パルプ・フィクション(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

ブッチは、マーセルスとの八百長試合を裏切り、大金を手にし街を離れようとしていた。しかし父の形見の腕時計を取りに自宅へと戻ることを決意する。自宅には既にマーセルスの部下、ヴィンセントが待ち構えていたが、ヴィンセントはマシンガンを置いてトイレに入っていた。ブッチは自宅へと戻るとヴィンセントの存在に気付き、ヴィンセントのマシンガンを手にトイレから出てきたヴィンセントを撃ち殺す。このシーンはタランティーノ監督得意の残虐な殺害シーンである。また、それまで物語の主人公として活躍していた敏腕ギャング、ヴィンセントがトイレに入った隙にあっけなく殺害されてしまうというタランティーノなりのアイロニーをひしひしと感じるシーンである。

人質を誤って殺してしまうヴィンセント

ヴィンセントとジュールズはギャングの一人を人質に乗せ、車を走らせている。ジュールズはギャングから身を引くとヴィンセントに伝えるが、ヴィンセントはそれに反対する。ジュールズの運転する車の揺れから、ヴィンセントは誤って銃を暴発させ人質を殺してしまう。このシーンはタランティーノ特有の残虐さや、人殺しのシーンさえも悪趣味なブラックコメディとして機能させるセンスを感じさせるシーンである。

『パルプ・フィクション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

時系列と異なる編集

本作は、独立する異なる物語の組み合わせによって構成されつつも、それぞれの話が関わりあう、オムニバス形式によって展開される。しかし、それぞれの物語の時系列は時間軸とは異なる順番で編集されている。まず、物語冒頭のコーヒーショップのシーン、それに次ぐ若者ギャング衆からスーツケースを奪い返すシーンは、それぞれ物語終盤のシーンとつながっており、冒頭からクライマックスに近いテンションを展開させることで、映画全体を刺激的なものに変えている。さらにボクサーのブッチが活躍するパートは、ストーリーでいうところの一番最後の時系列になっており、主人公であるヴィンセントがいとも簡単に殺されてしまう等、視聴者を意図的に裏切るような展開を作り出している。

ジミーを演じているのは監督自身

車内で人質を撃ち殺してしまったジュールズとヴィンセントは、友人の家ジミーの家に駆けこむ。ジミーは死体を自宅に持ち込まれ混乱するが、ジュールズ達に絶品のコーヒーをごちそうしたり、パジャマ姿のジュールズ達を馬鹿にしたりなど、ユーモラスな人柄をのぞかせる。このジミーというキャラクターを演じたのは、本作の監督、脚本を務めるクエンティン・タランティーノ本人である。タランティーノ監督は『レザボアドッグス』や『キル・ビル』等、自身の映画にわき役としてたびたび登場することで知られている。また、親友でもあるロバート・ロドリゲス監督の映画にも頻繁に姿を見せ、『デスペラード』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』等で、いずれもコミカルなキャラクターを演じている。

ポップカルチャーへの愛

監督のクエンティン・タランティーノ監督は、アメリカポップカルチャーへの愛が映画随所に現れることで有名な監督である。本作、パルプ・フィクションでもその愛を感じるシーンが多い。ヴィンセントが、ミアとディナーを楽しむシーンでは、1950年代のアメリカカルチャーがフィーチャーされ、マリリン・モンロー、ジェームズ・ディーン風の給仕が登場したり、チャックベリーの「You Never Can Tell」に合わせてダンスを踊ったりする。また、パルプフィクションというタイトル自体が20世紀前半の大衆雑誌、パルプマガジンを参照していたりと、ポップカルチャーはタランティーノ監督の映画に無くてはならない要素となっている。

