ホーム・アローン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホーム・アローン』とは、1990年にアメリカで公開され興行収入が全世界で4億7668万ドルを記録したコメディ映画である。クリスマスにひょんなことから1人で留守番をすることになった小学生のケビン・マカリスターが泥棒を撃退して自分の家を守るストーリーとなっている。ケビンが初めて1人になり鬱陶しさを感じていた家族の大切さを再確認する、家族を題材にした作品である。クリスマス休暇を題材にした映画であることからクリスマスの定番としても有名で、主演を務めたマコーレー・カルキンの出世作としても知られている。

『ホーム・アローン』の概要

『ホーム・アローン』とは、クリスマスにひょんなことから1人で留守番をすることになった小学生のケビンが泥棒を撃退するコメディ映画である。クリスマス休暇を題材にした映画であることからクリスマスの定番映画としても有名である。1990年にアメリカで公開されてから大ヒット映画となり、興行収入は全世界で4億7668万ドルを記録した。日本でも1991年7月に全国で公開されると、観客動員数については不明であるが興行収入は約34億円のヒットとなった。制作当時10歳だったマコーレー・カルキンの出世作としても知られ、マコーレー・カルキンを主人公に次回作『ホーム・アローン2』も1992年に公開された。
シカゴに住むマカリスター家ではクリスマス休暇を利用してパリ旅行を計画していたが、ひょんなことから末っ子のケビン・マカリスターが1人で家に置いてけぼりになってしまうところから物語は始まる。末っ子であることから兄や姉にいつもからかわれていじめられていたケビンは、家族がいなくなったことに自由を覚え1人での生活を謳歌するが次第に寂しさを感じるようになる。そのうちケビンはハリー・ライムとマーヴ・マーチャントという2人組の泥棒がマカリスター家に泥棒に入ろうと企てていることを知ってしまう。人形を使ったりギャング映画を流したりしてマカリスター家に人がいるかのように見せかけていたケビンだが、とうとう家にはケビンしかいないことがハリーとマーヴにばれてしまう。ハリーとマーヴは大きい屋敷のマカリスター家を一番の狙いとしていたため、ケビンがいても泥棒に入ることを決める。クリスマス・イブの夜、いよいよハリーとマーヴが家にやって来るのに備えケビンは家中に泥棒を撃退するための仕掛けをして迎え撃つ。ケビンのことを子どもだとなめてかかっていたハリーとマーヴは痛い目を見て警察に捕まってしまう。翌朝のクリスマスにケビンがいないことに気付いた母のケイトが他の家族より一足先に家に着き、ケビンと感動の再会を果たす内容となっている。

『ホーム・アローン』のあらすじ・ストーリー

パリ旅行の前夜

パリ旅行前夜にピザを食べるリニー、ヘザー、トレイシー、ジェフ、ロッド、ミーガン、ソンドラ、ピーター、バズ、レスリー、フラー、ケビン、ケイト、フランク(左から)

