CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』とは、日本テレビ系列で放送された"詐欺師たちを騙し返す"集団を描いたエンターテインメントドラマである。原作が無いオリジナルドラマとして読売テレビにより制作され、2019年10月から放送された。人の心を見抜き人を騙すことに天才的な才能をもつ主人公・沙希が、詐欺師を騙すスペシャリスト集団チートのメンバーとなり詐欺師達を懲らしめてゆく。主人公を本田翼が、チートを束ねるリーダー的存在の刑事を風間俊介が演じ話題となった。

『CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』の概要

『CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』とは、日本テレビ系列で放送された"詐欺師たちを騙し返す"集団を描いた痛快エンターテインメントテレビドラマである。読売テレビにより制作され、日本テレビ系木曜ドラマF枠と呼ばれる深夜ドラマ枠で、2019年10月4日から12月5日まで放送された。最高視聴率4.4%、平均視聴率3.45%を記録した。
小説や漫画などの原作が無いオリジナルドラマで、脚本は松本美弥子と山下すばるが担当している。
タイトルにもなっているチート"CHEAT"は"騙す"という意味をもっている。人の心を見抜き人を騙すことに天才的な才能をもつ主人公が、詐欺師を騙し返すスペシャリスト集団「チート」のメンバーとなり、詐欺師達を騙し懲らしめてゆく様子が描かれる。

2018年、振り込め詐欺や架空請求など特殊詐欺と呼ばれる詐欺事件の被害総額が年間400億円になった。SNSの普及によって詐欺の手口も多様化し、被害件数も年々上昇を続けていた。特殊詐欺をはじめ様々な詐欺事件を撲滅するために、警視庁捜査二課の刑事・安斎和毅(あんざいかずき)は秘密の組織として、詐欺師を騙し返すスペシャリスト集団「チート」を創設した。
星野沙希(ほしのさき)は人を騙すことについて天性の才能を見込まれ、チートの一員として任務にあたっていた。チートのブレインである沙希には、チートのメンバーには絶対に言えない秘密がある。それは沙希が地下アイドルとして活動していることだった。沙希は詐欺師を騙す詐欺に関してはスペシャリストだったが、アイドルとしては三流でクビ寸前の崖っぷちである。
ある日新たにチートの一員になったのは、純粋で騙されやすい性格の若手刑事だった。新たなメンバーと共に「チート」は特殊詐欺事の詐欺師達を騙し返してゆく。

極悪詐欺師達に対抗する主人公・星野沙希を本田翼が、チートの創設者でチートを束ねるリーダー的存在の刑事・安斎和毅を風間俊介が演じる。
本田翼のチートのブレインとしての地味なスーツにメガネをかけて毒舌を吐く姿と可愛いミニスカ衣装の全力アイドル姿という、ふり幅の大きな役柄のギャップが話題になった。また朝のニュース番組やバラエティでも活躍するジャニーズ俳優・風間俊介の久しぶりのダークな役柄も話題となり、視聴者からの様々な感想がSNSを賑わせていた。
沙希が人を騙すプロである詐欺師達をどのように騙し返してゆくのか、その見事な手口がテンポよく描かれている。

『CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』のあらすじ・ストーリー

詐欺師を騙し返す「チート」

細川(画像左)に物件を案内する不動産屋を装った加茂(画像右)

星野沙希(ほしのさき)は、詐欺師たちを逆に騙し返して悪事をぶった切るスペシャリスト集団「チート」の頭脳として活動している。「チート」は特殊詐欺をはじめとする様々な詐欺事件を撲滅するために警視庁捜査二課の刑事・安斎和毅(あんざいかずき)が創設した秘密の組織だ。人を騙す天性の才能を持つ沙希、元探偵で高い捜査能力を持つ根岸俊(ねぎししゅん)、天才ハッカーでオシャレ女子の丸山美月(まるやまみづき)が1つのチームとなって詐欺師達を騙し返している。
そんなチートに新たなメンバーとして加入することになったのが、新米刑事の加茂悠斗(かもゆうと)だった。純粋で真っ直ぐすぎるためすぐに騙されてしまう加茂は、警察ではどこでも使えないと言われてここに回ってきたのだと言う。

