東京男子図鑑(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『東京男子図鑑』とは、月刊情報誌の東京カレンダーのサイト内で11回に渡り連載された小説。竹財輝之助を主演に日中共同制作のテレビドラマ化され、2019年には中国をはじめとするアジアで先行配信が行われた。日本では2020年に関西テレビ放送で放送された。慶應義塾大学へ入学することをきっかけに千葉から上京した佐東翔太(さとうしょうた)が、東京で生活しながら仕事、金、女性関係に奮闘しながら年齢を重ねていく半生を描いた物語。

『東京男子図鑑』の概要

『東京男子図鑑』とは、月刊情報誌の東京カレンダーのサイト内で11回に渡り連載された小説。竹財輝之助を主演に日中共同制作のテレビドラマ化され、2019年には中国をはじめとするアジアで先行配信が行われた。日本では2020年に関西テレビ放送で放送された。2017年にアマゾンプライムで配信された『東京女子図鑑』が人気を博し、アジアにもブームを巻き起こした。中国では『北京女子図鑑』や『上海女子図鑑』のリメイク版が作られており、アジアでの男子版を望む視聴者の声から『東京男子図鑑』は誕生した。慶應義塾大学へ入学することをきっかけに千葉から上京した佐東翔太(さとうしょうた)が、東京で生活しながら仕事、金、女性関係に奮闘しながら年齢を重ねていく半生を描いた物語。持ち前の上昇志向で東京の煌びやかな世界を突き進む翔太は、苦しみや幸せを味わいながらも自分なりの着地点へと向かう。度々翔太に関わった女性たちが証言者のように登場し、翔太との過去をコメントしながら物語が進んでいく。

『東京男子図鑑』のあらすじ・ストーリー

東京生活の始まり

左から二番目が翔太。

1997年、慶應義塾大学に通う佐東翔太(さとうしょうた)は、講義が終わって仲間達と合コンにいくために東京の街に繰り出した。女子大生と夜通し遊んで連絡先を交換するが、次の日に携帯電話をなくしていることに気づく。嘆く翔太を尻目に仲間達が就活の話を始め、翔太はそれを茶化して忘れた携帯電話を昨晩の店に取りに行った。そこには高校の時の同級生で幼馴染の丸尾充洋(まるおみつひろ)がバイトをしており、無事携帯を手に入れた翔太に話しかけてきた。丸尾は「地元の浦安で教師になりたい」と将来を語り、翔太は適当に相槌を打つ。そうしていると連絡先を交換した香須美(かすみ)から電話がかかってきて、愛想と顔の良い翔太はすぐに香須美と付き合うことになった。幸せな学生生活を送っていた翔太だが、仲間の1人から香須美がかなり年上の男性と浮気をしていることを聞く。翔太はそんな気がしていたが、香須美には今まで通り接していた。ある日帰りが遅くなって「泊まっていい?」と翔太は香須美に聞くが、「いつも私のところだよね」とふと呟かれる。翔太が浦安の実家暮らしなことを馬鹿にしたように言う香須美に、翔太は「絶対にいい会社に就職して、いいもの食べて、香須美みたいな女を屈服させてやる」と決心した。その決心の通りに、翔太は名の知れた総合商社に就職する。

就職してしばらく、翔太は上司と同僚たちと一緒にボウリングをしていた。同僚が呼んできた女性たちに挟まれた部長を持ち上げ、わざと下手くそなフリを演じる翔太。部長が帰った後、翔太のボウリングがわざとだと気づいた女性の1人が話しかけてきた。葉月里香(はづきりか)という名のこの女性はその後翔太の帰り道に着いてきた。その夜から、2人は付き合いだした。半年後、翔太は会社で上司に気に入られるためにタバコに付き合ったり、冗談を聞いたりしていた。里香は、そんな翔太が渋谷に住んでいることを不思議に思い聞く。「どこにいても渋谷はアウェイだから、東京で生きていくならまず渋谷に身を置きたかった」と淡々と翔太は話した。里香の誕生日、翔太は奮発して高級レストランを予約したが、店の前で喜ぶ里香は「また来たかった」と言う。その言葉に引っかかって上司と飲みに行った帰り、一緒に飲んだ女性と歩いていると向かいの道を男性と一緒に里香が歩いて来た。目が合うも何も言わずに2人はその場を去る。それから2年以上交際は続き、里香が翔太を母親に紹介するために翔太を食事に誘う。帰り道、「そんなんじゃないじゃん」と数年前お互いになかったことにしていた浮気を翔太は口にした。翔太は里香との結婚など考えておらず、怒った里香にビンタされて家路につく。

