ブレス オブ ファイア 竜の戦士(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』とはカプコンから1993年に発売されたRPGゲーム。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の記念すべき第1作目でありカプコンが初めて手掛けたRPGでもある。竜の力を使う主人公や翼を持つヒロイン、亜人種の仲間達など1作目にしてシリーズの礎を築いた作品である。女神ミリアを復活させ世界を征服しようとする黒竜族の皇帝ゾーゴンの野望を打ち砕くために、白竜族の勇者リュウと7人の仲間達が戦う姿を描く。

『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』の概要

『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』とはカプコンから1993年に発売されたRPG。スーパーファミコン用のタイトルとしてリリースされ、キャッチフレーズは「その旅で、君は君を超える」。カプコンのRPGシリーズ『ブレス オブ ファイアシリーズ』の第1作目である本作は竜の力を使う主人公や、有翼人や獣人などの多種族の仲間キャラクターなど後に続く要素を打ち立てた。主人公であるリュウとニーナの名前は別人ではあるが、5作目まで共通となっている。『ストリートファイターシリーズ』などの対戦格闘ゲームで培ったカプコンにより今までRPGにはない美麗なドットグラフィックやアニメーションは度肝を抜き、世界を救う為に立ち上がった勇者と仲間達という王道ストーリーと共に人気を博した。2001年7月6日にはゲームボーイアドバンスにも移植され、スーパーファミコン版には存在しなかったダッシュ機能や中断セーブ機能など便利な機能が追加された。通信機能を使って別のデータとアイテムを交換することもできる。2019年9月6日にはNintendo Switch Onlineにてーパーファミコン版の配信が開始された。

数千年前、突如として人々の元へと現れた女神ミリア。人のあらゆる願いや欲望を叶える力を巡り、争いが起こった。女神戦争と呼ばれるこの戦いで、竜族たちも白竜族と黒竜族の2つに分かれ世界が破壊されるほどの激しい戦いを繰り広げた。女神の力を封印しようと、白竜族から1人の勇者が立ち上がり、仲間達と共に6つの女神の鍵にミリアを封印して戦争は終結した。竜族は己の力を悪用される事を恐れ人々の前から姿を消した。時は流れ、黒竜族の皇帝ゾーゴンが女神のミリアを復活させようと世界への侵攻を開始する。戦火の中で黒竜族に姉を攫われた主人公リュウは姉を救い、黒竜族を打倒する事を誓い旅に出る。新たな勇者と仲間達の物語が幕を開ける。

『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』のあらすじ・ストーリー

リュウの旅立ち

黒竜族の打倒を誓い、ドラグニールから旅立つリュウ。

数千年前に突如として人のあらゆる欲望に応える女神ミリアが現れた。その力を巡って当時、一大文明を築いていた竜族たちは白竜族と黒竜族の2つの勢力に別れ、激しい戦いを繰り広げた。女神戦争と呼ばれる、この戦争は白竜族の中から立ち上がった1人の勇者とそれに付き従った7人の仲間達によってミリアが封印されることよってようやく終焉を迎えた。生き残った竜族たちは竜の力を恐れ、その力を封印。さらには人里離れた地に身を隠して暮らしていた。リュウ達、白竜族が身を隠して暮らす村ドラグニールは、世界征服の野望を抱く黒竜族の王ゾーゴンに侵攻されていた。ゾーゴンは各地に封印された女神の鍵を手に入れミリアを復活させようとしていた。そして手始めに同じ竜の力を持つ白竜族を滅ぼそうと攻撃してきたのだ。リュウの姉、セイラは白竜族の皆を助けるためにリュウ達を石化させてその身を隠し、単身で黒竜族に戦いを挑む。セイラは奮戦するものの、黒竜族の指揮官であるジュダスに敗北、その身を拘束されてしまう。石化が解けたリュウは姉のセイラを救い、黒竜族の野望を打ち砕くために旅に出る。

ドラグニールを離れたリュウはカンタベルという廃墟となった街にやってきた。そこでは黒竜族によって国を追い出されたナナイ王国の民が再起を図ろうとしていた。カンタベルの城に救う魔物を退治するリュウ。その力を見た王はナナイ王国の地下に存在する大地の動きを司る神殿と大地の鍵を帝国に悪用されないように守ってくれと頼む。リュウは警備の薄い夜にナナイ王国に潜入して大地の神殿に向かう。神殿の奥には大地の鍵を使い地震をおこそうとする黒竜族の将軍がいた。リュウは将軍を倒し、鍵を取り返す。

