天地創造デザイン部(天デ部)のネタバレ解説・考察まとめ

『天地創造デザイン部(天デ部)』とは2017年より、蛇蔵、鈴木ツタ(共同原作)、たら子(作画)が『月刊モーニングtwo』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。万能の神様がいる世界を舞台に、神様から動物のデザインを依頼される天地創造社の個性豊かなメンバーの奮闘を描く。動物の完成する過程を描いたファンタジーコメディで、幅広い世代から支持されている。原作コミックスは累計発行部数30万部を超える大ヒット作品である。

『天地創造デザイン部』の概要

『天地創造デザイン部(天デ部)』とは2017年より板蛇蔵、鈴木ツタ(共同原作)、たら子(作画)が『月刊モーニングtwo』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。監修は、東京工業大学講師の多久和理実。ネタ担当の蛇蔵氏が厳選した面白い動物の生態がユニークに描かれ、各話の最後に実在する動物を紹介する「本当にいる生きもの図鑑」のコーナーもある。2021年1月から3月にかけてAT-Xほかでアニメが放映されたのがきっかけで幅広い世代のファンから支持されている。原作漫画1巻は、発売即重版した。
舞台は万能の神様がいる世界。神様は生き物の創造が面倒になり、下請けである「天地創造社」のデザイナーたちに依頼することに。神様からの無理難題を受け、苦労しながらデザインを考えるデザイナー、デザインした動物が生きていけるか検証するエンジニアたち。神様との連絡係である新米サラリーマン天使の下田が、デザイン部のデザイナーやエンジニアと共に動物の完成する過程を勉強していくファンタジーコメディ。動物のユニークな生態が学べる作品でもある。

『天地創造デザイン部』のあらすじ・ストーリー

キリンの誕生

張り切る下田

天地創造をした神様は生き物を作ることが面倒になった。そこで生物を作る下請け「天地創造社」にクライアントとして無茶なオーダーをしていた。新米天使の下田は神様との連絡役として、「天地創造社」のデザイン部に配属されることに。下田は配属早々、神様から「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」というオーダーを受けたデザイナーが悩む姿を目撃する。かつて馬をデザインした実績のあるデザイン部室長の土屋が提案したペガサスは、身体の重さに対して筋肉量が足りないということで却下に。続いてデザイン部の水島が、植物のような見た目をした自由自在に伸び縮みするピンポンツリーという生き物を提案。しかし、重力に耐えられないとして不採用になる。最後に海原の考えたクビナガジカは当初シカの首を伸ばしただけのデザインだったため、脳貧血で倒れてしまう。しかしウシをデザインしたことがあるデザイン部の木村がクビナガジカの体内にバクテリアを住まわせて脳貧血を起こさないようにすることを提案。クビナガジカのデザインは採用され、キリンとして下界で暮らすことになった。同時に水島のデザインしたピンポンツリースポンジも「ユニークだ」と採用になった。

ヘビクイワシ現る

蛇をプレゼンするデザイン部の水島(右)とドン引きする他のデザイン部のメンバー

土屋を尊敬している水島は、かつて革新的なデザインの蛇を生み出したことに自信を持っていた。しかし同じくデザイン部のメンバーで多くの鳥のデザインを担当している金森は、蛇が鳥を捕食することにいら立ちを感じていた。金森は鳥類をアップデートすることで、蛇に対抗しようと計画。トリの巣に着目してハタオリドリの巣を宙吊り状態にさせ、蛇の脅威から卵を守ることに成功する。しかしそれでも蛇が巣を襲い続けた結果ハタオリドリの派生種シャカイハタオリの巣の見た目がダンジョンのような姿になったことに、美に厳しい金森はショックを受ける。そこで金森は蛇と戦う強さと美しさを持ったヘビクイワシを考案し、採用される。また金森にアドバイスをしていたデザイン部の木村は、卵が蛇に食べられそうになるとオタマジャクシが危険を察知して卵の殻を破り、逃げ出すことができるアカメアマガエルを考案し、採用となった。

採用ラッシュ

グリプトドン(右)に驚く下田(左)と海原(中央)