会社での残業中、同期の小島賢二(こじまけんじ)に日本の男女はアリとキリギリスだと翔太は愚痴る。「女性は若い時は楽していい思いができる」と言う翔太を否定して、黙々と仕事をする小島。次の日、翔太は部長から新しいプロジェクトのリーダーに抜擢された。浮かれる翔太だが、上司に「お前は小島みたいな奴にすぐに抜かれちゃうから気をつけろよ」と言われてしまう。一方小島は行きつけのコーヒーショップに、自分の会社で何か手助けができないかと考えていた。小さな店舗だが、小島は商品の提案を行ってみるもオーナーの感触はイマイチだった。リーダーを任されている翔太は順調に仕事を進めていたため、小島は焦る。ある日一緒に2人は飲みに行ったが、小島はひどく酔っ払う。そして「見下すな」と翔太に怒鳴った。そんな小島をかわいそうに思った翔太は女性を紹介するからと慰めるが、その3ヶ月後に小島は結婚をする。そして、披露宴で出世コースであるシンガポール駐在を部長から告げられた。その場にいた翔太は自分が行くと思っていたため、結婚と重ねて大きなショックを受ける。

出世以外の道

左から小百合、翔太。

結婚式の会場で引き出物を譲ってきた女性に、翔太は偶然バーで再会する。気が強そうな中山小百合(なかやまさゆり)は外資系銀行の営業マンで、翔太よりも年収が少し上だった。そのこともあってか、裏表のない物言いの小百合に翔太は本音でサバサバと語る。そんな小百合の話を後輩の後藤(ごとう)にすると、「一緒に飲みたい」と言ってきた。後藤を紹介する会を開いたが、後藤は終電の前にいそいそと帰ってしまう。「振られたみたい」と笑う小百合はそのまま翔太の家に行こうと歩き出した。月島に住んでいる翔太に着いていくが、ふざけながら話をして「私豊洲だから」とそそくさ帰ってしまった。その後会社で部長から「コンゴに行かないか」とアフリカの駐在を提案されるが、翔太の中で出世コースから外れる行き先に頭を抱える。悩んだ翔太は転職エージェントに連絡をすることにした。年収が下がるため、もう少し早く連絡が欲しかったと言われてさらに落ち込む翔太。会社でコンゴ行きを承諾しようと部長に話しかけると、後藤がすでにコンゴ行きを受け入れていた。

商社に現状維持をしながら、翔太は高校の同窓会に参加することにする。翔太は仕事帰りに見えるようにスーツを着て、自然に会社を自慢できるような格好で居酒屋に入る。すでに始まっていた同窓会では翔太の年収で盛り上がるが、すぐにサッカー部のエースが遅れて到着してその場の視線を持っていってしまった。翔太は当時、あまり目立たないサッカー部員で、グループの輪から少し置いていかれることもあった。東京で少しは成長して周囲を見下せると思っていた翔太は、結局高校の時と何も変わらない立ち位置の自分に落ち込む。夜風に当たっていると、元カノの佑佳子(ゆかこ)が話しかけてきた。そこに丸尾も加わって、飲み直すことに決めて歩き出す3人。「同窓会を楽しめる連中は10代の頃から明るいところにいて、私たちは暗い道を歩き続ける」と皮肉っぽく言う佑佳子に、「2人がいてくれて僕は嬉しい」と丸尾が笑った。しかし「俺は2人とは違う」と翔太は言い、「暗い道を歩いているつもりはない」と続ける。そうこうしながら、丸尾が2人を連れてきたのは自分の建てた一軒家だった。宅飲みをした帰り道に、翔太は丸尾の家を振り返って「歩いて歩いてあのくらいか」とぼやき、自分はそれでは満足できないとため息をついた。