ナナイ国の王の情報で比翼族の国ウィンディアに向かうリュウ。ウィンディアには東の地へと向かう抜け道があるという。抜け道を使うにはウィンディアの王の許可が必要であった。王に面会を求めるリュウであるが、黒竜族に対抗する姿勢を見せた王は、東の塔の魔法使いに毒を盛られて病床に伏せていた。王の娘ニーナはこの事が明るみに出ないように、国王は外出しており不在と嘘をつき、しばらく待つようにとリュウをウィンディアに滞在させる。リュウが待っている間、ニーナは解毒薬を探すために単身で魔術師のいる東の塔へと向かう。ニーナに2人の兵士が同行を求める。ニーナは同行を許し、3人は東の塔へと続く洞窟を抜ける。魔法使いの塔へ向かう途中、片田舎に存在するロメロ村に立ち寄るニーナ達。この村は魔術師の実験に利用されていた。亡くなった人間を不死の存在として蘇生、ロメロ村は夜になると不死のゾンビ達が徘徊する村になっていた。さらに不老不死の研究のために村の若い娘が拉致されていた。東の塔へと向かったニーナは塔の内部でロメロの村娘達を救出するが魔法使いに見つかってしまう。魔法使いは比翼族に対して効果のあるモロミの実の煙を使いニーナ達を苦しめる。勝ち目がないと思った残った兵士の1人はリュウならばなんとかしてくれるであろうと助けを求めにいく。生き残ったニーナは魔導師の不老不死の研究材料として捕まってしまう。ウィンディアに帰還した兵士は事情を話し息絶える。その話を聞いたリュウはニーナを救う為に東の塔に乗り込み魔法使いを打ち倒す。リュウとニーナはウィンディアへ戻り、解毒剤によって王は元気を取り戻す。ニーナはリュウに感謝して一緒に旅をしたいと思い、父にお願いする。父である王は最初は反対するがニーナの強いお願いに折れてニーナの旅立ちを許可する。

集う仲間達

黒竜族と戦うため、あらゆる種族の仲間達がリュウの前に集う。

東へ続く抜け道を抜けた先には森の民が住むタタール村と人間達の住むトトール村が橋を挟んで存在していた。黒竜族は川の水をせき止め、タタールの宝である勇者の指輪を要求し、トトールの村長はそれを渡すように責め立てていた。リュウ達はトトールの村長が前はあんなに冷たい人物でなかった事、人里離れた嘆きの森で村長に似た人を見たという話を聞く。嘆きの森に向かうとトトールの村長が捕まっていた。今の村長は黒竜族によって入れ替えられた偽物であった。村長を助けるもののリュウ達は罠にはまって捕まってしまう。そこに帝国と戦う森の民であるギリアムが助けにくる。ギリアムはリュウ達が黒竜族と戦っていると知り、仲間になる。助けられた村長は村の北にある巨人を動かし川の水をせき止めている岩を破壊しようとする。巨人を動かす鍵は言い伝えによるとパスラの浮島あるらしい、それを知ったリュウ達は浮島近くのロメロ村に向かう。ロメロ村は不死のゾンビ達が段々と自我を失いつつあり暴れまわっていた。村に住む道具屋のおばあさんに情報を聞くと安らぎの洞窟の聖なる水があれば土地を浄化できるという。蘇ったゾンビの中には自分の夫もいて、たとえ不死の存在でも一緒にいたいというおばあさんは村の浄化を嫌がる。そこに夫のおじいさんが現れ、いつまでも自分は生きてはいけないと説得、おばあさんはリュウ達に聖なる水を汲めるクラインのつぼを渡す。
リュウは南の洞窟から水を汲んできて村を浄化する。平和を取り戻した村の人々は浮島の入口となる石板をリュウに託す。石板を使い浮島に入ったリュウは鍵を守る柱の精霊ガーディアンの試練を受ける。それを突破したリュウは勇者と認められ女神の鍵の1つである王の鍵を託される。リュウ達は巨人に向かうが黒竜族の将軍が邪魔をする。これを追い払い、巨人を起動、岩を破壊してトトール村とタタール村に水が戻ってくる。村長と川の水が戻り、2つの村に良好な関係が戻っていた。恋人同士であったタタールの森の民テリーとトトールの人間の娘アメリアも結婚式を上げようとしていた。タタール村長はリュウに勇者の指輪を渡し二人の結婚式に招待する。しかし宴の隙をついて将軍が巨人を奪い、トトール村を破壊する。リュウ達は巨人を取り返そうと内部に乗り込む。追い詰められた将軍はマッスルという怪物に変身してリュウ達に戦いを挑む。マッスルを倒すと巨人が再び動き出す。巨人はリュウ達をおろし、自分の力がもう悪用されないように火山に飛び込みその力を封印する。流れこんだマグマがリュウ達の先へ進む道を開く。巨人はリュウ達に「サヨナラ」と静かにかたりかける。巨人の声を聞いたリュウ達は黒竜族との戦いを決意し先へと進む。

船があるという光の街までやってきたリュウ達。町へ着いた瞬間、怪しい人間だと思われリュウ達は捕まり牢獄に閉じ込められてしまう。困り果てていると同じ牢屋にいた少年が鍵を開けてくれる。脱出したリュウは港で船を借りようとするが、この街一番の金持ちであるロズオータの許可が必要であった。彼は自分の娘が一年に一度しかあかない大金庫に閉じ込められてしまい途方に暮れていた。リュウはどんな鍵でも開ける事ができる大盗賊がいるという闇の町に向かう。闇の町の情報でダンクという盗賊なら鍵を開ける事ができるだろうが、盗人の墓に向かい不在であった。盗人の墓へと向かうが砂漠を渡るには氷の扇子が必要であった。扇子と金の延べ棒と交換と言われたリュウは光の街に戻り、困っている人を助けながらお金を集め、なんとか購入する。砂漠へと向かったリュウは途中に立ち寄った町デューンでサンドウォームを倒してほしいと依頼されこれを討伐する。お礼として貰った盗賊の笛で盗人の墓の入口を開いて進むが途中で罠にはまってしまう。その危機を救ったのは光の街でカギを開けてくれた少年であった。なんと彼こそがダンクであった。大金庫を開けてほしいと頼み、ダンクは盗人の墓の奥に眠る秘伝の書を一緒に探すことを条件に仲間になる。

