BLEACH 千年血戦篇(ブリーチ)のネタバレ解説・考察まとめ

『BLEACH 千年血戦篇』とは、久保帯人による漫画『BLEACH』の最終エピソードである。原作終了から6年が経過した2022年に本エピソードがアニメ化されることが発表され、ファンを驚かせた。
黒崎一護とその仲間たちの活躍により藍染惣右介の反乱は失敗に終わるも、この混乱を好機と捉えた新たな敵「見えざる帝国」が死神たちの世界である尸魂界に侵攻。多くの死神たちが命を落とす。より良き世界のために今を生きる者全てを否定する見えざる帝国を相手に、黒崎一護の最後の戦いが始まる。

『BLEACH 千年血戦篇』の概要

『BLEACH 千年血戦篇』とは、久保帯人による漫画『BLEACH』の連載版最終エピソードである。
『BLEACH』はその人気の高さからアニメ、ゲーム、映画と様々なメディアミックスを果たしていったが、原作との進行速度の違いからアニメは『千年血戦篇』を前に終了することとなり、ファンから「続きを見たい」、「アニメで千年血戦篇をやってほしい」との声が相次いでいた。原作終了から6年が経過し、多くのファンにとってそれが幻となりかけていた頃、『千年血戦篇』のアニメ化が決定。2022年10月から放送開始されることとなり、大きな話題となった。

今の世界の歪な在り方を正そうとした死神の藍染惣右介(あいぜん そうすけ)は、死神代行として数々の敵を撃ち破ってきた高校生の少年黒崎一護(くろさき いちご)と彼の仲間たちによってその野望に終止符を打たれる。しかし一護たちが取り戻した平和と日常は一時のものでしかなく、藍染の反乱によって死神たちの実働部隊である護廷十三隊が大きなダメージを受けたことを好機と見た新たな敵が動き出す。
千年近く前に護廷十三隊に敗れた「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」。滅却師(クインシー)という特殊な血族の末裔である彼らは、突如として死神たちの世界である尸魂界(ソウルソサエティ)に侵攻。この攻撃によって何人もの死神が命を落とす。さらに仲間の1人で滅却師でもある石田雨竜(いしだ うりゅう)が見えざる帝国へと走り、一護たちは衝撃を受ける。

見えざる帝国の真の目的は、今の世界を形作る霊王という存在を排除することで、自らが理想と信じる新世界を作り出すことにあった。そのために否定される全ての命を守るため、そして石田の真意を知るために、一護は仲間たちや生き残った死神たちと共に見えざる帝国への反撃の準備を進めていく。最後の戦いは目前に迫っていた。

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『BLEACH 千年血戦篇』のあらすじ・ストーリー

黒崎一護と仲間たちの活躍

上から茶渡泰虎、石田、ルキア(左)、井上織姫(右)、コン(中)、一護。虚と死神に関わる様々な冒険を繰り広げる仲間たちである。

高校生の少年黒崎一護は、ある日死神の少女朽木ルキア(くちき ルキア)と出会い、アクシデントのために戦えなくなった彼女から死神としての力を借り受ける。死神代行として悪霊・虚(ホロウ)を払い続ける中、彼の周囲には次第に石田雨竜を始めとする仲間たちが集まっていく。石田は「滅却師」という一族の末裔で、人間が独自に編み出した“虚を滅する技術”を受け継いでおり、時に反目することはあっても一護とは戦友としての深い絆で結ばれていた。

ルキアも所属している死神たちの実働部隊護廷十三隊が、その五番隊隊長だった藍染惣右介(あいぜん そうすけ)の反乱によって大混乱に陥った時、一護は石田や仲間たちと共に成り行きからここに介入。数々の死闘を戦い抜き、自身の内に眠る死神としての力を覚醒させて、今の世界の歪な在り方を正そうとした藍染を打ち倒す。
さらには「特定の対象の過去を改変する」能力を持つ月島秀九郎(つきしま しゅうくろう)が仕掛けた、死神としての力を奪うための謀略も仲間と力を合わせて打ち破る。戦士として、死神として、一護は短い間に飛躍的な成長を遂げていった。