シカゴにマカリスター家という7人家族が住んでいた。父・ピーターと母・ケイトは、年上からバズ、ジェフ、ケビンという男の子とリニー、ミーガンという女の子の合計5人の子どもを育てている。クリスマス休暇を前に、マカリスター家は大勢の親戚が集まり賑わっていた。明日からパリに住む父・ピーターの兄の家へ、もう一人のピーターの兄・フランク一家と共に出掛ける予定にしていた。フランクにはレスリーという妻がおり、この夫妻にもまた5人の子どもがいた。そこへパリに住むピーターの兄の子どもであるヘザー・マカリスターも遊びに来ていたため、総勢11人の子どもがマカリスター家に集まっていた。親も子どももそれぞれの荷造りなどに追われ、皆忙しく家中を動き回っていた。家族の中で一番年下である小学校2年生のケビンだけが、暇を持て余して親や兄弟に憎まれ口をたたいて回っていた。レスリーに「荷造りをしなさい」と言われたケビンは「僕は荷造りなんかしたことないよ」とジェフやリニー、ミーガンに助けを求めるが、皆「あんたの荷物はママがやってくれるよ」と相手にしない。むしろ荷造りの邪魔になっていたケビンを「荷造りも出来ないならあっちに行っていて」と兄妹たちは冷たくあしらっていた。誰にも相手にしてもらえないケビンは「こんなに人の多い家うんざりだ。将来は1人で住む」と叫んで回る。
その後、ケビンは一番上の兄のバズの部屋に行って構ってもらおうとする。バズの部屋にはフランク夫妻の長男・ロッドもいた。バズは外を覗いて「あそこで雪かきをしているおじいさんを知っているか」とケビンに尋ねる。ケビンが「知らない」と答えると、バズは「昔、シャベル殺人といって家族と近所の人が皆殺しにされた事件があり、その犯人があのおじいさんだ」という怖い噂を話す。窓の外を覗いていたケビン、バズ、ロッドはおじいさんと目が合ってしまい、怖くなって急いでカーテンを閉める。
そんな時、夕食に注文しておいた宅配のピザ屋が届く。みんな荷造りを中断して、食卓に集まってピザを食べる。ケビンが自分の頼んだピザを探していると、バズが「お前のピザは俺が食った。欲しいならゲロで出すしかねえ」と言って吐くまねをしてからかう。怒ったケビンはバズに体当たりする。体当たりのはずみでバズが机にぶつかってジュースが床にこぼれたり、止めようとした大人が転んでさらにピザや飲み物が散乱してしまったりと食卓は大惨事になってしまう。ケイトが「ケビン、なんてことするの」と大きな声で注意する。ケビンが「バズが悪いんだ、わざと僕のピザを食べたんだ」と言うと、フランクに「自分のしたことを見てみろ、この悪ガキ」と怒鳴られてしまう。ケビンが周りを見渡すと、皆がこぼれたものの片づけをしながら白い目でケビンを見ていた。ケイトは「ケビン、上に行っていなさい。みんなにおやすみは?」とケビンを無理やり寝室へ連れて行く。ケビンは「どうしていつも僕だけが怒られるんだ」と文句を言いながら、ケイトに手を引かれて付いて行く。
ケビンを2階に連れて行く途中で、ケイトは玄関先に警察が来ていることに気付いて応対する。警察は騒々しい家の様子を覗きながら「これからどこかお出かけですか」と尋ねる。ケイトは「親戚の子と夫の兄夫婦が遊びに来ていて、親戚の子を送りがてらパリに遊びに行く」と話す。ケビンは母の隣でじっと警察を見ていた。ケビンの視線に気づいた警察は、ケビンに歯を見せてウインクする。金歯がきらっと光った。その後、警察は「クリスマスは泥棒も多いから気を付けて」と言って帰って行った。
警察を送り出した後、ケイトは「15人もいて問題を起こすのはあなただけよ」とケビンをたしなめながら2階へ連れて行く。ケビンは「僕だけいじめられるんだ」と不服そうに答えると、ケイトは「相手にするからいけないのよ。さあ屋根裏に行って」と言いながら屋根裏への入り口のドアを開けた。ケビンは「やだ、こわいもん」と言ってなかなか屋根裏へ行かない。ケイトは「あとでフラーも来るわ」と答えるが、ケビンは「やだ。だってあいつおねしょするんだ。おしっこをかけられるのは絶対いやだよ」とわがままを言う。ケイトは少しイライラして「分かったわ、フラーは他で寝かせるわ」と言うと、ケビンは急に1人で屋根裏で寝るのが怖くなり「ごめんなさい、ママ」と謝る。ケイトはケビンが謝るのも聞かず「今更遅いわ、さあ、行って」と屋根裏へ行かせようとする。悲しくなったケビンは「家族みんなで僕をいじめるんだ」とケイトに口答えする。するとケイトはクリスマスが近いことから「サンタさんに新しい家族を頼んだら」と冗談を言うと、ケビンは「家族なんていらない。新しいのも古いのも、家族なんてくそだ」と暴言を吐いてしまう。ケビンの言葉で完全に怒ってしまったケイトは「部屋から出ないのよ、今夜はもう顔も見たくないわ」とケビンに言い放つ。ケビンも売り言葉に買い言葉で「ママの顔なんて一生見たくない、他のみんなも見たくない」と言う。ケイトが「本気じゃないでしょうね?目が覚めた時、家族が一人もいなくなったらとっても悲しくなるわよ」と言うと、ケビンははっきり「ならないね」と答える。ため息をついたケイトは「じゃあ、もう一回言えば。願いが叶うかもよ」と言うと、ケビンは「こんないやな家族、みんな消えちまえ」と捨て台詞を吐いて1人で屋根裏に上がり、ベッドに寝転んで眠りについた。

家の中から消えた家族

予定の便に乗るため走るケイトとピーター(左から)

