園崎詩音(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

園崎詩音(そのざき しおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、同作ヒロインの一人園崎魅音の双子の妹。物語の舞台である雛見沢村に隣接する興宮で両親と暮らし、全寮制の学校に通っているがサボりがちで、「エンジェルモート」という店でウェイトレスのアルバイトをしている。魅音とは瓜二つで、服や髪型をそろえると見分けがつかないほど。勝気かつ男勝りでやや強引な性格の魅音とは正反対に、女の子らしさを前面に出している。北条悟史に想いを寄せているが、魅音が好意を抱く前原圭一の事も気になっている。

詩音は悟史の失踪について詳しく知るため、大石に話を聞きに警察署へ向かう。叔母を殺したのは間違いなく悟史であり、警察もその線で捜査していたが、後日捕まった犯人はオヤシロ様の祟りを模倣した異常者であった。そしてその人物はすでに死んでいるとの事だった。この一連の出来事に納得がいかない詩音は、独自にオヤシロ様の祟りについて図書館で調べることにする。調べ物をしていると鷹野が声をかけてきて、以前から雛見沢の伝承について調べているという。オヤシロ様の祟りについても、独自の見解を持っているようで、詩音は鷹野の研究ノートを預かり、自宅に戻った。
魅音は爪の様子を心配しに、詩音の家へ訪れる。詩音のことを守ってあげられなかったこと、けじめをつけたのに悟史がいなくなってしまったことを泣きながら謝られる。だが、詩音は「お前たち園崎家が悟史君を鬼隠ししたんだ」と首を絞めつける。詩音の手をどけようと握る、魅音のその手には、爪の無い指が3本あった。魅音は「悟史のことは自分もお魎も知らない」と話す。詩音ばかり制裁を受けるのは可哀想だと思った魅音は、「悟史と詩音のことをそっとしておいてほしい」とお魎に頼み、自分で自分の爪を剥いだが、悟史はいなくなってしまったと魅音は泣き出してしまう。詩音は冷静になり「ごめんね、魅音。苦しかった?」と魅音にいうと「詩音はもっと苦しかった」と魅音は言う。詩音は魅音を信じ自らの気持ちに蓋をすることに決めた。
1年後、詩音は興宮で買い物中に去年と同様にバイクを倒してしまう。そして輩に絡まれるが、そこに助けに現れたのは圭一であった。詩音のことは知らず、魅音だと思っていた圭一は「大丈夫か?魅音」と詩音を助ける。悟史に助けてもらった時と同じように、詩音は圭一に助けられた。詩音は圭一のことを魅音から話され、魅音が圭一のことを気に入っていることを知った。
ある日、詩音の家に魅音から電話がかかってきて、興宮のおもちゃ屋でゲーム大会をした際に、圭一が店のおじさんからもらった人形を、魅音には似合わないとレナにあげたことを聞く。「もう一度やり直したい。今度はちゃんと女の子だと思ってもらえるように」と言う魅音の話を聞きながら、詩音は好きな人が近くにいて羨ましい、自分の好きな悟史はもういないと考えていた。
悟史がいなくなって1年。悟史同様に自分を助けてくれた圭一に惹かれそうになった詩音は、「ごめんね悟史君。あんなの、全然嬉しくなんてなかった。だって、悟史君みたいに優しくない。悟史君と、全然違う。悟史君」と、圭一に惹かる思いを払拭するため、悟史を思い出す。
悟史は叔母を殺した後、入江の前で雛見沢症候群を発症しそのまま入江診療所の地下で治療中だが、このことを詩音は知らずにいる。