ベンチャーへの転職

左から翔太、一馬。

30代になった翔太には、吉川(よしかわ)みなみという彼女がいた。半同棲のような形で一緒に暮らしていたが、彼女は年収のいい男についていくことを翔太に言っており、結婚相手を探しながら翔太と付き合っていた。そのことを翔太も知っており、お互い表面上の素敵なカップルを演じることを楽しんでいた。一方仕事ではシンガポール駐在から帰って来た小島に出世を追い越され、真剣に転職を考えていた。かつてのクラスメイトで、今はベンチャー企業のCEOをしている川井一馬(かわいかずま)に連絡をとって早速会いに行った。一馬に「お前にしかできない」と言われて、ついに転職を決意する。その少し後に部長に「お前にしかできない仕事はない」とはっきり言われたのが決定打だった。退職する前に小島に「軽い気持ちで生きちゃだめか。重い生き方はお前に任せる」と翔太は言い放って、会社を後にした。「庶民的なもんじゃを食べてみたい」と言っていたみなみともんじゃを食べている時、翔太が転職することを告げるとみなみは「別れよう」と間髪入れずに言った。驚く翔太はみなみが「結局金だけで自分と付き合っていた」と憤るが、実際は翔太の肩書きや見栄といったもので動く人間性にみなみは疑問を感じていた。

転職から数年経ち、一馬がCEOである「&EVER」は翔太を入れて4人だった従業員が数十人になっていた。「&EVER」に所属している動画配信者の登録者数が100万人を突破した記念すべき日に、藤崎瑠璃子(ふじさきるりこ)は転職の面談に訪れていた。翔太が「記念すべき日にその場にいたから」という理由で、一馬に「採用しろ」とふざけて言っていたこともあり、瑠璃子は採用される。就職してから瑠璃子は翔太のいい加減ぶりに辟易する。会社が大きくなったことから、初期メンバーの一馬とプログラマーの黒田直季(くろだなおき)の意見が合わないことが増えていた。翔太は2人に対して嘘でも都合の良い言葉をかけ、機嫌をとっていたため瑠璃子は「真面目にしろ」と飲みの席で説教をする。そんなある日、黒田が突然「辞める」と言い出して会社を出て行く。一生いる場所ではないというのが黒田の理由だった。話を聞いた翔太は納得して、気持ちよく送り出す。一馬には嘘の理由を言って誤魔化した。一方瑠璃子は仕事のミスが見つかり、社員を巻き込んで徹夜をしていたが翔太は早々に退社してしまった。手助けをしてくれない翔太に少しがっかりしたが、翌日取引先から「佐東によろしく」と電話があり、自分のために動いてくれていたことを知る。ミスをしたことで自分の役割を模索する瑠璃子に、「萎縮せずに今まで通り言いたいこと言うのが役割」と翔太は助言した。

東京で行き着く先

左から翔太、瑠璃子。

大きな資金提供の契約を結んだ日、翔太は瑠璃子と一馬と一緒に打ち上げをしていた。翔太と一馬の学生時代を瑠璃子に聞かれ、昔からアイデアマンの一馬と実行係の翔太は健在だった話をする。翌日、かつて商社で働いていた時の上司と飲むことになった。上司から不意に給料の他にストックオプションという、仕事の評価によるプラスアルファの金が貰える内容を聞く。早速次の日、翔太は一馬に会社で聞いてみるが「ない」とそっけなく言われてしまう。「誰のおかげでここまで会社が大きくなったと思う」と怒りを顕にする翔太だが、「必要なことは全部自分がしている」と一馬は引かなかった。そして、「同じ給料で仕事をしてくれたら誰だっていい」と言う一馬に翔太は失望し、会社を飛び出してしまう。一馬にとっては会社に熱意のなかった翔太でも、会社を大きくすることに人一倍努力をしてきた。全てを否定されて、流石の翔太でも笑顔が消える。

翔太が一馬の元を去って、瑠璃子1人が会社で翔太のことを考えていた。一馬は相変わらずで、翔太への気持ちが変わる様子もない。翔太の持ち物を翔太の家まで持ってきた瑠璃子は、挨拶で終わろうとしていたが翔太の家に誘われる。その日から2人は付き合うようになった。仕事をやめてから2ヶ月が経っても翔太は仕事を見つけることができていなかったが、本人はあまり焦っていない。商社時代の上司と会った時に、「余計なこと言ったから」と詫びられて複雑な気持ちになる翔太。瑠璃子からは「闇雲に探すよりも、漠然とした目的がある方が仕事を見つけやすい」と言われ、彼女が小さい頃お店屋さんになろうとしていた夢を聞いた。翌日、翔太は公園で偶然黒田を見つけ、話しかけると今は陶芸家として作品を作っていることを聞く。天才エンジニアが清掃アルバイトをしながら陶芸家を名乗っていることに面食らった翔太だが、すぐに「一緒にやろう」と黒田に連絡をする。翔太は商社マンだった知識と黒田の作品、エンジニアの腕を使って工芸品専門のネットショップを作ることにした。その話を瑠璃子にした後に、「実店舗を出す時には瑠璃子の夢だったお店屋さんができる」と言って、事業に参加しないか誘う。

