【進撃の巨人】ユミル「アニがいない世界」アルミン「アニだけじゃない…」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。訓練中の事故で地面の裂け目に落ちてしまったアルミンとユミル。なんとか脱出して兵舎に戻ってくると、他の同期達から「少し前までアルミン達と一緒にいた」と言われてしまい…。

199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:42:56 ID:LmWJ4.36

ユミル「そもそも私らはこの世界にいるべきじゃない…。なぁ、我儘言うな。帰ろう?」

アルミン「この世界が気に入らないのなら…ユミル、君一人で帰ればいい…」

ユミル「アルミン…」

ユミル「馬鹿野郎が!出来る事ならそうしてるっ…。一昨日確かめただろ?」

ユミル「あの裂け目は、一人じゃ通り抜けられない。二人、もしくは二人以上でないと…」

アルミン「それも確定ではないんだ。あの裂け目はまだ僕らの世界と繋がっていなかった」

アルミン「二人以上っていうのも憶測でしかない」

ユミル「だが、その可能性は高い…。二人で来たんだ、二人で戻らなきゃ…そうだろ?」

アルミン「…」

ユミル「急にどうしたんだよ、お前…。昨日までは一緒に戻る気だったじゃねえか!なぁ!」

200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:43:55 ID:LmWJ4.36

アルミン「この世界の僕らは…もう死んでるんだ」

ユミル「はぁっ…?」

ユミル「……おま…え…何を言って…

アルミン「ずっと変だって思ってたよね?僕ら…」

アルミン「僕らがこの世界に来た時、たった2時間弱僕らがいなかっただけで」

アルミン「何であんなに必死になってみんなが僕らを探したのか…ずっと引っ掛かってた」

201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:45:15 ID:LmWJ4.36

アルミン「その答えがさっき分かったんだ。謎を解く手がかりはマルコがくれた」

ユミル ゴクッ…

アルミン「ここに来た最初の日にマルコがこう言ってた…」

アルミン「さっきまで隣にいた仲間が翌日の朝にはいない。それって、すごく怖い事だよ」

アルミン「…って。続けてコニーがこう言った…」

アルミン「あの死んだ2人も、もっと早く俺達が発見出来ていたら……と」

ユミル「その話は、2週間前にこの世界で立体機動の訓練中に事故で死んだ仲間の話だ」

ユミル「それがどうした?」

202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:47:00 ID:LmWJ4.36

ユミル「私らは生きてるんだ!この件は私らとは全く関係ない!!」ギリッ

アルミン「重要なのは、誰が彼らを見付けたか…」

アルミン「前に君と話していて、途中で話を止めてしまった第一発見者の話だ」

ユミル「誰も覚えてなかったじゃねえか…発見者どころか、事故った奴の事まで…」

アルミン「覚えてないのは仕方がないよ。僕らがこの世界に来た瞬間に、修正力が働いて」

アルミン「辻褄が合わない事はキレイに消されてしまったんだから…」

ユミル「消されてしまった…?…記憶が……?」

アルミン「僕は、思い出してしまった…」

アルミン「第一発見者は、ライナーとベルトルトだった」

203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:48:16 ID:LmWJ4.36

ユミル「!?」

アルミン「でもこの世界にライナーとベルトルトは存在していない」

アルミン「だって彼らは4年前に壁外に出て行って、巨人に食われて命を落としてる」

ユミル「アニの言う事が本当だったら…の話だけどな」

アルミン「嘘でもいい。どちらにしろ104期にアニもライナーもベルトルトもいないんだ」

アルミン「ここから導き出される答えは…」

アルミン「僕らの世界では事故を起こした二人は助かった。ライナー達が見付けてくれたから」

アルミン「でもこの世界にライナー達はいない。だから発見が遅れて彼らは死んだ」

アルミン「死んだ二人の名前は…

ユミル「言うなっ!!…それじゃ辻褄が合わないだろ?じゃぁ何故私らが存在している?」

204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:49:21 ID:LmWJ4.36

アルミン「それは僕らが別の世界から来たからだよ」

アルミン「僕らが来るまでの1週間、確かにこの世界の僕らはこの訓練施設にいなかった」

アルミン「みんなはそれを知っていたんだ。僕とユミルが死んだことを…」

