名探偵コナン 犯人の犯沢さん(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』とは、かんばまゆこが『週刊少年サンデーS』で連載している漫画作品。青山剛昌の『名探偵コナン』を原作とするスピンオフ漫画である。累計発行部数210万部を超える人気作で、原作の名シーンをギャグ的に絡めた内容は爆笑必至。「ヤツ」を殺害するために犯罪都市・米花町へやってきた犯沢さんの波瀾万丈な日々が描かれている。

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』の概要

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌(あおやま ごうしょう)の大人気漫画『名探偵コナン』を原作とするスピンオフ漫画。著者はかんばまゆこ。2017年7月より、『週刊少年サンデーS』にて連載されている。
主人公の犯沢(はんざわ)さんは、原作の『名探偵コナン』で犯人が明かされる前の全身黒タイツのような見た目で、世間に注目された。また、笑いたっぷりのストーリーは、原作の名シーンや読者が突っ込みたくても突っ込めなかった部分をギャグ的に絡めており、2022年7月時点で累計発行部数210万部を突破する人気作品となった。
2022年10月からはテレビアニメの放送も決定している。
世界トップレベルの事件数を誇る犯罪都市・米花町(べいかちょう)に降り立った犯沢さん。彼は、憎い「ヤツ」に復讐するため、殺意を胸に秘めていた。見た目は黒タイツ、頭脳はピュア。犯罪が日常のこの町で、犯沢さんは殺人を犯し、復讐を果たせるのかを描いた作品である。

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』のあらすじ・ストーリー

犯罪都市・米花町

憎い「ヤツ」への殺意を胸に秘めた主人公・犯沢(はんざわ)さんは、ヤツが米花町(べいかちょう)にいるという情報を得て、米花町へ降り立つ。しかし、米花町は世界トップレベルの事件数が発生する犯罪都市だった。まず、不動産屋を訪れ、生活の拠点となる部屋探しをする犯沢さんだったが、米花町にあるのは事故物件ばかり。数少ない無事故の物件は超高額になっていた。事故物件に住む勇気の出ない犯沢さんは、シェアハウスという案を思いつく。不動産屋に紹介されたシェアハウスに入居を決め、そこの住人の犯林(はんばやし)とは友達になれるかも、と胸を躍らせる犯沢さん。翌朝、テレビを見ていると、昨日会っていた不動産屋の店主が殺害されたというニュースが流れる。そして、その犯人は犯林だったのだ。犯沢さんの友達ができるかも知れないという希望は、打ち砕かれてしまった。

後日、住む場所の決まった犯沢さんは、転入の手続きのため、市役所を訪れる。手続きはスムーズに終了し、その上様々な粗品まで貰えた。しかし、その隣の転出窓口には長蛇の列ができており、転出届の書類は受理されない。市役所の壁には「STOP人口減少」と書かれたポスターが貼られていた。犯罪都市・米花町を抜け出したいと考える人は多いが、抜け出すことのできない蟻地獄のようだった。
市役所での手続きの後、犯沢さんは運転免許証の住所変更のために米花警察署を訪れる。米花警察署は、事件数は多いけれど、検挙率100%を誇る犯罪撲滅のためのスペシャル集団なのだ。犯沢さんが恐る恐る警察署内に入ると、多くの人が免許の書き換えのために並んでいるが、警察官の姿は見えない。毎日毎日事件が発生するため、警察官は皆事件に駆り出されていた。ようやく犯人を逮捕して警察署に戻ってきても、またすぐに事件が発生し、窓口は開かない。犯沢さんは徹夜で列に並び、免許証の書き換えを行うことができた。

移住のための手続きは行うことができたが、犯沢さんはまだシェアハウスに馴染めないでいた。ある日、犯沢さんはシャンプーを買いに出かける。すると、挙動不審な犯沢さんを尾行し、監視する小学生と高校生の探偵の姿があった。米花町では探偵たちが目を光らせていた。犯沢さんが帰宅すると、シェアハウスの住人たちは犯沢さんの歓迎パーティーをしていて、犯沢さんはシェアハウスに馴染み始めた。

