あのこは貴族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『あのこは貴族』とは、山内マリコの小説『あのこは貴族』を原作としたヒューマンドラマ映画である。2021年2月に公開され、「富裕層」と「庶民」の鮮やかな対比が観客からの高い支持を得る。お嬢さん育ちの華子は婚活の末に理想の男性と結婚するが、嫁ぎ先からの重圧に悩む。大学進学を機に上京したが学費が続かず中退後、就職した美紀。「他力」を享受する特権階級と「自力」が前提の一般人を隔てる見えない壁。交わらないはずの「階層」を飛び超えた2人に見えてきた新しい自分。監督は、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子。

『あのこは貴族』の概要

『あのこは貴族』とは、山内マリコの小説『あのこは貴族』を原作としたヒューマンドラマ映画である。30歳前後の2人の女性をヒロインに据え、彼女たちの視点で現代を切り取った作品となっている。1人目は、30歳が視野に入りだし、結婚に焦る良家の娘・華子。彼女は、女性にとって「結婚=幸せ」という、いまや風化したような概念を持ち、理想の結婚相手が現れるのを待ち続ける受け身な女性。そんな華子がまさかの婚約破棄に見舞われ、慣れない婚活にのめり込み奔走する過程で遭遇する試練に立ち向かい、謎と驚きに満ちた異次元の世界へと足を踏み出していく。そして、「本当の自分」とは何なのかという根本的な疑問に突き当たる。

もう1人のヒロインは、富山から慶應義塾大学への進学を果たす。憧れの東京生活を始めてまもなく、父親の失業という予期せぬ失速で、自分で学費を稼ぐはめに陥ってしまう。夜の仕事に活路を見出すも、学費滞納で中退せざるを得なかった過去を引きずる、美紀という32歳の自立した女性。そして、この2人を彩る親しい友人2人が、それぞれに彼女たちを支える重要な役目を担っている。

華子を演じるのは門脇麦。ドラマや映画などで10年以上のキャリアを誇る日本の若手女優である。2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で演じた駒は、このドラマの牽引役として重責を担っていた。本作の脚本も担当した岨手監督は、脚本執筆の段階から彼女を華子役として念頭におき、作品成功の鍵を握る俳優として大きな期待をかけていた。

華子の対極に位置づけられる美紀にはモデル・女優・デザイナーとして活躍する水原希子が選ばれた。彼女の持つ独特な存在感で、強い意志で大都会を生き抜く美紀を瑞々しく演じている。また、華子と美紀の貴重な友人役としての石橋静河、山下リオが、物語に深みと温かさを与える。

そして、華子と美紀に多大な影響を及ぼす青木幸一郎には高良健吾が扮し、2人の女性との微妙な距離感を計りにかける冷徹な青年の悲哀を等身大で表現し、役柄に真実味を与えた。

東京の松濤(しょうとう)という高級住宅街の開業医の名家に生まれ育った華子は、名門私立女子校に小学校から大学まで通い、付き合いがある友人たちも富裕層である。自分と同じ階級の人たちに囲まれ、なんの疑問も抱かず上流社会でのんびり生きてきた。そんな華子が、結婚目前に恋人に振られることで人生初の挫折を味わうことになり、運命の歯車が意外な方向へと回り出す。

そんな華子とは対照的に、地方出身の美紀は、キャバクラ時代の客に紹介されたIT企業で働くキャリアウーマンとなっている。自力で都会を生き抜いてきたサバイバーともいえる逞しさを身につけているが、心の片隅では将来への不安に怯える、どこにでもいる若い女性だ。
この2人がある男性を介して出会ってしまう。幸一郎というその男性とは、華子にとっては「婚約者」であり、美紀にとっては、大学の元級友で腐れ縁の「都合の良い交際相手」だ。お互いに適齢期という人生の方向転換を迫られるなかで、未知の世界への扉を開ける存在になろうとは思わなかったはずの華子と美紀。