見えざる帝国の侵攻

ユーハバッハ(1コマ目)の策謀と滅却師たちの力の前に、護廷十三隊の総隊長である山本(3コマ目)までもが命を落とす。

しかし、新たな敵はすでに動き始めていた。藍染の反乱による傷から回復していない尸魂界に、ユーハバッハという男に率いられた「見えざる帝国」が突如侵攻を開始したのである。
見えざる帝国は滅却師によって構成された国家であり、千年前に当時の護廷十三隊によりほぼ壊滅させられていた。それから牙を研ぎ続け、かつての報復とユーハバッハが理想と信じる新世界の創生のために尸魂界を襲ったのである。ユーハバッハが練り上げた策謀と滅却師たちにより多くの死神が討ち取られ、護廷十三隊の総隊長である山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)までもが命を落とす。さらに信頼していた石田が見えざる帝国に走り、一護と仲間たちは衝撃を受ける。

ユーハバッハの真の狙いは、今の世界を形作る楔である「霊王」という存在を排除して、自らが新たな世界の創造主となることにあった。そのための障害となる護廷十三隊をまず蹴散らし、その上で霊王の安置されている霊王宮を目指そうというのだ。
霊王にもしものことがあれば、世界は現在の在り方を失い、今を生きる命はその大半が失われることになる。世界を救うため、石田の真意を確かめるため、一護たちは生き残った死神たちと共に反転攻勢の準備を進めていく。

死神たちの反撃

ユーハバッハはついに霊王宮へと到達し、一部を除いた滅却師から強制的に命と力を奪う「聖別(アウスヴェーレン)」という能力を発動する。これによってさらなる力を獲得したユーハバッハは、かつて世界をつなぎとめるための楔とするための生贄にされた霊王の骸を破壊。死神たちの決死の工作により世界はギリギリで形を維持し続けるも、ユーハバッハはそれすらも打ち破らんと画策する。
もはや一刻の猶予も無いと考えた死神たちは、危ういところで聖別を生き残り「自分たちを裏切ったユーハバッハに一泡吹かせたい」と考えた滅却師たちと協力し、霊王宮があった場所に作り出された真世界城(ヴァールヴェルト)へと突入。一護もまた仲間たちと共にここに乗り込んでいく。

なおもユーハバッハに忠誠を誓う滅却師により、仲間が、死神たちが、見えざる帝国から離反した滅却師たちが次々と倒れていく。一護もまた強敵を前に倒れるも、かつての強敵たちが救援に駆け付けたことで再び立ち上がり、真世界城の内部へと踏み込む。
そこで一護は、石田が「ユーハバッハには誰も勝てない」と考えたからこそ、世界を守るために内側から彼の計画を阻止するべく見えざる帝国に加わったことを知る。石田の真意を知り、彼との友情を再確認した一護だったが、そこに新手の滅却師が現れ、仲間たちにこれを任せてユーハバッハの下に向かうこととなる。

千年の血戦の果てに

死神の阿散井恋次(2コマ目右)と共に、ユーハバッハに立ち向かう一護。

世界を滅ぼさんとするユーハバッハの前に立ち、その野望を阻止するために斬魄刀を手にする一護。斬魄刀とは死神が用いる武器であり、父が死神で母が滅却師という血筋の下に生まれた一護もこれを武器にしていた。しかしユーハバッハは“あらゆる未来を見通し、己の知る能力では一切傷つかない”という壮絶な能力を持っており、「一護の斬魄刀が折れる」未来をむりやり突きつけることで彼から戦う力と意志を徹底的に奪う。
頼みの得物を失い、力の差を思い知らされて絶望する一護。そこに月島が現れ、自身の能力で一護の“過去”を改変して彼の斬魄刀を修復する。無敵としか思えなかった“あらゆる未来を見通す”ユーハバッハの能力だったが、“過去を改変する”月島の能力はその盲点を突く代物だった。かつて卑劣な策で陥れようとした借りを返してこいと自身の仲間に諭されて、月島は一護に協力することにしたのだった。土壇場で新たな力を得た一護は、再生した斬魄刀を手に再び戦場へと赴く。

その頃、ユーハバッハは死神たちが解放した藍染と戦っていた。藍染もまた護廷十三隊の脅威に他ならなかったが、ユーハバッハに対抗できうる貴重な戦力だと判断されての処置だった。藍染とユーハバッハが目指す“新世界”は趣を異にしており、死神たちに利用されていることを承知の上で、藍染は己の信じる理想のために刃を振るう。ここに一護が駆けつけ、やや遅れて石田も参戦。藍染と石田が決死の覚悟で作った相手の隙を突き、ついに一護はユーハバッハを撃破する。
その後霊王を取り込んだユーハバッハの遺骸を新たな楔とすることで世界は安定し、一護たちはそれぞれの日常へと戻っていく。ルキアは故郷である尸魂界へと帰り、野望を捨てたわけではないが“一護に敗れた”という事実を受け入れていた藍染も再びおとなしく牢に入る。10年後、高校を卒業した一護が結婚して子供を成した頃、ユーハバッハの本体から切り離された力の残滓が暴走。一護の息子が人知れずこれを浄化し、死神たちが驚く中、物語は終わりを迎える。