チートに相談にきた女性はキャッシュカードと暗証番号を渡してしまい、100万円以上を騙し取られていた。この事件は既に多くの被害が出ているが、トップである波岡(なみおか)を警察は掴むことができずにいた。考えた沙希は「新しいアジトを作る」と言い、計画を進めだした。
加茂が不動産屋に扮し、波岡の表の顔である飲食コンサルティング会社の社長と接触し、物件の紹介に至った。その後加茂の元に、細川玲子(ほそかわれいこ)という女性から内見の依頼が入る。細川は波岡の指示を受け、新たな物件を借り、そこを詐欺のアジトにしたのだった。沙希はその新たなアジトが火事になったかのように見せかけ、別の場所に詐欺集団を移動させることに成功した。そこには雑に仕込んだ監視カメラが作動している。監視カメラの前で細川はお金の受け渡しの詳細を明かし、それを聞いた加茂は現場を押さえるために受け渡し現場へと向かった。しかしそれは、監視カメラに気付いた細川と波岡によって仕組まれた罠であり、加茂は拘束されてしまう。そこに警察を名乗った沙希が現れ、波岡を捕らえることに成功した。

チートでは互いのプライベートに干渉しないことになっている。プライベートの沙希はモモとしてアイドル活動していた。一方、加茂はアイドルオタクとして推しのアイドルユナに会うため、新たに結成された地下アイドルグループ「ジュエル☆トリコ」のお披露目会に参加する。「ジュエル☆トリコ」の3人目として加茂の前に現れたのは、モモつまり沙希だった。加茂にアイドル活動していることを知られてしまった沙希は、秘密にするようにと加茂を脅した。
一方刑事である安斎は逮捕した波岡と対峙し、お前は伝説の詐欺師・ナミオカではないと言った。ナミオカは様々な詐欺事件に名前が挙がる人物で、チートが追う対象である。名前が同じことから波岡がナミオカである可能性も考えられたが、違ったのだ。

新チートメンバー・加茂の活躍

仮面をつけて素顔を隠したチューチューバー・カモエル

次に「チート」は、動画サイト"チューチューブ"を使った詐欺事件を追うことにした。仮面をつけた人気チューチューバー・サスケによる講座詐欺で、お金だけを集め講座は開かれないというものだ。しかもその犯人はサスケではなく、サスケに成りすました人物による詐欺だった。チートの捜査で、真犯人は大学生の神谷零士(かみやれいじ)であることが分かった。
沙希は加茂を仮面の人気チューチューバー・カモエルに仕立て上げ、神谷に再び同様の詐欺をさせようと計画した。美月がデータを改ざんし、加茂演じるカモエルを人気チューチューバーに仕立て上げた。神谷はカモエルに注目し、翌日には早速カモエルの偽アカウントを作成した。

その後、神谷が偽カモエルとして動き出し、チューチューバー養成講座を開くと告知した。前回同様に開催されないと思われていた講座だったが、偽カモエルによる講座は予定通り開催された。根岸と沙希が講座に潜入し、なりすましを暴こうとする。沙希は偽カモエルに「本当のカモエルですか?」と詰め寄り、本物のカモエルが現れたらどうするかと問い扉を開けるが、そこに加茂はいなかった。加茂は神谷の後輩によって気絶させられてしまったのだった。沙希と根岸が助けにいくと、加茂はトイレで倒れていた。しかもサスケ詐欺の真犯人が加茂であるというスクープ動画が公開されてしまう。
チートは反撃として、偽サスケは神谷だと告発し、神谷に懸賞金3億円をかけるという動画をアップした。神谷は慌てて逃げようとしたが、懸賞金に惹かれた後輩2人は神谷の居場所をチートに教えてしまっていた。証拠がないと言う神谷だったが、加茂が気絶させられた際に胸ポケットに挿していたペン型カメラが撮影していた映像が証拠になった。神谷はその場で崩れ落ちた。