アルミン「無論それは僕らの事じゃなくて、あくまでも『この世界の僕ら』の話だけど」

ユミル「…そんな馬鹿な……」

ユミル「じゃぁ手紙は?私がトイレに行ったって言うクリスタの証言はどうだ?」

ユミル「直前までこの世界の私らが生きていなければ起こりえない事だろう?」

アルミン「僕らがあの瞬間ねじ込まれてきたから…僕らは生きている事になった」

アルミン「この世界の僕らは死んでいるのに、別の世界の僕らが来たせいで記憶が歪んだ」

205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:50:21 ID:LmWJ4.36

ユミル「信じられない…」

アルミン「僕だってそうだ」

ユミル「じゃぁ…私らがこの世界を去ったら…本来のこの世界の私らが死んだ事実だけが残り、」

ユミル「どこかへ飛ばされたと考えていたこの世界の私らは、もうここには戻って来ない?」

アルミン「ちょっと分かりにくいけど、そういうことだろうね」

ユミル「だからクリスタはあの時、あんな事を…」

アルミン「あんな事?」

ユミル「一緒に裂け目を確認しに行った時だ…。あいつは私らが裂け目に飛び込んだ後、」

ユミル「この世界にいた本来の私らが戻って来なかったらどうするのか何度も聞いてきた」

206: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:51:37 ID:LmWJ4.36

アルミン「クリスタも薄々気が付いていたのかな…マルコみたいに…」

アルミン「自らの記憶が捻じ曲げられて、すり替えられた事を…」

ユミル「お前のじいちゃんが危ないって、お前の母親から来た手紙はどう説明する?」

アルミン「分からない…過去に遡ってこの世界での僕らの死が無かった事になったのか」

アルミン「それともただ単に情報の行き違いで僕の死が両親に知らされてなかったのか…」

ユミル「後者は無いだろう、いくらなんでも…」

アルミン「みんなの歪んだ記憶の中で僕が図書室へ取りに行ったことになっていた手紙は」

アルミン「実はエレンが持っていたのかも知れないね…」

ユミル「私がトイレから戻らないってのは?」

207: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:52:55 ID:LmWJ4.36

アルミン「クリスタの妄想…って言うと語弊があるけど…」

アルミン「僕らがこの世界で目覚めた瞬間、僕らはこの世界に存在する事になったから」

アルミン「クリスタを含む、君を一緒に探したミカサやサシャの中でそれが事実になった」

ユミル「…何で、こんな事に」

アルミン「辻褄が合わない事が多すぎるけど、この世界の修正力もなかなか頑張ってるよ」

アルミン「…もう1時間経ったよ」

アルミン「僕らは間に合わない。14時過ぎにあの裂け目に飛び込むのは不可能だ」

アルミン「ここに残ろう…ユミル。僕らは彼らの代わりとなってここで生きよう」

アルミン「君のクリスタもそれを望んでいるはずだ」

208: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:54:23 ID:LmWJ4.36

ユミル「私のクリスタは、お前の言う『始まりの世界』のクリスタだけだよ」

ユミル「私らがここに残ったとしたら、私らが消えた元の世界はどうなるんだ?」

アルミン「心配には及ばないよ」

ユミル「…?」

アルミン「僕らの世界で2週間前、事故を起こして命を取り留めた男女のペアがいたよね」

ユミル「あぁ…」

ユミル「……!?ま、まさか…」

ユミル「おいっ!嘘だろっ…頼む…嘘だと言ってくれ!!」

209: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:56:06 ID:LmWJ4.36

アルミン「ユミルも思い出した?」

アルミン「2週間前、訓練中に事故った彼らを…僕らは総出で探したよね?必死にさ」

アルミン「そしてさっき言った通り、最初に発見したのはライナーとベルトルトだった」

アルミン「発見が早くて彼らは一命を取り留めた。でも、まだ意識は取り戻してない」

ユミル「…意識を…取り戻したんだな?」

アルミン「うん…恐らく」

ユミル「私らがあの裂け目に落ちた時間と同時刻に…彼らは目覚め、自我を持った」

ユミル「私らの…『始まりの世界』で」

アルミン「ユミルは頭の回転が速いね。僕もそう思うんだ…」

アルミン「別の世界からやってきた僕らがいる、僕らが本来いた『始まりの世界』に」

210: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:57:36 ID:LmWJ4.36

ユミル「私らは弾き出したんじゃない…弾き出されて飛ばされたんだ!あの世界から」