今回小説の映画化という難題に取り組んだ岨手監督は、もともと山内マリコ作品のファンで、『あのこは貴族』が雑誌に連載中から映画化を希望していた。監督自身が地方出身者で、東京でキャリアを積んできた。その経験から、この小説のように「地元・東京出身者」対「地方出身者」という構図に興味を持つ。そして、自分と同じ立場の美紀に特に惹かれたという。本作は、東京の富裕層を代表するような華子や幸一郎と、都会に飲み込まれそうになりながらも自分を保ち続ける美紀を絡めることで、岨手監督の手腕を際立たせた。

一見、何不自由なく暮らしているように見える華子と幸一郎も、所詮は「籠の中の鳥」だった。先祖や親の敷いたレールの上をただ走らされているだけの「操り人形」である2人が、「家」という避けようのない宿命を負わされていることが露わになるにつれて、華子と幸一郎と観客との一体感が醸成されていく。

幸一郎は美紀と一緒の時は自分をさらけ出せるし、素のままでいられることを知っている。それでも結婚相手となると、両家の「格」と「釣り合い」が絶対条件となることも十分承知しているからこそ美紀ではなく、華子を選んだのだ。華子と美紀、幸一郎の苦悩を追体験することで、社会のなかで自分の居場所を見つけられずにいるかもしれない人たちの存在に、意識を向けさせてくれるのが本作の意義深いところなのかもしれない。

『あのこは貴族』のあらすじ・ストーリー

華子・婚活に向けて始動する

ホテルに向かうタクシーの中で、もの想いに沈む華子。

2016年元旦。榛原華子。26歳
夜の東京都内を走るタクシーの中。「今どこ?みんな待ってるよ」と榛原(はいばら)華子の姉・岡上香津子からLINEが入る。元旦の今日は、いつものホテルで榛原家恒例の食事会が催されることになっているのだ。華子の祖母、華子の父・宗郎、華子の母・京子、香津子、香津子の夫の岡上真、その1人息子の晃太、華子の下の姉の榛原麻友子の7人がすでに食卓につき華子の到着を待っている。都会の年末年始の光景は寂しさが漂う。それが大都会の東京ともなればなおさらである。タクシーの運転手からも「この時期は街もスカスカ状態です」と苦笑が漏れる。それを耳にしても、後部座席に座る華子には心を動かされた様子はない。移動手段はタクシーを使う習慣がある華子にとって、車内でただ1人の同乗者である運転手の存在は、見えない壁に隔てられたシルエットでしかないのだろう。今日のように街が静まり返っていたとしても、今の華子には風景など見えていない。このタクシーに乗る直前に起きた、ある出来事が華子をこのうえなく憂鬱な気分にさせていたからだ。

元旦恒例の食事会。華子を待つ榛原家一同。次女麻友子(左端)、長女香津子の息子・晃太(左から2番目)、母・京子(左から3番目)、父・宗郎(左から4番目)、祖母(中央)、香津子(右から2番目)、香津子の夫・真(右端)

ホテルに着いてタクシーを降り、家族が待つ部屋に向かう華子。そこでは、家族ならではの遠慮ない会話が繰り広げられていた。華子の母・榛原京子が「ロビーを通ったけど、お正月の晴れ着を着る人もいなくなったわね」と言う。華子の祖母が近頃は毛皮を着る人がいなくなったとこぼすと、毛皮に対する世間の風当たりが強くなったからだという意見が出たところで、華子が室内に入ってきて祖母のとなりに座る。給仕係が退室し、香津子から「婚約者の方は?」と聞かれた華子は「ここに来る前に別れたの」と言い訳した。実は今日の会食に婚約者を連れてくる予定だったのだが、直前になって別れを切り出されていたのである。それは華子にとっても突然のことで動転したが、相手は華子の家族に会うという行為が結婚を決定づける不安要素だと判断したようだ。つまり、華子と結婚する気はなくなったという意志表示である。

