ゾイド -ZOIDS-(初代・無印)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゾイド -ZOIDS-』は、タカラトミーの玩具「ゾイド」をモチーフにした、TBS系列で放送されたテレビアニメ。全67話。原作はタカラトミー。辺境の村に住んでいる少年バンは、ある日遺跡の中でカプセルの中に封印された少女フィーネと、オーガノイドのジークと出会う。記憶喪失のフィーネが呟いた「ゾイドイヴ」という言葉を手がかりに、愛機シールドライガーを駆り、世界を巡る冒険がはじまる。ゾイドを全てトゥーンレンダリングによる3DCGで描いており、ゾイドのリアリティや躍動感が魅力。

クルーガー

CV:家弓家正
ヘリック共和国軍大佐。引退していたが、帝国との戦争が激化してきたことで復帰した。バンの父、ダン・フライハイトとは親友。優れた戦略家で、重要拠点の要塞をワザと爆破し、敵の侵攻スピードを落とさせるなど、かなり過激な手段を取ることもある。
帝国との戦争終結後、バンに軍人として訓練をつける。

オコーネル

CV:鈴木琢磨
ヘリック共和国中尉。ロブ・ハーマンの副官的な存在で、情熱的なロブとは反対に現実主義的で几帳面。ゾイドの操縦技術もあり、様々な種類のゾイドも難なく乗りこなす。

ダン・フライハイト

CV:梁田清之
元ヘリック共和国少佐。故人。バンの父であり、優秀なゾイド乗りだった。愛機であるコマンドウルフに「ジーク」と名付けていた。共和国のクルーガー大佐とは親友。
幼く身寄りのないレイヴンを保護していた。後にレイヴンのパートナーとなる黒いオーガノイドを保護しようとしていたが、オーガノイドを狙うプロイツェン率いる帝国の軍隊が現れ交戦する。部下を逃がし帝国軍を撃破するが、命を落としてしまう。その時、当時部下だったレオンに、自分の子供のことを託していた。

ガイロス帝国

レイヴン

CV:斎賀みつき
ガイロス帝国元帥、ギュンター・プロイツェン直属の独立強襲戦闘兵。黒いオーガノイドのシャドーを連れている。性格は残忍で好戦的だが、ゾイド乗りとしての腕は一流であり、帝国の中で最強と言われる。また、バンもレイヴンの腕前を天才と評するほど。
プロイツェンからの任務を受けている最中にバンと遭遇。バンとは、幾度となく戦う宿命のライバルとなる。当初は、赤いセイバータイガーに乗っていたが、バンとシールドライガーに敗れる。その後、プロイツェンからジェノザウラーを与えられ、シールドライガーのゾイドコアを破壊することに成功する。しかし、バンのシールドライガーがブレードライガーに進化し壮絶な死闘の末敗北。敗北のショックで記憶喪失となり、シャドーを従えながら各地を放浪。ゾイドを奪って基地を襲うということを繰り返していた。数年後、ガーディアンフォースとなったバンと対面。バンと対峙したことで記憶を取り戻し、不敵な笑みを浮かべてシャドーと共に飛び去った。ダークカイザーとなったプロイツェンの下で働き、再びジェノザウラーを与えられる。さらに、シャドーが形成したエボリューションコクーンによりジェノブレイカーへと進化、以降はそれを愛機とする。
元は、オーガノイドを研究する両親と一緒に幸せな生活を送っていたが、アンビエントによって両親を殺され、自分も記憶喪失になってしまう。その後、ダン・フライハイトによって保護されるが、オーガノイドを狙うプロイツェンの部隊との戦闘でダンが死亡。プロイツェンを殺そうとするもあしらわれてしまうが、プロイツェンの気まぐれにより生かされ、戦闘訓練を受けさせられる。その後、野生化された黒いオーガノイドをプロイツェンから与えられ、力で服従させる。これまでの経緯により、ゾイドを憎むようになる。その為、自分に服従するシャドーの扱いも酷く、嫌っていた。
プロイツェンのことは過去の出来事により元々嫌っており、ヒルツに関してもデススティンガーの攻撃によりシャドーが死亡してしまったことから、ダークカイザーの元から去る。その後は、ヒルツから見限られたリーゼと行動を共にするようになる。リーゼにより失われた記憶を取り戻すが、孤独に対して臆病になり、いままでずっと一緒にいたシャドーの大切さに気づく。ゾイドイヴで復活しダークカイザーに操られていたシャドーを正気に戻し、蘇ったデスザウラーにバンと共に立ち向かう。最後は、デスザウラーのシールドを破壊し、デスザウラー撃破に貢献する。

