【あの花】居るはずの無い少女の姿が、そこにはあった。

「願い」を叶えるために

芽衣子が幽霊になってまで叶えたかった「願い」。
しかし、それがなんなのか分からなかった為、仁太はあの手この手を使って芽衣子を成仏させようとするのだった。

そして明らかになっていく、「めんまが事故死するまで」の経緯…。
「あの時」から止まっていた超平和バスターズの時間が、少しずつ動き出そうとしていた。

感想

完全に仲違いしてしまった挙句、仁太にしか見えない芽衣子の存在に、最初は半信半疑だった超平和バスターズのメンバー。
しかし、「めんまの為ならば」と再び集結して願いを叶えようと必死に頑張る姿からは、彼らの真の絆の強さがひしひしと伝わってきます。

「生きてたらめんま、じんたんのお嫁さんになれたかな？」なんて、もの哀しげに呟く彼女の表情は破壊力抜群でした。
芽衣子は仁太の事が好きだったんですね…。そして、仁太も同じく…。
彼女が生きていたらどれだけ良かっただろうかと思わされるシーンが何度も出てきて涙を誘いますが
過ぎ去ってしまった時間は非情なもので、ラストに待ち受けているのは当然ながら芽衣子との別れでした。

自然に仁太と自分を重ねて見てしまう本作。最後はちょっと駆け足で物語が進みますが、
青春感動ものストーリーを求めている人におすすめです。

アニメは全11話にて「あの花」を楽しむことができます。