「ジュエル☆トリコ」ではセンターを決める投票をすることが決まり、沙希はセンターを勝ち取るためのアイドル活動とチートの仕事の両立のために今まで以上に忙しくしていた。
そんな時、チートに出版詐欺にあった女性が相談に来た。イラストを投稿していた被害者は、麻美(まみ)という人物から一緒に絵本を出さないかと持ちかけられて、出版社に出版に必要なお金を支払った。しかしその後、出版社とも麻美とも連絡がつかなくなったのだ。チートの調査により、同様の手口の詐欺被害が多数ありそのいくつかは同じ犯人による詐欺であること、そして麻美と名乗った詐欺師は無職の望月亮子(もちづきりょうこ)という女性であることが分かった。

沙希は加茂に小説を書かせ、望月に近づかせた。加茂は望月経由で出版社の社長・大貫雅和(おおぬきまさかず)と会うことに成功する。社長はいつも通り共同出版での出資を持ちかけ、加茂はそれを計500万円を2回に分けて支払うことで快諾した。
1回目の入金後、加茂のことを疑い始めた詐欺師達は加茂が地元だと偽った熱海に出向いて調査を始めた。その町の本屋には、発売されていないはずの加茂の小説が店頭に並んでいた。そこにいた加茂は、地元の後輩の実家の印刷会社が間違えて500部印刷してしまったのだと詐欺師に説明し、契約通りに残り250万円を支払うからこの本を売って欲しいと頼んだ。詐欺師たちは特に損がない為、その話を承諾した。
チートにより加茂の小説はどんどん売れ、ネットでの予約数を入れると1万部を越えていた。

2回目の入金日、入金確認次第すぐに逃げる準備をしていた大貫と望月だったが、そこに現れたのはアメリカの著名作家の弁護士を名乗る沙希だった。沙希は、加茂の小説はアメリカの著名作家の作品の盗作であると言い、20万ドルつまり約1億2千万円を2人に請求した。払えないと言う詐欺師たちに、沙希は「身辺に気を付けてください」と言って脅してから立ち去った。大貫と望月は2回目の入金を諦めて逃げようとしたが、黒ずくめの男たちによって廃墟に連れ去られてしまう。追い詰められた詐欺師達は、自分達はただの詐欺師だと告白した。チートはそれを証拠とし、詐欺師達を警察に引き渡した。

「ジュエル☆トリコ」のセンター選挙の結果は、マイが1位だった。ユナとモモがSNSでアピール合戦を繰り広げる中、マイは路上で歌いファンと直接触れ合い、結果としてそれが票に繋がったのだった。

美容詐欺と仮想通貨詐欺

真理亜に近づくためスポーツジムに潜入した沙希

次なるチートのターゲットは、化粧品会社の社長・東堂真理亜(とうどうまりあ)だ。被害者は真理亜の会社の化粧品でモニター詐欺に遭ったと言う。沙希の計画で、加茂は真理亜の会社に社員として潜入し、沙希は美容ブロガーとしてスポーツクラブで真理亜に近付いた。沙希は計画通り、真理亜から化粧品モニターの勧誘を受けた。
加茂と根岸は、真理亜が管理するAランクの顧客リストの入手に成功した。しかしそのリストに載っていた人物は詐欺被害には遭っていなかった。
根岸は真理亜のデスクから新商品である10万円の高級クリームの資料も盗み出していた。加茂が会社の倉庫に納入された高級クリームを持ち出し、美月がそれを成分調査に回す。その結果、クリームの成分は資料に記載されていた成分とは全く違うものであることが判明した。クリームの生産工場を調べると、納入されたクリームは1個30円の激安クリームだった。
翌日、根岸は弁護士に扮し、海外モデルに扮した美月と共に真理亜の会社を訪れた。根岸はクリームで酷いアレルギーが出た為、損害賠償請求したいと申し出た。アレルギー成分は入っていないと言い張る真理亜に、加茂が成分調査結果をつきつける。真理亜は、自分が作ったクリームではないと言う。そこに沙希が現れ「全部あなたがやったんでしょう?」と社長の右腕である御子柴(みこしば)を呼び止めた。沙希演じる美容ブロガーや他の詐欺被害たちに、御子柴は詐欺に関する電話をかけていたのだ。