シャドー

CV:鈴木琢磨
レイヴンに従う黒いオーガノイド。ジークと比べて頭部に角のようなものがあり、背中にはジェットの代わりに羽根がある。好戦的であり、戦闘力も高い。小型ゾイドなら装甲を貫通させるほどの破壊力を持つ。また、オーガノイドとしての性能も高く、並のオーガノイドなら1分しか保たないジェノブレイカーの制御を、3分間保たせることができる。
共和国軍によってカプセルが発見され封印を解かれるも、その場から逃走し野生化。その後プロイツェンの部下に捕獲され、レイヴンの元へ連れられる。はじめは反発していたが、レイヴンに力によって屈服させられる。以降レイヴンと行動を共にする。レイヴンからの扱いは酷く冷遇されていたが、それでも彼に付き従った。それはレイヴンがバンに敗れて記憶を失ってからも変わらなかった。レイヴンが記憶を取り戻し、ジェノザウラーを与えられてバンと再び対峙した時、シャドーの独断で戦線を離脱。エボリューション・コクーンを形成し、ジェノザウラーをジェノブレイカーへと進化させる。しかし、ジェノブレイカーの制御の負荷に耐えられずに衰弱していき、デススティンガーの攻撃で死亡してしまう。石化する直前、ゾイドイヴの力でレアヘルツの谷へ送られ、ゾイドイヴの力で復活する。ダークカイザーに洗脳されレイヴンに攻撃を加えるが、レイヴンによって洗脳を解かれ、再びレイヴンに付き従う。

カール・リヒテン・シュバルツ

CV:上田祐司(うえだゆうじ)
ガイロス帝国少佐。将校としての力量は高く、部下からの信頼も篤い。帝国皇帝への忠誠心が高いが、あくまでそれは皇帝に対してのものであり、元帥として権力を振り回すプロイツェンに対しては快く思っていない。ガーディアンフォース編で登場するトーマは弟。
バンとの出会いは、レッドリバーでの戦いである。その時はお互いの顔を見てはいないが、共和国との戦闘を望んでいなかったシュバルツは、バンが帝国につながる橋を落とし、援軍を迎えられずに撤退するしかない状況を作ってくれたことに感謝していた。物語の中盤、プロイツェンが帝国皇帝を名乗りデスザウラーを復活させた時は、共和国軍と合同でデスザウラーに挑む。その後は、共和国のロブ・ハーマンと盟友になる。
ガーディアンフォースにも積極的に協力し、ウルトラザウルスではグラヴィティカノンの射撃管制を担当する。

ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世

CV:鶴野恭子
皇帝の孫で、第1部では皇太子でありまだ10才だった。幼いながらも正義感が強かったが、世間知らずな一面もある。
プロイツェンの謀略により暗殺されそうになるが、盗賊団のロッソとヴィオーラに先に誘拐される。最初は警戒していたが、暗殺されそうになったところを助けられてからは認識を改める。ロッソたちがバンに倒されてからはバンたちと行動を共にし、プロイツェンと戦った。戦いの後、帝国皇帝となり共和国との融和に力を注ぐ。ガーディアンフォース設立後もバンたちの力になるように最大限のバックアップをしていく。
バンたちとの交流も続けており、バンからはゾイドの乗り方の手解きを受ける。短期間で腕を上げ、セイバータイガーをなんなく操作できるまでに成長する。また、帝国で開催されるレースに正体を隠して出場し、優勝したことも。

ホマレフ

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