Identity V第五人格(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Identity V第五人格』とは、2018年よりNetEase Gamesが開発・運営している非対称対戦ゲームである。4対1で鬼ごっこ形式のマルチプレイを行うゲームモードがメインとなっている。その他にも多様な対戦モードがあり、様々な楽しみ方をできることが魅力である。全世界のユーザー数は2億人を突破しており、日本でも様々な他作品とのコラボや舞台化が行われるなど人気を博している。

ガードNo.26/ボンボン

バルクが25回の失敗を経て、26回目で完成させたロボット。かつてはバルクにとっての最高傑作であり、仕事の効率を大幅にアップさせることができていた。バルクが新しいカラクリの設計に夢中になっている間に、この作品の自己意識が強く形成され、「ボンボン」という名前を持つまでに成長した。自己意識が成長し仕事の効率が悪くなったことに激怒したバルクは、ボンボンの中枢を変えて新しいコードを書き込んだ。しかし何度中枢を変え再起動をしても、自己意識は高く「ボンボン」という名を持ったままであった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。十字方向に爆破する爆弾を設置することができる能力を持つ。爆弾は一定時間経過する自動的に爆破する時限爆弾と、制限時間内であれば任意のタイミングで爆破できるリモート爆弾の2種類がある。爆弾に当たったサバイバーは、0.5のダメージを受ける。

使徒(しと)/アン

原因不明の奇病で、常人とは異なる目になってしまった女性。同時期に疫病が流行り、彼女の目は「悪魔の目」と呼ばれ、疫病と同じようにその噂も広まってしまった。疫病もアンが原因だとされ、死刑にするように主張する者も現れた。恐怖を感じたアンは、自分自身もその噂を信じるほど追い詰められた。
ある新月の夜、心の平穏を求めて教会を訪れたアンは、木の棘で心臓を刺し貫かれる。いつの間にか荒野に倒れていたアンは、息を引き取る間際に何かに見つめられているように感じた。しかし、薄れゆく意識ではそれが何なのか判断することはできなかった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。黒猫を連れており、猫は障害物を無視して一直線に移動することができる。猫は制限時間内であれば、任意のタイミングで左右に分裂して移動させることも可能である。猫には麻痺エリアがあり、使徒が猫に近づくと麻痺エリア内にいるサバイバーをスタンさせることができる。猫が威嚇すると、麻痺エリア内にいるサバイバーは、一定の時間アイテムの使用、解読、治療が行えなくなる。

ヴァイオリニスト/アントニオ

完璧な音楽を追及していたヴァイオリニストの男性。アントニオの演奏は1度高みへと達すると、衰退の一途を辿った。しかしとあるショーでG線を使った独奏を行い、観客全員を震撼させる。その時のアントニオは、聞いたこともない旋律はもちろん、人ならざる姿をしており奇妙な伝説を作り上げた。ある観客は、悪魔が彼を操り演奏していたと言い回り、別の観客は彼の全身が弓と弦になり、髪をも使って演奏をしていたと言う。真相は謎のままであり、アントニオ自身は「世界の旋律を弾ければ、それで良い」と考えており、誰に操られているかなど気にしていなかった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。音符の形をした攻撃を飛ばす能力を持ち、音符が命中したサバイバーは移動や操作の速度が低下する。
任意の位置に音符を生成することも可能で、2つの音符を繋ぎ「旋律の弦楽」と呼ばれるエリアを生成することができる。旋律の弦楽は生成直後に触れたサバイバーにダメージを与える。また、旋律の弦楽から範囲攻撃を飛ばすことも可能である。

彫刻師(ちょうこくし)/ガラテア

小人症の患者で、特に実績のない彫刻師だった女性。ある日謎の富商から彫像制作を依頼され、それ以降は別人のように創作意欲を爆発させ才能を開花させた。家族はそれを喜んだが、ガラテアは次第に彫刻に費やす時間が増えていき、飲まず食わずで没頭するようになった。家族は、ガラテアが彫像を生きているかのように扱い、彫像に話しかけていることに気付く。それに激怒した父が彫像をベランダの外に投げ捨てると、ガラテアは迷わずそれを追って飛び降りた。それによりガラテアは半身不随となり、家族からは精神異常と判断され精神病院に送り込まれることとなる。
精神病院の医師は非人道的な治療を施すが、ガラテアの病状は改善せず、生きた人間との接触を拒むようになる。手元にある使えそうなものは全て彫刻に使い、同じ顔の彫刻を作り続けた。ある日、ガラテアを担当している看護師の連絡がなく、医師が病室を確認しに行くとガラテアの姿はなくなっていた。血まみれの病室には、成人女性の体と彫刻された頭部が残されていた。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。動く彫像を生成する能力を持ち、彫像同士、もしくは障害物と彫像で挟むことで、サバイバーに0.5のダメージを与えることができる。彫像は俊敏の形と知恵の形の2種類がある。俊敏の形は、彫刻師から見て前後方向に2体生成される。知恵の形は、彫刻師から見て左右方向に2体生成される。俊敏の形と知恵の形の彫像が合体すると、崇高の形という彫像となる。崇高の形の彫像は、付近にいるサバイバーに向かって突進し、サバイバーもしくは障害物に衝突すると消滅する。

