ともすごく楽しそうなんだもん!」キラキラ

ユミル「え……クリスタ、そりゃないよ……ないよ、なぁ?」

クリスタ「だってユミルも笑ってたし!普段とは違って自然な笑顔って感じだったよ?」

コニー「そういや笑ってたな」

エレン「笑うのなんて普通だろ?」

31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:49:48 ID:PCY3srAE

クリスタ「二人はわかってない!あのね、ユミルは割と普段からあんまり……」

ユミル「さぁさぁさぁ!クリスタちゃんもう女子寮に帰りましょうね~」ソソクサ

エレン「ユミル、おやすみ。また明日な」

コニー「また明日な~ユミル」ヒラヒラ

ユミル「!……お、おやす、み」フンッ

クリスタ「私にもおやすみって言ってよぉ!もうユミル、引っ張らなくても歩けるってば!」ムー

32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:53:23 ID:PCY3srAE

ミカサ「エレン!食事が終わったのなら一緒に座ってもいい?」ストンッ

アルミン「ふふっ、言いながらもう座ってるじゃない。結局友達になれたの?」ストンッ

エレン「おう、ちょっと恥ずかしかったけどコニーもユミルも友達になったぜ」

コニー「相手が俺で良かったな。他の狩猟民族系坊主男子じゃこう上手くはいかなかったぜ?」

アルミン「そうそういないから結局はコニーだと思うけどね」クスクス

35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 22:57:16 ID:PCY3srAE

エレン「そういやミカサの募集はまだ貼ってあんのかな?剥がされて無きゃいいんだけど」

アルミン「そういえば……近いし寮に帰るついでに寄ってみようか」

ミカサ「だから私には友達なんて……」

エレン「結構楽しいんだからお前も付き合えよ」

ミカサ「付き合う。この世の果てまでも」

エレン「掲示板までだよ、話聞いてたか?」

36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:03:46 ID:PCY3srAE



エレン「お、あったあった。なんだよ、ミカサの紙がちゃんとあるのになんで俺だけ……ってか俺は貼ってもいないのに」

コニー「こんな所にあったのか。知らない奴の方が多そうだな」

アルミン「嫌がらせかなぁ……まぁあんまり実害はないよね、恥ずかしいだけで」

エレン「アルミンはあの恥ずかしさを知らないからそう言えるんだろ……」ズーン…

アルミン「思い出しちゃった!?ごめんごめん、そうだよね。でもまぁ次は教官もミカサの友達を紹介してくれると思うよ」

エレン「なんだっけ。黒髪……の奴な」

アルミン「ほとんど覚えてないんだね」

ミカサ「私ならそらで言える。今日友達が二人増えた人」

エレン「そんな条件いれたか?」

──…

○○ン「ちくしょう……思いの外楽しそうにしやがって!今に見てろよ……」ゴソゴソ

41 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:08:36 ID:PCY3srAE

──翌日

キース「イェーガー、お前の積極性は他の者も見習わなければならないなっ!」

キース「連続で掲示板の利用、嬉しく思うぞ。よっぽど昨日の二人とは馬があったとみえる」

キース「希望にあった“巨人系男子”だが、これは長身の者と見ていいだろう。ベルトルト・フーバー訓練生を候補にあげよう」

キース「では立体起動の訓練にうつれ!イェーガーはフーバーと同じ班で始めるように!」

エレン「……なんでだ」ハァ…

ベルトルト(嫌なのかな……)