翌朝、マカリスター家の前には8時に空港行きのバスが迎えに来ていた。しかし、予定の時刻になっても誰も出てこない。家の中では寝過ごした一家全員が、またも大騒ぎで出かける準備をしていた。バスの運転手は、マカリスター一家の準備が終わるまで暇を持て余していた。すると、向かいの家に住むケビンの友達・ミッチ・マーフィが、バスの運転手のおじさんに「ケビンの家はどこに行くの?」と話し掛けに来る。ちょうどミッチと運転手のおじさんが話をしている時、マカリスター家の子どもたちが続々と家の中から出てくる。子どもたちのまとめ役でもあるヘザーが子ども達の人数を数えて確認していた。実はこの時、1人で屋根裏で寝ていたケビンを誰も起こしていなかったため、ケビンはまだ家の中で寝ていた。しかしヘザーは慌てていたため、たまたま車に乗っていたミッチのことも数えてしまい「子ども11人全員いる」と勘違いしてしまう。そして「子どもは全員そろった」とケイトに報告し、時間がなかったマカリスター家はきちんとした確認もしないままバスで空港へ向かってしまう。そして、マカリスター一家は走って離陸直前の飛行機に滑り込む。しかし、ここでも全員席がバラバラだったため、誰もケビンがいないことに気付かない。
一方、ケビンが屋根裏から降りてくると家の中には誰もいなかった。「おかしい」と思ったケビンは試しに「ママ」と叫んでみる。しかし、返事はない。仕方なく、家中を隅から隅まで探して回るが一向に誰も見つからない。家の外へ出てみると、車があったためケビンは「空港には行っていない」と思い込んだ。そして「きっと昨日の願い事をサンタがかなえてくれたんだ」とケビンは勘違いしてしまう。家族から言われた「くそがき」や「迷惑だ」といったひどい言葉を思い出しながら、ケビンは誰も自分を咎める人がいないことが嬉しく「自由だー!」と叫びながら喜ぶ。ケビンは、一番ケビンをいじめるバズの部屋を散らかしたり、いつも「見てはいけない」と注意されるギャング映画を観たりして、ひとしきり1人の生活を楽しんだ。
また一方では、予定の便に無事に乗れたマカリスター家が飛行機内でのひと時を楽しんでいた。しかし、ケイトは1人だけ何か忘れ物をしたような気がして落ち着かない気持ちでいた。隣に座るピーターに「あなた、玄関の鍵は閉めた?ガスは止めた?ガレージは閉めた?」と確認する。ピーターが「ガレージを閉め忘れた。忘れ物はそいつさ」と言うが、ケイトは違う気がしてならない。そんな時、昨夜ケビンを屋根裏に寝かせたが起こしておらず、今日一目も見ていないことを思い出し「ケビン!」と叫ぶのだった。ケイトは急いでキャビンアテンダントに自宅へ電話を入れてもらうが、あいにくの大雪で電話線が断線しておりつながらない。「パリに着いたらもう一度かけてみましょう」となぐさめるレスリーに、「なんてことでしょう。子どもを忘れるなんて」とケイトは放心状態だった。ピーターは「忘れたわけじゃないさ。ただ数え間違えただけだ」と慰める。「私ってなんて母親でしょう」と言うケイトに、フランクは「慰めるわけじゃないが、私も眼鏡を忘れた」と言う。ケイトは白い目でフランクを見、レスリーは「こんな時にふざけたことを」という表情でフランクを睨んだ。

