「今さら」なんて言わないで!大人になった今読みたい児童文学2

幼い頃に読んだ作品を再読するも良し、タイトルは知っているものの読んだことのない作品に触れてみるも良し。大人になってから読む児童文学も面白いものです。おすすめしたい作品を3作品ご紹介します。

バーネット『小公女』

裕福な暮らしから一転して孤児になっても、心だけは高貴なままでいようとする少女セーラの姿に胸をうたれます。
どのような状況にあっても、自分の考え方次第でいかようにでも生きることができるのだということを、教えてくれる作品です。
寄宿舎での暮らしの様子も楽しく、最後はハッピーエンドなので、とても面白く読める作品だと思います。

E.L.カニグズバーグ『クローディアの秘密』

「今までとは違った自分になる」ために、弟と二人で家出を結構する少女の物語。
家出先がニューヨークのメトロポリタンミュージアムであるような都会的な家出&冒険模様が、大人でもわくわくさせられます。
子どもだけでの冒険というものに、子どもの頃憧れた方も多いのではないでしょうか。この作品を読んで、子どもの頃の夢を物語の中で叶えてみませんか。

ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』

極上のユーモアを楽しめるナンセンス作品。
キャラクターモチーフとして有名で人気があるため「不思議の国のアリス」自体を知らない方はいないと思いますが、原作の小説を読んだことがないという方は案外いるのではないでしょうか。
『不思議の国のアリス』は様々な出版社から様々な翻訳で出されていますが、角川文庫のものは訳が読みやすく、また表紙の雰囲気も良いのでおすすめです。もちろん、複数読み比べてお気に入りをみつけるのも楽しいと思います。

いかがでしたか?

児童文学は子どもだけのものではないのだと思います。
大人になった今、改めて読んでみるのも楽しいと思いますよ。

keeper
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@keeper

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