チートの次のターゲットは、仮想通貨会社"ラミシステム"の日本法人代表・勢野勇一(せのゆういち)だ。ラミシステムは海外の土地を1口20万円で共同所有し、その配当が仮想通貨で支払われるというビジネスをしている。根岸は採用面接から内部への潜入を試み、美月はクラブに来た勢野に近付くが、それぞれ失敗に終わる。作戦失敗となった2人だったが、ナミオカの関与が疑われる事、スイスのプライベートバンクの担当者と取引している事を確認した。加茂は"世界中に友人がいる・勢野に憧れている"という設定で勢野に近づいた。勢野からラミシステムを紹介された加茂は、言われるがまま10口購入する。純粋すぎる加茂の「詐欺師のカモになる才能」を使った作戦だ。一方、沙希は宝石商として勢野に近づき、投資話を持ちかけた。勢野に沙希は、形ある資産を持つべきだと3,000万円のダイヤの原石を勧める。しかし勢野は警戒し、購入しなかった。
根岸と美月は、街で外国人の顔写真を集め、その写真で大量のSNSアカウントを作成した。作成したアカウントから、加茂の友人としてラミシステムに興味がある旨のメッセージを勢野に送りつけてゆく。続々と世界各国から届くメッセージに良い気分になった勢野は、加茂の友人21人の入会を確約させた。全員に土曜日午前の入金を確約させ、総額8100万円が入手できる算段となった。
しかし土曜の夕方になっても誰からも入金されることは無かった。ハメられたと勘付いた勢野は銀行にスイスの口座に100万ドルの送金を希望するが、銀行担当者に断られてしまう。送金できなくなった勢野は隠していた現金を持ち出し、沙希扮する宝石商の元へ連絡を入れた。勢野は沙希に1億2千万円分のダイヤを購入したいと話す。沙希は勢野に「あんた自分で詐欺だって言ってんだよ」と伝える。実は沙希が連れていた宝石の鑑定士はラミシステム本社の会長として紹介されていたフリー素材のモデルだったのだ。

沙希は警察に勢野を引き渡した後、勢野の部屋を見回していた。そこで沙希は、沙希の父親・星野稔(ほしのみのる)が犯人の詐欺事件の新聞切り抜きが入った額を見つける。一緒にいた加茂はその切り抜きの写真を見て、新宿にいる占い師と同じだと沙希に告げる。沙希は新宿へと向かったが既にそこに父親はいなかった。
加茂がよく相談していた新宿の占い師は星野稔で、国際指名手配犯として警察に追われる詐欺師だったのだ。

フィッシング詐欺・占い詐欺・チケット詐欺

それぞれのターゲットを追い同じアパートに集合したチートのメンバー(左から沙希、美月、根岸、加茂)

チートは17才の少年によるフィッシング詐欺、自作自演の被害者による占い詐欺を解決した。どちらの詐欺事件にも伝説の詐欺師・ナミオカが関わっていた。
一方、警視庁には星野稔が出頭し大騒ぎになっていた。星野稔は誰かが自分をナミオカに仕立て上げようとしていると感じ、探りをいれるために出頭したのだ。

チートにはチケット詐欺の相談者が訪れていた。ミライという人物がチケット詐欺をしているのだが、ネット上で取引しているために捕らえることができずにいた。そこでチートはミライからチケットを購入したことがある人物・野中と赤鬼に協力を依頼し、ミライ自身がチケットを取りに行かざるを得ない状況を作り出した。チートが捕らえた詐欺師ミライはジュエル☆トリコの新人マネージャーだった。

チケット詐欺事件解決後、久しぶりに安斎がチートの事務所に来た。沙希にミライのチケット詐欺もナミオカが関係していた事を伝える。この1年のチートでの働きに対して感謝する安斎に対して沙希は「まるで世界の終わりみたいね」と言い、安斎は「世界の始まりだ。沙希、愛してるよ」と答え不気味に笑った。

ジュエル☆トリコが出演するライブ会場では、マイと中込マネージャーがモモとユナを待ち続けていた。出番の直前にモモとユナが駆けつけて無事3人揃った状態での出演を果たし、ライブは大成功に終わった。

安斎を疑い始めていた沙希は、安斎の同期の刑事・蓮見(はすみ)に調べて欲しいことがあると話を持ちかけていた。蓮見は部下の大谷(おおたに)に安斎が取り調べているはずの詐欺師たちの写真を渡し、彼らが起訴されているかどうか調べるよう指示を出す。調査の中で、これまでチートが対峙してきた詐欺師達は誰一人逮捕されていなかったことを蓮見は知る。
一方安斎は加茂を呼び出し、加茂に「チートを潰そう」と伝えた。