マカリスター家の周りをうろつく泥棒たち

ピーターのローションを塗って叫ぶケビン

翌日、マカリスター家の近くに不審な車両が止まっていた。車の中にはハリー・ライムとマーヴ・マーチャントという2人の泥棒が乗っていた。実はパリ出発前夜、マカリスター家を訪れていた警察はハリーが変装した偽物だったのだ。ハリーとマーヴは、クリスマス休暇で留守にする大きな家を狙って泥棒に入ろうとしていた。そのため、警察のふりをして「どんな防犯設備を付けているのか、いつまで留守なのか」を各家庭に聞いて回っていたのだ。ハリーとマーヴは「これからたくさんの物やお金を盗めるのでは」と思い、にやにや笑いながら話をしていた。ハリーは聞き込みを元にタイマーで付くように設定してある各家庭の明かりが何時に点灯するかをメモしていた。ハリーとマーヴは聞き込み通りにどんどん家々の明かりが点灯していく様子に「もう泥棒に入るのは容易い」と言わんばかりに喜びを隠せない。ハリーが一番目を付けていたのはマカリスター家だった。大きな家で宝石や金がたくさんあるだろうと踏んだのだ。
その頃、マカリスター家ではケビンがテレビを見ながらうたた寝をしていた。そこへハリーとマーヴがやって来る。窓越しに「この辺に地下室の入り口がある」とハリーが話しているのを耳にし、ケビンは怪しい人が来たことを感づき急いで家中の電気と、地下室の電気をつける。「誰もいないはずだ」と思っていたハリーとマーヴは、突然地下室の電気が付いたのを見て「人がいるかもしれない」と考え一旦退散をする。ケビンは怖くなって2階の両親の寝室のベッドの下に隠れる。しばらくして誰も侵入してこないことから、ハリーとマーヴが退散したことを感じ「こんなことじゃだめだ。僕はこの家の主人だ」とつぶやき、自分を鼓舞するため「僕はもう怖くないんだぞ」と叫びながら家の外に出る。ちょうどその時、大きなシャベルを持ったマーリーが現れる。バズから「マーリーが殺人鬼である」と聞いていたケビンは、また怖くなって「わー!」と叫びながらベッドの下へ逆戻りするのだった。
一方、マカリスター一家はパリに到着し急いで手分けをして電話をかけていた。レスリーは近所の人たちに電話をしたが、皆クリスマス休暇で出かけていて留守だった。子どもたちも自分の友人に電話をするが皆留守だ。ケイトは警察に電話し、警官を家に派遣して様子を見てくれるように頼む。しかし警察が家を訪ねても、ケビンはマーリーに会った直後だったため怖がってベッドの下に隠れており、インターホンを鳴らしても誰も出なかった。ケイトたちは電話を終えて空港のカウンターに来ていた。シカゴまで帰宅する便を探してもらうが、2日後まで空きがないと言われてしまう。しかし空港で待てばキャンセル待ちの手続きをしてもらえるということで、ケイトだけ空港で空きが出るのを待つことになった。他の家族はいったん、パリに住むピーターの兄の家へ行くことになる。
翌朝、ケビンはシャワーを浴びて準備をしていた。いつもピーターが使っているシャンプーなどを使って大人になった気分を味わっていた。そして、最後にピーターが髭を剃った後に塗っているローションを顔に塗ってみる。メンソールがたっぷり入ったローションに、顔がひりひりして思わず「あー」と叫んでしまうケビンだった。その後ケビンはバズの部屋の棚を登って、ケビンの手の届かない場所に隠してあった、バズのへそくりを手に入れる。ケビンはへそくりを手に家になかった歯ブラシを買いに行こうとすると、ミッチの家に見かけない車が停まっているのを見つける。ケビンは「ミッチはフロリダのはずだけど」とつぶやきながら出掛けた。ミッチの家には、ハリーとマーヴが泥棒に入っていたのだ。ハリーとマーヴがミッチの家を荒らしている最中に、ミッチの家にピーターからの留守電が入る。ピーターがケビンの様子を見に行ってもらおうと改めて近所に電話をかけていたのだ。ピーターの「今パリにいる」という内容の電話を聞いたハリーとマーヴは、やはりマカリスター家は留守だと判断し「今夜再挑戦しよう」という話になる。
ケビンは、歯ブラシを買うためにお店のレジに並んでいた。ケビンは大人ぶって「この歯ブラシは全米歯科医師会推薦?」と店員に聞いてみる。分からないことを聞かれた店員は、他の店員も呼び2人で「知らないなあ」と話をしている。するとそこへ手を怪我したマーリーがやって来る。すっかりマーリーが殺人鬼だと思い込んでいるケビンは、手の怪我も殺人の時に付いた傷だと思い込み、怖くなって歯ブラシを持ったまま店を出てしまう。店員がケビンを追いかけて外に出てきて「万引きです!捕まえて!」と叫ぶと、その声を聞いた近くにいた警察官がケビンを追いかける。ケビンは公園にあるスケートリンクを通り抜け、うまく警察を巻いて逃げてしまう。帰り道ケビンは「僕は犯罪者だ」とつぶやきながらとぼとぼと自宅へ帰る。
ちょうどケビンが自宅近くへ帰って来た時、ハリーとマーヴがミッチの家を物色し終わって帰るところだった。マーヴは泥棒をした家の排水溝をタオルで詰めて、水をあふれさせる行為を泥棒に入った時の日課にしていた。にやにやしながら遅れて車に乗って来たマーヴに、ハリーは「お前、またやったな。家の中水浸しにして来たんだろう」と言う。マーヴが「俺たちの名刺代わりのトレードマークさ」と答えると、ハリーは「お前はいかれてるよ。泥棒に名刺なんてあるか」と怒りながら車を走らせる。するとマーヴは「ほっとけ!お前の指図は受けねえ」と答える。マーヴと言い争いながら車を運転していたハリーは、ケビンが目の前にいることに気付くのが遅れ急ブレーキを踏む。ハリーは窓を開けて「道を歩くときは車に気を付けろ」とケビンに叫ぶ。ケビンが「ごめんなさい」と言うと、ハリーは「よし、もういい。メリークリスマス」と言って笑う。笑ったハリーの歯には見覚えのある金歯があり、ケビンは「パリ出発前夜に家に来た警察と同じ人だ」と気付いた。さらにケビンは「警察のふりをしていたなんておかしい。ミッチの家から出てきたこの人たち泥棒なんじゃないか」と勘付き、勘付いたことを悟られないようにそそくさとその場を去ろうとする。ハリーは自分の顔を見た時のケビンの驚いたような顔を不審に思い、後を付けてみることにした。後を付けられていることに気付いたケビンは走って教会へ逃げ込む。ハリーとマーヴは「教会は苦手だ」と言いながら、車で走り去ってしまった。ケビンはハリーとマーヴが去ったのを見計らって「今度来るときは用意して待ってるぜ」とつぶやく。