仕返し

スタンガンで気絶させた魅音を引きずりながら地下牢へと運ぶ詩音。

綿流しの祭りの日、詩音は鷹野と富竹に会い、梨花の奉納演舞が始まるタイミングで、古手神社の祭具殿に入るつもりだと聞き、「後でこっそりいらっしゃい」と誘われる。祭具殿に入れば、悟史のことが何か分かるかもと思った詩音は、圭一を誘って祭具殿に向かう。祭具殿に入ると、ご神体であるオヤシロ様が祀られていた。それに向かって詩音は「もしお前が悟史君を消した張本人なら、許さない」と心の中で言った。 その夜、園崎本家に泊まった詩音は夜中に目を醒まし、明かりのついた部屋から魅音とお魎が祭具殿に侵入した人物のことを話しているのを聞いてしまう。その場を離れようとしたが、魅音に見つかってしまう。 「聞いていましたね?」という魅音の問いに対し、詩音は「何も聞いていない」と白を切る。オヤシロ様の祟りによって、富竹は自分の手で喉を掻き毟り、鷹野は遠くの山奥でドラム缶に詰められ焼き殺された事を魅音に説明される。詩音はそれを聞き、オヤシロ様の祟りは園崎家の仕業だと確信し、持っていたスタンガンで魅音を気絶させた。「綿流し編」同様、魅音を地下牢へ閉じ込め詩音は魅音として行動をし始める。お魎のこともスタンガンで気絶させ車椅子に座らせ両手を縛り、祟りについて聴取しようとするが、スタンガンの電流に耐えられず死んでいた。悟史に謝罪もなく死んだことに腹を立て、お魎の亡骸に何度も鞭を振り下ろした。
公由から役員会の連絡があり、お魎の代理として魅音のふりをして出席した詩音。話はオヤシロ様の祟りについてだった。帰り際に公由に「詩音はずっと興宮で育ったから、雛見沢のことをあまり知らないんです。それなのに鬼隠しされるのは可哀そうで」と詩音が話すと、公由は「詩音ちゃんは反省しているんだろ?大丈夫。公由のおじいちゃんに任せなさい」といわれ、自分の味方がいたことに素直に詩音は喜ぶ。だが、悟史については「罰当たりの北条の坊主ならいざ知らず。あんなのは一族ごと皆呪われて当然だ」という。詩音は悟史の分のけじめもつけたのにと思っていたが、そのけじめについては葛西、義郎、そして詩音の分のケジメだという。それを知った詩音は、園崎家は最初から悟史を許す気なんてなかった事に気づき、「どうして北条悟史は鬼隠しに遭ったのでしょうか。親がどうあろうと、子供である北条悟史には関係ないはず。お前たち御三家が、北条の血筋だからと、勝手にそう決めたのだ。悟史君に何の罪があったというのか!」と激怒し、スタンガンで公由を気絶させ、地下牢で悟史の鬼隠しについて問うが、結局分からず殺したのだった。

冷たい手

悟史の鬼隠しについて明確にするため、詩音は古手家当である梨花に、祭具殿に入った鷹野と富竹はどうなるのか聞いてみると、その2人が反省しているのなら許してあげたいという。そして、「オヤシロ様は祭具殿を見られても、怒ったりはしないのです」との梨花の答えに、詩音は「あんたはオヤシロ様の声を直接聞いたの?」と聞くと「ボクは古手神社の巫女なのです。オヤシロ様の声が聞こえるのです。ボクには魅ぃが何でそんなに怒ってるか、分からないのですよ」といわれる。祟りが遂行されなければ、悟史の失踪の手掛かりを得られない。オヤシロ様の祟りの黒幕は御三家であると思い込んでいる詩音は、御三家の梨花にも祟りに賛同してほしいが、実際そうではなかったため怒りが込み上げる。詩音は「全く古手家は!先代もアンタも日和りやがって!」と梨花に怒りをぶつけ、暴行を加えた。
その夜、詩音は公由を殺したことを後悔し、沙都子が死んでいればよかったが、それではきっと悟史君は悲しむと、色んなことを考えすぎて精神がおかしくなっていた。そこへ梨花が醤油を分けてもらいに園崎家へ訪れる。詩音は魅音になりすまして梨花を迎え入れ、「たくさんあるから好きなだけ…」と言いながら詩音が振り向くと、梨花はスプレー缶を詩音に向け吹きかける。梨花は詩音に馬乗りになり、注射器を持っていた。詩音は必死に抵抗し、梨花の持っていたスプレーを、梨花に向かって噴射し梨花の持っていた注射器を取り上げ、逆に梨花に刺した。「随分苦しそうだね、何の注射だったんだい?」と立っているのがやっとという状態の梨花に問う詩音。そして「場所を変えようか?拷問部屋に」という詩音の誘いを梨花は断り、「お先に退場させてもらうわ」と、壁に固定した包丁に向かって、頭突きを繰り返し自害した。