チートVSナミオカ

過去の安斎(画像左)と星野稔(画像右)

安斎からチートを潰すようにと言われた加茂は、安斎の指示通りにチートのオフィスのパソコンデータを消去しようしたができなかった。正直な加茂は耐え切れずチートのメンバーに、安斎に指示されてデータを消去しようとしたこと、本当は警察官ではないことを告白した。加茂が警察官ではないと気付いていたチートのメンバーは全く動じることはなく、安斎の目的を探るために行動を開始する。

一方、刑事の蓮見のもとにチートを「史上最悪の詐欺集団」と告発するメールが届いた。沙希はチートが追い詰めてきた詐欺師たちが逮捕されていない事実を蓮見から聞き、安斎に対し不審感を強める。更に安斎が警察を辞めたことも知らされた。沙希は安斎に電話をかけたが、既に連絡は取れない状態になっていた。

星野を取調べていた蓮見は、星野に星野の娘・沙希の写真を見せた。動揺した星野は覚悟を決め、自身が犯人とされている過去の事件「トスカ詐欺」の真相を語り始めた。
遡ること18年前、星野稔は根っからの嘘つきである少年・安斎と出会った。少年だった安斎の詐欺の才能に目を付けた星野は、安斎と共に詐欺を働くようになった。世間を騒がせ、星野が犯人とされているトスカ詐欺を考えたのは安斎だったのだ。星野は少年に裏切られて全ての金をとられてしまい、トスカ事業は破綻した。当時の星野には、全ての罪を背負い海外逃亡する道しか残されていなかった。
長年海外逃亡を続けていた星野だったが、安斎から「start!」と書かれたメールを受け取り日本に帰国したのだと言う。

チートは、これまでチートが追い詰めてきた詐欺師たちを再び追い始めた。ナミオカを名乗っていた波岡を追っていると、続々とこれまでチートが捕まえた詐欺師たちが現れた。詐欺師達が集まり、新たな詐欺を企てていることが判明する。しかし沙希は、あまりに話が上手く行き過ぎているように感じていた。
沙希が感じた通り、チートは安斎によって監視されていた。

詐欺師達は詐欺の実行のためにホテルに集まった。美月、根岸、加茂もホテルで待ち受け、詐欺の契約が進むのを監視していた。遅れて沙希が到着すると、蓮見含む刑事たちが沙希を取り囲む。刑事らは沙希はナミオカであるとし、沙希を詐欺容疑で逮捕した。手錠をかけられた沙希は、パトカーで連行されてしまった。その様子を安斎は遠くから眺めるのだった。

逮捕された沙希は蓮見からの厳しい取調べを受ける中で、詐欺師達と共謀していたという全く身に覚えのない事を証拠として突き付けられてしまう。つまり、沙希の逮捕はチート内に裏切り者がいた可能性が高い。沙希は容疑を否認するが、取調べは続きその疲れは限界に達していた。
残された加茂、美月、根岸の3人は、沙希の逮捕後すぐにチートを解散した。加茂は沙希を助けたいという思いを抱えていたが、何も出来ずに途方にくれていた。
そしてジュエル☆トリコも、沙希(モモ)の逮捕がきっかけとなり事務所の方針で解散が決定してしまう。

何も出来ない加茂は自身の無力さが嫌になり、大量の酒を呑み酔っ払っていた。そんな加茂の目の前に占い師が現れ、「答えが自分の胸の中にあります」とアドバイスされる。翌朝、加茂は胸ポケットに詐欺師達が狙っている土地に関するメモが入っていることに気付いた。加茂はなんとか土地所有者と話をすることができ、蓮見に直接連絡し沙希の無実を訴えた。根岸と美月が加茂の元に合流し、土地売買の決済日時・場所を蓮見に伝えた。美月と根岸はそれぞれ調査を続けていたのだ。驚く加茂に対し、美月らはチート解散は安斎を欺くためのフェイクだと説明する。2人は居酒屋の店員や占い師に扮し、ずっと加茂の近くにいた。