盗人の墓の奥でダンクは秘伝の書を得る。この墓自体が巨大な秘伝書でありここを突破したダンクの腕前は相当なものになっているとの事であった。盗賊として腕を上げたダンクと一緒に光の街の大金庫まで急ぐリュウ。大金庫を開けたダンクであるが娘は出ようとしない。娘は光の鍵を黒竜族に渡そうとするロズオータに反対して自ら大金庫に閉じこもったのだ。死んだ母ならロズオータを説得できると思う娘。リュウ達は闇の町で聞いた、光と闇の塔にいる幽霊と話す老人の元に向かう。老人はこの塔の頂上にある試練に打ちかてば秘密を教えると語り、リュウ達は塔を守るガーディアンと戦う。みごと打ち勝ったリュウは闇の鍵を手に入れ、老人から死者の魂を呼び出す鏡である黄泉の鏡を貰う。光の街に戻りロズオータの前で黄泉の鏡を使うと死んだはずの妻アリナが現れる。アリナは若い頃の自分の力で物事を解決していた強かった時を思い出してほしいと言い残して去っていく。初心を思い出したロズオータは黒竜族と戦う決意をする。ロズオータから船の許可をもらったリュウ達であったが、彼の裏切りを知った黒竜族の将軍は船を爆破する。壊れた船を見た魚人の商人マニーロは、この近くにある警備の薄い黒竜族の船着き場を強襲して船を奪う作戦を提案する。マニーロから特殊爆弾を貰い、船着き場を強襲するリュウ。黒竜族の将軍を打ち破り船を手に入れる。商売のために同行したいというマニーロも連れて船での旅が始まる。先ほど倒した将軍の弟が黒竜族の軍艦で攻撃してくる。マニーロは積んであった火薬を使いこれを退けるが船が爆破しリュウ達は海に放り出されてしまう。

無人島に流れ着いたリュウ達。この先を進むにためには海の中で行動するつけえらが必要であった。マニーロは単身で故郷である海の中の商業都市マッカまでつけえらをとりにいく。あこぎな商売をして商人として破門されたマニーロにとっては久しぶりの帰郷であった。師匠である、元締めの商人につけえらを頼むと、工業都市ガンツからの納品がおくれており、在庫が無くなっていた。マニーロは直接ガンツに乗り込む。納品用の商品を手に入れる事ができたが、ガンツの鉄鬼衆と呼ばれる職人たちは全員黒竜族に連れていかれていた。商品をマッカに持ち帰ると、ガンツの鉄鬼衆の一人ビルダーが黒竜族から脱走してきていた。運ばれたビルダーは瀕死の状態であり、その近くには死神がついていた。ビルダーを救うためマニーロはリュウ達につけえらを届ける。リュウ達は死神を倒しビルダーを助ける事に成功する。意識を取り戻したビルダーは「連行されたガンツの鉄鬼衆は家族を人質にされて兵器を作らされている」と語る。彼らを解放するためにビルダーはリュウ達と共に戦う決意をする。マニーロも一緒に戦えば破門が解けるだろうと思い、同行する。
鉄鬼衆が連れていかれた砦に乗り込むリュウ達は彼らを解放するが、すでに完成した兵器と人質の家族は警備の厳重なナバル城に連れていかれた後であった。ナバル城に向かうが、警備が厳重でとても近寄れそうにない。そこに謎の黒衣の男が現れ誰かの力を借りなければ侵入できないと助言する。ガンツの近くに元帝国所属の軍師の老人が近くに住んでいることを知り会いに行くリュウ。老人はナバル城近くに生息するコカトリスを使い城を混乱させる「コカトリス作戦」を提案する。リュウ達はコカトリスを刺激してナバル城に誘導する。老人の作戦通り混乱したナバル城の警備は手薄になり無事に侵入する事に成功する。ナバルに捕まったビルダーの奥さんを始めとした捕虜を救出したリュウ。人質は救出できたが完成した兵器は運び出されマッカへの攻撃が始まろうとしていた。帝国からの攻撃を防ぐためにマッカへと戻るリュウ。その事を知った元締めは女神を封印した伝説の魔法使いディースの力を借りようと考える。ディースの眠る砂漠近くの彷徨える街へとやってくるリュウ。ディースを起こすには彼女を守るガーディアンの試練を乗り越えなければならなかった。無事試練を乗り越えディースに会うリュウ。ディースは黒竜族に対抗するため台風の卵を海底火山へと投げ込むようにリュウにお使いを頼む。海の中の海底火山へと卵を投げたリュウはディースの元に戻る。ディースはマッカへとやってきて黒竜族の海軍達を攻撃する。戦力を失った黒竜族の将軍は直接攻撃をしかけてくるがこれを撃退する。ディースの協力もありマッカを守ることに成功する。相次ぐ作戦の失敗を感じたゾーゴンはジュダスと四天王にリュウを倒せと命令を出す。