犯沢さんの仕事

夜中に目が覚めた犯沢さんは、眠れなくなってしまい、お酒でも買おうかとコンビニへ向かう。しかし、コンビニは閉まっており、深夜の米花町は危険で溢れていた。逃げ込むようにお店に入ると、そこは包丁や拳銃を売る怪しげな防犯グッズショップだった。店員の口車に乗せられ、犯沢さんは2万円の包丁を購入してしまう。さらに、ボッタクリバーに連れて行かれ、高額の料金を請求される。店にはかの有名な名探偵・毛利小五郎(もうり こごろう)も居合わせ、犯沢さんと同様に高額の料金を請求されていた。その時、小五郎の娘・蘭(らん)が小五郎を迎えに来て、ボッタクろうとする店員たちを、得意の空手で蹴散らす。お陰で犯沢さんは高額の料金を払わずに済んだ。しかし、翌日、犯沢さんは財布を盗まれていることに気づく。そして、銀行口座の残高も0になっており、全財産を失った。

このままでは家賃も払えない犯沢さんは、すぐにお金が手に入るアルバイトを探す。しかし、米花町では日給が高い分、怪しげなアルバイトしか見つからない。そこに発明家の阿笠(あがさ)博士が現れ、「うちでバイトをしないかね?」と声をかけてくる。阿笠博士のアルバイトの内容は、麻酔針の効果を実験する被験体だった。麻酔針を打たれ、三途の川を渡りかけた犯沢さんが目を覚ましたのは3週間後。犯沢さんは命をかけてお金を稼ぎ、家賃を払うことができた。

後日、犯沢さんはレンタルビデオ店のオープニングスタッフのアルバイトが決まる。しかし、アルバイト初日に店に着くと、そこでは店長が殺害されていた。どうなることかと思いきや、他のアルバイトスタッフは全員探偵で、犯人はすぐに逮捕された。頼もしい人たちと働けると安心したのも束の間、怪しい人を見つけたり、事件が起こると探偵たちは仕事を放り出してしまう。さらに、犯沢さんは知らぬうちにバイトリーダーにされ、苦労の絶えない労働の日々を送る。

突然、犯沢さんの母が米花町に遊びに来た。バイト先でもシェアハウスでも田舎者丸出しの母が恥ずかしくなり、犯沢さんは母を怒鳴りつけてしまう。母は何も言わず、宿泊先のホテルへ向かった。その翌日、母が観光に行くと言っていたベルツリータワーに爆弾魔が立て篭もり、入場客たちが閉じ込められているというニュースがテレビで放送されていた。母を心配した犯沢さんが急いでベルツリータワーへ向かうと、母は事件に巻き込まれることもなく、観光を楽しんでいた。仲直りした親子は、共に観光を楽しむことにする。

犯沢さんの標的

神社で引いたおみくじに「徳を積め。さすれば人生は開かれよう」と書かれていた犯沢さんは、路上のゴミ拾いを始める。路上には、なぜか大量の針が捨てられていた。針をポイ捨てする犯人に腹を立てる犯沢さん。そのポイ捨ての犯人は、名探偵の毛利小五郎だったのだ。小五郎に対して殺意が湧き、犯沢さんは小五郎を殺そうとするが、以前空手で大勢を蹴散らしていた蘭を思い出し、返り討ちに合うと考え直して逃亡する。その時、犯沢さんが米花町に来た目的の憎いヤツを発見する。

ヤツを追いかけて辿り着いたのは、生存率向上委員会。そこでは何やら大きな仕掛けが準備されていた。委員会のメンバーに紛れ込み、ヤツを殺す機会を伺う。そして、ヤツが世紀の大泥棒・怪盗キッドであることを知る。キッドが現れる日は人があまり死なないため、生存率向上委員会はキッドが現れやすいように仕掛けを準備し、支援していたのだ。町中の人々がキッドに注目する中、犯沢さんはキッドを殺す絶好の機会を得る。しかし、キッドは標的のヤツに瓜二つなだけで、別人だったことが判明する。犯沢さんの殺人計画は振り出しに戻った。

