「アベンジャーズ／エンドゲーム」ほかMCUシリーズ関連映画・ドラマ作品まとめ

アイアンマン（2008年）

現在では後述するMCUのドラマである『エージェント・オブ・シールド・シールド』の主役となったS.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンが登場。さらに、後にウォーマシンとなるジェームズ・"ローディ"・ローズも登場する。（2以降はキャストがテレンス・ハワードからドン・チードルに変更される）
また、映画のエンドクレジット後の場面ではサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーも登場。

インクレディブル・ハルク（2008年）

エンドクレジット後の場面で『アイアンマン』と同じくトニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jrがカメオ出演しており、DVDに収録されたオルタナティブ版のオープニングでは氷漬けになったキャプテン・アメリカの姿が確認できる。
ハルクが次に登場するのは『アベンジャーズ』だが、キャストが本作のエドワード・ノートンからマーク・ラファロに変更される。
ウィリアム・ハート演じるロス将軍は『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』で再登場。

アイアンマン2（2010年）

『アイアンマン』に引き続き、S.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンが登場。また、ブラック・ウィドウやニック・フューリーも登場する。
ジェームズ・"ローディ"・ローズ（ウォーマシン）のキャストはドン・チードルに変更となった。
映画終盤でのS.H.I.E.L.D.の秘密基地の場面では、『インクレディブル・ハルク』の場面の映像が流れ、また世界地図がブラックパンサー（後述）が住むアフリカなどを指しているといったイースター・エッグが含まれた。
また、エンドクレジット後の場面ではクレーターからソーのハンマー（ムジョルニア）が発見される。

マイティ・ソー（2011年）

『アイアンマン』『アイアンマン2』にも出演したS.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンが『マイティ・ソー』でも登場。
また、アスガルドの戦士でソーの幼馴染であるシフは、後にフィル・コールソンが主役のドラマ『エージェント・オブ・シールド』（シーズン1とシーズン2）にゲストキャラクターとして登場している。
ジェレミー・レナーは『アベンジャーズ』のホークアイ役での出演契約を交わした後、『マイティ・ソー』でカメオ出演。
オーディンの武器庫のシーンでは後述のドクター・ストレンジのアイテムや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の重要アイテムとなるであろうガントレットも確認できる。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー（2011年）

トニー・スタークの父親であるハワード・スタークが登場。映画の最後の場面ではサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが登場し、さらにエンドクレジット後には『アベンジャーズ』のティーザー予告が流れる。
コズミック・キューブは『マイティ・ソー』のエンドクレジット後に登場した「テッセラクト」と同一の物であり、『アベンジャーズ』に繋がる重要なアイテム。さらに、実はインフィニティ・ストーンの一つであるスペース・ジェムであり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へと繋がる布石となっている。

アベンジャーズ（2012年）

ハルクのキャストがエドワード・ノートンからマーク・ラファロに変更となっている。
エンド・クレジット後の場面にサノスが登場するが、再登場するのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』であり、メインヴィランとなるのはアベンジャーズの3作目にあたる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』だと思われる。ロキの杖はインフィニティ・ストーンの一つであるマインド・ジェムを動力として精神操作をしていたことが『エイジ・オブ・ウルトロン』にて明かされた。
また、後述する「Netflix」のドラマである『デアデビル』は、チタウリとアベンジャーズの戦いによって荒廃し、治安が悪化したニューヨークが舞台となっている。

アイアンマン3（2013年）

『アベンジャーズ』での戦いで宇宙の脅威を間近で見たトニーは、そのトラウマからPTSDになってしまう。それによってアイアンマンスーツ製作依存症になってしまったトニーが立ち直るまでの物語が『アイアンマン3』である。
エンド・クレジット後の場面でブルース・バナー（ハルク）が登場。
また、ドラマの『エージェント・オブ・シールド』（シーズン1）第1話では、劇中で発生した爆発事件が『アイアンマン3』に登場したエクストリミスが原因であることが語られており、シーズン3第1話には本作で誘拐されたエリス大統領が登場。

マイティ・ソー/ダーク・ワールド（2013年）

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも関係するコレクターが登場し、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がる重要なアイテムであるインフィニティ・ストーン（リアリティ・ジェム）も登場している。
また、『ソー／ダークワールド』BD映像特典にて『アイアンマン3』で登場したマンダリンが偽物であり、本物が別にいる事が明かされている。
他にも、『エージェント・オブ・シールド』（シーズン1）第7話「バーサーカー」が『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』での出来事が中心の話となっている。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー（2014年）