四天王との戦い

マッカを守った事でマニーロの破門はとけて商人玉を使い、魚に変身することができるようになるマニーロの能力で帝国のある大陸の風の町までやってきたリュウ。この町は住人達が山にあるコダイバナの力で錯乱していた。また帝都まで続く橋も壊されていた。橋の修理をしようにもこの町に住む橋職人のニコルは町の裏手の山を調査したっきり行方不明になっていた。山の方の調査に向かうとそこには謎の研究所が存在していた。調査を続けていると四天王の一人キュラが姿を現しリュウ達を小人に変化させてしまう。そこにネズミ達がごきぶりを退治してくれたら元にもどしてくれる薬をくれるといいリュウ達はごきぶり退治をする。ネズミ達の協力で元に戻ったリュウは研究所の奥へ向かう。キュラは今度は自らがつくった改造人間の怪物を差し向ける、怪物を倒すとそこからは行方不明になったニコラがあらわれる。ニコラを治療しようとディースはパーティーを離れる。治療に必要なかえるの汁を求めて南の洞窟に向かうリュウ。かえるのために金蠅を捕まえて汁を手に入れる。ディースの治療の間にリュウは町の人をおかしくしている謎の花コダイバナを倒しに行く。無事に撃退して戻ると町の人達は正気を取り戻していた。しかしニコラの治療は失敗。再び怪物の姿になり暴れまわるニコラ。その姿を見た恋人のユナはニコラが誰かを傷つける前にリュウ達に倒してほしいとお願いする。ユナの悲しむ姿を見たニコラは自我を取り戻す。ディースを再び仲間に加えて、ニコラが修理した橋を使って帝都まで向かおうとするリュウ達に今までの作戦を妨害され怒りに満ちたキュラが襲い掛かってくる。リュウ達はキュラを倒し、橋を渡り更に先へ進む。

リュウ達は広大な荒れ地が続く大地に出る。たどり着いたのは土喰族たちの住処のグラモールであった。この場所もやはり黒竜族の侵攻を受けており、多くの人間が帝都に連れていかれていた。その侵略に立ち向かった土喰族の青年モグは四天王のシグムドの力で終わる事のない悪夢にうなされていた。モグを救うには音楽の国の宝物であるセラピの枕が必要であった。音楽の国で会話ができるという聞き耳頭巾を貰い、リュウは音楽の国へと向かう。この国の女王はゾーゴンに恋して国の財宝であり女神の鍵の1つである時の鍵を献上しようとしていた。リュウがセラピの枕を欲しがっている事を知った家臣はゾーゴンに渡すよりはましだと思い、宝物を全てリュウに渡そうとする。リュウは宝物庫の鍵をあけるために、女王の入浴を覗いて背中の痣を確認する。その痣を元に宝物庫を開けようとするが、女王にばれてしまい取り囲まれてしまう。時の鍵を渡し自らも永遠の若さを手に入れようとする女王の野望を知ったディースはもう一度考え直すように説得するが女王は考えをかえない。言い争いになる中、四天王の1人カーラが突如現れて時の鍵を奪って消えてしまう。女王はゾーゴンや帝国に裏切られた事が原因で放心状態になってしまう。家臣の老婆は残ったセラピの枕をリュウ達に渡す。セラビの枕でモグの夢へと入ったリュウ。そこにはモグのいくつもの人格が町を作っていた。絶望、臆病、怒り、笑い。といった人格はあれどモグの中核ともいえる勇気だけは行方不明となっていた。北方面にある塔に悪夢が住んでいると知ったリュウは悪夢を倒しに乗り込むが、モグの勇気がいない状態では手も足も出なかった。町へ戻ると勇気が見つかったという。モグのトラウマが構築する死の荒野を抜けた先に勇気はいた。しかし勇気は皆を守れなかった事から無気力な人格と化していた。しかし他のモグの人格達の説得で勇気を取り戻し、人格は1つになる。復活したモグと一緒にもう一度悪夢の正体であるドリーマーに戦いを挑み勝利する。目が覚めると元の現実世界に戻っていたリュウ。モグは夢の中で一緒に戦った事に感謝しつつ、現実世界でもリュウと一緒に戦うと決意して旅に同行する。

帝都に近い春の村へとやってきたリュウ。春の村は名前とは逆に雪が降り続いていた。帝都へと続く滝の抜け道も凍り付きリュウ達は足止めをくらってしまう。この村に長く住む老人たちに話を聞くと、村の近くにあって天候を操る天の鍵が存在する天の塔に異変が起こっているのだろうと言う。モグの力を借りて天の塔へと潜入したリュウ達、最上階に辿り着くが天の鍵を守護するガーディアンの代わりに現れたのは四天王の1人シグムドであった。シグムドはリュウ達を悪夢に引きずり込む。悪夢の中でリュウ達はシグムドを倒そうとするが夢の中での戦いに苦戦を強いられる。その中でシグムドに存在する良心が手を貸してくれる。良心の力を借りてシグムドを打ち倒したリュウ達は天の鍵を手に入れる。春の村も元の穏やかな季節が訪れていた。リュウ達は滝裏の洞窟を抜けて帝都への旅を再開する。