アルミン「…だから、心配しなくてもいい。『始まりの世界』にはもう別の僕らがいる」

ユミル「…」

アルミン「諦めようよ…ユミル。一緒に秘密を共有したまま、ここで平和に暮らそう?」

アルミン「不足は無いじゃないか!土地も食糧もある、クリスタもいる、巨人はいない」

ユミル「壁の外に巨人はいる。それにここにはアニとライナーとベルトルさんがいない」

アルミン「全部欲しがっちゃだめだ。僕は…」

アルミン「アニと今いるこの世界、どっちか選べって言われたら…この世界をとる」

ユミル「はっ…はははっ……そりゃそうだ!お前はアニと恋人同士じゃないもんな!」

ユミル「私だってクリスタと恋人同士って訳じゃない!だが…戻るべき場所はあそこだ」

211: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 21:58:45 ID:LmWJ4.36

ユミル「何度も言うが、この世界は私らの世界じゃないんだよ!」

ユミル「てめぇが大事に思っているシガンシナ区も、両親も、エレンもミカサも…」

ユミル「全部!『偽物』で『偽者』なんだ!!…この世界は幻。私らはいちゃいけない!」

アルミン「ユミル…」

ユミル「徒歩じゃ勿論、間に合わない。訓練で使ってる馬を盗む…」

ユミル「雨、止んだみたいだな」

ユミル「私らを行かせないために、雨が降っていたのかな?元の世界では降ってなかった」

212: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:00:20 ID:LmWJ4.36

ユミル「お前、ここに残れよ」

ユミル「私は一人で行く」

アルミン「ユミル…二人じゃなきゃ、あの裂け目は…

ユミル「一人じゃ平行世界の交差点を通れない…って、まだ確定してる訳じゃないんだ…」

ユミル「さよなら、アルミン。この平和な世界で心を腐らせて生きていけよ?」

アルミン「心を腐らせる…?」

ユミル「お前は何で兵士になりたいと思った?巨人を殲滅するためじゃないのか?」

ユミル「もっともこの世界にいたら、そんな危険な事をしなくても楽しく暮らせそうだな」

アルミン「巨人を殲滅するため?…違う。僕はエレンと外の世界を探検したくて…

ユミル「じゃ、ここでその夢を叶えるんだな。技術の進歩も、探究も無い保守的な世界で」

213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:02:28 ID:LmWJ4.36

ユミル「お前はゆっくり死んでいけばいい…。いつの間にかその夢も忘れて…」

ユミル「この平和な世界で愛する人を見付けて、家庭を持って、静かに暮らすんだろう」

アルミン「僕は…そんな事…

ユミル「それがお前の夢なんだろ?両親やじいちゃんの命を奪った王政府への憎しみも忘れ…」

ユミル「適当に兵士をやって、美味い物を食べて、いい女を抱くのがお前の新しい夢だ!」

アルミン「違う!…僕はそんな夢を抱いた事は無いよ!!…そんな事考えたことも無い」

ユミル「じゃ、お前はどうしたいんだよ!!?」

ユミル「このまま『偽物の故郷』、『偽者の両親』、『偽者の親友』と戯れていたいんだろ?」

ユミル「ならそうしろよ!偽りだらけの世界で…心を騙して生きていけよ!この弱虫が」

214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:04:11 ID:LmWJ4.36

ユミル「とにかく私は行く…元の世界に帰る。違う世界から来た私なんて弾き飛ばしてやる!」

ユミル「クリスタが待ってるんだ…」

ユミル「誰からも疎まれて必要とすらされなくて、いつも一人ぼっちだった…私のクリスタが」

アルミン「待って…ユミル!」

ユミル「何だ?腰抜け。私は忙しいんだよ!!てめぇの泣き言を聞いてたら日が暮れる」

ユミル「もう時間がねぇんだ!お前みたいな負け犬にかかずらってる暇はねぇんだよっ」

アルミン「僕も…行く…」

215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:06:01 ID:LmWJ4.36

ユミル「…」

ユミル「早く来い、二人乗りだと遅くなる。お前は二人分の馬を盗め」

ユミル「立体機動装置は私が取りに行く。お前は私の分の馬も連れて厩舎前で待ってろ」

ユミル「そこで落ち合ったら教官や他の訓練兵に見付からないうちにここを抜け出す」

ユミル「あと40分ぐらいか?…急ぐぞ!!」

アルミン「分かった。…ユミル、行こう」

アルミン(ユミル…僕はここで過去を忘れて生きていこうと思った…でも、無理そうだ)

アルミン(僕は忘れない。故郷が巨人に占領された事実を…肉親を殺されたことを…)

アルミン(全てを原動力として、生き続ける。ここは優しい世界だけど、きっと心が腐る)