犯行に犬を利用できないかと考えた犯沢さんは、ペットショップを訪れ、強そうな犬を探す。しかし、毛玉のような可愛らしいポメラニアンの姿が目に焼き付いて離れない。後日、再度ペットショップを訪れると、以前アルバイトを紹介してくれた阿笠博士がポメラニアンの購入を検討していた。犯沢さんはアルバイト仲間の白馬探(はくば さぐる)にお金を借り、ポメラニアンを購入した。犯行に利用はできそうにないが、小さくて可愛らしいポメラニアンに「ポメ太郎」と名づけ、癒しを手に入れた。

犯沢さんの里帰り

お盆が近づき、実家に従兄弟のサキちゃんが里帰りしていることを知った犯沢さんは、自分も里帰りすることを決める。早速準備し、駅へ向かうと遠方外出許可証が必要だと言われ、市役所へ申請に向かう。市役所では外出の理由を確認され、必ず帰ってくると誓約書を書かされ、発信器まで取り付けられる。申請書を入手した犯沢さんは再度駅で切符を購入しようとするが、なぜか米花町から出雲までの切符代は通常の約5倍の値段になっていた。全てが米花町から人を出さないように仕組まれている。それでも、犯沢さんは覚悟を決めて切符を購入する。駅の中では手荷物検査や尋問が行われ、尋問に引っかかった犯沢さんは電車に乗ることができなかった。最終手段として、ヒッチハイクをする犯沢さんを乗せてくれたのは、毛利小五郎、蘭、小五郎の家に居候している小学生探偵・江戸川コナン(えどがわ こなん)の一行だった。小五郎たちと出雲まで向かうことになった犯沢さんは、無事に米花町を脱出することができ、事件が起こることはないと安心する。しかし、それは間違いだった。死神でもいるのかと疑うほど、次々と事件に巻き込まれ、犯沢さんの精神は疲弊していく。そして出雲に到着し、小五郎たちと別れ、迎えに来た母を見た犯沢さんは安堵して涙を流す。

実家には親戚が勢揃いしており、地元の料理に懐かしさを覚える。従姉妹のサキちゃんも来ていて、楽しく談笑するが、実家で日々ヤツに恨みを募らせていたことを思い出し、決意を新たに米花町へと帰還する。その途中、サキちゃんから自分も東京へ行くことにしたというメールが届く。
サキちゃんが来ることに浮かれる犯沢さんだったが、自分の目的はヤツを殺すことだと胸に刻み、頭の中を整理するために部屋の模様替えをする。シェアハウスの住人たちに紹介してもらい、怪しげなアイテムを部屋に配置したものの、あまりの不気味さに、犯沢さん自身も部屋に入ることができなくなってしまったのだった。

犯沢さんの借金返済

家計簿を記入していた犯沢さんは、ポメ太郎を飼うために白馬から借りた50万円の返済が厳しいことに気づく。帰省やシェアハウスの住人たちとのパーティー代がかさんだからである。犯沢さんは、ポメ太郎のために命をかけてでも50万円稼ぐことを決意する。そして向かったのは、以前もアルバイトを紹介してくれた阿笠博士の家だった。紹介されたアルバイトは、阿笠博士の家に住む灰原哀(はいばら あい)という少女の実験の被験体。幼い少女の科学者ごっこに付き合えばいいのか、と楽観視した犯沢さんだったが、「APTX(アポトキシン)4869」という薬を投与されると、体が熱く、肉が溶けるような感覚に襲われる。意識を失い目覚めた時、犯沢さんの体はスリムボディに変化していた。薬の効果でいらない贅肉が縮んだのだ。また、灰原の研究しているのはその解毒薬ということで、内服薬を飲んで効果が切れる時間をメモしておくように指示される。