家に1人でいることを悟られないように策を練るケビン

ケビンが1人でクリスマスツリーを飾り付けているところを覗き見するハリー

その日の夜、マカリスター家に泥棒に入ろうと再びハリーとマーヴがやって来る。しかし家の前に着くと、マカリスター家では盛大なパーティーが開かれているように見えた。ケビンは、バスケット選手の等身大パネルを動くプラレールの上に張り付けたり、マネキンをレコードの上に置いたりして、あたかも大勢の人が動いているかのように見せかけていた。ケビン自身も紐を使って人形を手動で動かしたり、大音量の音楽をかけたりして、まるでパーティーをしているように仕掛けをした。すっかりケビンに騙されたハリーは「また明日様子を見てみよう。今日は誰か来る前に引き上げようぜ」と言いながら去ってしまう。その様子を部屋から見ていたケビンは、うまく泥棒を騙せたことが嬉しくにんまり笑う。
ハリーとマーヴが去った後、ケビンはピザを注文していた。車で配達に来たピザ屋は、玄関に貼ってある「裏口へ」という張り紙を見て裏のドアをノックをする。ケビンはギャング映画をテレビに流していた。ピザ屋がノックすると、ケビンはノックに合わせて「誰だ?」と言う映画の中の男の声を流す。家の中の人が答えたと思い込んだピザ屋は「ピザを配達に来ました」と答える。ケビンはまた「ドアの前に置くだけ置いてとっとと消えろ」と言う映画の音声を流す。ピザ屋が「お代のほうは?」と尋ねると、また「なんの金だ?」と映画のセリフを流し、するとピザ屋が「もちろんピザのお金に決まってるでしょう」と答える。またも映画の音声で「いくら払うんだ?」と流すとピザ屋はピザの合計金額を言い、ドアの下に付いている新聞などを入れるための小さな扉からケビンはお金を放り出す。ケビンはまた映画を流すと「釣りはとっときな。今から10数える。そのうちに失せろ。さもないと鉛玉打ち込むぜ」という声と共に銃声が聞こえる。すっかり家の中の誰かが銃を撃ったと思ったピザ屋は腰を抜かして急いで車に戻ってしまう。ピザ屋が帰った後、ケビンはパリ出発前夜にバズに食べられてしまったピザを思いっきり食べるのだった。ピザを食べた後、ベッドで眠りにつことしていたケビンは、家族がいない寂しさを感じていた。ケビンは「本気じゃなかったんだ。いい子になるから、みんな戻ってきて。おやすみ」と言いながら家族写真を見て眠りについた。
一方、ケイトは空港で手当たり次第に「飛行機のチケットを譲ってもらえないか」と乗客に声を掛けていた。不憫に思った老夫婦等の計らいで、パリからダラス、途中のペンシルベニアまで辿り着くことが出来た。しかしペンシルベニアからシカゴ行の便の空きがどうしても見つからず、ケイトはカウンターで「今日はクリスマスなのよ。救いがあってもいいじゃない。飛行機をヒッチハイクしてでも帰ってやる。それとも私にハイジャックをさせたいの」と職員に食って掛かっていた。後ろでケイトの様子を見ていた売れないバンドメンバーのガス・ポリンスキーにケイトは話し掛けられる。ポリンスキーはバンドメンバーと一緒に移動している途中で「自分たちの便も欠航になったため、車で移動することになったから通り道のシカゴまで乗せてくれる」と言い、ケイトは喜んで一緒に付いて行くことにした。
翌日のクリスマスイブに、ハリーとマーヴはまたマカリスター家を見に来ていた。夕べと違って静かな家を見て不審に思ったハリーは、マーヴに家の中を見に行かせる。ちょうどキッチンで洗い物をしていたケビンは、マーヴが家を探りに来たことに気付き、急いでまたギャング映画を流す。マーヴはすっかり騙されて、映画の会話を「マカリスター家に入った泥棒たちのものだ」と思い込んでしまう。最後の銃声と共にケビンがバケツに入れた爆竹に火をつけたため、マーヴは完全に騙されて急いで車に帰る。マーヴは「俺たちより先に2人組が泥棒に入って、仲間割れを起こして一人殺された」とハリーに報告する。「早くずらかろう」と言うマーヴに急かされてハリーは車を出そうとするが思いとどまり「真相を確かめよう。もしその死体が発見されたらまず疑われるのは俺たちだ」と言う。ケビンは「泥棒はもういない」と思ったのか、庭の木を一人で切り倒しクリスマスツリーとして家の中で飾りつけしていた。光るクリスマスの飾りに、窓を覗き込むハリーが写っているのに気付いたケビンはびっくりして「パパ、手伝ってよ」とさも大人がいるかのように振舞う。その様子を一部始終見ていたハリーは、家にはケビンしかいないと確信を持ち、マーヴに「どうやらあのちび助に一杯食わされたようだな」と言う。ハリーは家にはケビンしかいないことを確認したことから、マーヴにまた盗みに入るのを「再挑戦しよう」と提案する。マーヴは「いくらガキひとりでもまずいって」と言うが、ハリーは「そもそもあの家が目当てで今回の仕事を決めたんだ。あの家に盗みに入らなきゃここに来た意味がねえ。腹ごしらえを済ませてから夜21時にまた来ようぜ」と話しながら車に戻る。ハリーとマーヴがまたやって来るという話を窓辺でこっそり聞いていたケビンは、怖くなって「ママ、どこにいるの」とつぶやく。

マーリーとケビンの交流

教会で話をするマーリーとケビン(左から)