アルミン「ありがとう…ユミル。目が覚めたよ」


216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:06:50 ID:LmWJ4.36

― 立体機動訓練場 森の中 ―

ユミル「時間、ギリギリかっ?」バシュッ…

アルミン「まだ、大丈夫だと思う…」カッ… ギュィィィ…

ユミル「キレイに晴れたな。あの日と同じ感覚だ…。これは訓練じゃないが」

アルミン「ユミル…また速いって…」

ユミル「お前が遅いんだよっ!もっと危機感を持て!!これで帰れなかったら…

アルミン「帰れなかったら?」

ユミル「帰れなかったら…泣く…」ギリギリギリ…

アルミン「何とも女の子らしい答えだ…ユミルじゃないみたい」パシュン…

217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:07:53 ID:LmWJ4.36

ユミル「うっせぇなっ…大体すべての元凶は…

アルミン「はいはい、いつも僕のせいだよね。ごめんね、ユミル」

ユミル「口はいいから手と身体を動かせ、集中しろ!!ビリから13番目!」

アルミン「あっ!…あれだよ!!ユミル…目標が見えた」

ユミル「アルミン!行くぞっ!!同時に落ちるんだ。と言うか突っ込む!」

???≪ユミルーーーー!!!!≫

ユミル(今、クリスタの声が聞こえた…?いや、そんなはずはない!!)フイッ

ユミル「用意はいいか?」

アルミン「うん!行こうユミル。僕ら、元の世界へ帰るんだ!」

218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:08:51 ID:LmWJ4.36

アルミン「僕らの『始まりの世界』へ!!」

ユミル「あぁ!行くぞっ……せーーーーのっーーー!」

アルミン「行っけえぇぇーーーーーーーー!!!!」

ガリッ…ガリガリガリッ… ガガガガガッ………


219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:10:08 ID:LmWJ4.36

この出来事より少し前…

― 兵団敷地内 厩舎前 ―

サシャ「天候が回復したので次の訓練は馬術に変更になったんですね」

ジャン「なぁ、俺の馬が見当たらないんだが…」

マルコ「あ、僕の馬もだ…」

ミカサ「クリスタの馬も無いみたい…これは一体、どういうこと?」

エレン「おいっ!…今、教官が青い顔してクリスタを探してる」

コニー「は?…何でクリスタ?具合が悪くて寮で寝てるんだろ?…サシャ」

サシャ「寮で寝てるかは知りませんけど、具合が悪くて休むとは言ってましたね」

エレン「あのさ…立体機動装置を保管している保管庫の鍵が壊されてたんだ」

220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:11:17 ID:LmWJ4.36

エレン「教官が見付けて中を調べたら、クリスタの立体機動装置だけが無くて…」

エレン「まさかあいつ…。でも何のために馬と立体機動装置を持ち出したんだ?」

ミカサ「クリスタに限って脱走はあり得ない…もしそうなら何か事情があるはず……」

サシャ「ジャンとマルコの馬は、案外ユミルとアルミンが乗って行ってたりして…

一同「!?」

サシャ「みんな、冗談ですよ?あの二人は馬を盗む理由がありませ…

ジャン「当たり前だろ…。あの二人が馬を盗むなんて事、出来るはずない」

マルコ「悪い冗談はやめよう、サシャ」

コニー「そうだぜ…2週間前に訓練中の事故で死んだあいつらが馬を盗める訳ねぇだろ…」

サシャ「事故で…死んだ?ユミルとアルミンが…?」