帝都が目前まで迫ったチャムの村に立ち寄ると村の人々はみな時がとまったかのように静止していた。村人で唯一動いている人物を発見したリュウ達。村人の名前はエラン。彼は村を少し離れて戻ってきた時には皆が止まっていたと語る。村の近くの時空の塔へと調査に向かうリュウ達。塔の最上階には四天王の1人カーラが待ち構えていた。時の鍵を使い時間を自在に操るカーラはチャム村の時間を更に進めようとする。しかしエランの姿を見た瞬間錯乱、時の鍵は暴走してリュウ達も吹き飛ばされてしまう。チャム村に戻ったリュウはエランに事情を聞く。カーラと自分は幼馴染であると語り、魔族の子供であった彼女は幼い頃に村を追い出された。その事からこの村に恨みをもっていると語る。カーラを守り切れなかった後悔を感じていたエランは彼女を説得するために時空の塔へと向かう。エランはカーラを説得するが、彼女は耳を貸さなかった。カーラは時の鍵の力でチャム村の時間を更にすすめる。またもや鍵が暴走してリュウやエランも吹き飛ばされてしまう。チャム村に帰ると子供が大人になるまで時間が進んでおり、エランも重傷を負っていた。エランはカーラと自分がすごした故郷の思い出があれば彼女の心を開けるのではないかと言う。カーラの故郷の滅びた村でホリデイの実を手に入れ、カーラのいる南の居城へと向かう。あっさりと結界が解かれ城の奥でカーラとまみえるリュウ達。カーラは時の鍵の強すぎる力を見た事、エランを傷つけてしまった事から戦意を喪失していた。「もう疲れた」と語るカーラは時の鍵をリュウ達に譲り渡す。その時最後の四天王ゴダが乱入してくる。カーラの行動は帝国の裏切りだと判断して処分しようと襲い掛かってくる。リュウ達は城から逃げるが、後を追ってきたエランはカーラの元へと向かう。城は急に幻影だったかのように消え去ってしまう。カーラの力で作られた城が消滅したという事から二人が犠牲になったと思うリュウ達。犠牲を無駄にしないために時の鍵でチャム村の村人を元通りにする。しかし、またもや時の鍵は暴走し、リュウ達は遠くに飛ばされてしまう。

リュウが飛ばされたのは音楽の国であった。仲間達も近くにいたが、ニーナとははぐれてしまう。音楽の国に向かうと、数年前に空から降ってきた翼のある女の子がいることを知る。女の子は子供に恵まれなかった老夫婦に拾われて可愛がられていると聞き、その夫婦の元へと向かう。そこにいたのは少し大人びていたが紛れもなくニーナであった。時の鍵の力で数年前に飛ばされていたのだ。老夫婦に事情を話すと子供に恵まれなかった自分達に神様がくれた子ではなかったのかと落胆するが、リュウ達を信じてニーナを連れていくことを許す。しかしニーナ自身は記憶喪失でありリュウ達の事を思い出せずにいた。そこに黒衣の男が現れチャム村の医者を尋ねろと助言する。チャム村に戻ってきたリュウ達は医者の元へと向かう。記憶喪失を直にはオリザニンという薬が必要だと言われ、リュウ達は材料を集める。ギリアムの狩猟やモグの採掘をする。ビルダーが木の実を集めるなどして材料をそろえていく。リュウも素材を集めるために釣りをする。無事素材をそろえてオリザニンを完成させてもらったリュウ。オリザニンを飲ますとニーナは記憶を取り戻す。成長したニーナは大鳥に変身する事もできるようになっていた。ニーナは力を使い帝都まで一直線に進む。

決戦

帝都に乗り込み、遂にゾーゴンと相対するリュウ。しかし新たな戦いの幕開けでしかなかった。

帝都までやってきたリュウ達。厳重な警備に困っているとまたしても黒衣の男が現れ、通行証をくれる。男はリュウにゾーゴンを倒してほしいとだけ言い残す。帝都では各地から捕らえられた人々が強制的に働かされていた。しかし土喰族が途中で逃げ出してしまい、帝都の指揮は混乱していた。混乱に生じて帝都奥まで向かい遂にゾーゴンと対峙するリュウ。強い者が世界を支配するという持論を展開するゾーゴンはここまできたリュウの力を見せろと竜化して襲い掛かってくる。これまでに手にした竜の力を使い、リュウはゾーゴンを打ち倒す。ゾーゴンとの死闘を終えて戦いの場が崩壊する。落下した先でセイラと再会するリュウ。セイラは女神を封印するために鍵を渡してほしいという願いに、今までの鍵を渡すリュウ。しかしその瞬間セイラの態度が豹変し、黒衣の男も現れる。黒衣の男の正体は親衛隊のジュダスであった。彼はリュウ達にゾーゴンを倒させ自分が帝国を支配しようとしていた。そしてセイラも操られてジュダスの部下となってしまっていた。ジュダスとセイラが去り、崩壊する帝都にとり残されるリュウ達。そこに脱走した土喰族と出会い、なんとか帝都から脱出する。

ジュダスとセイラは女神を復活させるためにパスラの浮島に向かった。それを追うリュウ達。途中セイラが立ち塞がるがセイラはリュウを見ると苦しみだし、以前の優しい表情を見せる。しかし、すぐさま元の洗脳された彼女に戻る。セイラはリュウ達を倒すために竜化して襲い掛かってくる。戦いたくないと思うリュウであるが、倒さねば先に進めないと思い、リュウは姉を倒す。セイラを倒したリュウはジュダスがいる最深部へと向かうジュダスは既に女神ミリアの封印をといていた。すさまじいパワーで吹き飛ばされて意識を失うリュウ。目覚めたリュウは故郷のドラグニールにいた。気を失ってから3日間がたっていた。爆発から助かったのはセイラがリュウ達を助けたからであった。女神ミリアとジュダスは帝都の地下から発掘された浮遊要塞にいる。仲間達からその事を聞いたリュウはセイラに感謝しつつ、最後の戦いに向かう。