その後、ケビンは近所にあるサンタクロースの家に行く。サンタクロースの家は、クリスマスの期間に偽物の妖精とサンタクロースが子どもにお菓子を配るなどするイベント用のものだった。ケビンは、サンタクロースの家を閉めようとしていた妖精に扮した女性に「まだサンタさんいる?とっても大事な話があるんだ」と話し掛ける。女性は「車で帰るところよ。用があるなら急いで」と答えてサンタのほうを指さす。偽物のサンタクロースはタバコを吸いながら自分の車に貼られていた駐車違反の札をはがして「警察はサンタをなんだと思っているんだ」と文句を言っているところだった。ケビンはサンタクロースの元へ駆け寄ると、偽物のサンタクロースは慌ててタバコを隠す。ケビンは「あんたは偽物だってわかってる。でもサンタに雇われてるんでしょ?サンタに伝えてほしいんだ。今年はオモチャはいらないから家族を返してって伝えて。もしついでがあったらおじさんも」と言う。偽物のサンタクロースは「いいとも。ちゃんと伝えておくよ」と言いながらお菓子をくれた。
帰り道、ケビンは他の家族がクリスマスを祝っている様子を横目で見ながら寂しい気持ちになって、賛美歌に導かれて教会を訪れた。教会の中にはマーリーがいた。マーリーは微笑みながら「メリークリスマス。座っていいかな」と言いケビンの隣に座る。マーリーは「孫娘が歌ってるんだ。あの赤毛の子だ」と賛美歌を歌っている子どもたちのうちの1人を指さす。そして、怖がっているケビンにマーリーは「君はお隣の子だな。会ったら挨拶をしてほしいんだ。怖がらなくていい。わしの噂が流れているが全部うそだ」と言う。ケビンは「分かった」と答える。マーリーは「今年はいい子にしてたか?」と尋ねるとケビンは「うん」と頷く。マーリーが「誓ってか?」と言うと、「家族なんていらない」と言ってしまったことを思い出したケビンは「いや」と答える。マーリーは「やっぱりな。自分が悪いと感じた時にはここへ来るといい」と言う。ケビンは「みんなそう?おじいさんもそれでここへきてるの?僕はここへ来るまでいい子じゃなかったんだ。言っちゃいけないことを言ったり。今年はいい子なんかじゃなかったな」と話す。マーリーはケビンの話を聞きながら「そうか」と頷く。ケビンは「本当は僕は家族のこと大好きなんだ。でも時々大嫌いって言っちゃうし、つい思っちゃう。言ってること分かる?」と続ける。マーリーは「家族への思いは複雑なようだな。心の底ではみんなを愛してる。でもそれを忘れて時々みんなを傷つけてしまう。それは大人だって一緒だよ。わしがここへきている理由を知りたいか?孫の歌をきくためだよ。本番へは来られないんだ」と話す。ケビンが「本番の時はどこかへ行くから見に来られないの」と尋ねると、マーリーは「いいや、歓迎されない」と答える。ケビンが「教会に?」と聞くとマーリーは「教会は関係ない。息子さ。何年も前、君たちが引っ越してくる前に息子と大喧嘩をした」と打ち明ける。ケビンが「何年生の時?」と聞く。マーリーは「もう大人だ。わしはついかっとなって『お前の顔など見たくない』と言った。息子もそう言った。それ以来話もしてない」と寂しそうに答えると、ケビンはあっけらかんと「話したいなら電話すればいいじゃない」とアドバイスする。マーリーは「口をきいてくれないと思うと怖いんじゃ」と言う。ケビンが「どうして分かるの」と言うと「わからない。とにかく怖いんだよ」とマーリーは答える。ケビンが「そんなに年取って怖がるなんておかしいけどな」とつぶやくと、マーリーは「いや年は関係ない。怖いものは怖い」と言う。ケビンは「そうだね。僕も地下室が怖かった。いつも暗くて変なにおいがして。怪物が棲んでる気がして。でも近頃は平気になったよ。暗いから怖いんだ。電気をつければどうってことなくなったよ」と子どもらしくマーリーの気持ちに寄り添う。マーリーが「何が言いたい」とケビンに尋ねると、ケビンは「つまり息子に電話してみたらいいんだよ」と言う。マーリーは不安がって「返事をしてくれなかったら」と言うと、ケビンは「だめだったらだめであきらめればいいじゃない。もう怖がらなくてもいいしさ。僕もこれからはよくパパと話し合うようにする。特にクリスマスはね」と続ける。「どうするかな」と迷うマーリーに、ケビンは「やってみなよ、あの子だって喜ぶよ。おじいちゃんからのプレゼントを待ってるよ」と言う。マーリーは「そろそろおうちに帰った方がいいよ。話したことを忘れずにね。楽しかったよ」と言う。ケビンは「うん、僕も」と言って、マーリーと握手した。そしてケビンは「それでどうするつもり。息子のこと」と聞くと、マーリーは「よく考えてみよう、メリークリスマス」と答えた。ケビンは「メリークリスマス」と答えてマーリーと別れ、教会を出てから走って家に帰った。

泥棒を迎え撃つケビン

ケビン(左)を追い詰めるマーヴ(真ん中)とハリー(右)