星野稔と沙希は互いに会うことを希望し、2人は蓮見によって対面を果たした。
一方、蓮見の部下・大谷は、沙希の取調べについて安斎に報告していた。大谷は安斎に付いていたのだ。大谷を疑う蓮見は、大谷に沙希と詐欺師たちが写った写真の出所を聞いた。大谷は安斎のデスクにあったと嘘をつくがすぐにバレ、大谷は蓮見に公文書偽造罪で逮捕されてしまう。

詐欺師達による土地売買に関する詐欺の実行日になった。安斎がモニター越しに見ているその場所には、加茂、美月、根岸が現れる。不審に思い詐欺師達に連絡をとろうとする安斎だったが、モニターには沙希の姿が映し出された。沙希の「はい、そこまで!」というセリフに、安斎は不敵な笑みを浮かべ「騙されるのは新鮮だなぁ」と言った。伝説の詐欺師・ナミオカは安斎だったのだ。
沙希の作戦で、安斎の音声データを用いて詐欺師達に偽の指示を出し詐欺実行を前日にずらすことで、詐欺師達は既に逮捕済みだ。沙希を逮捕した蓮見は、実は宿敵であるナミオカを捕まえる為に沙希を信じて協力していたのだった。蓮見が沙希に対して厳しい取調べをしていたのは演技であり、全ては安斎に詐欺を進めさせ安斎を捕らえるための計画だ。

安斎にとって沙希は遊び相手だった。昔、沙希の父親・星野稔は安斎にとって最高の遊び相手だったが、途中で飽きてしまった。退屈だったときに現れたのが沙希で、安斎は沙希と遊ぶためだけにチートを作ったのだった。人を騙すことをゲームだと言う安斎に、沙希は「人を巻き込むな、人の人生を邪魔するな!お前みたいな構ってちゃんに付き合ってるほどこっちは暇じゃねーんだよ!」と罵倒した。そこに蓮見たち捜査二課の刑事たちが来た。安斎は自ら腕を差し出し、逮捕・連行された。
しかし、連行される安斎の隣に乗り込んだのは、捜査員を装ったフィッシング詐欺の少年詐欺師だ。慌てて車を追う蓮見と沙希の目の前で、手錠がはずされた安斎が車から降りる。「次のゲームはいつにする?」とだけ言い残し、安斎はその場から消えてしまった。

全てが終わった後、モモ(沙希)はジュエル☆トリコのステージに立った。モモはファンに自分が詐欺師の娘である事、一連の騒動で心配をかけた事を謝罪し、責任を取って辞めると伝えた。ライブ会場に駆けつけていた加茂が客席から「モモさんは悪くない!」と叫ぶと、他のファンも賛同し、モモコールが起こった。ファンのおかげでジュエル☆トリコの解散は無くなった。
チートは解散となったが、美月も根岸は加茂や沙希と一緒にいることが楽しいと感じていた。加茂もこのメンバーと一緒にいたいと思っており、4人は仲良く肩を並べて歩き出した。

『CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』の登場人物・キャラクター

チート

星野沙希(ほしの さき/演:本田翼、幼少期:田中絆菜)

25歳で、アイドルを目指している。

普段は、サギ師を騙し返すスペシャリスト集団「チート」の頭脳として働いている。
鋭い洞察力を持ち、人の心を読み解き騙す才能がある。その才能を捜査二課の刑事・安斎に見出され、彼が創立した「チート」に参加した。

チートメンバーに見せる"素"の沙希は、非常に毒舌である。
また"少し考えれば分かるような事が分からない"バカが嫌いで、考えれば分かるような詐欺に引っかかった人物達には容赦ない言葉で指摘する。
詐欺師達を騙し返した時の決めセリフは「はい、そこまで」である。

如月モモ(きさらぎモモ)の名で、地下アイドルグループ「ジュエル☆トリコ」のメンバーとして活動している。
チートのメンバーにアイドルであることは秘密にしていたが、アイドルオタクの加茂とはライブ会場で会ってしまいバレている。
美月と根岸にはチケット詐欺事件の際にバレてしまった。
アイドルとしては新人・崖っぷちで、時々令和のアイドルとは思えないような昭和な衣装を着ていることもある。