数日後、犯沢さんは引き締まった体で、サキちゃんと待ち合わせをしていた。2人でパンケーキを食べ始めたその時、薬の効果が切れて、犯沢さんの体は元のだらしない体型に戻ってしまう。その後も内服薬を飲んでは、効果が切れるのを繰り返す。犯沢さんはその仕事に疑問を抱くものの、報酬は言い値で払うと言った灰原のおかげで、白馬に借金の50万円を返済しても、手元には100万円が残った。部屋にいれば他のシェアハウスの住人にたかられると、危険を感じた犯沢さんは、堅実に貯金しようと銀行へ向かう。しかし、その銀行には銀行強盗が入っていて、米花町では銀行さえも安全な場所でないと理解する。現金を所持しているのも、銀行に預けるのも危険なので、犯沢さんは思い切って拳銃を購入することを決める。防犯グッズショップで見つけた拳銃は、ちょうど100万円で、犯沢さんは目標に近づくことができたと、機嫌よく家路につく。そこで、犯沢さんは重大なことに気が付き、防犯ショップへと引き返す。拳銃は購入したものの、弾丸を購入していなかったのだ。しかし、弾丸は一発5万円もして、拳銃に有金をはたいた犯沢さんには到底購入できない。ダメもとで犯沢さんが拳銃の返品を申し出ると、店員は快くそれに応じる。犯沢さんが安心したのも束の間、米花町にはお金を欲しがる危険人物や強盗殺人が溢れている。そして、犯沢さんに報酬を支払うために老後の蓄えを失った阿笠博士が、募金箱を持って路上に立っていた。多額の現金を持つことに疲れた犯沢さんは、阿笠博士にお金を返すことにした。そこに、江戸川コナンが現れ、違和感を抱く。防犯ショップで返金する際、お金を全て偽札にすり替えられていたのだ。無一文になった犯沢さんは、阿笠博士と共に募金箱を持って路上に立つことになる。

犯沢さんの従姉妹

ヤツを殺す計画を立てるにも、ヤツの居場所さえわからない状態で、犯沢さんは手詰まりになっていた。そんな時、シェアハウスの住人から、よく当たると噂の占い師を教えてもらい、占いでヤツを探せないかと考える。早速占い師のところへ行き、占ってもらう。噂通り、占いは的中。いよいよヤツの居場所を占ってもらおうとすると、高額のペンダントを購入するように言われ、怪しい男たちも現れる。身の危険を感じた犯沢さんは、防犯ブザーを鳴らし、警察に通報した。占い師たちは警察に逮捕され、犯沢さんは被害にあわなくて済んだ。ホッと息をついたところに、サキちゃんが現れる。サキちゃんも噂の占い師に占ってもらいにきたのだと言う。そして、逮捕されたのは噂の占い師の偽物だった。
本物の占い師に占ってもらうが、犯沢さんはどうしてもヤツよりもサキちゃんのことが気になって、占い師に相談する。占い師にはサキちゃんのことが好きなら告白しろと言われ、結局ヤツの居場所を聞くことはできなかった。次に占い師に相談しに入ったサキちゃんが何を占ってもらうのか気になった犯沢さんは、こっそりと覗きみる。サキちゃんは占い師に探して欲しい人がいると言う。その表情からはただならぬ雰囲気が漂っていた。

後日、サキちゃんのことを考えながらポメ太郎の散歩をしていると、小学生のサッカー部の男の子たちに声をかけられ、試合の助っ人をすることになる。小学生の試合に大人が入るのはどうかと思ったが、相手チームの少年探偵団には、強そうな大人の探偵や刑事たちが勢揃いしていた。圧倒的な戦闘力を持つ大人たちや江戸川コナンの活躍で、犯沢さんたちのチームに勝ち目はない。そこで犯沢さんは探偵に勝てるある方法を思いつく。犯沢さんはスマホを取り出し、「中央通りで殺人事件!?」と声を上げる。すると、少年探偵団のチームメンバーは皆事件現場へ向かう。こうして、犯沢さんの策略で勝利した。
その夜、犯沢さんは思い切ってサキちゃんに、誰を探しているのかとメールで尋ねる。サキちゃんが探しているのは、ただの有名人だった。サキちゃんにライブやコンサートに行かないかと誘われた犯沢さんは、テンションが上がり、アルバイトを頑張ろうと気持ちを切り替える。

