掃除屋K(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『掃除屋K』とは、シン・ジヌとホン・スンシクの二人によって、2018年3月から公開された、裏社会・アングラがテーマの縦スクロールのWEBマンガ作品。作品の舞台は韓国であり、登場人物も韓国人がメインである。主人公は主に隠密、暗殺任務を行っている、国家情報院の諜報員、キム・ジン。娘のスヒが性的暴行を受け、自らの命を絶ってしまう。絶望したジンは、加害者たちへの復讐を始める。アクション映画のような戦闘シーンや多勢にたった一人で戦いを挑むジンの姿が魅力の作品。

突入してくる特殊部隊の攻撃をかわしながら迎撃し、ジンは次から次へと倒していく。待機していたジニョンもついに別荘へ突入する。ジニョンが部屋の入口までくると、ジンは手榴弾を投げ込んだ。ジニョンは咄嗟に仲間の国家情報院を盾にして身を守る。

ジニョンは扉の裏から閃光弾を投げ奇襲をかけると、ジンに接近しナイフで首元を狙った。ジンは咄嗟に攻撃を防ぎ、二人のナイフでの戦いが始まる。しかし、格闘術ではジンの方が勝っていた。ジンはジニョンの命乞いには耳を貸さず、ジニョンの喉元へナイフを突き立てるのだった。

外で待機していたヨン会長はジニョンからの連絡がないため、ジンに殺されたと判断し車に向かう。正面玄関からジンが現れ、ヨン会長は急いで車を発進させるが、走り出した車の屋根にジンは飛び乗ってきた。カーブでヨン会長に振り落とされたジンは、山の斜面を走り降り、先回りする。正面からヨン会長の車が来ると、タイヤを狙って発砲した。

横転した車の中で、ヨン会長は孫に逃げるように伝えるが、ジンは走り出したヨン会長の孫の頭を撃ち抜いた。命乞いをするヨン会長に、ジンは母と娘を返してくれと言い、ヨン会長の頭と体に何発も弾を撃ち込むのだった。
復讐をすべて遂げたジンは、「復讐が終わったら晴れやかになると思ったのに...この空しい気持ちは何だろう」と涙を流した。

その頃、セフン院長は車の中でニュースを見ていた。ニュースではセフン院長を拘束することは難しいと報じていた。セフン院長は笑みを浮かべ、手元にあった缶ジュースに気づき、封を開ける。

ドンウクは、セフン院長の車の方へ近づいていき、寝ていることを確認し車のドアを開ける。セフン院長の車に缶ジュース型の睡眠ガスを仕込んでいたのだ。ドンウクはセフン院長の胸元に偽の遺書を仕込み、練炭を燃やして自殺に見せかけセフン院長を殺害した。

ジンは駅で新聞を読んでいた。ふと横を見ると、スヒと同年代くらいの女子高生たちが歩いている。ジンはスヒのことを思い出すのだった。

『掃除屋K』の登場人物・キャラクター

主人公とその家族

ジン

娘を殺され、加害者たちへ復讐するジン

掃除屋Kの主人公。娘のスヒを殺され、復讐を決意する。国家情報院であり、主に潜入や暗殺任務を行なっている。
銃の扱いと格闘術に優れており、大人数を相手に一人で戦っても勝てる、優れた能力の持ち主である。
また、変装や潜入の能力にも長けており、大胆な行動をしているにも関わらず、警察の捜査からも逃れている。
加害者の少年たちとその家族へ復讐を遂げた。

スヒ

ジンの娘、スヒ。高校の先輩から集団性暴行を受け、自殺する。

ジンの娘。高校の先輩5人から集団性暴行を受け、子どもが産めない体となってしまう。また、ネット上で自身のレイプ画像が広まってしまい、誹謗中傷を受ける。心身ともに傷付けられたスヒは自殺してしまう。この事件がきっかけとなり、ジンは加害者へ復讐を決意することとなった。

国家情報院

ミン・ドンウク

ジェヨン検事と話すミン・ドンウク室長

国家情報院であり、ジンの上司。マスコミを使ってジンの復讐の正統性を世論に伝えたり、情報を渡したりと何かとジンをサポートした。ジンを庇ったことで国家情報院長と対立し、役職を外されることとなる。役職を外されたドンウクは、院長が賄賂を受け取った証拠写真を記者に渡し記事を書かせた。院長の立場を危うくした上で、最終的に自殺に見せかけて殺害した。

キム・セフン

キム・セフン院長

国家情報院の院長。デドングループから20億ウォンの賄賂を受け取っていた。デドン・グループ会長を狙っているジンを、国家情報院を使い暗殺しようとした。ドンウク室長の役職を外し、恨みを買うこととなる。最終的にドンウクに自殺に見せかけられて殺害される。

パク・ジニョン

ジンの暗殺を任されるジニョン

国家情報院で、ジンとは別の課の所属。潜入・暗殺を専門としており、セフン院長からジンの暗殺を任される。目的のためには手段を択ばない性格で、無関係の人間を巻き込み殺傷したりしている。暗殺術をジンから学んでいるが特に恩は感じておらず、むしろ憎しみを感じているようである。

ヨン会長の別荘でジンを待ち受けるが、部隊が皆殺しになりジニョン本人もジンと格闘の末殺される。

加害者の親たちと加害者

ヨン・ジウン

デドングループの会長、ヨン・ジウン

デドングループの会長。加害者の親たちの中で最も地位と権力がある。元は80年代に韓国最大の犯罪組織であるデドン派の行動隊長だった。その後デドン建設を起業し、立ち退きビジネスを行い市場を独占するまでに成長させる。そこからは単一業種だけでなく事業の幅を広げ、10以上の系列会社を率いる中堅グループの会長となった。孫が集団性暴行事件を起こしたことで、ジンに命を狙われることになる。国家情報院と協力してジンに対抗しようとするが、国家情報院も部下もジンに殺されてしまう。最後はジンから逃げようとするが、孫と一緒にジンに殺された。

チョ・ジェヨン

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