221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:13:46 ID:LmWJ4.36

ジャン「みんなその話題には触れないようにしてるのに、お前本当にデリカシーないよな」

サシャ「えっ…だって今日のお昼はユミルとアルミンとクリスタの分も貰って、それで…

サシャ「あれ?…あれってユミルとアルミンの分でしたっけ?」

ミカサ「トーマスとミリウスの分でしょ?サシャが食べてたのは」

ミカサ「サシャ…悪いけど、今はアルミンとユミルの名前は聞きたくない…」

エレン「あいつら調子悪いみたいだな。さっきトイレに行ったら二人ともまだ唸ってた」

ジャン「拾い食いでもしたのか?エレンの班は行儀が悪い。班長がこれだからな」ニヤニヤ

エレン「んだと!?お前…もう一度言ってみろっ!!」グイッ…

サシャ「そ、それよりクリスタですよ!教官、クリスタの事探してるんでしょ?」

222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:14:19 ID:LmWJ4.36

サシャ「私達も手分けしてクリスタを探しませんか?」

コニー「なぁ…サシャ…」

サシャ「何ですか?コニー」

コニー「クリスタって…誰だったっけ…?」

サシャ「は…?」


223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:15:14 ID:LmWJ4.36

― 兵舎内 医務室 ―

ユミル「う゛……うぅ…ん…ぁ……」スゥッ…

???「目が覚めた?ユミル…」

ユミル「ここは…どこだ?」

???「医務室。ユミルとアルミンが訓練中に行方不明になって、みんなで探したんだ」

???「僕が君達を見付けたんだよ。目が覚めて良かった」

ユミル「アルミンは…?」

???「隣のベッドで眠ってる。頭も打ってないし、傷もかすり傷程度だから…」

???「すぐに目が覚めると思うよ」

224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:16:58 ID:LmWJ4.36

ユミル「…そっか、良かった」フゥ…

ユミル「お前とは久しぶりだな…そう、確か1週間ぶり」ムクッ

???「えっ?」

ユミル「…ただいま!ベルトルさん」ギュッ

ベルトルト「わっ!ちょっと…ユミル!!…僕に抱きつかないでよっ!」アセアセッ

ユミル「今だけ特別だ。おっぱいの柔らかさを堪能しろよ?ダハハハ!」

ベルトルト「あのね…君ってホント…いや、何でもない」///

225: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:18:10 ID:LmWJ4.36

ベルトルト「でも恋人の前でそんな事しちゃダメだ!ほら彼…凄い睨んでるじゃない…」

ユミル「恋人…?」

???「ユミル…何で俺より先にベルトルトに抱きついたんだよ!」バッ

???「まさか、俺の知らない所で浮気してたんじゃないだろうな…二人とも」ジィッ…

ユミル「浮気?……って言うか、お前…誰?」

???「はあぁぁあ!?」

ベルトルト「…これ、頭打ってるね…。僕、医者を呼んで来る」ガタッ

ベルトルト「ついでにクリスタも呼んで来るよ」

226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:19:19 ID:LmWJ4.36

ベルトルト「付き添いを交代した途端に君が目覚めるなんて…彼女に恨まれそう」ハァ

ベルトルト「あとユミルと恋愛沙汰とか死んでも無いから。誤解しないでね、マルセル」

ガラガラガラ… ピシッ…

ユミル(マルセル?どっかで聞いた事があるな…)