断罪

梨花が家に戻ってこないため心配になった沙都子が、園崎家に訪れ詩音は沙都子を殺すため地下に連れていく。沙都子を殺す様を、魅音から見えるようにすると「やめて。沙都子を殺さないで!」と懇願する魅音に対し、「あんたはそれを悟史君の時にしなかった!それがアンタの罪だ!そうだね…1000回ごめんなさいと謝ったら、沙都子を解放してあげるよ」と魅音にいうと「ごめんなさいごめんなさい…」と魅音は必死に念仏を唱えるように誤り続ける。そんなことに目もくれず、詩音は沙都子をナイフで刺し始める。泣き声を上げる沙都子に「泣くのはあんたの専売特許だね、沙都子!泣けばにーにーが助けに来てくれるのかな?あんたは泣きさえすれば、悟史君が助けに来てくれた!でも、悟史君は不死身のヒーローでも何でもない!あんたと同じ人間なんだ!」と沙都子を責めながら、刺し続ける。次第に泣泣かなくなった沙都子に「何だい?もうくたばっちまったのかい?」と詩音が煽る。すると沙都子は「わたくしも分かっていましたのよ。私がにーにーを追い詰めた。私が甘えていたから。私は縋りつくことをやめられなかった。それでも私はにーにーを待っている!あんたなんかに負けるものか!もう泣かない!」と必死に堪える。頭にきた詩音は沙都子を刺し続ける。大量の血を流し、薄れゆく意識の中で、悟史への想いを口にしながら、命を閉じてゆく沙都子であった。詩音はふと、「沙都子のこと、頼んだよ」と悟史がいった言葉を思い出し、悟史とのたった一つの約束すら守れなかったと茫然自失し、そのまま失禁してしまった。
圭一とレナが梨花と沙都子を探しに園崎家にやってきて、魅音のふりをした詩音は公由、梨花、沙都子を殺したことを自供する。そして圭一を地下に連れて行き気絶させる。目覚めた圭一に詩音は魅音に人形をあげなかった、魅音を女の子として扱わなかったことで、魅音の中の鬼が目覚めたと話す。本当は魅音の話を聞くうち、詩音の中で忘れようとしていた悟史への想いが再び現れた。なぜ悟史はいなくなったのか。悟史を救えなかったのか。誰が悟史を鬼隠ししたのか。誰が悪かったのか。これが詩音の中の鬼が目覚めたわけだった。圭一は魅音に詩音を解放すること、その身体を魅音に返すこと、俺を助けることを願われ、詩音は悟史のように優しく、自分の頭を撫でてくれた圭一だけは助けようと、最後の願いだけを聞き入れた。魅音は詩音として囚われ、一連の事件の犯人であり、詩音として死ぬ。詩音は魅音に囚われていた体で救出されることにするため、魅音に「底まで落ちて悟史君に謝って」というが、魅音は「詩音、ここに悟史はいないんだよ!私も悟史のことが好きだった!だからばっちゃに詰め寄ったんだよ!首絞めてやろうかってくらい。そしたらばっちゃは言ったんだ!園崎家は手を下してないって。詩音と悟史の交際を許したんだよ。爪を剥いだから、すべてを忘れて許すって!」祟りについて、ばっちゃはずっと調べてたんだ。だけど、誰も祟りを実行した人はいないんだよ!」と真実をいわれ、自分は罪のない人たちを殺してしまったのかと後悔するが、引き下がれない詩音はスタンガンで魅音を気絶させ、魅音はそのまま井戸の底に転落した。
雛見沢を離れた圭一の元にやってきた詩音は、包丁で圭一を刺し殺した。殺す予定だった人を全員殺し、自宅マンションに戻り、再びベランダ伝いに部屋に戻る詩音。途中で柱に服が引っかかりバランスを崩し、空に浮かんだ月には、悟史の顔が見えた。「悟史君…今度は間違えないよ、きっと…」と、そのまま落下し死亡した。「綿流し編」の詩音目線での話であり、魅音が皆を殺したと思われていたが、魅音を演じる詩音の犯行であった。

