前原圭一（ひぐらしのなく頃に）とは【徹底解説・考察まとめ】

「祟騙し編」で沙都子が鉄平に虐待をされていると思っていた圭一たちだったが、沙都子は鉄平を利用し、虐待を受けているという状況を作り出していた。それを知らない圭一たちは沙都子を鉄平から守ろうと、児童相談所や村の住民、警察にも協力してもらっていた。
ある日の晩、沙都子は薬を使って鉄平を眠らせた後、圭一と梨花に電話をかけ、児童相談所の職員が訪れた後、逆上した鉄平が暴力を振るい、大石たちに連行され、自分は自由になったと嘘をついた。沙都子の件が解決し、綿流しの祭りに沙都子もこられる事になり、圭一たちは待ち合わせ場所で沙都子を待つ。その頃、眠りから覚めた鉄平に対し、沙都子は「自分は悲劇のヒロインなのに鉄平がいては都合が悪い」と考え、彼を銃殺した後バットで滅多打ちにした。バットで滅多打ちにしたのは、銃撃した痕跡が見つからないようにするための工作だった。沙都子は鉄平を殺害し終えた後、祭りに参加する。圭一は梨花の奉納演舞を見ていたが、沙都子に圭一が鉄平から救うために奮闘してくれたことを感謝し、渡したいものがあると北条家に招かれる。圭一は北条家にあがり、沙都子から部屋で待つように言われる。圭一は部屋が暗かったため明かりをつけようとしたが、その瞬間後ろから沙都子に鉄バットで殴り倒され、昏倒してしまった。

神楽し編

梨花と沙都子の争いが終息したタイミングで2人の前に現れ、事情はよく分からないが派手にケンカしたらしいと察し、2人を手当しながらレナたちと共に「友情のなんたるか」について諭す。親友とは常に一緒にいるものでもないが、別離してもそれで関係が終わるわけではなく、いつか再び会った時に互いに親友だと思える相手のことなのではないかというその話に、梨花と沙都子は今までとは違う形で友情を育てていくことを考え始める。
その後梨花が聖ルチーア学園に入学するために雛見沢村を離れる際、レナや魅音、沙都子と共に見送りに駅へと向かう。親友である梨花と沙都子に2人切りで別れの時間を過ごしてもらおうと、レナと協力して魅音を確保し、早々に引き上げる。
その後も雛見沢村で平穏に暮らす。レナや魅音とは相変わらず仲が良い様子が描かれている。

前原圭一の関連人物・キャラクター

竜宮レナ（りゅうぐう れな）

献身的な性格で、「かぁいい」ものに目がなく、見つけると手当たり次第自宅に「お持ち帰り」してしまう癖がある。普段の雰囲気は優しい女の子だが、洞察力の鋭さや身体能力の高さで右に出るものはいない。圭一とはクラスメイトであり、同じ学年である。毎朝一緒に学校に通うなど、圭一とは一番仲がよく異性としても好意を寄せており、親身に接している。圭一の母親とも仲が良いことから、料理のお裾分けをしてもらうこともよくある。
レナの父親の交際相手である間宮リナと、鉄平をレナが殺したことを知った圭一は、「この殺人がレナが苦悩の末に選んだものなら、俺はレナの罪を許して協力する」とレナに手を差し伸べたことで、より仲間として絆が深まった。

園崎魅音（そのざき みおん）

御三家筆頭で、雛見沢を支配している園崎家頭首の園崎お魎の孫で次期頭首。圭一の一つ上の学年である。学校ではクラスの委員長、部活では部長を勤めている。
突発的に予期せぬ状況に陥ると軽いパニック状態になり自ら墓穴を掘ってしまうところがある。レナと同じく圭一に好意を抱いている。

北条沙都子（ほうじょう さとこ）

圭一の下級生で、雛見沢随一のトラップの名手。お嬢様口調で話している。生意気な面もあるがまだ幼く、からかわれ泣いてしまうこともある。圭一は年下の沙都子に勉強を教えてあげたりしていた。沙都子に虐待をしていた鉄平を撲殺し、沙都子を守ろうとした。悟史がいなくなってからは、沙都子は圭一のことを本当の兄のように慕うようになり、普段は「圭一さん」と呼ばれているが、「にーにー」と呼ばれることもあった。

古手梨花（ふるで りか）

古手神社の巫女。オヤシロ様である羽入の存在を認識し、意思疎通の出来る唯一の人間である。自分のことを「ボク」と呼び、言葉数は少ないが「み～」「にぱ～☆」などの口癖をもつ。沙都子と同じく、圭一の下級生である。圭一は確定しているはずの運命を、もいとも簡単に変えてしまう能力を持つ特別な人物であり、梨花からとても頼りにされている。
雛見沢村で崇拝されているオヤシロ様である羽入（はにゅう）に、時空を超えて過去に時間を撒き戻す能力を与えられ、昭和58年6月に起こる惨劇を回避するため、死んではループを繰り返している。

園崎詩音（そのざき しおん）

魅音の双子の妹で、外見は瓜二つ。園崎本家とは離れた興宮に住んでおり、魅音とは対照的に女の子らしい口調をしている。詩音はオヤシロ様の祟りは園崎家が関与していると勘違いし、連続殺人事件を起こし、圭一は包丁で刺され殺された。

前原圭一の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「クールになれ」

行動力はあるものの、それにより空回りすることが多く、冷静さを取り戻すためにこの言葉が作中では度々登場する。「クールになれ」という言葉に関してだが、これは圭一が自らに言い聞かせている言葉である。通常クールは英語で書くと「COOL」だが、圭一の場合は彼の頭文字をとって「KOOL」となっている。これはファンが圭一の行動に関してクールとはかけ離れていることから文字って評したということが挙げられる。「クールになれ、前原圭一」や「いつものクールな俺はどうしたんだ？」など自問自答する場面が多く見られる。圭一が焦った時や不安になった時、また恐怖した時に自らを奮い立たせるために言っている言葉であるが、結局クールにはなれていない部分が目立つ。圭一にとっては名台詞と呼んでいいほどよく言葉にしている。