「とにかくちまちま食べる動物」という依頼を受けていたデザイン部の海原。美味しい生き物を造ることが生きがいの木村と下田と共に、デザインした動物が上手く生きていくか実験するガラパゴス島に行くことに。海原はアリを食べる顔の細長い生き物のデザインを考えていたが、木村からその動物は「不飽和脂肪酸が多く美味しいので肉食動物から狙われる」と指摘される。そこで防御力を上げようとしてかつて絶滅したグリプトドンを参考に甲羅を付けることにする。下田は神様からの通信である天啓を受け、甲羅を付けていない元々の動物はアリクイ、甲羅を付けた動物はアルマジロとして採用されることになった。

かわいい生き物

ヤドクガエルを持つデザイン部の冥土

新米天使の下田は、先輩天使の上田と共に大きなトンボを小さくしようと奮闘している虫部のメンバーと出会う。虫部のメンバーと話しているところに、毒を持っているヤドクガエルを触ってしまったという金森が登場する。ヤドクガエルをデザインしたデザイン部の冥土も現れ、金森が触ったヤドクガエルは生まれたばかりで毒がないと説明し、一行は安堵する。下田は神様から「かわいくて、かわいくない生き物」というオーダーを受け冥土が担当することに。冥土の考えるかわいいはグロテスクなものが多く、心配する下田ら。最初に冥土が思いついたのは、動物の脳に寄生して水場で溺死させ、脳から侵食していくという動物。この動物は虫部の協力もあり、縮小されハリガネムシとして採用された。さらに冥土は、毒しか食べない、子供は親の腹部の袋に入って親の糞を食べる、雄の生殖器は二股、声はデスボイスのように低い動物を考案。冥土は外見はかわいくしなかったとさらに発言したため、恐れおののくデザイン部。しかし冥土のデザインが「かわいくて、かわいくない生き物」として採用され、その名はコアラと名付けられた。

角を付けたい

ユニコーンを開発したい土屋(右)と見守る下田(下)

「かっこいい武器を持つ生き物」というオーダーを受けたデザイン部。馬にこだわりを持つ土屋は、角を付けた馬を提案。しかし、角にカルシウムを奪われて骨粗鬆症になってしまう。「角を空洞にしたとしても栄養失調になる」とエンジニアの火口から言われるも諦めきれない土屋は、馬の脳を小さくすることで栄養失調を防ごうと提案。しかし脳を小さくしたことで処理能力が落ちた馬は、角を壁に突き刺しても歩き続けようとする始末。悩んだ一行は、角に神経を通して感覚を感じさせ、弾力もつけて折れにくくした馬をガラパゴスで試すことに。見た目は美しいが、お互いぶつかり合ったことで決闘が開始、全滅してしまう。折れた角をみた海原が連れていた試作品のイッカクに付けて、採用された。

イカとイルカの戦い

海洋生物を持つ冥土

神様がイルカのデザインを気に入り、たくさんのイルカやクジラが採用される。ガラパゴスで採用フィーバーに沸いていたデザイン部のメンバーだったが、冥土は自分がデザインしたイカを海原の作ったイルカが食べることに不満を抱いていた。冥土と海原はそれぞれイカとイルカをアップデート。イカは巨大化して煙幕が吐けるようになって、イルカも巨大化して超音波ビームで周囲を探知できるようになった。最終的にダイオウイカとマッコウクジラとしてどちらも採用される。

飛ぶ蛇

龍のデザインを勝手に下田に見せられて怒る水島(右)、怒られても平気な木村(左)、金森(中央)、下田(左から2番目)

下田は、木村と金森から水島が初期に作った龍のデザインを見せてもらっていた。自分の初期作品を勝手に見られて怒る水島。金森と木村は「翼がないのに飛ぶ」という神様からのオーダーの参考にしようとしていたのだった。木村と金森は、ニワトリの尾からしっぽのように龍が出ている動物を考える。龍の部分にはオナラが溜まっていて、その力で浮く仕組みだった。しかし雲の下で試作していたこともあり、静電気が発生。試作していた動物は爆発してしまう。見かねた水島は、肋骨を広げて平べったくして飛ぶ蛇のアイディアを提案。トビヘビとして採用された。

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