クルミ／ウォールナット（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】
クルミ／ウォールナットとは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、ダークウェブでは伝説として語られるほどの凄腕ハッカー。
ネット上ではリスのアバターを使用している。見た目は少女だが、ネットの黎明期からハッカーとして活躍しており、若作りなのか代替わりしたのか不明。アラン機関に命を狙われ、喫茶店リコリコに依頼して自らの死を偽装。以降はリコリコに転がり込んで引き籠もり生活を続けており、代わりにハッカーとしての仕事を引き受けている。カードゲームからネット対戦ゲームまで、様々な趣味を持つ。
クルミ／ウォールナットの概要
クルミ／ウォールナットとは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、ダークウェブでは伝説として語られるほどの凄腕ハッカー。その実力はウィザード級とされている。
ネット上ではリスのアバターを使用しており、自分の身分を隠す時にもリスの着ぐるみを用いるなど、かなり気に入っていることがうかがえる。本人の見た目はせいぜい十代の少女だが、ハッカーとしてはネットの黎明期から活躍しており、年齢は不明。
名前について
「ウォールナット」はハッカーとして活動していた時期に使っていた名前で、現在は「クルミ」と名乗っている。これは「ウォールナット」を和訳しただけのものであり、本名かどうかは分かっていない。
リコリス・リコイル（リコリコ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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『リコリス・リコイル』とは、リコリスこと犯罪抑止を目的に活動する少女たちの活躍を描いた、2022年夏のオリジナルアニメ作品である。丁寧に作り込まれた世界観とキャラクター、さらに波乱のストーリーで話題となった。通称“リコリコ”。
平和の維持のために暗躍する秘密組織DA。そのエージェントとして育成された少女、通称リコリス。任務でミスを犯した井ノ上たきなは、歴代最強のリコリスと呼ばれる錦木千束と共に活動するよう命じられる。奔放な千束と生真面目なたきなは、デコボココンビとして様々な事件を解決していく。
クルミ／ウォールナットのプロフィール・人物像
年齢：？歳
誕生日：12月16日
血液型：AB型
CV：久野美咲
アラン機関から依頼を受け、DAの中枢を担うAIラジアータへのハッキングを行う。しかしもともとクルミは謎の多いアラン機関のことを詳しく調べようと考えており、依頼を受けたのも近づく材料とするためだった。これを疎ましく感じたアラン機関から命を狙われるようになり、日本最高のハッカーとなるために“ウォールナットの排除”を目論むロボ太によって居場所を突き止められる。いよいよ危険が迫っているのを感じ、自身の死を偽装して身を隠すことに決める。
そのためにDAの下部組織である喫茶店リコリコに協力を依頼して、「ロボ太と彼の雇った傭兵によって殺された」ことを装い、そのままリコリコの居候となる。この際リコリコに所属するDAのエージェント錦木千束（にしきぎ ちさと）と井ノ上たきな（いのうえ たきな）に出会い、リコリコの面々も合わせて以降何かと交流していく。
リコリコでは基本的に引きこもり生活を送っているが、住まわせてもらう代価として時々ハッカーとしての仕事を頼まれている。現在も“迂闊に外出できない、正体を明かすこともできない”というかなりの苦境にあるが、趣味であるカードゲームやネット対戦ゲームに興じるなどそれを感じさせないしたたかな精神力の持ち主。
クルミ／ウォールナットの能力
ウィザード級の伝説的ハッカー
インターネットの黎明期から活躍している、誰もが「日本最高」と認める腕前を持つハッカー。DAの作戦の中枢を担うAIラジアータへのハッキングも実行しており、千束はこれを「普通じゃない」と語っている。
大量の情報から隠された真実を導き出す洞察力や分析力にも優れており、喫茶リコリコの表向きのオーナーで元DAの訓練教官であるミカの足の障害が偽装であることも、作中で唯一自力で見抜いている。
なお、「ウィザード」というのは現実のハッカーにも用いられる称号で、文字通り魔法使いのように他人のPCに入り込み、これを操る技能の持ち主のことをいう。
クルミ／ウォールナットの来歴・活躍
ネット黎明期の活躍
インターネットというものがこの世に広まり始めた頃からハッカーとして活躍し、日本国内の裏社会においては知らぬ者がいないほどの凄腕として名を馳せる。
この数10年の間にはスマホやドローンなどの新しい技術や道具が次々と開発されており、それらを使いこなしてきたということは、彼女の電子技術への対応力の高さを物語っている。
やがてその存在は伝説として語られるようになり、後発のハッカーであるロボ太からは「超えられない壁」にして「自身が日本最高のハッカーになるための障害」と見なされるようになっていった。
アラン機関との関わり
左からウォールナットの着ぐるみ、千束、たきな。本物のクルミは助手席の黄色いスーツケースの中である。
“才能ある子供への支援”を目的として活動しているアラン機関という組織から、「DAの中枢コンピュータであるラジアータへのハッキング」を依頼される。非常に難易度の高い依頼だったが、ハッカーとしての実力を見せつけてこれを難無く達成する。クルミはもともと謎の多いアラン機関について調べようと考えており、依頼を受けたのも近づく材料とするためだったのだが、それを疎ましく感じたアラン機関から命を狙われることとなる。
同じくアラン機関の依頼で協力していたロボ太に裏切られて居場所を突き止められた上に、直接傭兵部隊を送り込まれ、このままでは殺されるのは時間の問題と判断。したたかにもDAの下部組織である喫茶店リコリコに護衛の依頼を出す。
喫茶店リコリコのリーダーであるミカはこの依頼を引き受け、「ロボ太とその手の者たちの前で“死”を偽装することで、それ以上の追撃を回避する」という作戦を提案。これを受け入れ、普段から人前に姿を現す際に使っていたリスの着ぐるみに自分が入っている風を装い、ロボ太が雇った傭兵部隊の銃弾に倒れるふりをする。
ロボ太は「ウォールナットを始末した」と喜んで部隊を引き上げさせ、作戦は成功。この時リコリコに身を置くリコリスである千束やたきなとも出会い、「替え玉をわざと殺させることでその後の安全を図る」という作戦について知らされていなかった2人を驚かせている。
喫茶店リコリコの居候
ミカ（写真左）や常連客たちとボードゲームに興じるクルミ。
その後はさらなる追撃を避けるため、喫茶店リコリコに間借りして暮らす。護衛の依頼料と生活費を兼ねてリコリコからのハッキングの依頼を引き受けるようになっており、その優れた能力で千束やたきなをサポートしている。
表向きは死んだことになっているため外に出歩くこともできず、不自由な生活を強いられてはいるが、もともと似たようなライフスタイルだったためか特に難儀している様子は無い。リコリコでたびたび開催されるカードゲームなどの大会には常連として参加し、テレビゲームのネット対戦も普段から楽しむなど趣味と仕事をうまいこと両立させた充実の日々を送っている。
アラン機関の陰謀
やがてアラン機関は東京で大規模なテロの準備を進めていくようになり、DAの末端に関わる人間としてクルミもそれを阻止するための戦力の一部となっていく。ウォールナットの生存自体はDAには知られていないものの、ある時ラジアータへのハッキングを仕掛けたのがクルミであることがリコリコの面々にバレてしまう。その結果生じたトラブルで事実上の左遷としてリコリコに転属させられたたきなはさすがに怒りと不満を顔に浮かべるも、素直に反省したクルミは「悪かった」と平身低頭して彼女に謝罪。たきなもこれを受け入れ、テロの阻止のために今後も協力していくことを約束する。
別離と旅立ち
喫茶リコリコを後にし、空港に向かうクルミ。
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