おジャ魔女どれみナ・イ・ショ(第5期)のネタバレ解説・考察まとめ

『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』とは、東映アニメーションが制作した魔法少女アニメ作品『おジャ魔女どれみ』シリーズの第5期。
スカイパーフェクTVで、2004年6月26日から2004年12月11日にかけて全13話が隔週で有料放送された。
今作のテーマは「ささやかな秘密」。小学5年生の春風どれみやそのクラスメイトたちの秘密の話が中心に語られる外伝的なシリーズである。
これまでのシリーズとは異なり、1話完結の形式になっている。

『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』の概要

『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』とは、東映アニメーションが制作した魔法少女アニメ作品『おジャ魔女どれみ』シリーズの第5期。『おジャ魔女どれみ』は、『おジャ魔女どれみ(第1期)』 『おジャ魔女どれみ♯(第2期)』『も〜っと!おジャ魔女どれみ(第3期)』『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!(第4期)』と、地上波では全201話が放送された人気シリーズである。
第1シリーズで小学3年生だったどれみは、好きな人に告白する勇気を魔法で手に入れたいと願っており、魔女に憧れていた。どれみは、ひょんなことから本物の魔女・マジョリカと出会い、マジョリカが魔女であることを見破ってしまった。素性がばれたことにより、マジョリカは呪いの力により魔女ガエルとなってしまう。どれみはマジョリカを元の姿に戻すため、仲間と共に魔女見習いとして修行に励む。シリーズが進むにつれてどれみ達は成長し、第4シリーズでは小学校を卒業している。
『おジャ魔女どれみ』は魔法少女アニメ作品とされているが、どれみ達が魔法だけに頼らずに自分自身の力で問題解決をしていく姿も見られる。魔法はあくまでも登場人物の手助けをする程度のものである。他の魔法少女アニメ作品と違い、「変身」するのではなく「お着替え」するという点も特徴的だ。これは、幼い子どもが自分で着替えることが一人前になることへの大前提であることから発案された。女児向けアニメでありながら、両親の離婚や友人の死などの現実的な内容を取り上げたストーリーが話題となり、人気のシリーズとなっている。
第5期の『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』は、スカイパーフェクTVで、2004年6月26日から2004年12月11日にかけて全13話が隔週で有料放送された。その後、DVDの発売がされ地上波での放送もされている。
『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』の時代設定は、どれみ達が小学5年生である『も〜っと! おジャ魔女どれみ(第3期)』のころ。どれみ達やクラスメイトの秘密の話を語る1話完結型のストーリーである。

『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』のあらすじ・ストーリー

小竹哲也のないしょ

自転車で旅に出る小竹たち

1学期最後の日、主人公の春風どれみ(はるかぜ どれみ)は渡された通信簿を見て落ち込んでいた。それをクラスメイトの小竹哲也(こたけ てつや)にからかわれ、2人はいつものようにけんかをしてしまう。小竹は放課後、「自転車で富士山にのぼろう」と男の子たちでないしょの冒険計画を立てていた。けんかしたどれみだが小竹たちの計画が気になり、同じ魔女見習いの藤原はづき(ふじわら はづき)と妹尾あいこ(せのお あいこ)とともにこっそりついていくことにした。すると旅の途中、小竹の自転車が突然パンクしてしまう。一緒にいた友達の森川だい(もりかわ だい)がパンクを直すが、頼りになる森川に比べ小竹は財布やライターを忘れるなど失敗ばかり。仲間に「最低のリーダー」と言われ、泣いてしまう。かわいそうに思ったどれみ達は、高校生の姿に変身して小竹を励ました。小竹は自信を取り戻し、冒険旅行を楽しむことができたのだった。

ももこのないしょ

ももことマジョモンロー

魔女見習いの飛鳥ももこ(あすか ももこ)はアメリカにいたころ、ニューヨークのMAHO堂(お菓子屋)で魔女のマジョモンローからお菓子の作り方を教わっていた。学校のバザーに出品するため、マジョモンローに教わりながら友達のベスと一緒にブラウニーを作ったももこ。しかし、そのブラウニーは出品用には選ばれず、選ばれたのはクラスメイトであるメアリーのブラウニー。自分で作るという約束になっていたが、メアリーのブラウニーは家で雇っているシェフに作らせたものだった。約束を破ったメアリーは、みんなから仲間外れにされてしまう。「いじわるをしてくる子でも仲間外れにしてはいけない」とマジョモンローに諭されたももこは、メアリーと仲直りするためのないしょの作戦を考えた。その作戦とは、メアリーにお菓子の包み方を教えてもらうこと。ブラウニーを作ったのはシェフだが、包み方を考えたのはメアリー自身だったのだ。クラス全員で参加したバザーは無事、大成功したのだった。