綿騙し編

綿流しの祭りの日、詩音は鷹野と富竹が古手神社の祭具殿に行くことを知り、圭一を誘いその様子を覗こうとするが、鷹野に見つかってしまい「あなた達も共犯なんだし…せっかくだから一緒に見学しない?」といわれ、鷹野の提案に乗る詩音。オヤシロ様のご神体などを見ている時に、ご神体に手を触れてしまい、ご神体の頭が落ち割れてしまう。だが、その頭は元々割れていたようだった。「こんなことなら外で待っていればよかった」と愚痴る圭一に対し、「お姉たちが探してるかもしれないから、圭ちゃんお先に行ってください。それと圭ちゃんを独り占めにしていたなんて、お姉が知ったら怒り狂いますから、今日のことは内緒に。それだけじゃなく、私たちのしたことを考えれば…今年の祟りの最有力候補は、私達なんですから」と悪戯に笑う詩音。そして「お姉に見つかる前に、私は退散します」と走り去った。その晩、鷹野と富竹が行方不明になったことを知った詩音は、圭一に電話をしその事を伝え、これはオヤシロ様の祟りにあったのではないかと話す。そして、もしそうだとしたら自分たちも危ない事も伝える。こんな事になると思わなかった詩音は圭一に謝るが、「俺は何も悪くないんだ!どう責任取ってくれるんだよ!聞いてるのか!?」といわれたところで、その話を魅音に聞かれてしまい、電話を切った。

祟騙し編

ある日、沙都子の叔父の鉄平が雛見沢に帰って来て、沙都子と住むになる。一緒に住んでから沙都子は鉄平に小間使にされ、虐待も受けていた。沙都子はこの状況に耐えることが強さだと思い込み、誰にも助けを求めなかった。
学校でいつも部活をするが、鉄平が待っているため部活をせず帰宅しようとする沙都子に、一緒に暮らしていた家に帰ろうと梨花が声をかけるが、鉄平と暮らさなければならないと、北条家に帰ってしまった。教室で梨花を待っていた圭一、魅音、レナがどうだったか聞くが「沙都子に断られた」と首を振る。そこへ、沙都子の状況を知り苛立った状態の詩音が現れる。すぐにこの状況をなんとかしなければと思うが、その方法が思いつかないみんなに「そんなの簡単です!待ち伏せして、叔父をぶっ殺してやればいい!」と叫ぶ。 「そんなことしてはいけない」と、レナと魅音がいうが、「私は悟史君に頼まれたんです!沙都子に何かあったら、悟史君に顔向けできない!」と鉄平を殺す一択で、教室を出て行こうとする詩音を圭一が止める。「前原圭一が、絶対沙都子を救ってみせる!」と、行く手を邪魔する圭一を詩音はイスで殴る。だが、頭を切って血を流しながらも「死んでもここをどかない、俺を信じろ」と圭一は頑として譲らず、詩音は不貞腐れながらも椅子を下ろし、彼の話を聞く事にした。児童相談所に訴えるという圭一の意見に賛成し、沙都子のためにと部活メンバーと一緒に訴えに行った。圭一たちや村のみんなが何度も児童相談所に講義をしたおかげで児童相談所はすぐに対応してくれる事になった。虐待を耐えることが強さだと思っていた沙都子は圭一たちの行動を知り、それは違う事に気づく。玄関のチャイムが鳴った時、鉄平に肩を掴まれ、体が震えながらも勇気を出して沙都子は助けを求めた。逆上して暴力を振るおうとした鉄平を、大石が取り押さえ警察署に連行した。
沙都子の一件が解決し、綿流しの祭りの日を迎える。詩音は魅音、梨花、レナと祭りを楽しんでいたが、明らかに様子のおかしい大石がやってきて、梨花を捕まえてその首を絞め始める。詩音は咄嗟に体当たりして梨花を助けるが、大石に反撃されて蹴り倒され、拳銃で撃ち殺されてしまった。
そして魅音、梨花、その場にきた沙都子も殺されてしまった。