犯沢さんの殺人計画

犯沢さんは殺人計画を立てようと考えるが、圧倒的に不足しているものがあった。情報である。しかし、ネットの情報には嘘も多いため、人脈を作ろうと考える。そのために、ポメ太郎を連れてドッグランを訪れた。ポメ太郎を遊ばせようとした途端、ポメ太郎と刑事の風見裕也(かざみ ゆうや)の連れた犬・ハロが喧嘩を始める。双方が可愛さをアピールして衆目を集めていると、アイドルの沖野(おきの)ヨーコが愛犬のショコラを連れてきた。ポメ太郎もハロもショコラに一目惚れするが、ショコラの歓心を得ることはできなかった。その後、ポメ太郎はご飯を食べなくなってしまい、夜中に遠吠えをするようになる。数日後、犯沢さんもポメ太郎もぐったりした様子で、再度ドッグランを訪れると、風見とハロも同じくぐったりした様子であった。さらに、沖野のマネージャーが慌てた様子でやってくる。沖野が姿を消し、連れ去られた可能性が高いとのことだった。すると、ポメ太郎とハロが急に走り出す。向かった先には、沖野とナイフを持った男がいた。ポメ太郎とハロの活躍で犯人は逮捕され、事件は解決した。そして、ポメ太郎、ハロ、ショコラは仲良くなり、犯沢さん、風見、沖野も連絡先を交換して友達になることができた。

後日、犯沢さんと風見、沖野の3人はドッグカフェでランチの約束をする。そこで犯沢さんは、ちゃんとした服を買おうとお店へ行くが、入店時のセキュリティに引っかかって入れなかった。さらに、手荷物検査の時に他人のカバンと自分のカバンを間違えてしまったのだった。そのカバンの中には、拳銃と白い粉が入っていた。ちょうどテレビのニュースで麻薬の売人が米花町内を逃走中だと知った犯沢さんは、このカバンが麻薬の売人のものだと確信する。その時、犯沢さんのカバンを持った男に声をかけられる。声をかけた男・安室透(あむろ とおる)の正体は警察で、白い粉はただの小麦粉だった。そうこうしているうちに待ち合わせの時間になってしまい、犯沢さんは急いでドッグカフェに向かう。そのため、中学の時の体操服のままだった。焦る犯沢さんに対して、風見と沖野は感動した様子を見せる。日々凄惨な事件で溢れる米花町で、普通の日常らしさを体現している犯沢さんに感動していたのだ。3人はさらに友情を深め、犯沢さんは米花町での生活に充実感を感じ始めていた。その時、京都の木屋町通りで起こった殺人事件のニュース映像にヤツが映っているのを発見する。

早速京都の事件現場に向かう犯沢さん。しかし、そこにヤツの姿はなかった。ヤツが学生服を着ていたことから、修学旅行で行きそうな場所を考え、清水寺へと向かう。すると、毛利蘭とキスをしているヤツがいた。犯沢さんは殺意を膨らませるが、蘭に返り討ちにされることを考えると、実行することができない。結局、復讐の相手を前にしても、何もできない無力感だけが残り、強くなることを心に誓う。

犯沢さんの特訓

強くなければ復讐を果たせないと悟った犯沢さんは、ポメ太郎を連れてジョギングをしている途中、「Red・I(レッド・アイ)先生のスナイパー教室」を見つける。早速入会してレッスンを受けるが、受付の沖矢昴(おきや すばる)がとても気さくで親切なのに対して、講師の赤井秀一(あかい しゅういち)は無口で、具体的な指導はしてくれない。それでも犯沢さんは、諦めずに自主トレーニングを続け、的に命中させることができた。しかし、スナイパーライフルを打った衝撃で肩を脱臼するクセがついてしまった。