『アイアンマン2』からスターン議員が登場。
劇中で「インサイト計画の標的として“スティーブン・ストレンジ”も含まれている」という発言があり、ドクターストレンジの存在が示唆された。
また、エンドクレジット後に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で活躍するスカーレット・ウィッチとクイックシルバーという原作でのマグニートーの娘と息子が登場する。（諸事情でミュータントやX－MENに関連づけることはできず、一部設定が変更された。）
『エージェント・オブ・シールド』（シーズン1）第17話「疑いの連鎖」は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の出来事が中心となっている。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー（2014年）

『アベンジャーズ』のラストにも一瞬だけ登場したサノスや、ロキと話していた側近のジ・アザーが登場。さらに、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の最後に出てきたコレクターが登場し、オーブがインフィニティ・ストーン（パワー・ジェム）と呼ばれる物体である事をスターロード達に教えた。
また、ロナンと同じ種族であるクリー人が『エージェント・オブ・シールド』（シーズン2）第12話に登場している。

エージェント・オブ・シールド/シーズン1（2014年）

S.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンと彼により結成された少数精鋭チームが様々な事件に挑む姿が描かれるドラマ。ニック・フューリーやマリア・ヒル、ソーの幼馴染であるシフも登場し、それに加えてデスロック、ドニー・ギル、フランクリン・ホールなど原作コミックからの人物も登場。
第1シーズンの第7話「バーサーカー」は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、第15話「始まりの終わり」と第17話「疑いの連鎖」は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の出来事が中心となっている。第19話「ひと筋の光」では、『アベンジャーズ』の劇中会話で出たコールソンの元彼女が登場。

エージェント・オブ・シールド/シーズン2（2015年）

第2シーズンの第10話「What They Become」でスカイの出生名がデイジーであり、インヒューマンであることが判明。元ネタはデイジー・ジョンソン（クェイク）というキャラクターであり、ドラマ『インヒューマンズ』との関連が匂わされている。
第12話にはシーズン1と同じくゲストとしてシフが登場。また、第1話に登場したヴィランのアブソービングマンは本名のカール・"クラッシャー"・クリールとしてドラマ『デアデビル』にも登場している。
MCU時系列的には『エイジ・オブ・ウルトロン』『アントマン』のあたり。

エージェント・カーター/シーズン1（2015年）

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でスティーブと悲しい別れを迎えたペギー・カーターの後日談。演じているのは引き続きヘイリー・アトウェル。
1946年、ペギーは戦略科学予備軍（S.S.R.）の事務仕事をこなしつつ、自作の兵器が悪人に渡るのを防ぐため、トニー・スタークの父であるハワード・スタークに手を借していた。カーターはスタークの執事のエドウィン・ジャービスと協力し、事件の黒幕を探ろうとする。
エドウィン・ジャービスはハワード・スタークの執事でカーターの盟友。後にトニー・スタークの家庭教師となり、J.A.R.V.I.S.に影響を与えることになる。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン（2015年）

ブラックパンサーが治める国であるワカンダが登場。ブラックパンサーは『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』で初登場し、その後単独映画の公開が予定されている。アンディ・サーキスの役はユリシーズ＝クローというヴィランで、原作ではブラックパンサーの父を殺した宿敵。
アイアンマンとキャプテンアメリカの考え方の違いが描かれ、『シビル・ウォー』へのフラグが立つ。
そして、今までにインフィニティ・ストーンが4つ登場したことが明かされ、ソーが事件の背後に何者か（サノス）の陰謀を感じ取る。エンドクレジットではガントレットを装着するサノスの姿があり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への布石が。

エイジ・オブ・ウルトロンに隠された小ネタ

FRIDAYのチップがアップになる一瞬、左下のチップをよく見ると…

TADASHI

これはファンの間でタダシが作った「ベイマックスのヘルスケアチップ」ではないかと言われています。ちょっとしたスタッフの遊び心だと思われますが、こういうお遊びは盛り上がりますね。しかし最初に見つけた人は凄い…
※タダシ・ハマダは、ディズニー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション映画『ベイマックス』（原題:『Big Hero 6』）の登場人物。

アントマン（2015年）

実写版の主人公は初代アントマンのハンク・ピムではなく、2代目アントマンのスコット・ラング。
冒頭の過去シーンでペギー・カーターとハワード・スタークが登場し、中盤にはアベンジャーズ関連施設に侵入したアントマンとファルコンが交戦するシーンがある。さらに、終盤にはスパイダーマンの存在を仄めかす会話も。
エンドクレジットの途中で今後ワスプが登場するフラグが立ち、エンドクレジット後のシーンにはキャプテンアメリカ、ウィンターソルジャー、ファルコンが登場、シビルウォーを示唆する会話がある。
アントマンは『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』にも登場。