綿明し編

オヤシロ様の祟りに圭一を巻き込んだ詩音を(下)を締め殺してしまった魅音(上)。

「綿騙し編」で鷹野に誘われ祭具殿に圭一と侵入した詩音。その晩、鷹野と富竹が行方不明になったことを知り、圭一に電話をしその事を話していると、後ろに魅音がおり、話を聞かれてしまう。詩音が圭一を祭具殿に連れて行ったせいで圭一がオヤシロ様の祟りに巻き込まれてしまう。そう思った魅音は「誰が祟りを起こしているのか教えて」と詩音の首を締めながら迫る。首を締められ続けた詩音はそのまま魅音に締め殺された。魅音は詩音のことを殺す気など無かったが、圭一を巻き込んだという思いが強すぎて首を絞めてしまった。

祟明し編

「祟騙し編」で沙都子は叔父の鉄平に虐待を受けていたが、誰も助けることができない。そんな状況を知り、学校にいた圭一、レナ、魅音、梨花の前で「叔父をぶっ殺してやればいい」と発言する。その後、児童相談所へ訴える事になり、詩音も賛同し児童相談所へ行き、沙都子を救うため訴えた。
しかし実はこの時の沙都子は、神のごとき力を持つ謎の存在・エウアから、時を遡ってループする力を与えられていた。かつて同様に時間をループしながら雛見沢村を襲う惨劇を解決した梨花は、村の外へ出ることを強く願うようになっていた。しかしその彼女に誘われ一緒に進学した先で屈辱的な経験をした沙都子は、「村の外の学校に進学などしたくない、大切な友人である梨花とずっと一緒に雛見沢村で暮らしたい」という執念に取り憑かれ、エウアから与えられた力を“村の外に行きたいという梨花の心を徹底的に挫く”ために使うようになっていた。「鉄平から虐待を受けている」というのも狂言で、必死になって自分を救おうとしている圭一たちも、改心して懸命に自分を守ろうとしてくれている鉄平も利用して梨花を苦しめようとしていたのだった。
「祟騙し編」で綿流しの祭りの日、大石が拳銃で詩音たちを殺していたが、これも沙都子の手によって起きた惨劇である。沙都子は雛見沢症候群を誘発させる注射を手に入れ、それを大石に使用していた。そのため大石は雛見沢症候群を発症し、雛見沢でここ数年毎年起きている殺人及び失踪事件は、“オヤシロ様の祟り”を隠れ蓑に村の邪魔者を排除しようとしたものであると妄想に取りつかれ、その主導者と見込んだ御三家の人々を自ら抹殺するべく、魅音、梨花、そして詩音に襲い掛かかり、この惨劇を引き起こしたのだった。

神楽し編

梨花と沙都子が、互いに自分の望む場所にむりやり相手を連れていこうとした結果起きていた新たなループも解決し、雛見沢村で平穏に暮らす。
聖ルチーア学園に向かう梨花の見送りには行かなかったものの、魅音に伝言を頼んでいる。自身は相変わらず沙都子をかわいがり、親友である梨花がいなくなって寂しそうにしている彼女に何かと話しかけ、親身に励ましている。

園崎詩音の関連人物・キャラクター

園崎魅音(そのざき みおん)

園崎家は雛見沢村で大きな権力を持つ家であり、魅音はその次期当主。学校ではクラス委員長を務める。
詩音の双子の姉であり、瓜二つの2人は入れ替わりをし、双子だと明かす前、詩音は魅音のふりをして圭一たちと接していた。魅音をからかうことが好きで、しょっちゅうちょっかいを出して楽しんでいる。
園崎家には魅音と詩音の双子が生まれ、その時に本来であれば血筋争いを避けるために妹を殺すことになっていた。だが、お魎の情けから詩音は生かされ、雛見沢の外で育てられた。園崎家次期当主には鬼の入れ墨を彫るのが習わしとなっており、魅音も入れ墨を掘ることが決まっていた。しかし入れ墨を彫る当日、詩音が「どうしても宴会の鯛の刺身を食べたい」と言い出した。この日が入れ墨を彫る日だと知らない2人は入れ替わり、そのまま詩音に入れ墨が入れられることになってしまった。このことを言い出せなかった詩音はそのまま魅音として生きることになり、双子は入れ替わってしまったのである。
「綿流し編」、「目明し編」では、魅音になりすまし、悟史の鬼隠しについて明確にするため連続怪死事件を起こした後、マンションから転落ししてしまった。

