恋は世界征服のあとで(恋せか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋は世界征服のあとで』とは原作・野田宏、漫画・若松卓宏による漫画作品。『月刊少年マガジン』にて連載。2022年にはTVアニメも放送された。世界平和を目指すヒーロー戦隊「ジェラート5」のリーダー相川不動(あいかわふどう)と、世界征服を企む秘密結社「ゲッコー」の戦闘員のリーダー禍原デス美(まがはらデスみ)。敵対する組織に所属する二人の秘密の恋を描くラブコメ作品。

不動「だが時にはその優しさを自分に向けてあげてもいいんじゃないか?」

怪人への昇格を悩むデス美に不動が投げかけた言葉。仲間達や家族からは出世だと祝福されるデス美であったが、怪人になってしまったら今まで通り不動とデートをする事はできなくなると思い、素直に提案を受け入れずにいた。しかし昇格の話を断ってしまうと皆が悲しむだろうと答えを出せないデス美に、不動は「デス美さんはどうしたいんだ?」と尋ねる。デス美が周りの人に優しいのは大きな魅力だと思いつつ、不動は「時にはその優しさを自分に向けてあげてもいいんじゃないか?」と自分で決断して、選んでいいのだと背中を押す。これまでの自分なら皆の期待を裏切らないために迷わずに怪人になったかもしれない。しかし不動との出会いが自分を変えたと思ったデス美は怪人への昇格を断る。

大吾「禍原デス美はオレが生み出したモンスターなんだ」

不動にデス美の事を聞かれた時の大吾のセリフ。「禍原デス美はオレが生み出したモンスターなんだ」と最初の一声からデス美との過去を語る。幼いデス美の空手の稽古をつけていた大吾は、いつの間にか彼女のズバ抜けた才能を開花させていた事に恐怖する。上京する際に自らの生み出したモンスターにケリをつけると意気込むがあっさりと敗北し、大吾は逃げるようにデス美の元を去った。デス美は手加減されたと思い未だに大吾の事を師匠だと思っているが、大吾にとってはトラウマであり現在でもデス美に対して恐怖を抱いている。

デス美「私たちちゃんと前に進めているんだな」

クリスマスにデートをする不動とデス美。デス美お気に入りのパスタのお店で食事をしたり、お互いに用意したプレゼントを交換したりするなどデートを楽しむ。付き合いだして一年、ようやく普通のカップルのような事ができるようになったと思ったデス美は「私たちちゃんと前に進めているんだな」と不動に微笑む。初めてのデートで「焦らずにいこう」と誓った不動とデス美の進展を感じさせるセリフである。

『恋は世界征服のあとで』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ゲッコーの合言葉は「のばら」

ゲッコー女子寮の合言葉は「のばら」。『FF2』の反乱軍の合言葉と同じである。ゲッコー兵に変装して女子寮に忍び込んだハルはセキリュティが甘すぎだと感じていた。

桃月なしこが声優初挑戦

『恋は世界征服のあとで』のTVアニメでは、モデルや女優として活躍する桃月なしこが乱乱/断罪王女役で声優に初挑戦した。『魔進戦隊キラメイジャー』で敵幹部・ヨドンナを演じた桃月が、アニメ作品でも戦隊の敵役を演じるという事で話題になった。桃月はインタビューで声優の仕事は「めちゃくちゃ難しかった」と語ると同時に「アニメもゲームも好きなのでまた挑戦したい」と答えている。

TVアニメの特撮ネタ

『恋は世界征服のあとで』には戦隊モノのパロディネタが豊富であるが、TVアニメでの映像化ではジェラート5の変身シーンや名乗りシーンが追加されたりと特撮ネタが強化されている。各話のゲストにも特撮に関係した声優が出演することもあり、9話のCMの声には『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドンブラスターの音声を担当する濱野大輝が起用された。原作の作画担当の若松卓宏は「ニチアサ好きとしては非常にびっくりしてドンブラしている」とTwittterで驚きのコメントをしていた。

『恋は世界征服のあとで』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):オーイシマサヨシ「恋はエクスプロージョン(feat.田村ゆかり)」

OP(オープニング):オーイシマサヨシ「恋はエクスプロージョン(feat.カルバリンベアCV:安元洋貴)」(6話)

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