制作背景

クエンティン・タランティーノ監督作の『レザボア・ドッグス』。

レンタルビデオ店の店員として映画を見まくる日々を送っていたクエンティン・タランティーノ。映画界に関わりを持つため、脚本を書いたり、自主制作の映画を制作をしたりする中で、自ら主演・監督した『レザボア・ドッグス』のプロトタイプがハーヴェイ・カイテルに認められ、カイテルの出演とプロデュースを受けてカンヌ映画祭に出品。「心臓の弱い方は鑑賞を控えるように!」と警告を出される程の残酷描写ながら、脚本の妙、70年代映画のパロディーとオマージュ、DJ的なセンスによる音楽の使用などが映画ファン、関係者の評判を呼び、カルト的ヒットとなる。
公開後の余波は大きく、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で批評家賞を受賞。下積み時代に脚本を書いた『トゥルー・ロマンス』がトニー・スコット監督のもとヒットし、期待が高まる中『パルプ・フィクション』の制作が発表された。
制作は前作に引き続き、ローレンス・ベンダー。タランティーノは監督、脚本、原作、出演に名を連ねる。製作総指揮にはコメディ俳優であるダニー・デヴィートの名前も。出演者たちも「タランティーノ作品であれば」と大物俳優の立候補が相次ぎ、ブルース・ウィリス等のキャスティングが実現。最大の期待値の中で公開を迎えた。

出演俳優のその後

『キル・ビル』で主演を務めたユマ・サーマン。

『サタデー・ナイト・フィーバー』『グリース』で一世を風靡したものの、その後人気が失速していたジョン・トラボルタ。低迷期にあったトラヴォルタは、この映画の出演を契機に完全復活し、『フェノミナン』『フェイス/オフ』 『シン・レッド・ライン』などの話題作に立て続けに出演した。
サミュエ・L・ジャクソンはその後もコンスタントにキャリアを積み重ね、『コーチ・カーター』のような良質な作品の主演や、『アベンジャーズ』 『キングスマン』などのSFやアクション映画の名バイプレイヤーとして活躍。
『パルプ・フィクション』での説教殺人シーンがあまりにも印象的だったためか、本作以降は長ゼリフをフューチャーする映画が多かった。殺人鮫が登場する『ディープ・ブルー』という映画では、長ゼリフを言ってる最中に鮫に食われるという自虐的なシーンを披露している。
ユマ・サーマンは鼻血まで流した本作での演技が評判となり、その後様々な作品に引っ張りだこの人気女優となった。2004年には『キル・ビル』で再びタランティーノ映画のヒロインを演じた。

仮タイトルは「ゴッサム・シティ」だった

正式タイトルが決まる前は「デンジャラス・シティ」または「ゴッサム・シティ」と呼ばれていた。「ゴッサム・シティ」は「バットマン」で登場する、架空の犯罪都市。マフィアが跋扈するこの映画では、タランティーノのイメージの中にバットマンの世界観があったものと思われる。

『ボディーガード牙』へのオマージュシーン

千葉真一主演の『ボディーガード牙』。

ジュールズが聖書の一節を引用しながら殺人を行う印象的なシーン。実際は聖書からの引用ではなく、千葉真一主演の1976年主演作品『ボディーガード牙』がアメリカで公開された際に、アメリカ側で勝手に付け加えた序文から引用したもの。

ミア蘇生シーンの撮影

画面中央で倒れている女性がミア。

yk1689d6
yk1689d6
@yk1689d6

Related Articles関連記事

アンブレイカブル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アンブレイカブル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

Read Article

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グランド・ブダペスト・ホテル』は、ウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズ主演で製作された。ズブロフカ共和国にあるグランド・ブダペスト・ホテルが物語の舞台である。コンシェルジのグスタヴと部下のムスタファを主人公に、常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。本作は1930年代、1960年代、1985年、現在と4つの時間軸で展開されていく。

Read Article

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

Read Article

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

Read Article

ガタカ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガタカ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガタカ』とは1997年にアメリカで製作されたSF映画。 遺伝的優劣によって人生が左右される近未来社会の中で、遺伝的問題を抱えた1人の青年が不屈のチャレンジ精神で人生を切り開き、夢を叶えようとする姿を描いている。遺伝子がすべてと言われる世界の中で、当り前である概念を打ち砕き、不可能を可能としようとする姿に周囲が心動かされていくヒューマンストーリーでもある。現実感のある設定と名言の詰まったセリフの数々は、見る者の心に訴えかけ、今もって語り継がれる作品となっている。

