キャラクターだけ作って飽きる…「RPGツクール」のあるある集。

世にあふれるたくさんの同人ゲームは、現代はRPGツクールシリーズで作られている事がほとんど。たくさんのクリエイターの名作が、無料で遊ぶことが出来る素敵な世の中です。こういったゲームはPC用のRPGツクールで作られていますが、家庭用が発売された際は、「俺も超大作を作るぞ!」と言いながら早々に挫折する人がたくさんいました。そんなRPGツクールあるあるを集めてみました。

1.自動的に始まるイベントが永遠に続く

家庭用のRPGツクールには「スイッチ」という要素がありました。
何かのイベントを始めるきっかけや終わらせたりする、所謂「フラグ立て」に重要な要素なのですが、よく分からないまま始める人も多く、それが悲劇を呼ぶことに…。
例えば、「村に入った瞬間に女の子の悲鳴、主人公が駆け出す」といったイベントをやろうと思うと、スイッチを切るという要素が必要なのですが、それを知らずにゲームを始めると、主人公が永遠に歩き続け、女の子の悲鳴も永遠に響き渡り、リセットせざるを得なくなるのです。

2.キャラクターを設定して飽きる

ゲームを彩る重要な要素、個性豊かなキャラクター。
かっこいい名前や、それぞれにぴったりなステータス振り。
最強キャラクターを作ったり、イベント参戦キャラを作ったり、動物キャラなんかも。
練りに練って完成したら、別の地味な作業に飽きてしまいやる気がなくなってしまうなんてこともザラ。

3.敵が一発で死ぬ

更にRPGに欠かせないのが敵モンスターの存在。
しかし、当時ゲームに嵌っていた全盛期の子供達は、
「このダンジョンに来るまでに主人公達は大体レベル何くらいで、そしたらモンスターはこれ位が丁度よくって…」
なんて計算出来たでしょうか。
結果、とりあえず敵キャラはみんな弱くして、主人公達が最強というぬるすぎるパーティに。

4.BGMに聞きほれる

RPGツクールは音楽がとても良いんです。
このイベントにはこれを流そう、町の音楽はこれにしよう…と選んでいるうちに、「この曲いいな…」「この曲途中から盛り上がるんだ…」と選んでいるうちに、音楽自体に興味が移り…。
気がついたらBGM視聴会になっていることもしばしば。

5.海から始まる

これは初代の話ですが、ゲーム作成の際に「初期位置を決める」という大切な項目が、意外と分かりづらい場所にある為起こりがち。
初期設定を行わないと、始まる場所は海の上。だだっぴろい場所で身動きも取れずに仕方なくリセット。
広いフィールド上のはずなのに、閉鎖間満点。

おわりに

なんだかんだいって、RPGツクールシリーズで一番多いのは「途中で飽きる」では無いでしょうか。
今は本当に素晴らしいツクール作品がたくさんあふれています。
家庭用でもPC用でも、挑戦して挫折したことがある人は、最後まで作りぬき作品として完成させ、なおかつ無償で配布…という事の偉大さが良く分かる筈です。

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