『BLEACH 千年血戦篇』の登場人物・キャラクター

黒崎一護(くろさき いちご)

物語の主人公。ごく普通の少年だが義侠心に厚く、仲間と認めた相手や苦難の中にある者を救うためならどのような強敵にも立ち向かう優しくも勇猛な性格。
実は死神の父と滅却師の母を持つ混血であることが判明。その潜在能力はまったくの未知数だとして、ユーハバッハからも警戒されていた。実際、幾多の仲間やかつての強敵たちの力を借りながらも、最終的にユーハバッハを討ち取ったのは一護となった。

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朽木ルキア(くちき ルキア)

虚を追って一護たちの街へとやってきた死神の少女。そこで負傷して戦えなくなるも、虚に襲われる人々を助けたいと願う一護に自身の力を貸し出し、彼に死神としての役目を託す。
『千年血戦篇』の頃には怪我もすっかり完治しているが、一護は一護で自身の内に眠っていた死神としての力を覚醒させていたため、どちらかが戦線離脱するようなことはなく共に戦場に立つ。
物語上のヒロインではあるが、一護に対しては異性としてより戦友としての想いを強く抱いており、彼に想いを寄せる別の少女の恋路を密かに応援する立場である。

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ユーグラム・ハッシュヴァルトとは、『BLEACH』に登場する滅却師(クインシー)の軍団「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」の皇帝補佐、星十字騎士団最高位(シュテルンリッター・グランドマスター)、星十字騎士団団長を務める男で、ユーハバッハの腹心の部下だ。通常の滅却師とは違って霊子を収束できない特異体質で、幼い頃は弓矢を作れない落ちこぼれの滅却師だったが、ユーハバッハに見出されて側近となる。ユーハバッハに絶対の忠誠を誓う一方で、幼い頃に親友だったバズビーを切り捨てた後悔を抱えている。

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毒ヶ峰リルカ(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

毒ヶ峰リルカ(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

毒ヶ峰リルカ(どくがみねりるか)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていたバトル漫画『BLEACH』の登場人物。物質に宿った魂を引き出し、使役する能力者である完現術者(フルブリンガー)の組織、XCUTION(エクスキューション)に属している。濃いピンク色の髪色で普段からツインテールをしている少女。可愛い見た目ではあるが、気の強い性格をしていて「バッカじゃないの」が口癖。主人公である黒崎一護に密かに想いを寄せており、最終的には一護を手助けするまでの存在になる。

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吉良イヅル(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

吉良イヅル(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

吉良イヅルとは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊三番隊副隊長。阿散井恋次、雛森桃は真央霊術院時代の同期で、檜佐木修兵は先輩にあたる。生真面目、気弱な性格で、元上官・市丸ギンに忠誠を誓っていた。尸魂界に侵攻してきた見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)のバズビーの攻撃を食らい、右上半身に大ダメージを負い死亡。その後、涅マユリの実験により復活、滅却師との攻防を繰り広げた。所有している斬魄刀は侘助(わびすけ)、解号は「面を上げろ侘助」。

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京楽春水(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

京楽春水(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

京楽春水(きょうらくしゅんすい)とは、久保帯人により連載されたバトルアクション漫画『BLEACH』に登場するキャラクター。死後の魂が住む世界「尸魂界(ソウルソサエティ)」に拠点を構える死神の組織「護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)」の元・八番隊隊長。最終章「千年血戦篇」では総隊長に就任する。 貴族の出身ながら酒と女が好きで仕事を面倒臭がるという一見だらしない人物だが、その実誰よりも聡明で思慮深く、常に冷静な判断ができる。必要とあらば自他の犠牲も厭わない、シビアな現実主義者でもある。

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浦原喜助(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

浦原喜助(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

浦原喜助(うらはらきすけ)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、技術開発局の創設者で初代局長、元護廷十三隊・十二番隊隊長を務めた。藍染惣右介の策略により尸魂界を追放されてからは、現世で浦原商店の店長を務める。天才的かつ独創的な発想により数多くの研究開発を行い、各エピソードでは非常に重要な役割を担うことが多い。藍染惣右介が求めていた、虚と死神の境界をなくす崩玉の開発者でもある。所有している斬魄刀は紅姫(べにひめ)、解号は「啼け紅姫」。

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