まさかの繋がり!? 「ロードランナー」と「ボンバーマン」!

ハドソン製のファミコンソフト、ロードランナー。そして名作ボンバーマン。この二つのゲームには、ハドソン製という以外にもある共通点が一個あるのです。
今回はそのある繋がりを紹介したいと思います。

ロードランナーとは

まずは前提の日本を紹介します。とりあえずロードランナーから。
ハドソン製のFCソフトで、ステージ内の金塊を集めてゴールを目指す、スペランカーチックなゲーム。
アクション要素がありながら、敵の処理や金塊を取る順番など、パズル要素も多めのゲームです。

ボンバーマンとは

こちらは誰もが知っているでしょう。同じくハドソンのボンバーマン。初代パッケージですが、中身のドットと似ても似つかないのはご愛嬌。
この二つにはある共通点があります。それがこちら

こちらボンバーマンの懐かしドット。このドットが何かと言うと、なんとロードランナーの雑魚敵と同じデザインなのです。
ボンバーマンでプレイヤーお馴染みのキャラクターが、ロードランナーではなんと敵!
しかし、それにはきちんとした理由があります。

ロードランナーの正体

これはボンバーマンのクリア画面。英語を要約すると、ボンバーマンはロードランナーになりました、ということになります。
そう、つまりボンバーマンはロードランナーの主人公だったのです!……意味がわからないという人のために解説。

ボンバーマンで自分が操作する、爆弾製造ロボットことボンバーマンは、実は人間になりたいがために反逆し、脱出したボンバーマンなのです。そのため、長い面をクリアし、脱出に成功すると見事人間になることが出来ました。…というのがボンバーマンのクリアまでのストーリー。
その人間となった元ボンバーマンはロードランナーとなり、坑道へと潜っていき、そこでかつて自分だった敵と遭遇するという、なんだか重そうなストーリー構成です。……とは言え、ボンバーマンの方が発売は後なので、いわゆるこれは後付のスピンオフという奴ですね。

しかし……

幸か不幸か、ロードランナーよりボンバーマンの方が知名度が出てしまったために、この設定はお蔵入り。
ボンバーマンはハドソンの名物キャラクターとして一世風靡を果たすことになりました。
人間となり、ロードランナーとなったボンバーマンが妙に哀れになってしまうような、大人の事情の結末でした……。

水野忠邦
水野忠邦
@toriiyouzou

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