アンデッド/ペルシー

死者蘇生とパーフェクトヒューマンの研究に没頭していた男性。1人のモンスターを作り上げ、そのモンスターの手によって命を落としてしまう。モンスターの製造に関する秘密の記録や器材と共に墓に埋められた。しかし、ある嵐の夜にペルシーの墓が掘り返され、墓穴の中のものは全て奪いつくされてしまった。
それからほどなくして、エウリュディケ荘園の奥で新たなパーフェクトヒューマンが生まれたといわれている。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。直線上に高速で移動する能力を持つ。サバイバーや障害物に命中すると攻撃モーションが発生する。アンデッドにはエネルギーのゲージが存在し、エネルギーを使用することでスキルの強化や範囲攻撃が可能となる。
全ハンターの中で唯一サバイバーを椅子に拘束することができず、ダウンさせたサバイバーは失血死で脱落させる必要がある。そのためダウン後のサバイバーが脱落するまでの時間が早くなったり、自己治療の上限が変わるなど様々な特殊効果を持っている。

破輪(はりん)/ウィル三兄弟

幼い頃に両親に捨てられ、互いだけを頼りに生きてきた小人症の三つ子。ある劇団のオーナーにその異形な体に目を付けられ、劇団でショーを行って金を稼いでいた。しかしオーナーが突然姿を消してからは、彼らも行方をくらましていた。
その後、シーツを被りマスクを被った異形の芸人として、町中で奇妙な劇を演じていた。1番多かったのは、壊れた車輪の横にうずくまり、父、母、子供を演じる劇であった。客が最後の1人になるとシーツを脱ぎ、怯える客に「僕たちの両親を知らない?」と問う。翌日になると町の隅には、必ず破壊された残骸が横たわっていたとされている。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。スキルを使用すると車輪の形態に変化することができる。車輪形態では通常攻撃は行えないが、移動速度が上昇し、板を破壊できる、スタンを受けないといった利点がある。車輪形態で接触したサバイバーには穿刺(せんし)と呼ばれる棘のようなものを付与できる。穿刺を付与したサバイバーに攻撃すると、通常の25%分のダメージを追加することができる。人間の形態時には、12m以内に穿刺が付与されたサバイバーがいる場合、その付与された穿刺の分だけダメージを与えることができる。また、車輪形態から人間形態に切り替える場合、半径10mの範囲内にいるサバイバーに穿刺を付与することが可能である。
マップ内の任意の場所に、釘の板を設置できる。通常状態のサバイバーが釘の板に接触すると、移動速度が低下する。穿刺が付与されたサバイバーが接触するとスタンする。

漁師(りょうし)/グレイス

生まれつき声を発することができなかった女性。魚が謎の死を遂げ、生計の維持が難しくなっていた漁村に、捨て子として流れ着いた。グレイスが村に流れ着いてからは、その村の漁の収穫量は日に日に良くなっていった。村人たちは彼女が災いを振り払ってくれたと思い込み、ついには神女として扱い始める。しかし再び災いが起こり、村人たちは今度の災いが収束の兆しを見せないことへの怒りをグレイスにぶつけた。
声を発することができないグレイスは、反論することもできずに偽りの神だったとされ、真の神への生贄に選ばれてしまう。両足を杭で貫かれた彼女は、恨みを抱えながら、生贄として湖の底に沈められた。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。漁師が通過した場所には淵(ふち)と呼ばれる足跡のようなものが生成される。淵に触れる、もしくは淵で囲まれたサバイバーには湿気が付与される。湿気のゲージが溜まったサバイバーはダメージを受ける。
銛を所持しており、直線上に投げると回遊状態になれる。回遊状態では攻撃はできないが、移動速度が上昇する。回遊状態時にダッシュし、サバイバーに命中すると、湿気状態を付与することができる。

蝋人形師(ろうにんぎょうし)/フィリップ

「人の心の中に悪意が存在する時、その顔や姿も変化する」と信じており、この理論の証明を成し遂げようとしていた男性。共に蝋人形の作成していた妹がおり、研究のために世界中を回る間、妹には家に残ってもらっていた。家に戻ると妹はすでに死亡しており、罪悪感に苛まれた彼は、懺悔のために前に進むことに決めた。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。スタンを受けると、サバイバーや付近のギミックに蝋を付着させる能力を持つ。また、蝋は自身で噴射することも可能である。サバイバーは蝋が付着すると解読速度や捜査速度が低下し、付着進度が100%になるとスタンする。
噴射する蝋を熱蝋に変化させることが可能である。熱蝋が命中したサバイバーは、灼熱進度というゲージが発生する。灼熱進度が100%に達したサバイバーはダメージを受ける。

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