浮遊要塞には入口がなく入り込めなかった。リュウは発掘した土喰族に話を聞くと一族に伝わる破岩の爪があれば要塞にも穴をあけられるだろうと言う。世界を巡り破岩の爪を手に入れるリュウ。土喰族の穴掘り名人はモグに穴掘りの極意を教える。破岩の爪と穴掘りの奥義を使いモグは浮遊要塞の入口を開く。要塞を進むリュウ達に最後の四天王ゴダが立ちはだかる。新皇帝となったジュダスに忠誠を誓いリュウ達を倒そうとするゴダ。リュウ達はゴダを退けて奥へと進む。要塞最深部、ジュダスが待ち構える。新たな皇帝となった自分に忠誠を誓えと言うジュダス。当然耳を貸すリュウではなく、ジュダスと決着をつけるべく戦う。ジュダスを倒すが彼は女神は復活すると言い残して息絶える。

ほどなくしてその場が崩れ去り、謎の空間に辿り着くリュウ。そこには可憐な幼い少女がいた。あどけない少女は無邪気に友達になろうと話しかけてくるが、そこにセイラの幻影が語り掛けてくる。ミリアは相手が警戒しないように無邪気な姿を装っているがその真の姿は邪悪な女神である。セイラの助けもあり、リュウはこれまでの旅で竜族たちから受け取った最後の力を解放しミリアの真の姿を暴く。真の姿を現したミリアを倒す。ミリアは人々が必要とする限り蘇るといい消滅する。これまで封印するしかできなかったミリアを倒した事を喜ぶリュウ達。しかしリュウ達には荒廃した世界を復興するという最後の大仕事があった。それぞれの故郷に帰ったリュウ達は世界の復興に尽くす。

『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』のゲームシステム

竜変身

各地のほこらでの試練に打ち勝つ事により、リュウは封印された力を解放して戦闘中に竜変身をすることができるようになる。竜変身にはAPを消費するが、一度竜になってしまえば戦闘中はずっと強力な攻撃をする事ができる。

パピードラゴン

最初に入手する事ができる竜変身。ファイアパピー、スノウパピー、サンダーパピーの3種類が存在し、100から130の固定ダメージを与える。

ドラゴン

パピーよりも大型のドラゴンに変身する事ができる竜変身。ドラゴン以降の竜変身の攻撃は全て全体攻撃である。ファイアードラゴン、スノウドラゴン、サンダードラゴン、ホーリードラゴンの4種類があり、200前後のダメージを与える。ホーリードラゴンは320前後と高威力であるが聖属性が弱点のアンデットにしか効果がない。

カイザードラゴン

3つ目の試練を乗り越える事で変身する事ができる竜変身でゲームパッケージにも登場している形態。これまでとは違いカイザードラゴン1種類のみで属性のない320前後のダメージを与える。この変身から使うごとにカットインが入る。

最後の力

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ブレス オブ ファイアIV 〜炎の剣と風の魔法〜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレス オブ ファイアIV 〜炎の剣と風の魔法〜』とはカプコンより2007年にリリースされたアクションRPGである。『ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの』の外伝的作品でありコンシューマータイトルではなくケータイアプリとして配信された。これまでのコマンド形式の戦闘ではなくシリーズ初のアクション形式のRPGとなっている。旅の途中で謎の霧によって不思議な世界に迷い込んだリュウとニーナの冒険の旅が描かれる。

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バイオハザード(Biohazard)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード(Biohazard)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード』とは、カプコンより1996年に発売されたサバイバルホラーゲーム。タイトルには「生物災害」という意味があり、それを筋としストーリーが展開される。日本国外のタイトルである『Resident Evil』は、「内に潜む悪(害悪)」という意味を持ち、後のサバイバルホラーとしてのジャンルを生み出した先駆品としても高く評価された作品である。プレイヤーは2人の主人公のどちらかを選び、任務の末迷い込んだ洋館で様々な謎を解き、クリーチャーと呼ばれる怪物たちと戦いながら脱出を試みる。

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バイオハザード ヴィレッジ(Biohazard Village)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード ヴィレッジ(Biohazard Village)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード ヴィレッジ』(Biohazard Village)は、カプコンより発売されたサバイバルホラー作品である。シリーズ本編としては8作目で、タイトルロゴも8作目を意味するローマ数字の「VIII」が重ねられる形で強調されている。『バイオハザード7』主人公イーサン・ウィンターズが引き続き主人公であり、前作では失踪した妻のミーアを探す物語だったが、今作は攫われた娘のローズマリーを取り戻すための物語になっている。そのため作品のテーマは"家族の絆"になっている。イーサンの物語の完結編。

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ストリートファイターII(ストII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターII(ストII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カプコンが1991年にアーケードゲームとして発売したゲーム、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの2作目であり、シリーズ最大のヒットを飛ばした。 1対1のストリートファイトによる世界大会を舞台に、個性豊かな総勢19人のキャラクターから1名を選び、試合での勝利を目指す。 別のプレイヤーとの「対戦」が好評を博した。