Read Article

キャプテン・マーベル(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キャプテン・マーベル(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

Read Article

レッド・ドラゴン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

レッド・ドラゴン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『レッド・ドラゴン』とは、トマス・ハリスの小説をもとにして2002年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。 監督はブレット・ラトナー、主演をアンソニー・ホプキンスである。人食いハンニバルと呼ばれる精神科医の殺人犯ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に殺されかけた過去を持つ、元FBI捜査官であるウィル・グレアム(エドワード・ノートン)との戦いを描く。見どころは、レクター博士とウィルの頭脳戦と徐々にレッド・ドラゴンと呼ばれる猟奇殺人犯を追い詰めていく所である。

Read Article

シックス・センス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シックス・センス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シックス・センス』とはブルース・ウィルス主演の1999年のミステリー映画。 タイトルを直訳すると第六感。ブルース・ウィリスが演じる小児精神科医が、死者が見えるという第六感を持つ少年と向き合っていく、というストーリーだ。 映画館での上映では、「映画の秘密を話さないでください」のブルース・ウィリスの前置きも話題となり映画は大ヒット。アカデミー賞でも多くの部門にノミネートされた話題作。 監督は『サイン』などのM・ナイト・シャマラン。 第六感を持つ少年を演じたオスメントの名は世界中に知られた。

Read Article

キングスマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングスマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

Read Article

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

Read Article

フェイス/オフ(Face/Off)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

フェイス/オフ(Face/Off)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「男たちの挽歌」などで香港ノワールの一時代を築き、ハリウッドに渡ったジョン・ウー監督による想像を絶するアイディアのアクション大作。1997年製作のアメリカ映画。FBI捜査官アーチャー(ジョン・トラボルタ)は逮捕した凶悪テロリスト、トロイ(ニコラス・ケイジ)の顔を移植。組織壊滅を狙いおとり捜査に乗り出すが、今度はトロイがアーチャーの顔を移植して逃走。お互いの顔を入れ替えた2人の壮絶な戦いが展開する。

Read Article

テルマ&ルイーズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

テルマ&ルイーズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)とは、1991年5月にアメリカで公開されたロードムービーである。平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避劇を繰り広げる。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス作品。

Read Article

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

Read Article

天使にラブ・ソングを…(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天使にラブ・ソングを…(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天使にラブ・ソングを…』とは、1992年にアメリカで上映されたコメディ映画である。リノのラウンジでしがない歌手をしていたデロリス・ヴァン・カルティエは、殺人現場を目撃してしまったことから修道院へと身を潜めることとなった。派手で堕落的な生活を送っていたデロリスは、厳格な生活を送る修道院のシスター達と歌を通して心を通わせていく。コメディ映画でありながら、ハートフル要素も含んだ大ヒット映画だ。全世界で合わせて2億の興行収入を記録し、ゴールデン・グローブ賞では作品賞にノミネートされた。

Read Article

海の上のピアニスト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

海の上のピアニスト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『海の上のピアニスト』とは1998年に製作された、あるピアニストの生涯を描いたイタリア映画である。船の中で生まれ育った、「1900」と名付けられた主人公のピアニストとして活躍、ともに演奏するトランペット吹きの男との友情、とある少女への恋などを巨匠エンニオ・モリコーネの作る音楽に乗せて描く。監督は『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレで、主人公のピアニストをティム・ロスが演じ、プルイット・テイラー・ヴィンスらが共演した。