42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:09:41 ID:PCY3srAE

エレン「ベルトルト、巻き込んで悪かった。なんか俺嫌がらせされてるみたいで……」

ベルトルト「あの、嫌なら、僕は教官のところに……」

エレン「?嫌な訳ないだろ?あんまり一緒に行動することなかったけどよ、いい機会だし友達になろうぜ、その……お前が良ければ、だけど」

ベルトルト「!僕も嫌じゃないよ。よろしく、エレン」スッ

エレン「おう!」ギュッ

43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:12:14 ID:PCY3srAE



ベルトルト「……」パシュッ ヒュンッ ザンッ

エレン「……」パシュッ ヒュウンッ ザンッ

コニー「だぁーっ!」パシュッ ヒュンッ ヒュンッ ザンッ

エレン(珍しい組み合わせになったけど……こいつらの動きって面白いな)ワクワク

コニー「せぃやーっ!」パシュッ
ザンッ

コニー「うおらぁーっ!」パシュッ

45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:13:17 ID:PCY3srAE



エレン「ベルトルト、お前訓練生の中でも飛び抜けてデカいのにすごい速さで飛ぶんだな」

ベルトルト「……小回りきかない分は高さを保って視野を広くする事で余計な動きをしないようにしているんだ」

エレン「ほー。ベルトルト向きのやり方ってことだな。コニーは逆に縦横無尽って感じだけどガス消費多そうだし」

コニー「俺は手数で勝負だ!」

エレン「あと最中にうるせぇよな」

コニー「なんだと!?お前友達のくせにひでぇこと言うなよ」

エレン「友達だから言うんだろ?うるせぇよ」

コニー「そっか、気をつけるわ」

48 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:16:12 ID:PCY3srAE

ベルトルト「……」クスッ

エレン「何笑ってんだよ。ベルトルトも友達だろ?」

ベルトルト「そうだったね」

エレン「ベルトルトってあれだな。いつもマッチョと一緒にいるときは暗い奴なのかなと思ったけどよ」

ベルトルト「周りからの僕の評価は大体が“影が薄い”だからね」

エレン「ライナーは兄貴肌だから目立つしな。でもベルトルトは暗いってより穏やかだ。こんなに背がデカいのに威圧感もないし……なんか安心するな」

ベルトルト「!……ありがとう。穏やかだなんて初めて言われたよ」

ベルトルト(ライナーとは長い付き合いだからもうこんなお互いの印象なんて話もしないけど……ちょっと新鮮だ)

49 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:18:41 ID:PCY3srAE

コニー「お前の印象は逆さま野郎だけどな」

エレン「それ適性判断の時の見た目だろ?今まで一緒に過ごして印象更新されねぇのかよ」

コニー「……木の下に立つ人間って感じ」

エレン「ベルトルトの横にいるからだろ。直近の見た目で判断すんなって機敏な坊主め」

コニー「人を見た目で判断すんじゃねえ!合ってるけど」

ベルトルト「エレンは反抗的なネコって感じ」

エレン「えー……なんかうまい反論もでないからじゃあそれでいいか」

51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:23:59 ID:PCY3srAE

ライナー「なぁ、俺も話に混ぜてくれよ。何を楽しそうに話してるんだ?」

エレン「お、ベルトルトの友達が来たぞ」

ライナー「エレン、お前俺の名前ちゃんと知ってるのに酷くないか?」

コニー「二人並ぶとやけにしっくりくるな。エレンとアルミンみたいだ」

エレン「ちゃんと熱血系と頭脳派にわかれないとケンカしちゃうぞ」

ベルトルト「僕が頭脳派だよ」

ライナー「!初耳だが……」

エレン「ライナーの脳みそって筋肉にありそうだもんな」

ライナー「……筋肉は全身にあるだろうが。ちょっと怖いぞそれ」

52 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:24:54 ID:PCY3srAE

コニー「骨折したらついでに脳損傷すんのか」ゲラゲラ

エレン「コニー!ライナーは悩んでるんだぞ、笑っちゃダメだ」

コニー「わ、悪かったよ」ショボン

ライナー「いやいや、その設定で押し通すのはやめてくれよ」

ベルトルト「ライナーの弱点はふくらはぎの筋肉」

エレン「狙え!一点集中だ!」

コニー「おう!」ゲシッ

ライナー「ベルトルトはのるな!コニーは蹴るな!エレンさっきコニーに怒ってたのは何だったんだ!?」

ワイワイ…

アニ(……楽しそう)ウロウロ

53 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:31:52 ID:PCY3srAE

──食堂、夕食時

エレン「ベルトルトの印象穏やかって言ったけどさ、対人格闘の時はやっぱり怖いな」

コニー「リーチの長さがとんでもねぇよな」

エレン「上からぶっ潰されそうな感じがな。落ち着いてるからこっちから仕掛けないことには隙も出来ねぇし」

ベルトルト「僕にしたら急に視界から消えるコニーや、気づいたら地面に倒されてるってことがあるエレンは更に怖いけどね」

54 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:32:28 ID:PCY3srAE

エレン「今日コニーは一緒に食わなくてもいいんじゃないか?ユミルはクリスタんとこ戻ってるし」

コニー「いきなり話変えんなよ。いいだろ一緒に食ったって」

エレン「じゃあユミルも呼ぶか。なぜか今日もブロッコリーあるから来るんじゃないか」

ベルトルト「ブロッコリーの色があんまりよくないから使い切ろうとしてるのかもね」

コニー「おーいブロッコル!こっち来いよ」

ユミル「!」

エレン「あ、あの顔は怒ってるわ」

ユミル「てめぇ……本当に呼んでんじゃねぇよ」ガタンッ

55 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:34:47 ID:PCY3srAE

エレン「ユミル、お前はいま可愛いことをしているって自覚あるか?」

ユミル「……あ?」

ベルトルト(なんだろ……怒ってるだけじゃないのかな)

エレン「怒ってるのにちゃんとブロッコリーの入った皿もってきて席についちゃうあたりがすげー可愛い」

ユミル「!……ぐっ」

コニー「エレンの着眼点すげぇ」

56 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/09(日) 23:35:45 ID:PCY3srAE

エレン「食うからよこせよ、可愛いブロッコル」

ユミル「そこは私の名前を入れるところだろうが!」

エレン「そうだな、可愛いユミル」

コニー「可愛いユミル」

ベルトルト「可愛いユミル」

ユミル「ぐぁぁぁあ!」ダンダンッ

クリスタ(地団駄踏むユミル楽しそう……いいな)

ライナー(……ベルトルトが空気を読んでる)