赤井から教わったことを守り、犯沢さんがジョギングをしていると、川の反対岸で爆発が起こる。ちょうど爆発の瞬間に「爆弾で殺してやる!!」と言い放った犯沢さんは、爆弾魔と勘違いされて警察に追われる。米花町を出て、隣の杯戸町(はいどちょう)まで来たが、この町も米花町と同様に犯罪が溢れていた。がむしゃらに走っていると、犯沢さんは爆発のあった現場に来てしまっていた。そこには阿笠博士がいて、爆破したのは自分だと言う。さらに阿笠博士は、犯沢さんのことを仲間だと言い、犯沢さんは自分も爆弾魔の共犯になってしまったのかと絶望する。その時、犯沢さんを追いかけていた警察が到着し、罪の重さに耐えきれなかった犯沢さんは阿笠博士と共に自首を試みた。しかし、阿笠博士は博物館の爆破解体を頼まれていただけで、爆弾魔というのは誤解だった。

ヤツを殺すために体力をつける一方、犯沢さんは毎晩のようにヤツを殺しては蘭に返り討ちにされる夢にうなされていた。どうにか安眠できる方法はないかと考え、「毛利小五郎の眠りセミナー」に参加する。しかし、セミナーが始まって登場した毛利小五郎は、以前会った時とは様子が違う。犯沢さんが猜疑心を抱いていると、安眠布団を300万円で売り始め、これは詐欺だと確信する。その次の瞬間、安眠布団を掲げていた毛利小五郎は、舞台上で死んでいた。すぐさま江戸川コナンが壇上に上がり、現場をウロウロし始める。しかし、周囲の大人も駆けつけた警察たちもコナンを注意しない。唯一、小五郎だけがコナンを叱っていた。殺されたのは、小五郎の偽物だったのだ。犯沢さんは、柔道が強くて、頭が良くて、人格者の小五郎のファンになっていた。しかし、当初の目的である安眠は得られなかった。

犯沢さんとポメ太郎

犯沢さんは、毎日起こるたくさんの事件に心が疲弊するが、ポメ太郎の可愛さに癒されていた。それは他の人々も同じで、犯沢さんがネットに上げた動画はすぐさま再生回数100万回を超え、大人気になる。さらには、アイドルの沖野ヨーコとのコラボの話まで持ち上がり、犯沢さんは本格的に動画投稿で大金を得ようと考える。しかし、犯沢さんが動画編集に夢中になっている間に部屋は荒れ放題になり、ポメ太郎は姿を消していた。犯沢さんは慌ててポメ太郎を探しに出る。欲に目が眩んでしまっていたが、犯沢さんにとって一番大切なのはポメ太郎で、心の支えだったと再確認する。結局、ポメ太郎は白馬探のペットの鷹・ワトソンと一緒にいた。ポメ太郎が人気になったことで、また怪盗キッドが盗みにくるかもしれない、と白馬がワトソンを見張りにつけてくれたのだった。犯沢さんはポメ太郎に、動画投稿はほどほどにして、本格的に殺人計画を立てることを約束するが、ポメ太郎に散歩をせがまれて何もできなかった。

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』の登場人物・キャラクター

犯沢さんとその家族

犯沢(はんざわ)さん

Shouhei_kanai5
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@Shouhei_kanai5

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フサエ・キャンベル・木之下(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

フサエ・キャンベル・木之下(フサエ・キャンベル・きのした)とは、『週刊少年サンデー』の漫画、及びそれを原作にしたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公である江戸川コナン(えどがわコナン)/工藤新一(くどうしんいち)の隣に住む発明家である阿笠博士(あがさひろし)の初恋の相手である。フサエ・キャンベル・木之下も、彼に恋心を抱いているが、すれ違いにより両思いにはなっていない。

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新作映画出演!強すぎる園子の彼氏・京極真【名探偵コナン】

新作映画出演!強すぎる園子の彼氏・京極真【名探偵コナン】

京極真とは、蘭や園子が通う杯戸高校の空手部主将であり、園子の彼氏である。その強さは、作者である青山剛昌も「素手なら人類最強」というほどである。その強さは人間業ではなく、逆にシュールで笑える事もある。 更に2019年公開の『名探偵コナン 紺青の拳』のキーパーソンである事が明かされた。 そんな京極真の強さ、園子と付き合うようになった経緯、他のキャラクターとの関係など、徹底解説します。

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安室透/降谷零(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