Read Article

コーチ・カーター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コーチ・カーター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コーチ・カータ』とは、弱小高校バスケ部が、スパルタコーチであるカーターの指導によって成長し、活躍する姿を描いた青春映画。落ちこぼれの集まりであるリッチモンド高校バスケ部に、OBであるケン・カーターが新コーチとして赴任してくる。カーターは、バスケの技術を教えるより先に、まず選手たちと契約を交わす。契約を守らない者は試合に出さないというカーターに対し選手たちは反発するが、徐々にカーターの真意を理解し耳を傾け、相互に信頼しあうようになる。

Read Article

ディープ・ブルー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ディープ・ブルー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

Read Article

ピアノ・レッスン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ピアノ・レッスン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ピアノ・レッスン』とは、1993年にオーストラリアで制作された恋愛映画である。口が利けない女性エイダは、まだ見ぬ夫スチュアートが住むニュージーランドへ娘フローラとピアノと共に渡る。海辺でピアノを弾くエイダに惹かれたスチュアートの友人ベインズは、土地と交換でエイダのピアノを手に入れる。荒々しくも情熱的なベインズに戸惑いながら、ピアノを介してベインズに惹かれていくエイダの燃えるような恋愛が官能的に描かれていく。ホリー・ハンターが主演を務め、ジェーン・カンピオンが監督を務めた。

Read Article

デス・ウィッシュ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デス・ウィッシュ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デス・ウィッシュ』(Death Wish)とは、アメリカ合衆国で製作されたアクション・スリラー映画である。1974年に映画化された『狼よさらば』のリメイク作品。舞台はシカゴ、もはや警察でさえお手上げな無法地帯と化した町でブルース・ウィリス演じる外科医ポール・カージーは何不自由なく暮らしている。が、ある日何者かに襲われ妻を亡くし、娘は昏睡状態となる。家族の復讐を心に誓ったポールは「シカゴの死神」と化して自らの手で悪を成敗していく。監督のアメリカ銃社会への問題提起が伝わる映画である。

Read Article

二ッ星の料理人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

二ッ星の料理人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『二ッ星の料理人』は2015年にアメリカで公開されたヒューマンドラマ映画である。料理の世界を舞台に、孤高の天才料理人・アダムの挫折と成長の軌跡をたどる美食エンターテイメント作品だ。酒とドラッグに溺れ転落したアダムは、再起を目指してロンドンでレストランをオープンさせる。完璧な料理を追い求めようとするアダムは周囲とぶつかり合いながら、完璧なだけでは人の心を動かせないことに気付いていく。天才だが横暴なシェフが、出会った仲間との絆や恋を経験し、人として成長していく姿を描いた心温まるヒューマンドラマだ。

Read Article

【映画紹介】タランティーノの真骨頂!『パルプ・フィクション』の色褪せない名シーン3選

【映画紹介】タランティーノの真骨頂!『パルプ・フィクション』の色褪せない名シーン3選

クエンティン・タランティーノといえば、ずばり『パルプ・フィクション』ですよね!1994年に公開され、気付けば21年も経ってしまいましたが、何回観ても、何年経っても色褪せない面白さ&スタイリッシュさ。賛否両論ある作品ではありますが、改めて本作の魅力を名シーンと共に振り返りたいと思います。

Read Article

唐突なダンスシーンが印象的な映画8選!パルプ・フィクションやナポレオン・ダイナマイト(バス男)といった名作ばかり!

唐突なダンスシーンが印象的な映画8選!パルプ・フィクションやナポレオン・ダイナマイト(バス男)といった名作ばかり!

ここではミュージカル映画ではないのに突然始まるダンスシーンが印象的な映画をまとめた。クエンティン・タランティーノ監督による『パルプ・フィクション』、『バス男』という日本語題が物議をかもした『ナポレオン・ダイナマイト』など、名作ばかりだ。

Read Article

【宮崎駿】世界の名だたる映画監督たちのグッとくる画像まとめ【クエンティン・タランティーノ】

【宮崎駿】世界の名だたる映画監督たちのグッとくる画像まとめ【クエンティン・タランティーノ】

映画監督といえば、その作品の指揮者として制作陣を引っ張っていく重大な使命がありますよね。作品完成時には監督自らが発表に立ち会うことも多く、有名な方もたくさんいらっしゃいます。この記事では、そんな世界に名だたる映画監督たちの画像をまとめました。もちろん、日本勢だって負けちゃいませんよ!