北条悟史(ほうじょう さとし)

yuh1002b2
yuh1002b2
@yuh1002b2

Related Articles関連記事

ひぐらしのなく頃にとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ひぐらしのなく頃にとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひぐらしのなく頃に』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。原作はビジュアルノベルで、2006年から断続的にアニメ化された。小説や実写映画なども制作され、2000年代後半から2010年代前半を代表する人気作品となった。 雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一の周囲で不穏な事態が相次ぎ、凄惨な惨劇が繰り返されていく。

Read Article

ひぐらしのなく頃に卒(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ひぐらしのなく頃に卒(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひぐらしのなく頃に卒』とは、竜騎士07原作のアニメ作品で、2020年放送の『ひぐらしのなく頃に業』の続編。同シリーズは2006年から断続的にアニメ化されてきた人気作である。 繰り返される昭和58年6月の中、日本の田舎町・雛見沢村で次々に起きる怪事件。その全ては、村を出て行こうとする古手梨花を引き留めるために、北条沙都子が裏で糸を引いたものだった。果たして沙都子は事件の裏でどのように暗躍していたのか、無数の惨劇を重ねた彼女たちの行く先に何が待ち受けるのか。物語は真の結末に向けて動き出していく。

Read Article

ひぐらしのなく頃に業(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ひぐらしのなく頃に業(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひぐらしのなく頃に業』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。2006年から断続的にアニメ化されてきた同シリーズ7年ぶりの新作である。序盤の展開は過去作と同じものだが、リメイクではなくリブートだと公式から発表されている。 雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと共に平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一に、レナら村人たちは不穏な一面をさらけ出していく。

Read Article

竜宮レナ(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

竜宮レナ(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

竜宮レナ(りゅうぐう れな)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、「かぁいいもの」を偏愛する女子中学生。元々雛見沢の出身だが、幼い頃に親の仕事の都合で茨城県に引っ越し、昭和56年までをここで過ごし、その後昭和57年に故郷へ戻った。転校してきたばかりの前原圭一の面倒を見たりと、優しく献身的な性格で、無自覚な善意の塊。本名は「竜宮礼奈(れいな)」だが、幼少期に実母が不倫相手との子供を妊娠したことで、両親が離婚したことをきっかけに、「レナ」と自称するようになり、周りにもそう呼ばせるようになった。

Read Article

北条沙都子(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

北条沙都子(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

北条沙都子(ほうじょう さとこ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物でトラップの名手であり、様々なトラップを自在かつ効果的に駆使する女子小学生である。生意気な性格で年上である前原圭一に、事あるごとにちょっかいをかけたり、憎まれ口を叩いたりしている。古手家の一人娘である古手梨花と親友で、互いに両親を亡くした者同士、寝食を共にする仲である。沙都子の兄である北条悟史を強く慕っており、兄のやっていた野球では、圭一が事前交渉で投げさせたスローボールを見事に打ち取った。活発で運動神経は大変良好である。

Read Article

古手梨花(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

古手梨花(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

古手梨花(ふるで りか)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、古手神社の一人娘。同学年の北条沙都子と同じ家で生活をしている。毎年6月に行われる「綿流し祭」では、巫女役を務めている。周囲をいつも和ませるが、時に年齢に似合わぬ冷静さも見せる不思議な雰囲気の女の子。自分のことを「ボク」と呼び、「み〜」「にぱ〜」などの口癖を持つ。村人からオヤシロ様の生まれ変わりであると崇められているが、実はオヤシロ様の正体は羽入という少女の見た目をした存在であり、梨花は羽入の姿を唯一目にする事のできる存在である。