家に着くとケビンは「ここは僕のうちだ。僕が守るんだ」と言って、ハリーとマーヴを迎え撃つ準備を始めた。ケビンは模造紙に戦闘プランと題した家中の泥棒への罠を考えていたのだ。
夜21時になり、ハリーとマーヴがやって来た。ハリーとマーヴは裏口へ回ることにした。「子どものケビンは騙せばドアを開けてくれるかも」と考えたためだった。ちょうどケビンが冷凍食品を温めて食べようとした時、21時を告げる時計の鐘が鳴った。ケビンは裏口のドアの脇にエアガンを持って立ち「いよいよだ。怖がるなよ、ケビン」と自分に喝を入れる。ハリーとマーヴは裏口に来てインターホンを鳴らしケビンに話し掛ける。「こんにちは、坊主。いるのは分かってるんだ。それもたった一人でね。サンタクロースだよ」とハリーが言う。マーヴは「それと妖精も」と言いながら笑う。ハリーは「いい子だね。早くドアを開けとくれ」と続ける。ケビンはドアの下にある小さな扉からハリーの股間を目掛けてエアガンを撃つ。見事命中し、ハリーは痛みで悶え「あのクソガキを捕まえろ」と言う。マーヴは小さな扉から顔を出すが、そこにはケビンがエアガンで構えていて顔を思い切り撃たれてしまう。「ガキめ、武装してやがる」とマーヴが言うと、ハリーは「そう言ったろう。俺は表へ回る。お前は地下室へ回れ」と指示を出す。
ハリーは玄関に行こうと玄関前の階段を上り始めるが、ちょうど上り始めて3段目くらいから氷が張っていて滑って転んでしまう。マーヴのほうも地下室へ降りる階段も扉前が氷で滑るようになっていた。2人はそれぞれ必死で扉に近づこうとするが、滑ってなかなか扉へたどり着くことができない。マーヴはやっと扉に辿り着くと、あっさりドアが開いて拍子抜けしてしまう。真っ暗な地下室のため、電気を付けようと電球の紐を引っ張ると上から熱いアイロンが落ちてきて、顔面にやけどを負ってしまう。気を取り直して、1階へ上がるための階段を上るが、そこには黒いべたべたするオイルが塗りたくられていてなかなか上がることが出来ない。靴や靴下も脱げてしまい、裸足で上り進めていると、1本だけ釘が仕掛けられていることに気付かず、マーヴの足の裏に釘が刺さってしまう。痛みのあまり叫びながら、マーヴはまた地下室へ落ちてしまう。
一方ハリーも玄関の扉にようやくたどり着き、玄関のドアノブに手をかけるが、玄関のドアノブは高熱ヒーターで温められており火傷をしてしまう。ハリーは「クソガキが」と言いながら、今度はまた裏口へ回る。鍵がかかっていない扉を開けると同時にガスバーナーが頭にかかるように仕掛けがされており、ハリーは頭に火が着いて被っていた帽子も髪も燃えてしまう。ハリーは痛みと熱さで叫びながら、急いで外の雪で火を消す。怒ったハリーは裏口のドアを突き破り「出てこい、悪ガキ」と言いながら家の中へ入る。ケビンは裏口につながる隣室で次の仕掛けをしながら待っていた。「来ないで、怖いよ」とケビンが言うと、ハリーは「もう遅い、俺たちはもう家の中だ」と脅す。「いいよ、捕まえに来て」とケビンが挑発すると、「なんだとこのクソガキ」と言いながらハリーはドアを開ける。すると、ちょうど顔の位置にべたべたするジェルを塗ったラップが仕掛けられており、ハリーの顔はジェルだらけになってしまって前が見えない。同時にハリーの足元に仕掛けられた紐が引っ張られて、紐につながった扇風機が動く仕掛けがあり、扇風機の前に仕掛けられた大量の羽毛が飛んでくる。ハリーの顔は羽毛だらけになって、さらに前が見えなくなってしまう。
地下室から入ることをあきらめたマーヴは一度地上へ戻り、ひとつの窓が開いていることに気付く。そして「ハリー、今行くぜ」と言いながら慎重に窓から入ろうとする。しかし、足元に星形などのとがった形のクリスマスツリーの飾りが大量に落ちていることに気付かず、マーヴは怪我をしている足で飾りを踏んでしまい痛みに悶絶する。マーヴは「あのガキ殺してやる」と言いながら家の中に入って来る。ちょうどそこで羽毛だらけになったハリーと裸足になったマーヴは鉢合わせしてお互いの格好に驚き「なんでにわとりのまねしてるんだ」「なんで裸足でうろついてるんだ」と言い合う。そこでケビンが階段の上から「僕はここだよ」と叫ぶ。ハリーとマーヴは急いで階段の方へ向かうが、階段下にはミニカーが大量に置かれていて2人はミニカーを踏んで転んでしまう。「もう降参する?それともまだ遊びたい?」と言いながら2階へ逃げるケビンをハリーとマーヴは追いかけるが、2階から落ちてきたペンキ缶に顔をぶつけられて2人とも倒れてしまう。倒れながらハリーは「相手はたかがガキだ」とつぶやき、つられてマーヴも「負けねえぞ」と言う。ハリーが「あたりめえだ」と答えると、ハリーの口元を見たマーヴが「お前、歯がねえぞ」と指摘する。ハリーは口の中を確認して「俺の金歯がない。ちくちょう、あのガキ殺す。またやってみろ、クソガキが」と怒りを露わにし、ハリーとマーヴは2階へ行く。ハリーとマーヴが倒れているうちにケビンは素早く警察へ通報をしていた。通報を終えたケビンが屋根裏へ逃げようとすると、ちょうどハリーとマーヴが2階へ上がって来たところだった。しかしハリーは仕掛けの鉄線で転んで頭を打ってしばらく気絶してしまう。ハリーに代わりマーヴが屋根裏へ行こうと階段を上るケビンの足をつかんだが、ケビンはバズの飼っている巨大蜘蛛をマーヴの顔へ離す。毒蜘蛛だと思ったマーヴはびっくりしてケビンの足を離してしまう。マーヴの顔から蜘蛛は気絶したハリーのお腹へと移動する。ちょうどハリーの目が覚めるとマーヴが鉄の棒でハリーを叩こうとしていた。ハリーが「お前、何をしてんだ」とマーヴを止めようとするが、マーヴは「ハリーじっとしてろ」と言いながらハリーのお腹にいる蜘蛛を思い切り叩く。ハリーは痛みで大きな声で叫ぶ。マーヴはすっかり蜘蛛に気を取られてしまい「やっつけた?どこ行った」と言って蜘蛛を探している。ハリーは「てめえ、なんで俺を打ったんだ。ガキを捕まえろ、まったく」と痛む腹を抑えながら屋根裏へと急ぐ。
ケビンは事前に屋根裏から、外に立つ木の上にある小屋へロープをつなげて逃げる準備をしていた。小屋へとつながるロープに滑車の付いた取っ手をかけて滑って、外の小屋へ逃げる作戦だった。ケビンがちょうど小屋へ移動し終わった時に、ハリーとマーヴが屋根裏へやって来る。窓から覗き込むハリーとマーヴにケビンは「僕はここだよ。早くしないと警察読んじゃうよ」と叫ぶ。ハリーは「ガキの手には乗らない。下に降りたらあいつの思うつぼだ」と言いながら、ロープを手で伝って小屋へ移動しようとする。マーヴは「俺いやだよ」と言って高い所をロープで移動するのを怖がるが、ハリーに言われて仕方なくロープを渡り始める。しかしケビンは大きなはさみを持って来てロープを切ってしまう。ハリーとマーヴはロープにぶら下がったまま落下して壁に激突してしまう。ハリーとマーヴが起き上がれずにいる間にケビンは走って家の外へ逃げる。ハリーとマーヴはケビンを追いかけるが、ハリーは「追いかけたら、またあいつの思うつぼだ」と言って遠くから様子を見る。ケビンは向かいのミッチの家に逃げ込んだ。地下室から地上へ上がって逃げようとしたところ、先回りして玄関からミッチの家に入ってきていたハリーとマーヴに待ち伏せされて捕まってしまう。ケビンはハリーとマーヴに「されたことをそのままお返ししてやる」と脅されてしまい、身動きがとれなくなってしまった。しかし、後ろからこっそりケビンを助けにやって来たマーリーが、ハリーとマーヴの頭をスコップで打ち2人は気絶してしまう。ケビンはマーリーに「おいで、おうちに帰ろう」と言われ、マーリーに抱えられてミッチの家を出る。ケビンがマーリーに保護されている間に、警察がやって来てハリーとマーヴは逮捕された。ハリーとマーヴは指名手配されていた泥棒だったため、警察は「やっと捕まえた」と言いながら2人を連行して行った。その夜、自宅に戻ってきたケビンは一人寂しくクリスマスイブを過ごすのだった。