アニ(……)ソワソワ

77 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:11:53 ID:rcK8Q.WA

──翌日

エレン「なぁ、もしかしてミカサの条件が厳しすぎて教官が選べないんじゃないか?」

アルミン「それはあるかも。出身まで限定しちゃったしね」

ミカサ「もう取り下げたらいい。それが一番」

エレン「だってよぉ、俺は自分で募集した訳じゃないからタイプも何もなかったけど、新しい友達って新鮮でなかなかいいもんだぞ?」

78 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:12:43 ID:rcK8Q.WA

ミカサ「それはユミルと仲良くなれて嬉しいということ?」

エレン「なんでユミルだけ?コニーやベルトルトも友達になったんだぞ?」

ミカサ「昨日ユミルの事を可愛い可愛いと言っていた。流石にあれには嫉妬してしまう。アルミンも同じ気持ち」

アルミン「なんで僕まで!?急に巻き込まないでよ……」

エレン「?アルミンは普通にしてても可愛いじゃないか」

アルミン「あ……どうも///」テレ

79 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:13:40 ID:rcK8Q.WA

ミカサ「私もっ!私もっ!」ワクワク

エレン「ミカサはイケメンだよな」

ミカサ「」



キース「エレン・イェーガー…貴様、実は私が企画し実現させたあの友達募集掲示板の救世主なのか……いやわからんな……お前たちには話していなかったはずなのに……」

アルミン(やけに頑張ると思ったらそういう……)

キース「しかし貴様にこんな趣味があるとはな……“嘔吐系男子”探すのに苦労したぞ」

エレン「……ダズ、ですか?」

キース「その通りだ。仲良くなれるといいな!」

ダズ「……」ガタガタ

エレン「ダズ、よろしくな?おい、顔色悪いけど……」

ダズ「オブハオェーー!」オロロン

エレン「うぉぉい!?医務室行くぞ医務室!」

80 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:15:55 ID:rcK8Q.WA



アルミン「今回は流石に友達失敗かな?」

ミカサ「あの老け顔……医務室まで背負っていったエレンの優しさを踏みにじったことは許せない」ギリギリ

アルミン「……背中で更に吐いてたからね」

ユミル「おい」

アルミン「!ユミル、何か用かい?」

ユミル「……アイツはまだ帰って来ねぇのか?」

81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:19:13 ID:rcK8Q.WA

アルミン「アイツってエレンのことかな?まだだよ。背中で吐かれてたからお風呂行かされてると思う」

ユミル「……そうかよ、邪魔したな」スタスタ

ミカサ「……」ギリギリ

アルミン「ミカサ、睨まないの。それに聞かれたのはコニーとベルトルトに続き三人目じゃないか。想像の範囲内だよ」

アルミン(エレンが倒れた訳でもないのになぁ。しかもあのユミルまで。エレン、しっかり友達になってるんだね)シンミリ

82 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:25:05 ID:rcK8Q.WA

エレン「よ!やっと戻れたぜ」

ミカサ「エレン!大丈夫だった?髪についたのはしっかり洗えた?見せて欲しい」

エレン「頭くらいちゃんと洗えるっつーの」

アルミン「とんだ友達募集になっちゃったね」

エレン「……そうでもないぞ」フィッ

アルミン「?なんで目を反らすの?」

エレン「あいつにはあいつのいい所があったって話だ。まぁ後で教えてやるよ」

83 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:30:01 ID:rcK8Q.WA

──食堂、夕食時

ミカサ「老け顔が医務室にいるから久しぶりにエレンと食べられる。これはきっとあの男が生まれてきて良かった唯一のこと」ホクホク

アルミン「ミカサ、言い過ぎだよ……しかも生まれてこなければエレンは吐かれなかったし……ってこれもダメか」

エレン「コニーたちと食うの面白いぜ?アルミンも友達募集してみたらどうだ?」

アルミン「ぼ、僕は最初人見知りしがちだからね、きっと友達になれずに終わっちゃうよ…ははっ」

エレン「あーでもアルミンにすげー仲良い友達が出来たらちょっと寂しいかもな」

アルミン(君が言うか!?こっちはちょっと寂しいなんて感情初日から感じてるよ……)



○ャン「せっかく上手く離れ始めてたのに……ダズの野郎め」ゴソゴソ

84 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/10(月) 07:38:19 ID:rcK8Q.WA

──…

エレン「なんかもういっそ明日は誰が友達に紹介されるのかなーって考えるようになってくるな」

アルミン「こう毎日だと確かにね。見てる方も、さっさと呼ばれて仲良くなった方が楽しそうだって雰囲気すらあるよ」

ユミル「……おい」

エレン「うぉっ……びっくりした。こんな男子寮の近くでどうした?誰かに用事か?」

ユミル「てめぇだ。おい、こいつ一分借りるぞ」

アルミン「あ、うん、じゃあ僕は先に部屋に……」

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進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

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進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

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進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは諫山創の漫画およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

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エレン・クルーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・クルーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。九つの巨人の一つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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アニ・レオンハート(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アニ・レオンハート(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ファルコ・グライス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

キース・シャーディス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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