遅れて席についた華子は、お見合い相手に振られたことを明かす。

華子は整形外科の開業医の娘として都内で生まれ育ち、これまで恵まれた環境の中で生きてきた純粋なお嬢さん育ち。都内有数の女子校出身ということもあり、女だけの世界しか知らず、それ以外の環境や人間関係からも遠く隔たった生活をしてきた。自分の身の回りにいる同じ階級の人たちとの交流が全世界というなかで抵抗なく生きてきた華子は、婚約が破談になった理由を推し量る。
これまでいくつか恋愛の経験らしきものはあったが、婚約にこぎつけたのは今回が初めてだ。このまますんなり結婚まで持ち込めると思い込んでいた華子は、婚約相手の「時期が悪い」「もっといい男と出会える」などという逃げの言葉を聞き、いかに自分が魅力の乏しい女性であるかを思い知らされた。華子が住む居心地のいい世界では、周りに合わせて微笑むとか、相槌をうつなどしていればそれでスムーズに回ってきた。ましてや、声高に自己主張などする必要もない。それが自分の立ち位置だと信じ、周囲からもそう期待されていた華子には、幸せすら誰かが運んでくるのを待っていればいいのだと考える習慣が確立されていたのである。

華子の結婚がダメになったことで、家族はここぞとばかりにお見合いを勧めてきた。病院の跡継ぎをどうしても生んで欲しいという両親と姉2人の願いもそこにはあった。長姉の香津子の夫は商社マンで、すぐ上の姉の麻友子は離婚経験者で子どもはおらず、現在は美容皮膚科医として独立している。当てにできるのは華子だけなので、跡継ぎの話となると華子に回ってくるのだ。
「結婚=幸せ」という固定観念を疑いもなく受け入れていた華子にとって、結婚しないという選択肢はあり得ない。京子から「あなたもう27歳でしょ?」と言われ、宗郎が勧めるアメリカから帰ってきたばかりの若い医者とのお見合いを受け入れてしまう。会食が終わると、これまた恒例の家族の集合写真撮影が行われ、ついでに華子ひとりの写真も撮ってもらう。これが華子の「見合い写真」となるのだ。

女子校時代からの友人たちとお茶を楽しむ華子(左)と親友の逸子(右)

高級なホテルのラウンジでお茶をしている4人の女性。華子と同じ私立校の同級生である。そのうちの1人は相良逸子という華子の良き理解者だ。ここでは、華子の婚約者が華子の親族との顔合わせの直前に逃げ出したことが話題になり、華子への同情で盛り上がる。そして、お互いの近況を知らせ合っていると、もう1人の同級生が到着する。華子と逸子以外は家庭に収まり、そのうちの2人は子育ての真っ最中だった。逸子はバイオリニストとしてドイツで活動しており、日本での今夏のコンサートの打ち合わせが終わり次第、ドイツに帰国する予定だ。
お茶会の帰りに華子と一緒に歩いていた逸子が、結婚問題について持論を展開している。「焦ることないよ。みんな落下傘部隊みたいに次々と焦っちゃって。ちょっと早すぎない?まだ20代だよ?」と不満げに言うと、「でもわたしたち、そうやって躾けられてきたでしょ?」と素直に答える華子である。

宗郎から紹介されたアメリカ帰りの若い整形外科医(右)に、いきなりスマホのカメラを向けられ、ひるむ華子(左)

華子のお見合いの日がやってきた。宗郎の知り合いの教授が同席してお見合いが始まった。教授が早々に引き上げた後、2人で庭園を歩いているが、会話が弾まず重苦しい雰囲気になる。すると、前方にいたカップルをいきなり撮影しだした見合い相手が、今度は華子に無言でスマホを向けてきた。その振る舞いに恐れをなした華子が、彼と交際に至らなかったのは言うまでもない。

麻友子から紹介された身勝手な見合い相手(右)と、会話に詰まる華子(左)。

その顛末を聞かされた麻友子は、自分の知り合いの男性とのお見合いをセッティングしてくれた。麻友子は「だから言ったでしょう?ある程度遊んで落ち着きたいってエリートが一番だって。女性に変なファンタジーを抱いていないから」と世慣れたことを言う。今日会う相手は、仕事ができるから、ハイスペックでお薦めだという。
麻友子についてお見合いのクラブへ行くと、妙にスレた男性が待っていた。麻友子とは飲み友達らしいが、最近まで海外勤務をしていたとの事だった。麻友子とゴルフの話で意気投合して、華子そっちのけである。スマホの着信が鳴った麻友子が席を外した。ようやく華子と男性の会話が始まるが、相手は華子には興味を持てないようで、そばを通る女性に目をやるなど落ち着きがなかった。