家族との再会

再会を喜ぶケイトとケビン(左から)

翌朝のクリスマス、サンタクロースがおもちゃの代わりに家族を連れ戻してくれたかどうか確認するため、ケビンは「ママ、ママ」と言いながら家族のことを家中探し回った。しかし、家にはケビン以外誰もいなかった。ケビンが玄関を開けて外を確認しても、外には誰もいなかった。ケビンは寂しくなって部屋に戻って家族写真を眺めていた。ちょうどその時、ポリンスキー達に車で送ってもらったケイトが家に帰って来た。ケイトが玄関でケビンを呼ぶ声に、ケビンは走って2階から降りてくる。ケイトが「メリークリスマス、ママを許して」と言うと、ケビンはケイトに走り寄って抱きつくのだった。ケビンが「パパたちは?」とケイトに尋ねると、ケイトは「まだ帰れないの」と話す。すると玄関の扉が開き、ピーターたちも帰って来た。一見ケビンを心配していなさそうだったバズは開口一番にケビンに「留守番ご苦労様」と言う。ケイトがピーターに「良く帰って来れたわね」と言うと、ピーターは「金曜の便に空きが出たんだ」と答える。せっかく家族が揃ったが、ケイトは「食べるものがないわ」と冷蔵庫に何も食料がないことを思い出す。するとケビンが「僕、買っておいたよ」と言う。ジェフが「驚いたな」と言いながら笑う。ピーターも「驚いたな、他に何をしたんだ」と聞くと、ケビンは「特に何も」と答えるのだった。ジェフたちは口々に「ケビンが買い物が出来るなんてと驚きだ」と言いながら、荷物の片づけをするのに各自部屋へ行く。ちょうどピーターが部屋にハリーの金歯が落ちていることに気付き「これは何かな」と不思議がる。家族が戻ってきて嬉しくなったケビンは1人微笑みながら窓の外を見ると、ちょうどマーリーの家に息子家族が遊びに来ているところだった。ケビンに気付いたマーリーはケビンに手を振る。マーリーもケビンの助言通り、息子に連絡を取って仲直りすることが出来たのだ。するとバズの部屋から「ケビン!俺の部屋に入ったな」と怒りの声が聞こえてくる。ケビンは怒られないように急いで隠れるのだった。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents