何度見ても面白い!シチュエーションコメディの傑作シリーズ「やっぱり猫が好き」

「やっぱり猫が好き」は、80年代末から90年代の初めにかけてフジテレビ系列で放送されたコメディドラマシリーズです。
当初深夜枠でスタートしましたが、次第に人気が出てスペシャル番組が作られたりもしました。
とにかく面白い!結末がわかっていても、見るとまた笑っちゃう。それくらい面白くて楽しい「やっぱり猫が好き」の世界をしばらく覗いてみて下さい。

「やっぱり猫が好き」とは

「やっぱり猫が好き」には、基本3人の登場人物しかいません。
恩田かや乃・レイ子・きみえの恩田3姉妹が住まいであるマンションの一室で繰り広げる騒動をコミカルに描いたドラマでした。
これに、ドラマの随所で顔を出す飼い猫の「サチコ」(※初代の猫ちゃんの名前)を加えて、毎週いろんな事件が起こります。

『やっぱり猫が好き』(やっぱりねこがすき)は、1988年(昭和63年)10月11日から1991年(平成3年)9月21日まで、フジテレビ系列で放送されていた日本のコメディドラマである。
当初の第1シーズンでは深夜枠での放送だったが、好視聴率を得ていた。人気番組となり、1989年(平成元年)のフジテレビの年末年始キャンペーンには主演を務めた3人が起用されたほか、同年の大晦日には逸見政孝の名前を冠した生放送版、『やっぱり逸見と猫が好き』も放送された。

出典: ja.wikipedia.org

「シチュエーションコメディ」とは、登場するキャラクターたちが置かれた状況で観客を笑わせるジャンルのコメディで、舞台がどこか一箇所に限定されることが多い特徴があります。
「やっぱり猫が好き」は、正にそんな作品。
舞台は姉妹が住むマンションの一室で、スペシャルドラマ以外では、ほとんどここから外に出ることがありませんでした。
原則、一話完結スタイルであるところもシチュエーションコメディと言えます。

登場人物・キャラクターの紹介

恩田かや乃=もたいまさこ

恩田姉妹の長女。しっかりしているんだけれど、時々変なところで頑固だったり抜けてたりするのが可愛いかや乃(カーヤ)を演じていたのは、もたいまさこさんです。
シリアスなものから本作のようなコミカルで軽いものまで、幅広く演じることのできる実力派の女優さんです。

恩田レイ子=室井滋

次女レイ子は、一人暮らしをしているけれど、しょっちゅうかや乃と三女きみえが住むマンションにやってくる。
それもただやってくるだけではなく、来ればだいたい何かしら騒動の種を蒔きにくる「トラブルメーカー」的な人物です。
わがままで自分勝手。だけど何故だか憎めない、そんなキャラを巧みに演じたのは室井滋さんです。
現在は中堅どころの女優さんとして、ジャンルを問わず様々な作品に出演されています。

恩田きみえ=小林聡美

三女きみえは、都内の放送関係の会社で働く若いOL。
チャキチャキしていてお洒落、時々モノマネを披露したりもする、元気な女の子です。
きみえを演じた小林聡美さんは、キュートでありながら頭の回転の速さがうかがえる魅力的な女優さん。
最近では化粧品のCMでよくお姿をお見かけします。

サチコ=猫

前後編に分かれている番組の合間合間で登場する恩田姉妹のペット。
とにかく可愛かったです。

オープニングテーマ曲

オープニングで流れてくるのは、矢野顕子の「DAVID」。
今でもこの曲を聴くと反射的に「猫」を思い出すのですから、いかにこの曲がドラマに馴染んでいたかがわかります。

DAVID/矢野顕子

エンディングテーマ曲は

ちなみに、エンディングテーマは忌野清志郎の「サントワマミー」。
こちらの方も、この曲を聴くとほぼ反射的に「猫」が走り回っているシーンを思い出すくらい馴染みのある曲でした。

サン・トワ・マミー/忌野清志郎

忌野清志郎 サントワマミー

RCサクセションのサントワマミーにのせて色んな映像はっつけました ※忌野清志郎さんのご冥福をお祈りします。

さて、次に肝心なドラマの中身ですが…
特に三谷幸喜氏が脚本を担当した回には、大変面白い作品が多くありました。

ここでは、特に印象に残った作品をいくつか紹介いたします。

まずは傑作エピソードのひとつ、「はまぐりぺぺちゃん」から。

1989年5月2日に放送されました。脚本は三谷幸喜氏、演出は武部真子氏です。

はまぐりペペちゃん(世界ギョウテン動物大賞)

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