加茂悠斗(かもゆうと/演:金子大地)

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大奥(2023年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『大奥』とはNHK総合の「ドラマ10」枠で放送された、よしながふみ原作のテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年1月10日から3月14日まで放送。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。舞台は謎の疫病により男の数が激減した江戸時代の日本。世の権力が男から女へと移っていく様、女将軍と支える大奥の男たちの物語を描いている。

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グッドモーニング・コール(GMC)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グッドモーニング・コール(GMC)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グッドモーニング・コール』とは、少女漫画雑誌『りぼん』で1997年9月号から2002年4月号まで連載され、アニメ化やドラマ化もされた高須賀由枝の作品である。 主人公の中学3年生の吉川菜緒と同級生の上原久志は、家庭の事情から一人暮らしをすることになるが、ひょんなことがきっかけで同居することになってしまう。菜緒と上原の中学生らしい甘酸っぱい恋愛模様や、二人を取り巻く友人たちとのほのぼのとした日常生活が描かれていることから、10代を中心とした多くの女性たちの心をわしづかみにした作品である。

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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

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ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。

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おっさんずラブ(ドラマ・映画・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

おっさんずラブ(ドラマ・映画・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『おっさんずラブ』とは、2018年にシーズン1、2019年にシーズン2が放送された、男同士の恋愛を描いたテレビドラマシリーズである。ダメ男である春田創一に、上司で既婚者である黒澤武蔵をはじめとする男性たちが想いを寄せていくというピュアなラブストーリーとなっている。敬遠されがちな男性同士の恋愛というテーマであるが、2018年の「新語・流行語大賞」ベスト10選出をはじめ大きな反響を起こし、ボーイズラブ作品がメジャー化してゆくきっかけとなった。

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天気の子(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天気の子(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天気の子』とは、新海誠による日本のアニメーション映画。2019年7月19日に公開され、興行収入は140億円を突破し、日本映画史に残る大ヒットを収めた。 家出して東京にやってきた少年・森嶋帆高は、親元を離れて弟と2人暮らしをしている天野陽菜という少女と出会う。似たような身の上の若者同士で次第に親しくなっていく中、帆高は陽菜が「どんな大雨も晴れに変える」という不思議な力を持つことを知る。これを使って商売を始める帆高たちだったが、やがて陽菜の力に隠されていた大きな代償を突き付けられる。

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silent(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

silent(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『silent』とは、2022年10月から12月まで放送された、聴力を失ったかつての恋人との関係が主題のテレビドラマ。恋人同士だった青羽紬(あおばつむぎ)と佐倉想(さくらそう)だが、想が病気で耳が聞こえなくなってしまい、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまう。久々に想に再会した紬は、想への思いに戸惑いながらも現実に向き合っていくというストーリー。スピッツの楽曲がテーマになっているのが特徴。TVerのお気に入り登録が全番組で最多の246万人を突破し、若い女性を中心に大きな話題となった。

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私がモテてどうすんだ(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

私がモテてどうすんだ(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『私がモテてどうすんだ』とは、講談社より発刊されている『別冊フレンド』にて掲載された、ひとりの美少女を巡って沢山の男性が翻弄される姿を描いた恋愛コメディ漫画である。 美少女でありながら、男性に興味がなく自他ともに認めるオタクであるという主人公のキャラクターが好感を抱かせ、アニメ化・実写映画化までされている。

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カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

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君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君の花になる』(きみ花)とは、売れない男性アイドルグループと、彼らの寮母となった主人公の奮闘を描くドラマである。主人公である元高校教師で挫折した経験のある寮母と、「デビューしたい」という夢を追い求めて生きる男性グループ(8LOOM)が、今の現状で満足していいのか、諦めるのかを悩みながらも夢を叶えようと奮闘していく。主人公が挫折した事のある経験から8LOOMへ後悔のないように今を精一杯生きて欲しいと願い、夢を叶えきる事や自分と向き合うことの大切さが描かれている。最終回の視聴率は5.4%である。

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どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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麒麟がくる(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