隣の部屋でお茶を用意している華子(左)と、今来たばかりの真(右)。

お盆には華子が住んでいる松濤の家に家族が集まり、仕出しのうな重を食べる習慣があった。榛原家の女性全員が着物姿である。話題が華子が麻友子の紹介でしたお見合いに集中したため、いたたまれなくなった華子は、不愛想に「ご馳走さま」といって先に席を立ってしまう。隣室でお茶を入れていると義兄の真がやってきた。真が紙袋からぼたもちを2箱取り出す。華子はジャムのビンに指を入れて舐めている。あまり行儀のよいやり方とは言えないが、素朴な華子の姿が現れていて可愛くもある。
隣の部屋から聞こえてきた、京子、香津子、麻友子がしている華子の見合い話を遮るように真が引き戸を閉め、2人だけの空間が生まれた。「大丈夫だよ。まだ出会えていないだけで華子ちゃんにぴったりの人いるから」と華子の気を引き立てようとしてくれる。華子は物憂げに「出会えないならいないと同じだよ。ぴったりの人ってたぶん一番の高望みなんだと思う」と諦観を滲ませる。
そこへ香津子が入ってきて真に「ぼたもち買えた?」と聞く。香津子は自分の希望した「青じそなし」でなかったことに失望する。そして、華子にお茶をもってくるように言いつけて、京子と麻友子が待つ部屋に戻っていった。

行きつけのネイルサロンのネイリストに連れられて行ったお見合いの席で、袖口にソースをつけてしまった華子。

お見合い当日、路地を歩く華子はイタリアンらしき店の前で、紹介してくれたネイリストに電話すると、向かいの居酒屋から華子を手招きしてきた。店内に入ると華子が想像もしていなかった光景が目に飛び込んで来る。物珍しそうに周囲に目をやりながら華子が店の奥に歩いて行くと、関西弁まるだしのカジュアルな格好の男性が先に食事をしていた。華子を見るなり「めちゃくちゃ可愛いやん」と驚きの声を上げる。華子が恐縮しているとさらに「ヤバ!すごいな。えぐいな」とテンションが上がっていく。男性が華子に何を飲むかを聞いてくれた。華子がメニューを取った際に、蓋が開いていたソースで華子の袖口が汚れてしまう。
男性「「すいません。おしぼりもろていいですか?」
ネイリスト「あんたのせいやしな」
男性「なんで俺のせいやねん!」
ネイリスト「なんでソースの蓋、開けっ放しなん?」
男性「蓋がアホになってんねん!これ~」
という、ネイリストと男性の掛け合い漫才のような騒々しさに怯む華子。思わず、「お化粧室に行ってきます」と言い残し、慌てて席を立つ。店の奥にある掃除の行き届かないトイレに駆け込んだ華子は裏口から逃げ出し、タクシーをつかまえ飛び乗った。

真(左)が紹介してくれた相手とのお見合いに出かける華子(右)と、華子のスカートの糸くずを取ってくれる香津子(中央)。

松濤の榛原家。雨がしとしと降っている。椅子に腰かけ刺繍をしている華子に香津子が声をかけに来る。真も一緒だ。今日は真が紹介してくれた弁護士とのお見合いの日なのに、華子は香津子に「その恰好で行くの?」とまだ普段着でいることを指摘される。「おかしいかな?」と華子は答える。真が「おれの知り合いだし、固くならなくてもいいんじゃない?」と華子を気づかうと、華子も「気合の入った格好ってねえ?」と言う。真はさらに「場慣れしてない感じがするもんねえ」と華子に助け舟をだすが、香津子にしてみれば納得がいかないようだ。「お見合いでベテラン感出してどうすんのよ」と引かない。と、玄関のチャイムが鳴り、タクシーが到着したことを知らせる。香津子はせめてもの慰めにと、華子の赤いスカートにコロコロをかけて、刺繍をしていた時に付いた糸くずを取ってくれた。華子は「大丈夫。もういい、いい」とうるさそうに言いながら出かけて行った。

華子・ついに理想の結婚相手と出会う

華子(右)は名家出身の青木幸一郎(左)とお見合いする。

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