篝ヒバナ（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】

篝ヒバナの概要

篝ヒバナ（かがり ヒバナ）とは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、武力を用いた犯罪抑止を活動目的とする秘密組織Direct Attack（DA）に所属するエージェント「リコリス」の1人。
ランクファーストのリコリスである春川フキ（はるかわ フキ）の率いるチームの一員。ややくすんだ金色の癖っ毛をヘアバンドでまとめており、チームの中ではもっとも背が高い。フキが小柄なため、2人が並ぶとかなり身長差がある。フキとは長い付き合いらしく、事実上の副官のような立場。

リコリス・リコイル（リコリコ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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『リコリス・リコイル』とは、リコリスこと犯罪抑止を目的に活動する少女たちの活躍を描いた、2022年夏のオリジナルアニメ作品である。丁寧に作り込まれた世界観とキャラクター、さらに波乱のストーリーで話題となった。通称“リコリコ”。
平和の維持のために暗躍する秘密組織DA。そのエージェントとして育成された少女、通称リコリス。任務でミスを犯した井ノ上たきなは、歴代最強のリコリスと呼ばれる錦木千束と共に活動するよう命じられる。奔放な千束と生真面目なたきなは、デコボココンビとして様々な事件を解決していく。

篝ヒバナのプロフィール・人物像

ランク：セカンド

CV：三重野帆貴

リコリスとして目立った活躍は特に描かれておらず、周囲の人物に対しても強い執着を見せたり印象的な言動をすることは少ない。逆にいえば比較的中庸に近いスタンスをキープしており、個性的な仲間たちの潤滑油として機能している。
ランクセカンドのリコリスにふさわしい能力を持つが、目の前でチームのメンバーである蛇ノ目エリカ（じゃのめ エリカ）を人質にされた際は慌てふためいてフキに指示を求めるなど、中身は年齢相応の少女である。

篝ヒバナの来歴・活躍

DAに保護されリコリスとなる

孤児となり、DAに引き取られて訓練を施され、治安維持のために武力を用いて活動するリコリスとなる。
家族を失った経緯は不明だが、作中では10年前に旧電波塔（東京スカイツリー）が破壊される事件が起きており、年齢的にこの一件となんらかの関連がある可能性が高い。

その後フキのチームの一員となり、エリカや井ノ上たきな（いのうえ たきな）と共に様々な任務をこなしていく。
たきなはこの頃から命令無視や独断専行が多く、フキと共に手を焼いていたようである。

拳銃の闇取引制圧任務

1000丁もの拳銃の闇取引が行われるとの情報を入手したDAは、フキのチームにこの制圧を命じる。しかし作戦中にDAの中枢を担うAIラジアータが何者かにハッキングを受け、司令部との連絡が途絶。この影響もあってか連携が狂い、エリカがテロリストに捕まってしまう。
エリカに銃を突き付けたテロリストたちが、投降を要求しながらカウントダウンを続ける中、「このままではエリカが殺される」と恐慌しながらもフキの指示を仰ぐ。しかしラジアータの不調は回復せず、フキはやむなく待機するよう命令。その時、「エリカに当てなければ問題ない」と判断したたきなが、エリカごとテロリストに向かって機関銃を乱射。実際にエリカは一発も当てなかったものの、拳銃の出所や売り込み先などに関する重要な証人を皆殺しにするという事態を招く。

結果としてエリカを助けることはできたが、彼女も撃ち殺しかねなかったたきなの暴挙に怒りを覚え、同じく激怒したフキと同調。これまでの数々の命令無視も合わせて「扱い切れない」旨を上層部に訴え、責任を取らされる形でDAの下部組織である喫茶店リコリコへと転属していくたきなを無言で見送る。
以前からたきなに友情と憧れを抱いていたエリカのみが、彼女の転属に納得できない態度を示していたが、生来の気の弱さから意見できずにいた。たきなへの怒りと失望を隠そうとしないフキに面と向かって反論もできず、ただ「自分のせいでたきなが出ていくことになってしまった」と悔やむエリカにも相応に配慮し、たきなへの処遇を巡って軋むチームの潤滑油となる。