安室透/降谷零(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

安室透(あむろ とおる)/降谷零(ふるや れい)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌の漫画作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「眠りの小五郎」こと私立探偵の毛利小五郎の弟子。 小五郎の傍について探偵のいろはを学ぶため、探偵事務所の階下の喫茶ポアロでアルバイトをしている。自分自身も探偵として様々な依頼を受けているため、突然ポアロのアルバイトを休むこともしばしば」。しかしそれは表の顔で、正体は公安警察から組織に潜入している捜査官降谷零である。愛車は白のMazda RX-7。

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工藤有希子(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

工藤有希子(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

工藤有希子(くどう ゆきこ)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒ずくめの組織」の毒薬によって幼児化し江戸川コナンになった工藤新一(くどう しんいち)の母親である。変装術が得意で、たびたび日本に帰国しては江戸川コナンのピンチを救っている。美貌と演技力をもって19歳で数々の賞を受賞する天才女優として伝説を残した。世界的に有名な推理小説家の工藤優作との大恋愛の末に結婚して20歳であっさり芸能界を引退した。

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諸伏景光/スコッチ(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

諸伏景光/スコッチ(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

諸伏景光(もろふし ひろみつ)とは青山剛昌が原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で警視庁公安部に所属する警察官。黒の組織にコードネーム「スコッチ」として潜入していた。 幼い頃一家で事件に巻き込まれ、両親が殺害される。兄は長野県警の諸伏高明(もろふし たかあき)。兄とは違う親戚に引き取られたため、別の環境で育った。組織潜入中に自分の正体がバレてしまったため拳銃自殺をし殉職。

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世良真純(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

世良真純(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

世良真純(せら ますみ)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、女子高生探偵。主人公の工藤新一や、ヒロインの毛利蘭が通う帝丹高校にやってきた転校生。武術にも長けていてジークンドーを得意とし、ボーイッシュな見た目で、一人称は「ボク」。赤井務武・メアリー世良夫妻の長女で、赤井秀一や羽田秀𠮷の年の離れた妹。バイクの免許を取得しており、愛車はヤマハの「XT400Eアルテシア」。

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高木渉(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

高木渉(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

高木渉(たかぎ わたる)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の作品に登場する人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する巡査部長。目暮十三警部・白鳥任三郎警部・佐藤美和子警部補の直属の部下として働いている。同じ課の佐藤美和子警部補とは恋仲の関係。主人公の江戸川コナンには、よく推理の実験台にされたり、事件の捜査を手伝わされたりと、信頼をおかれている。また、少年探偵団の保護者的存在であり、事件があると真っ先に呼ばれることが多い。

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松田陣平(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

松田陣平(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

松田陣平(まつだ じんぺい)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、かつて警視庁警部機動隊爆発物処理班に所属していた警察官。3年前に起きた爆発事件で殉職してしまった。原作では一度きりの登場。しかもすでに故人であったため、近しかった人物たちの回想のみという形での登場であった。それでも、ファンからは根強い人気がある。手先が器用で、メールを打つのが早かった。ヘビースモーカー。

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榎本梓(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

榎本梓(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

榎本梓(えのもと あずさ)とは、青山剛昌原作の漫画である『名探偵コナン』に登場する人物で、毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロの従業員。喫茶ポアロの看板娘であり、推理で疲弊した毛利小五郎を癒す存在でもある。時折、小五郎に事件の依頼をすることもしばしば。明るく優しい性格である一方、おっちょこちょいな一面も持ち合わせている。喫茶ポアロがグルメ雑誌に掲載された際には「美人店員の梓さん」と紹介されるほどのかわいらしいルックスをもつ。もとは原作コミックスには登場していないアニメオリジナルキャラクターだった。

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宮野明美(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

宮野明美(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

宮野明美(みやのあけみ)とは、『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。当初、アニメ制作チームは原作が長く続くとは思っておらず、単なる1つの話の登場人物だった。しかし連載が続き、黒の組織から逃げ出してきた重要キャラクターの灰原哀(はいばらあい)を宮野明美の妹として設定するため、アニメ版で大幅に内容修正。漫画版初登場の話をベースに生まれ変わったアニメ版の回の犯人として再登場した。最期は黒の組織のジンに撃たれ死亡。その後は、物語の重要人物との関わりが強いため、回想シーンで度々登場していく。