翔太のネットショップも軌道に乗り、実店舗を構えて1年が経った頃。「就職したい」と1人の大学生が面接を希望してきた。ラフな格好の彼は、「働けるなら大学も辞める」と軽く言う。翔太が理由を聞くと、「東京で何もしないまま地元に帰るのはいやだ」と彼は言った。東京に執着するその学生に、自分を重ねる翔太。結局採用はしなかった。その日、翔太は瑠璃子と会って、お店屋さんをしたかった彼女を自分の店の店長に誘う。瑠璃子は「今の仕事を続けたい」と言って断った。会社に行く瑠璃子とそこで別れて散歩をしていると、翔太はついさっき不採用にした青年がライブ配信をしている現場に遭遇する。話を聞いていると、彼は「&EVER」に所属する配信者で翔太がベンチャーに転職する前に覗いた配信の中学生だった。その時に東京へ行くか悩む彼へ、「俺は軽い気持ちで東京を生きてるよ」と翔太はコメントを送っていた。そのコメントが彼を東京の大学へと進学させていたが、不採用を機に地元に帰ることを青年は考えていた。配信中に翔太は彼に話しかけた。「軽く生きるために、努力していた」と翔太は彼に告げてその場を離れる。店舗に戻って作業をしていると、黒田が新作の器を渡して来た。陶芸家かエンジニアか自分はどちらなのかと翔太に問う黒田に、「自分で決めろよ」と翔太は笑い、「どちらでも負けない」と見つめた。

『東京男子図鑑』の登場人物・キャラクター

主要人物

佐東翔太(さとうしょうた/演:竹財輝之助)

本作の主人公。1話では慶應義塾大学の学生で、その後大手商社に就職する。軽薄で単純な性格で金や地位、見栄のために努力を惜しまない。腹黒いが誰かのために動いたり、親切心は人並みに持っている。「自分にしかできないこと」に執着して仕事をしているが、熱意を持ってやりたい仕事や夢はない。彼に関わった人は翔太の軽薄さに呆れるも、憎めない気持ちを抱く者も少なくない。

翔太の元カノ

香須美(かすみ/演:花影香音)

左から翔太、香須美。

翔太が大学の時に付き合っていた女性。女子大に通っており、翔太の他にもかなり年上の男性と関係を持っていた。若く、自分と付き合うために背伸びしようとしていた翔太を可愛いと思っていたが、翔太が就職してからは疎遠になる。

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映画評論家・町山智浩による『桐島、部活やめるってよ』の解説を掲載。WOWWOWで同作品を解説をしていたのですが、それがとても素晴らしかったため、内容を書き起こしました。「単なる青春映画ではなく、魂の彷徨いを描いた作品」と評する理由など、町山智浩の視点で見た『桐島、部活やめるってよ』を紹介していきます。

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町山智浩・宇多丸・水道橋博士他の『桐島、部活やめるってよ』の感想・論評まとめ!サブカルチャー第一人者はこう見た!

町山智浩・宇多丸・水道橋博士他の『桐島、部活やめるってよ』の感想・論評まとめ!サブカルチャー第一人者はこう見た!

日本アカデミー賞作品賞を受賞した映画『桐島、部活やめるってよ』を見た、サブカルチャーの第一人者たちの感想をまとめました。ここで紹介するのは、映画評論家の町山智浩や、ラッパーをはじめ様々なジャンルで活躍する宇多丸、テレビにもよく出演する水道橋博士などが、作品を絶賛するツイートです。作品に対する興味が深まるつぶやきが満載です。

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ドラマ『いつ恋』に映りこんだ首の折れた日本人形・「放射能科」の看板がヤバいと話題!フジテレビの反日感情が反映?

ドラマ『いつ恋』に映りこんだ首の折れた日本人形・「放射能科」の看板がヤバいと話題!フジテレビの反日感情が反映?

ここではドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』に映りこんだ、首の折れた日本人形や、「放射能科」という病院内の看板について視聴者の反応をまとめた。中にはフジテレビの反日感情が反映されていると考える人もおり、ちょっとした騒ぎになったようだ。

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2016年冬の話題ドラマまとめ!『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』など

2016年冬の話題ドラマまとめ!『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』など

ここでは2016年の冬に放送された話題のドラマをまとめた。有村架純主演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、深田恭子主演の『ダメな私に恋してください』、堺雅人主演の大河ドラマ『真田丸』、堀北真希主演の『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』などを紹介している。

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