マイ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

マイとは『ドラゴンボール』シリーズに登場するキャラクターでピラフ一味のメンバーの一人。メンバー唯一の女性。
活躍が多いキャラクターではないが単行本2巻で初登場してから、同誌シリーズ上ドラゴンボールの初使用時、ピッコロ大魔王初登場時、『ドラゴンボール超』での再登場等の要所要所で重要なシーンにはピラフ一味ともども登場している。
特に『ドラゴンボール超』では未来トランクスの恋人でありレジスタンスの中心的メンバーである等シリーズ上でかなり大きな役割をなす。

マイの概要

マイとは『ドラゴンボール』シリーズに登場する架空の組織であるピラフ一味の紅一点のキャラクター。容姿は前髪パッツンのロングヘア。将校のような服装での登場が多い。初登場時での年齢は41歳。しかしドラゴンボールという、7つ集めて願いを言えば何でも願いを叶えてくれる不思議な球によりピラフ一味が全員子供になったため、『ドラゴンボール超』では子供の姿として登場することが多い。ただし、『ドラゴンボール超』の未来トランクス編においては、未来で人造人間と戦う地球の最後の戦士である青年トランクスの恋人かつレジスタンスの中心的メンバーとなっているので10代後半~20代らしい容姿での登場もある。

ちなみに、同じピラフ一味にシュウという名のキャラクターがおり、シュウとマイを合わせた「シュウマイ」が2人の名前の由来となっている。

容姿の変化

ドラゴンボール奪還作戦時のマイ

マイは物語を通じて容姿の変化の多いキャラクターである。
初登場時は実年齢通りの40代の容姿だが、『ドラゴンボール超』では10歳未満、10代後半~20代前半の容姿での登場がある。

マイのプロフィール・人物像

CV:山田栄子

原作ではピラフ一味と共に主人公の戦い好きの少年・孫悟空(そんごくう)とドラゴンボールを巡って戦闘等があるが結果全て敗北。しかし、『ドラゴンボール超』では未来トランクス編において主戦力不在の中で人間離れした敵に対して主戦力復帰まで持ちこたえる等、戦闘においてかなりの功績をあげる。また、『ドラゴンボール』シリーズでは珍しく、相思相愛での恋愛模様を強調するようなヒロイン的な役割としても重要な役割を担う。

マイはピラフ一味の中ではピラフよりは常識的。しかしどこか抜けている性格。メンバーの中では比較的下ネタが好きであり、無意識のうちにうんちを棒にさして取り出してピラフに怒られたりしている。ただ41歳でありながら、「投げキッス」に対して最大級のエッチな事として赤面するなど、性的なことにはかなり純情である模様。
戦闘能力は一般的な女性と同程度なので、破壊力が規格外なキャラクターが多いこの漫画の中では戦闘に関する活躍は原作では無いに等しい。
ただ、大猿化した悟空にピラフの城の一部を投げつけられてプロペラ機が大破した時にはギャグキャラクターのためか黒焦げになっただけで生還。悟空の宿敵で世界征服を企むピッコロ大魔王にはるか上空から突き落とされても、パラシュートなしで大した出血もなく「ピラフ様、ひょっとして我々はさいてーなのじゃないでしょうか?」と冷静に自分達を分析までするほどの余裕を見せる。耐久力に関しては一つ頭が抜きん出ている模様。

マイの必殺技

下ネタギャグ

うんちを持つマイ

マイはピラフ一味の中で比較的下ネタが好きなキャラクターである。
会話の中で脈絡も無くうんちを取り出して棒に刺している描写が見られる。
この下ネタギャグは普段温厚である上司のピラフが、唯一、部下を叱責するシーンに繋がるくらいの効果を持つ。

未来のブルマが遺した通常弾より数倍強力なエネルギー弾を用いた狙撃

狙撃するマイ

『ドラゴンボール超』にて敵のアジトを突き止める。未来のブルマが遺した通常弾より数倍強力なエネルギー弾を用いて、敵の意識外からの遠距離狙撃で、暗殺を試みる。失敗はするものの、遥か遠距離から正確な射撃による攻撃を行えるため、一般人の中ではかなりの攻撃力である。

マイの来歴・活躍

ピラフ一味初登場~孫悟空の初討伐

アニメ初期登場時のピラフ一味(左がシュウ、真ん中がピラフ、右がマイ)

原作での初登場は18話「D.B(ドラゴンボール)奪われる!!」。アニメでは第一話において登場。
悟空たちからドラゴンボールを奪って世界征服を企もうとし、願いを叶える龍の神龍(シェンロン)を召喚するものの、ウーロン(悟空の仲間のスケベな豚型地球人)がとっさに言ったスケベな願い「ギャルのパンティおくれー!!」で妨害される。その報復に悟空たちを強化ガラス張りの監禁室に閉じ込め、干乾びさせて殺そうとする。だが満月を見て大猿化した悟空に城を全壊され、慌ててプロペラ機で逃亡を図るも、瓦礫を投げ付けられ墜落。悲惨な目に遭う。

占いババ編

ピラフが発明したピラフ一味の最終兵器ピラフマシン

物語では、悟空が世界征服を企む世界最悪の軍隊であるレッドリボン軍を壊滅させた後、七個目のドラゴンレーダー(ドラゴンボールを見つけるためのレーダー)に映らないドラゴンボールのありかを知るために占いババ(必ず当たる占いをする代わりに法外な料金or自分の選りすぐり戦士に全員勝つことを要求する老婆)の館で占いババ選りすぐりの戦士達に勝利。
実は最後の1個のドラゴンボールはなんと、ピラフ一味が持っていたのである。特殊な箱に入れてドラゴンレーダーに反応しないようにして持ち運んでいたため、ドラゴンレーダーに映らなかったのだ。しかし占いババに運んでいる車の外観とおおよその場所を教えてもらった悟空が、筋斗雲(きんとうん)と呼ばれる純粋な心を持つ者を意図する場所へ運んでくれる雲に乗って現場に急行したことで一味と鉢合わせる。車の天井に、いきなりにっくき敵(悟空)が着地して「オラにドラゴンボールおくれ」と登場するものだから、びっくりして急ハンドルを切るマイだった。

その際、悟空には「あれ?おめえたちどっかであったことねえか?」と最初は完全に忘れられていた。

そしてピラフの「ピラフ一味と対決して悟空が勝ったら自分達の所有するドラゴンボール・一星球(イーシンチュウ)を渡す。ピラフが勝ったら悟空の所有する6個のドラゴンボールを渡す。」という提案のもと、ピラフの開発したピラフマシンにて悟空と対決。
「シッポニギニギ作戦」、合体を駆使するも、体内のエネルギーを凝縮させて一気に放出させる悟空の技・かめはめ波(は)により、マイの機体が破損。マイの機体を捨て「タイプダチョウ」で逃走しミサイルを発射するも、ミサイルをキャッチアンドリターンされ、おなじみの大爆発。黒焦げになりながら敗北。

ピラフ一味としては悟空との最初で最後の真っ向勝負となり、それなりに善戦したのだが最後はお決まりのパターンでの微笑ましい笑いありのオチだった。

ピッコロ大魔王復活~裏切り

復活させた恩を感じていないピッコロ大魔王と後悔するピラフ一味

大昔に電子ジャーに封印されていたピッコロ大魔王を探し出し復活させる。ドラゴンボールや天下一武道会のことを教え、ピッコロ大魔王が世界征服を果たした際に世界の一部を分けてもらおうとピラフ、シュウと画策していたが、結局、散々利用された挙句飛行船から落とされた。なお、原作漫画ではこれ以降の登場はない。

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