Read Article

園崎魅音(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

園崎魅音(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

園崎魅音(そのざきみおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、姐御肌のムードメーカーであり、通っている学校では委員長を務めている。勝気かつ男勝りでやや強引な性格で、一人称に「おじさん」を使うことが多い。趣味で集めているゲームを、皆で遊ぶ事を主旨とする「部活」の部長をつとめる。毎日放課後に部活を開き、持ち前の明るさでメンバー達を盛り上げている。転校してきた前原圭一に好意を抱いており、親友である竜宮レナとは親友であり良きライバルでもある。雛見沢村で権力を誇る御三家の園崎家の次期頭首の顔も持つ。

Read Article

鷹野三四(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

鷹野三四(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

鷹野三四(たかの みよ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、雛見沢村にある入江診療所に勤務する看護婦。普段は知的で物腰柔らかいが、時に他人を見下したような態度をとり、ヒステリックな面も見せる。 筋金入りのオカルトマニアで、フリーのカメラマンである富竹ジロウとは親しい間柄。劣悪な環境の孤児院で育ち、ここを脱走して雛見沢村で医者をしていた鷹野一二三の養女となる。養父の生涯を賭した研究が闇に葬られようとしているのを知り、これを阻止するために軍隊による雛見沢住民の虐殺・雛見沢大災害を画策した。

Read Article

羽入(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

羽入(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

羽入(はにゅう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、本作の「皆殺し編」から姿を現し、「祭囃し編」では主人公を務める、雛見沢の守り神であるオヤシロ様そのもの。オヤシロ様の生まれ変わりといわれている古手梨花以外の人間には、羽入の姿は認識できない。「祭囃し編」にて、古手家最後の生き残りとして、部活メンバー達の前に現れる。性格は内気で頼りなく子供っぽく、困ったり興奮したりすると「あうあう」としゃべる癖があるが、時折神のように非常に厳粛な喋り方をすることもある。

Read Article

前原圭一(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

前原圭一(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

前原圭一(まえばら けいいち)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、シリーズ通しての主人公であり、昭和58年5月に東京から雛見沢に引っ越してきた中学2年生の少年である。直情的な熱血漢である反面、デリカシーがなく無神経だったり女心に鈍感なところがある。明るく気さくな性格であり、転校して来てすぐに同じクラスの竜宮レナ(りゅうぐう れな)や園崎魅音(そのざき みおん)といった複数の友人を作った。 都会にいた頃から学業に優れ、優秀な知力を持ち「口先の魔術師」と呼ばれる程非常に口が達者。

Read Article

北条悟史(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

北条悟史(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

北条悟史(ほうじょう さとし)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、北条沙都子の兄である。園崎魅音と園崎詩音と同学年であり、魅音が立ち上げた当初の部活メンバーの一員である。大人しい性格をしており、よく読書をしており、人の頭をよく撫でる癖がある。困ったときにはよく「むぅ…」と口にしてしまう。入江京介が監督を務める少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」に参加していたが、本番に弱いため目立った活躍はなかった。前原圭一が雛見沢に来る前の昭和57年6月の綿流しの日に失踪し、現在行方不明となっている。

Read Article

大石蔵人(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

大石蔵人(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

大石蔵人(おおいし くらうど)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、定年退職を間近に控えた興宮署の刑事。雛見沢で毎年起きている連続怪死事件を追いかけており、綿流しの祭りが近づくと頻繁に雛見沢を訪れるようになる。最初の連続怪死殺人事件の犠牲者となったのが、ダムの現場監督であり、大石が「おやっさん」と呼んで慕っていた男であるため、捜査に執着する要因となっている。強い正義感の持ち主だが、定年退職を間近に控えており、刑事でいられる内に真相を突き止めようと強引な捜査手法を用いることがある。​​

Read Article

赤坂衛(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

赤坂衛(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

赤坂衛(あかさか まもる)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、警視庁公安部に所属する刑事であり、階級は警部。真面目で正義感が強い性格であり、曲がったことが嫌いな熱血漢。入庁試験、警察学校では優秀で将来有望だが、捜査官としては新米で未熟。建設大臣の孫が誘拐された事件の極秘捜査をする為に雛見沢を訪れ、そこで大石蔵人と古手梨花に出会う。愛妻家であり、同僚達の間では熱愛夫婦として知られており、妻の雪絵は出産を目前にしている。学生時代は麻雀に熱中しており、「馬場の衛」の異名を持つプロ級雀士だった。