Read Article

カルト映画監督TOP20!スタンリー・キューブリックなどジャンルに縛られない作品を撮る男たちを紹介

カルト映画監督TOP20!スタンリー・キューブリックなどジャンルに縛られない作品を撮る男たちを紹介

「カルト映画監督」と称される、ジャンルに縛られない映画を撮る監督をランキング形式にまとめました。マーティン・スコセッシや、クエンティン・タランティーノ、スタンリー・キューブリックなど、世に衝撃を与える作品を作り続けてきた監督たちを1位から20位まで紹介していきます。

Read Article

スター・ウォーズのあの子も激変!海外映画に出演した子役のビフォーアフター画像まとめ

スター・ウォーズのあの子も激変!海外映画に出演した子役のビフォーアフター画像まとめ

映画を彩るキャスト陣には子役も欠かせません。可愛らしかったり大人顔負けの演技力で見る人を驚かせたりした子役たちのその後が気になる人も多いのではないでしょうか。今回は名作映画に出演した海外子役たちのビフォーアフター比較クイズを作ってみました!主演級の有名どころから脇役まで集めてみました。

Read Article

家族で楽しめるおすすめ映画30選!子供と観れる『天使にラブ・ソングを…』『ナイト ミュージアム』などの良作ばかり!

家族で楽しめるおすすめ映画30選!子供と観れる『天使にラブ・ソングを…』『ナイト ミュージアム』などの良作ばかり!

ここでは数ある映画の中でも、子供を含めた家族みんなで楽しめる30作品についてまとめている。過激な発言や暴力などのシーンがないものに限定し、それぞれの作品のあらすじ・ストーリーの他、動画や画像、続編についての情報も掲載した。 紹介している作品の中には、しがないクラブ歌手が偶然かくまわれた修道院を舞台に巻き起こす騒動を描いた『天使にラブ・ソングを…』や、夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台にした映画『ナイト ミュージアム』などがある。

Read Article

【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。

Read Article

『シックス・センス』の子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの軌跡

『シックス・センス』の子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの軌跡

ここでは映画『シックス・センス』や『A.I』などに出演して大人気になったハーレイ・ジョエル・オスメントを紹介する。『シックス・センス』の頃は子役として大人気だったが、その後は学業に専念してハリウッドの子役にありがちな転落人生にはならなかったようだ。大人になってからも俳優として活動を続けている。

Read Article

【ショーシャンクの空に】一度は必ず観たい!ヒューマン系の名作映画まとめ【海の上のピアニスト】

【ショーシャンクの空に】一度は必ず観たい!ヒューマン系の名作映画まとめ【海の上のピアニスト】

映画には様々なジャンルがありますが、中でも人間ドラマを描いた作品は心の琴線に触れるものが多く、映画史上に残る名作がたくさんあります。この記事では、そんなヒューマン系映画の中から絶対に一度は観たいものをピックアップしてまとめました。誰でも知ってる有名なものばかりを厳選しています。映画にあまり馴染みがないという方にこそ観ていただきたいラインナップ!

Read Article

【ダイ・ハード】華麗なる活躍!ハリポタ俳優たちの若かりし頃の出演映画まとめ【天使にラブ・ソングを…】

【ダイ・ハード】華麗なる活躍!ハリポタ俳優たちの若かりし頃の出演映画まとめ【天使にラブ・ソングを…】

『ハリー・ポッター』シリーズは児童文学ということもあり、映画でも子役たちの活躍が注目されました。しかし、映画を盛り上げたのはこれまで数々の作品に出演してきた大御所たちの存在があったことも忘れてはいけません。この記事では、そんな彼ら/彼女らの出演映画についてまとめました。さすがは大ベテラン、貫禄ありますね!

Read Article

目次 - Contents