あいこのないしょ

水泳の練習をするあいこ

夏休みの登校日、クラス対抗の水泳大会が行われることになった。リレーのアンカーに選ばれ、50メートルを泳ぐことになったあいこ。スポーツ万能なあいこだが、実は水泳が大の苦手であることをみんなにないしょにしていた。みんなに泳げないと言い出せないままアンカーに選ばれてしまったあいこは、毎日市民プールに出かけて特訓を続けた。しかし、なかなか泳げるようにならず、市民プールでおぼれているところをどれみに見つかってしまう。どれみ達は魔法でビニールプールを用意し、体を小さくして練習することにした。これで思う存分練習できると張り切るあいこだが、泳ぎの得意なはづきに教わってもやはり泳げるようにならない。クラスのことを考え、あいこははづきにアンカーを代わってもらうことにした。水泳大会当日、はづきは不安を抱えながらアンカーとして泳ぐことに。1組のアンカーを追い抜いたはづきだが、ゴールの直前で足をつってしまう。あいこがプールに入ってはづきを助けたが、そのせいで2組は負けてしまった。みんながあいこを責めていると、先生は「水泳大会は練習の成果を見るもの。夏休みを通して、誰よりも頑張ったのはあいこだ。」と言った。みんなは先生の言葉に納得し、仲直りすることができたのだった。

おんぷのないしょ

悩むおんぷ

学校生活も魔女修行もアイドルの仕事も、いつも通り上手くいっていた魔女見習いの瀬川おんぷ(せがわ おんぷ)。しかし、「何かが違う。」「自分はこのままでいいのだろうか?」と悩んでいた。ぼんやりとした不安を抱えて悩み続けたおんぷは次の仕事を選ぶこともできず、1人で旅に出てしまう。電車に乗り、たどり着いたのは小さな港町だった。この町でママに夢を打ち明けた日から、努力を重ねてナンバーワンアイドルになったおんぷ。その大きな夢をつかんだら、この先何を頑張ったらいいのか分からなくなってしまったのだ。初めて夢を口にした思い出の場所には柿の木があり、今も変わらず昔のまま立っていた。幼いころは届かなかった柿の実を、今は簡単に取ることができる。そこでおんぷは、「今の自分は変化の途中。新しい自分を試すことができるはず。」と気づいた。家に戻ったおんぷは、今までのような主役ではなく、脇役の仕事を受ける決心をしたのだった。

ぽっぷとハナのないしょ

入れ替わるぽっぷとハナちゃん

どれみの妹で魔女見習いの小学1年生春風ぽっぷ(はるかぜ ぽっぷ)は、学校でもMAHO堂でもしっかり者。お世話してもらったり、思い切り甘えたりすることができる1歳の魔女のハナちゃんのことが、ときどきうらやましいと思っていた。「私もハナちゃんみたいになりたい。」と呟いた瞬間、ハナちゃんの髪飾りが光り、ハナちゃんの魔力によってぽっぷとハナちゃんが入れ替わってしまった。そうとは知らないどれみ達にお世話してもらい、いい気持ちになっていたぽっぷだが、夜中になって重要なことに気付く。自分と入れ替わったハナちゃんは、1人でトイレにも行けず、おむつも着けていない。翌日、ぽっぷが学校に向かうと、思った通りハナちゃんのせいで大パニックになっていた。どれみとももこはハナちゃんの姿になったぽっぷをつかまえようとするが、涙を流すそぶりを見てどれみは中身がぽっぷであることに気付く。赤ちゃんのころのぽっぷの表情や泣くときのクセを、どれみは覚えていたのだ。ぽっぷの姿になったハナちゃんがおもらしをしそうになるが、どれみの活躍によりギリギリセーフ。帰り道、ぽっぷは少し赤ちゃんのようになってどれみに甘えたのだった。

はづきのばあやのないしょ

はづきとばあや

バレエ教室に通い始めたはづき。一生懸命練習するが、なかなか上達しない。その様子を見た家政婦のばあやは、はづきに踊りのコツを教える。ばあやは『金平糖の踊り』を口ずさんでいたかと思うと、自分の部屋で涙を流していた。ばあやの涙のわけを知るため、はづきはばあやの部屋を調べることにした。部屋で見つけたのは、ふたつに割れた古いレコード。はづきが魔法の呪文を唱えるとレコードがくっつき、ばあやの少女時代にタイムスリップした。ばあやは『金平糖の踊り』をきっかけに温彦(あつひこ)という青年と出会い、幸せに過ごしていた。しかし、戦争が始まり、温彦は兵隊として旅立ってしまった。温彦は戦地へ行ったっきり、帰ってくることはなかった。ばあやがこれ以上悲しまないようにと、はづきはケーキをプレゼントする。金平糖がのったケーキのおかげで温彦との幸せな日々を思い出し、嬉し涙をこぼすばあやだった。

吉田かずやのないしょ

たい焼きを焼く吉田

どれみ達のクラスメイトである吉田かずや(よしだ かずや)の家は、有名たい焼き店。父親と喧嘩して「お前がたい焼きを焼くなんて10年早い。」と言われた吉田は、父親を見返すためにオリジナルたい焼きの開発に協力してほしいとMAHO堂にやってきた。どれみ達と吉田はアイデアを出し、イチゴや栗やカスタードクリームのつまったミニたい焼きを作ることに。ミニたい焼きは好評で大繁盛したのだが、父親には「お前のたい焼きには心がない。」と言われてしまう。お客さんはおいしいと言ってくれるが再び買いにくる人はほとんどおらず、日に日に行列は短くなっていく。吉田は父親のもとに行き、父親を乗り越えたいという気持ちを伝える。父親と仲直りした吉田は「心ある」たい焼きを作るため、特訓を始めたのだった。

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