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ストリートファイターZERO(ストZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターZERO(ストZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カプコンが1995年にリリースを開始したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの3作目。 『ストリートファイター』の後、『ストリートファイターII』の前に位置する架空の時間軸を舞台に、CPU戦を勝ち抜いていく。 人気作となり、シリーズ3作品がリリースされ、最終的には総勢39人のキャラクターが登場する大型作品となった。

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Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Dragon's Dogma: Dark Arisen』 とは、 」2013年にカプコンより発売されたオープンワールドのアクションロールプレイングゲームで、2012年に発売された『Dragon´s Dogma』の拡張版である。売上本数はPS3版だけでも46万本を超えている。2017年にはPS4、Xbox OneやMicrosoft WindowsにNintendo Switchでも発売されている。ドラゴンに心臓を奪われてしまった主人公が広大なオープンワールドを冒険する物語となっている。

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鬼武者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼武者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼武者』は、カプコンが開発し、2001年1月25日に発売したPlayStation 2専用アクションゲーム。 全4作ある『鬼武者』シリーズの第1作目。 同社の『バイオハザード』において開発されたゲームエンジンを使用しており、刀剣を利用した、緊張感と駆け引きのあるアクションが特徴。主人公は、鬼の力を手にし、囚われの姫を救出するべく怪物が巣食う城へと向かう。

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バイオハザード RE:3(Biohazard RE:3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード RE:3(Biohazard RE:3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード RE:3』とは、2020年4月にCAPCOMから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1999年に発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイクとなっている。そして2019年に発売された『バイオハザードRE:2』に続く「RE」シリーズ2作目となっている。ラクーンシティで起きた生物災害(バイオハザード)の真相を明らかにすべく、原作ゲーム1作目の主人公ジル・バレンタインが追跡者から逃げながらラクーンシティを脱出するというストーリーだ。

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バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。

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ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6​)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6​)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロックマンエグゼ6』とは、2006年11月23日にカプコンから発売された、ゲームボーイアドバンス用のデータアクションRPGゲームである。グレイガ・ファルザーと2バージョンリリースされていている。バージョンごとに獣化システムやクロスシステムなど使用できるシステムも異なってくる。本作の発売時はゲームボーイアドバンスからニンテンドーDSの移行期であったが、「ゲームボーイアドバンスで発売したソフトであるから、こちらで有終の美を飾りたい」といった発言があり、ゲームボーイアドバンスでリリースされた。

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Devil May Cry(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Devil May Cry(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Devil May Cry』は、カプコンのテレビゲームである『Devil May Cry』シリーズを原作として製作されたテレビアニメ。WOWOWによって2007年の6月から9月まで放送された。 ゲームシリーズの主人公であるダンテが「悪魔も泣き出す男(デビルメイクライ)」に相応しい圧倒的な強さで悪魔を倒す戦闘シーンの迫力は勿論、アニメオリジナルの登場人物とカードゲームに興じるなど、ゲームでは見られないダンテの日常も描かれている。

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ストリートファイターIII(ストIII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターIII(ストIII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。 『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。 シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。

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デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年発売。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズデビル メイ クライの続編である。キャッチコピーは、「悪魔と踊ろう」。 第6回のCESA GAME AWARDSでは「CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞」を受賞している。

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デビル メイ クライ(Devil May Cry)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ(Devil May Cry)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ』とは、カプコンが制作したPlayStation 2専用のアクションゲームである。2001年8月23日に発売された。ゲーム続編は第4弾まで出ており、全世界シリーズ累計販売本数は1500万本に達している。ゲームや漫画など、様々なメディアミックスが成された。 ある満月の夜、トリッシュという美女が一人の男のもとを訪れる。その男はダンテといい、悪魔退治専門の便利屋『デビルメイクライ』を営んでいた。ダンテはトリッシュに導かれ、悪魔の救う島へと向かう。

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デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ 3』(デビル メイ クライ スリー、Devil may cry3)とは、カプコンが制作し2005年に発売されたPlayStation 2用のアクションゲームソフト。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズの第3作目であり、1作目「デビル メイ クライ」よりも過去の物語を描いている。 後に追加要素を含んだアップグレードバージョンの「デビル メイ クライ3 スペシャルエディション」も発表されている。

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戦国BASARA(アニメ・ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

戦国BASARA(アニメ・ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。

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モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『モンスターハンターライズ』とは、2021年にカプコンからNintendo Switch向けソフトとして世界同時に発売されたハンティングアクションRPG。翌2022年には同じくカプコンから超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された。新要素として、アクションの幅を広げる「翔蟲アクション」や移動の快適さを実現した新たなオトモ「ガルク」など、今までのシリーズ作品とはまた違った爽快な狩猟アクションを体験できる。

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モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWI)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWI)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』とは、2018年に発売され、2020年には1610万本を達成した大人気タイトル『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツである。 ワールドのエンディング後から展開される本作のシナリオでは、フィールド・拠点ともに一新。新たなクエストランク「マスターランク」を設け、ハンターは渡りの凍て地と呼ばれる極寒の地で、新たな強敵たちと出会う。

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新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』とは、『鬼武者』シリーズ第三作の続編として2006年1月26日にカプコンより発売された戦国サバイバルアクションゲーム。前作『鬼武者3』にて織田信長が討たれた後、その重臣である豊臣秀吉の治世となった慶長3年を舞台に、新たな主人公、灰燼の蒼鬼と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。本作は前3部作から大幅なシステム変更が行われている他、前3部作の主人公の血縁者が登場するなど、過去シリーズとの繋がりが意識されている。