麒麟がくる(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。

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地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『地味にスゴイ!校閲ガール』とは宮木あや子の小説『校閲ガール』を基にした、2016年10月から12月まで日本テレビ系列にて放送されていたテレビドラマである。憧れのファッション誌の編集者を夢見る主人公・河野悦子。校閲の仕事に不満を漏らしながらも、仕事を通して校閲者として成長していく。スーパーポジティブな性格の悦子が仕事をしながら周りを巻き込み、共に切磋琢磨していくストーリー。ファッションや出版について深く掘り下げられており、大きな若い女性の支持を受けた。

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呪怨 -ザ・ファイナル-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

呪怨 -ザ・ファイナル-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『呪怨 -ザ・ファイナル-』とは日本を代表するホラー映画『呪怨』シリーズの完結編である。監督は落合正幸。キャッチコピーは「最恐が、終わる。」。 それまでの『呪怨』シリーズが1作ごとに独立していたのに対し、今作は『呪怨 終わりの始まり』の続編となっており、失踪した妹の行方を追う女性と不気味な少年を引き取った母子が様々な心霊現象に襲われていく。 2015年6月20公開。全国144スクリーンで上映され、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位であった。

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【流出】整形疑惑も?芸能人の卒業アルバム画像をまとめてみた!【卒アル】

【流出】整形疑惑も?芸能人の卒業アルバム画像をまとめてみた!【卒アル】

テレビで脚光を浴びる芸能人たち。ファンの中には「彼らについてもっと知りたい」という者も少なからず存在し、そういった声に応えようとしてか彼らの学生時代の卒業アルバムの画像が流出することがある。 美男美女で知られるあの人やこの人の若い頃の画像を見て楽しむ者がいる一方、現在の顔立ちとの変化に「整形ではないのか」との声が上がることも。そんな芸能人の卒業アルバム画像を紹介する。

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【ローラ】女子力アップ!?芸能人の前髪ありなし比較画像まとめ【本田翼】

【ローラ】女子力アップ!?芸能人の前髪ありなし比較画像まとめ【本田翼】

前髪って、大事ですよね。幼く見えていたのが大人っぽくなったり、顔の表情がはっきりとわかるようになったりと、前髪ひとつでその人の印象がガラッと変わります。よく「前髪切るのに失敗した~」と嘆いている女性たちがいますが、前髪は人からも目に付く部分なだけに、気になる方は多いようです。この記事では、芸能界で活躍する女性たちの前髪ありなし画像を集めました。

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【大島優子】流出!?女性芸能人・著名人のすっぴん画像まとめ!【沢尻エリカ】

【大島優子】流出!?女性芸能人・著名人のすっぴん画像まとめ!【沢尻エリカ】

華やかな世界で日々活躍を続ける女性芸能人・著名人たち。忙しく不規則な生活の中でも努力を続け、笑顔を見せてくれる彼女たちに憧れるファンも多い。一方で「彼女たちのすっぴんを見てみたい」という声も少なくない。番組の企画などですっぴん画像が公開されると「まるで別人」とネット上などで騒がれることもあるのだ。本記事では女性芸能人・著名人の「すっぴん」の画像をまとめて紹介する。

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【吉岡里帆】超貴重!今となってはもう見られない女性芸能人の水着画像まとめ【本田翼】

【吉岡里帆】超貴重!今となってはもう見られない女性芸能人の水着画像まとめ【本田翼】

過去に水着姿を披露したことのある女性芸能人はたくさんいますが、今となってはその姿を拝むことのできない人たちがいます。その理由は様々で、たとえば芸能界を引退してしまったり、グラビア活動をしなくなったりといったことが挙げられるでしょうか。この記事では、そんな彼女たちのセクシー水着画像を集めました。とっても貴重なので、お気に入りがあったらすぐ保存しちゃいましょう!

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「事務所に“推されない”アイドル」ももいろクローバーZ・有安杏果の魅力

「事務所に“推されない”アイドル」ももいろクローバーZ・有安杏果の魅力

ステージでの立ち位置が端だったり画面に見切れてしまうことが多かったりする『事務所に推され隊』(紫・高城れに(れにちゃん)/緑・有安杏果(ももか))の二人は赤・黄・ピンクの3人に負けず劣らず魅力にあふれています。今回は筆者が特に推している『有安杏果』ちゃんにスポットを当ててみます。

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