Read Article

富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

​​富竹ジロウ(とみたけ じろう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、野鳥や風景を撮るフリーのカメラマンである。物腰柔らかく、真面目で大らかな男性。雛見沢村の住人ではないが、村で起きたダム戦争の少し前から季節毎に雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在していく。村人とも面識があり、温厚な性格ゆえ評判も悪くない。村の診療所の看護婦である鷹野三四と交際中で、よく一緒に散策する姿を目撃されているが、普段は彼女の尻に敷かれている。実は自衛隊の人間で、雛見沢村への来訪も独立組織を有する鷹野の監視が目的である。

Read Article

入江京介(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

入江京介(ひぐらしのなく頃に)とは【徹底解説・考察まとめ】

入江京介(いりえ きょうすけ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、雛見沢村唯一の医療機関、入江診療所の所長である。 その口調や仕種から落ち着いた大人の印象を与え、基本的に真面目な性格。本業の医師のほか、少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督も務める。東京から雛見沢に引っ越してきた前原圭一たちからは親しみを込めて「監督」と呼ばれている。村のイベントにも積極的に関わり、村民からも年代問わず厚く信頼されているが、雛見沢の風土病である雛見沢症候群の研究者という裏の顔を持つ。

Read Article

ひぐらしのなく頃にの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ひぐらしのなく頃にの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ひぐらしのなく頃に』とは、竜騎士07が考案した同人ゲームで、アニメ化や実写映画化など、多数のメディア展開がなされている。昭和の田舎を舞台としたミステリーで、残酷で切ない物語や惨劇に立ち向かう強さを描いたストーリーが世間では高く評価されている。意味深なセリフや、仲間との絆を感じさせるセリフが、人々の心に深く刻まれている。

Read Article

《閲覧注意!》身の毛もよだつグロ・恐怖アニメ . ゚Д゚))))))ガクガクブルブル

《閲覧注意!》身の毛もよだつグロ・恐怖アニメ . ゚Д゚))))))ガクガクブルブル

BPO(放送倫理機構)様の御目がある中でも、ちょくちょくOKをもらって放送されているグロアニメ。原作はもちろん、そのグロさや恐怖さはとんでもないですが、アニメではいろいろ調整もあって別の意味での恐ろしさに変わっているのです。今回はそんな恐怖蔓延のアニメをまとめましたので、ご紹介いたします。※もし気になる方は、ぜひご自身の御目でご確認ください。(ちなみに「まど☆マギ」は入れてませんw違うでしょ)

Read Article

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。

Read Article

知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

一時期は社会現象にもなった「ひぐらしのなく頃に」。根強いファンがたくさんいるだけでなく、様々なグッズやゲームが今でも数多く制作・販売されています。しかしながらその一方で、今では完全に日陰に位置してしまっている「ひぐらしのなく頃に」ですが、その展開されているゲームがどれもとても面白い神ゲーなのです。今回はそんなあまり知られていないものをまとめました。

Read Article

ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ここではホラー、グロテスク、鬱など、子ども向けとは言えない怖いアニメをまとめた。同人サークルのコンピュータゲームから一代コンテンツに成長を遂げた『ひぐらしのなく頃に』や、日本アニメの金字塔『新世紀エヴァンゲリオン』、短編連作ホラーアニメ『闇芝居』などを紹介している。

Read Article

【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

アニメにまつわる怖い話や都市伝説をまとめました。『ONE PIECE』の登場人物・キャラクターが左右非対称であることや、『ひぐらしのなく頃に』が放送中止になった理由などをはじめ、長年囁かれてきた噂を掲載。読み始めたら止まらない、ちょっと怖くて不思議な話を紹介していきます。

Read Article

【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

世の中に溢れ返っているアニメ作品には、視聴者に恐怖を植え付けるものがあります。中には、登場人物やキャラクターの見た目はめちゃくちゃかわいいのにストーリーがグロすぎるといったギャップが大きいものもあり、一度観たらずっとトラウマになってしまいそうですよね…。この記事では、そんなヤバいアニメを集めました。グロい系なものが苦手な方は閲覧注意!

Read Article

目次 - Contents