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逆転検事(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

逆転検事(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『逆転検事』とは、2009年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。『逆転裁判』シリーズのテイストを残しつつ、全く違った角度から事件を追っていく、従来の『逆転裁判』では味わえない新感覚を体験できる。

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デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。

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逆転検事2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

逆転検事2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『逆転検事2』とは、2011年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、前作に引き続き『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。また今回は、御剣怜侍の父親も登場し、御剣怜侍自身の「検事として」事件とどう向き合うのかということを考えながら捜査していくという、また一歩深い話が展開されていく。

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鬼武者2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼武者2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼武者2』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの2作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。前作『鬼武者』で描かれた明智左馬介と幻魔の戦いから13年後の時代を舞台に、新たなる鬼武者となった主人公、柳生十兵衛と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。多数の新システムの導入により、前作で好評だった斬り合いの爽快感がパワーアップしており、物語が分岐するアドベンチャー要素も追加されている。

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ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の5作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、登場キャラクターが異なる複数のバージョンがリリースされた。 前作で壊滅したはずの犯罪組織「ネビュラ」の手により仲間達が攫われてしまう。主人公の光熱斗はネビュラに立ち向かうため、チームを結成しインターネットの平和を守る。

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バトルネットワーク ロックマンエグゼ2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バトルネットワーク ロックマンエグゼ2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バトルネットワーク ロックマンエグゼ2』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の2作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、2001年12月に発売された。現実世界と電脳世界を交互に行き来し、電脳世界に蔓延るウイルス達と闘うさまを描いている。犯罪組織WWW(ワールドスリー)の壊滅から3カ月後の世界で次々とネット犯罪が巻き起こる。事件の真相を確かめるため、光熱斗とナビのロックマンは様々な困難を乗り越えていく。

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ファイナルファイト(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファイト(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイナルファイト』は1989年12月14日にカプコンよりアーケードゲームとして発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。1990年にはスーパーファミコンに移植され、その他多くの家庭用ゲーム機に移植された人気作品だ。大西洋に面した都市「メトロシティ」を舞台に3人の主人公「ハガー」、「コーディ」、「ガイ」達が、犯罪集団に攫われてしまったハガーの娘「ジェシカ」を救出するため、それぞれの思いを胸に立ち向かうという設定になっている。

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鬼武者3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼武者3(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼武者3』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの3作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。2人の鬼武者、明智左馬介とジャック・ブランが、幻魔王・織田信長を倒すために立ち向かう物語を描く。本作では2人の主人公、左馬介とジャックのストーリーが交互に進行されていくのが特徴となっている。また、『鬼武者』シリーズ3部作の完結編であり、アクションゲームとしてシリーズ集大成と呼べる進化を遂げている。

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鬼武者(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼武者(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アニメ版『鬼武者』とは、同名のアクションゲームシリーズを原作とする2023年のオリジナルアニメ。世界的に有名な剣豪の宮本武蔵を本作の主人公に据え、さらに国際的に高い評価を受けている黒澤明の侍映画で幾度か主演を務めた三船敏郎をそのモチーフとするなど、欧米の客層を強く意識した作品となっている。 修行の旅を続ける宮本武蔵は、とある僧侶から幻魔を討つために作られた鬼の籠手を預けられる。自身の魂を、あるいは切り捨てた者の魂を鬼の籠手に捧げながら、武蔵は人々を脅かす幻魔との戦いに身を投じていく。

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機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』とは、カプコン開発、バンプレスト販売の『機動戦士ガンダムSEED』を題材とした対戦型アクションゲーム。人気シリーズ『機動戦士ガンダムvs.』の第5作目。基本動作はこれまでのシリーズと同じであり、2対2のチームバトルも可能。プレイヤーの編成が柔軟になったことで敵軍キャラとのチームを組織することも可能となった。2005年7月にアーケード版で稼働開始。

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レッドアリーマー 魔界村外伝(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

レッドアリーマー 魔界村外伝(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『レッドアリーマー 魔界村外伝』とは、『魔界村』シリーズに登場する人気の敵キャラクターであるレッドアリーマーを操作するアクションゲームである。 『魔界村』との最大の違いは主人公が人間ではなく、翼を持った魔物である事に由来する豊富なアクションである。 翼によって飛行する、炎などの攻撃を口から吐く等の独自のアクションを楽しめる。 魔物が主人公である事によるダークな物語も魅力の一つ。 加えて『魔界村』シリーズ譲りの高難易度も持ち合わせている。

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ロックマンエグゼ4(トーナメントレッドサン・トーナメントブルームーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロックマンエグゼ4(トーナメントレッドサン・トーナメントブルームーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロックマンエグゼ4』とは、2003年12月12日にカプコンから発売された、ゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGソフトである。『ロックマンエグゼ』シリーズの第4弾であり、「トーナメント レッドサン」と「トーナメント ブルームーン」の2つのバージョンが同時発売される。物語攻略においてプレイヤーの判断力が問われる「ダークチップ」の登場により戦略の幅が広がっており、WWW(ワールドスリー)との戦いから5ヶ月、6年生となった『光熱斗』と共に地球の存亡をかけて冒険していく。

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