DA本部での模擬戦

それからしばらくして、“歴代最強のリコリス”として名を知られる錦木千束（にしきぎ ちさと）が健康診断と体力測定のためにDA本部を来訪。千束はリコリコに所属しており、後輩としてやってきたたきなのことをかわいがっていた。
DA本部への復帰を目指すたきなを応援する千束は、「後任も決まったし、もうDAにたきなの居場所は無い」と断言するフキと口論となり、模擬戦で決着をつけることとなる。

この模擬戦は、本部に居合わせたリコリスの間で話題となり、「たきなのDA復帰を懸けた一戦」との噂として広まっていく。ヒバナは「今さらたきなにどんな顔して会えばいいのか分からない」と塞ぎ込んでいたエリカにこの話を伝えて、一緒に模擬戦を見ようと誘う。なお、ヒバナ自身も未だにたきなへの怒りを解消できておらず、フキの側が勝つところを見たかったようである。
模擬戦は千束の側の勝利となるも、たきなの復帰は噂に過ぎず、彼女は千束と共にリコリコへと帰還していく。意気消沈するエリカを支えつつ、「次は千束に負けない」と気炎を上げるフキの下で、その後もリコリスとして活躍する。

東京に迫る危機

アラン機関のエージェントである吉松が、東京で大規模なテロを計画し、そのために真島というテロリストを招聘。彼の工作により各地に様々な被害が発生し、DAはこの対応に追われることとなる。
やがて真島は「派手なことをするにはリコリスたちが邪魔だ」との結論に達し、彼女たちを集中的に狙うようになる。DAそのものを狙った攻撃に対し、司令官の楠木は本腰を入れて真島の討伐を計画する。

延空木の攻防

新電波塔「延空木」の完成セレモニーが開かれる。真島がここを狙うという情報をつかんでいたDAは、ヒバナたちリコリスをここの警備に送り込む。
しかし真島は延空木そのものではなく、日本中の注目が集まるその完成セレモニーを利用して、「東京中に1000丁の拳銃をバラ撒いた」と宣言。これにより混乱した市民たち自らの手でDAが守り続けてきた日本の安全神話を崩壊させることこそ、真島の真の目的だった。数ヶ月かけて準備を整えたロボ太によって頼みのラジアータも機能しなくなり、情報戦でも後れを取ったDAは、リコリスの存在までも世間に大々的に暴露されてしまう。

この事態を受け、DAは世間にその存在が暴露されたリコリスを処分することを決定。延空木で待機中だったリコリスの排除のため、男子版のリコリスであるリリベルが投入され、ヒバナたちは窮地に陥る。しかし楠木から連絡を受けた千束たちが乱入し、彼女たちの仲間のハッカーによる情報操作で真島のテロは世間的にはただの茶番として処理される。状況が変わったことで、リコリス全体への処分命令は撤回されるのだった。

篝ヒバナの関連人物・キャラクター

春川フキ（はるかわ フキ）

ランクファーストのリコリスで、評価に見合う高い実力と実績の持ち主。ヒバナのチームのリーダーである。
言動は荒っぽいが仲間想いで、エリカが人質にされた際はなんとか彼女を助けようと任務を無視して行動させてほしい旨を必死に本部に打診していた。ラジアータの不調もあってうまく連絡が取れず、「エリカを助けよう」と訴えるヒバナに悔し気に待機を命じる。

誰とでもそれなりに付き合えるヒバナすらもがたきなに対して「絶対に許せない」というスタンスを取ったことが、彼女のたきなへの強硬な姿勢を後押しした可能性がある。

春川フキ（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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春川フキ（はるかわ フキ）とは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、武力を用いた犯罪抑止を活動目的とする秘密組織Direct Attack（DA）に所属するエージェント「リコリス」の1人。
数少ないランクファーストのリコリスで仲間想い。それだけに仲間を危険に晒した者に対しては容赦が無く、「仲間に当てなければいい」と判断して友軍ごとテロリストを銃撃した井ノ上たきなを毛嫌いしている。同じランクファーストで“歴代最強”の評価を受ける錦木千束とはそりが合わず、顔を合わせるたびに衝突する。