FGOのサーヴァント（英霊）のモデル・元ネタまとめ【Fate/Grand Order】

【実話】
中国にて、猛将「呂布」の義父が国の実権を得るが、「呂布」は義父を殺害して権力を奪う。しかしあっという間にその座を追われ、諸国を放浪して、地方権力を得たりもしたが、最後は処刑された。

【実話】
中国にて、武将の「陳宮」が曹操という人物に仕えたが、曹操を裏切り、「呂布」を盟主として軍師になる。だが最後には「呂布」とともに曹操によって処刑される。

【実話】
猛将「呂布」が「赤兎馬」という良馬を駆っていた。
【伝説・神話】
一日に千里（約3900km）を走ると言われる「赤兎馬」が「呂布」・関羽ら猛将への贈答品として扱われたが、関羽の死後はまっとうな餌も食べずに死亡した。

【実話】
戦乱の中国にて書生だった「諸葛孔明」が、劉備という武将に請われて軍師になり、中国の三分の一を支配させるまでにする。だが「諸葛孔明」と劉備の死後、その領土もまもなく他国に征服されてしまう。

【実話】
名門に生まれた「司馬懿」が、曹操の一族に仕えて将軍になり、さらにクーデターを起こして国の実権を握る。ただ強敵である「諸葛孔明」が病死したときは攻勢に出るも、敵側の思わぬ反撃の姿勢に「諸葛孔明」が生きていると勘違いして撤退したことがある。

【神話・伝説】
アイルランド王に仕えていたフィアナ騎士団団長の息子「フィン」は、当初は狩人だったものの、怪物を倒すなどして父の跡を継いで団長になる。そして「ディルムッド」など多くの騎士を従えるが、結婚相手が何度も死に、三人目の妻は「ディルムッド」と駆け落ちしてしまう。「フィン」は一度はこのことを許したものの、後々に「ディルムッド」が瀕死のところを見殺しにしてしまい、さらに自身も王からその力を恐れられ、ついに殺されてしまう。

【実話】
パレスチナの貴族の家に「ゲオルギウス」が生まれて、小アジア（現・トルコ）で軍人になる。だがローマ皇帝によるキリスト教迫害の中で、逮捕された後に殉教（死亡）した。
【伝説・神話】
カッパドキアに巨大な悪竜がおり、クジの結果で王の娘を生け贄に出さなければならなくなった。しかしそこを通りかかりの「ゲオルギウス」が竜を倒し、村の人々はキリスト教の教えを受け入れることになった。

【実話】
小アジア（現・トルコ）で「ニコラオス」が生まれ、幼い頃からキリスト教に従事して、ミラという地で大教主になる。だがローマ皇帝のキリスト教迫害により、投獄されてしまう。しかし皇帝が変わったために釈放。その後、安らかに人生を終えて、その遺体も信仰の対象になる。
【伝説・神話？】
「ニコラオス」が暴風を鎮めたり、冤罪の人を助けたりと人助けを多くした。その人助けの中の一つ、貧しい娘に持参金を恵んだという話から、「サンタクロース」という存在が生まれたという説がある。

【伝説・神話】
ネーデルラント（現・オランダ周辺）の王子「ジークフリート」が、少年時代からノルウェーのニーベルンゲン族を倒したり、竜退治をしたりして、成人後も軍功を得て英雄になる。だがその後、「ブリュンヒルデ」に殺される。

【伝説・神話】
英雄である父が死んだために養父に育てられた「シグルド」は、養父にそそのかされ竜退治をするが、養父の企てを知って養父を殺し、その後も様々な軍功を得て英雄になる。だがその後、「ブリュンヒルデ」で殺される。

【伝説・神話】
元々は神に近い存在だった「ブリュンヒルデ」が神性をなくし、英雄「ジークフリート」と結婚する。しかし「ジークフリート」は忘れ薬のせいで別の女と結婚し、さらに義兄と「ブリュンヒルデ」を結婚させてしまう。だが事実を知った「ブリュンヒルデ」は怒り、「ジークフリート」を暗殺してしまう。
※登場人物が「ジークフリート」なのはドイツの叙事詩ニーベルンゲンの歌。北欧神話になると「ジークフリート」のポジションが「シグルド」になる。

【実話】
「アッティラ（アルテラ）」が中央アジア周辺にいたフン族の王になり、東西ローマ帝国へ侵攻し、大帝国を築き上げる。だが晩年には敗北したり、教皇の説得で撤退したりし、さらにその死後は息子たちによる内紛もあり、帝国は瓦解した。

【実話？】
「アーサー」がブリテン（現・イギリス）の指導者になる。
【伝説・神話】
ブリテン王「アーサー」が、他国からの侵攻を跳ね返し、また円卓の騎士とともに様々な冒険をするが、円卓の騎士「ランスロット」と対立し、不義の子「モードレッド」に反乱を起こされ、ついに命を落とす。

【伝説・神話】
夢魔の子にして魔術師の「マーリン」が、ブリテン王のユーサーとその息子「アーサー」に仕え、サクソン人の侵攻やモードレッドの反乱を予言したり、「アーサー王」にエクスカリバーを授けたりした。だが女好きの一面があり、水の妖精に言い寄ると、生き埋め状態にされた。

【神話・伝説】
フランスの一地方の王の子にして、湖の乙女という妖精に育てられた「ランスロット」が、「アーサー王」の円卓の騎士になるが、「アーサー王」の妻と不義の関係になったために「アーサー王」と敵対する。だが「アーサー王」と円卓の騎士らが「ランスロット」との戦いの直後に「モードレッド」の反乱で死んでしまい、「ランスロット」は自身の行いを悔いて出家した。

【神話・伝説】
「アーサー王」とその異母姉の間に生まれた「モードレッド」が、「マーリン」の予言がもとで海に流されるが、奇跡的に生還して、後に円卓の騎士となる。だが「アーサー王」が出兵している最中に反乱を起こし、最終的には「アーサー王」に敗れるものの、「アーサー王」を死に至らせる深手を負わせた。
ちなみに母はガウェインらの母でもあり、ガウェインとは異父兄弟にあたる。

【神話・伝説】
「アーサー王」の甥である「ガウェイン」が、円卓の騎士として大いに活躍するが、「ランスロット」との決闘による傷がもと、あるいは「モードレッド」の反乱の中で戦死する。また戦いだけでなく、人柄も優れ、礼節もわきまえている。ただ一部物語では、女にだらしなかったりする。