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萩原千速(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

萩原千速(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

萩原千速(はぎわらちはや)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。初登場は原作コミックス101巻、アニメ第1,073話「風の女神」。神奈川県警交通部・第三交通機動隊(ホワイトエンジェルズ)小隊長で階級は警部補。弟は警視庁機動隊爆発物処理班の萩原研二(はぎわらけんじ)。作中の7年前に殉職している。ブロンドのロングヘアーで端正な顔立ちをしている。前髪の雰囲気が研二とよく似ており、「風の女神」と評されたほどの美人である。バイクが大好きで、ハンドルを握ると人格が変わる。

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黒田兵衛(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

黒田兵衛(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

黒田兵衛(くろだ ひょうえ)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、警察庁所属。現在は警視庁捜査第一課の管理官。階級は「警視」。大柄で白髪にヒゲをたくわえており、隻眼。何かの事故に巻き込まれたらしく、10年ほど意識不明の状態で入院していた。主人公であるコナンのことは、「眠りの小五郎の知恵袋」と評している。コナンが追う組織のNo.2である”ラム”候補のひとり。紅茶党。

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山村ミサオ(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

山村ミサオ(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

山村ミサオ(やまむら みさお)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、群馬県警刑事部捜査一課の警部。初登場の時は刑事だったが、異例のスピードで警部にまでのし上がった。普段はとんちんかんな推理を披露するが、警察関係者の中で唯一、江戸川コナンに時計型麻酔銃を撃たれ、探偵役を務めている。「黒ずくめの組織」と関係があるかは不明だが、山村警部が時折見せる言動から、江戸川コナンは組織のヒントを得ている。

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【名探偵コナン】安室透/降谷零の素性・特技を徹底解説

【名探偵コナン】安室透/降谷零の素性・特技を徹底解説

「安室透/降谷零」とは『名探偵コナン』に登場する人気キャラクターである。特に女性ファンから人気であり、社会現象を起こすほどである。 私立探偵・黒の組織・公安警察という3つの顔を持ち、トリプルフェイスと呼ばれている。赤井秀一や、灰原の家族である宮野家などとも関わりを持ち、作中での重要キャラクターとなっている。 そんな安室透/降谷零の経歴・素性・特技をまとめて紹介する。

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佐藤美和子(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐藤美和子(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐藤美和子(さとう みわこ)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部補。目暮十三警部・白鳥任三郎警部の直属の部下として働いている。 美人で男勝りな性格から、警視庁の男性陣からは絶大な人気を誇るが、現在は同じ課の高木渉巡査部長と恋仲の関係。主人公の江戸川コナンのことを「よく気が付く子」と認めている。勘が鋭く、眠りの小五郎の正体や、黒ずくめの組織の存在を探ろうとする。

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阿笠栗介(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

阿笠栗介(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

阿笠栗介(あがさくりすけ)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。初登場は原作12巻、アニメ第163話。主人公江戸川コナン(えどがわこなん)の正体が工藤新一(くどうしんいち)だと知る数少ない人物で発明家である阿笠博士(あがさひろし)の伯父。近所では名の通った大富豪だったが、小さい頃から病弱で別荘にて静養しており、博士が2歳だった約50年前に他界している。残された別荘には肖像画が残されており、絵描きを家に招いてまで肖像画をかかせるほどの金持ちであったと予想できる。

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赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)とは【徹底解説・考察まとめ】

赤井秀一(あかいしゅういち)/沖矢昴(おきやすばる)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、FBIの捜査官。狙撃の名手で有効射程距離は1300ヤード。赤井務武・メアリー世良夫妻の長男で、羽田秀𠮷と世良真純の兄。ジークンドーの達人で、得意技はフィンガージャブ。いつも黒いニット帽を被っていて、口癖は「50:50(フィフティ・フィフティ)」。ブラックコーヒーとバーボンウイスキーを愛飲している。ヘビースモーカーで左利き。

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