マルセル「死んでも無い、とか捨て台詞を残して行きやがった。本当は羨ましいくせに…」

アルミン「…ぅ……うん…。かあ…さん……」ゴロン…

アニ「アルミン…。良かった、こっちも気が付きそうだ!」ギュッ

227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:20:43 ID:LmWJ4.36

マルセル「じゃ、改めて…」

マルセル「ユミル、おかえり!…いくら何でも酷いだろ?恋人の顔を忘れるなんて」クイッ

マルセル「でもすぐに思い出すよ。だって俺達、愛し合ってるから!!」ギュウゥゥゥゥ…

ユミル「は…はぁっ?私はお前なんか知らない!!愛し合ってなんかない!」

ユミル「私に抱きつくなっ!…離れろっ…馴れ馴れしい奴だな!!」グッ… グッ…

ユミル「な、なぁ…今日は何日だ?…それと、そうだ!!ライナーはどこにいる!?」

マルセル「!?」

アニ「!?」

228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:21:52 ID:LmWJ4.36

アニ「ラ、ライナーだって…?」

アニ「マルセル…あんた、まさかユミルにライナーの事、話したの!?」

マルセル「いや、俺は言ってな…いや、ひょっとしたら寝言で言ったかも…」アセッ

アニ「…」

アニ「寝言で言ったって、へぇ…隣で寝てたんだ。ユミルの隣で…」

ユミル「そんな事は一度も無い!私はこいつを知らないし、クリスタ以外とは一緒に…

マルセル「ベルトルトじゃないか?」

アニ「戻ったら聞いてみよう…って言うか、あんたに直に聞けば済む話だね」

アニ「ライナーの名前、誰から聞いたの…?」

229: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:23:12 ID:LmWJ4.36

ユミル「あぁ…そっか……」チラッ

アニ「ユミル、私の質問に答えな!」

ユミル「その手動式の万年カレンダー、日付合ってるよな…?」

マルセル「勿論だ!毎日ここの当番が日付を組み替えてる。今日の日付で合ってるぞ」

ユミル「はーーーぁ……何てこった…」

ユミル「また、1週間前の世界だ…」


230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:24:30 ID:LmWJ4.36

― 立体機動訓練場 森の中 ―

クリスタ「はぁ…はぁ……ユミル!…ユミル…どこっ?」シュッ…

クリスタ(思ったより鍵が頑丈で時間が掛かってしまった…)カッ ギュルルルル…

クリスタ(14時過ぎにあの場所に…地面の裂け目にユミル達は飛び込んでしまう)

クリスタ(そしたらもう二度とユミルには会えない!だってこの世界のユミルはもう…)

クリスタ「あんなに悲しくて辛い思いは、二度と味わいたくない!!」バシュゥッ…

クリスタ「ユミル、待って…お願い。置いて行かないでっ…私も一緒に行く!」

クリスタ「ユミルーーーー!!!!」ヒュン…

クリスタ(ユミルが見えた!アルミンと裂け目の中に…行っちゃダメっ…)

231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:25:11 ID:LmWJ4.36

クリスタ「ユミル!助けてっ!!ユミルの力が必要なのっ!あなたと一緒にいたいの!」

クリスタ「私が助けを呼ぶまで見守ってくれるって言ったじゃない!!!」

クリスタ「…助けが必要な時は『私を呼べ』って言ったくせに…今がその時だよ!!」

クリスタ「私も…あなたと同じ世界へ!!」ギュン…

バッ… ガリガリガリ… ガンッ

クリスタ「……う…っ!」ズキン…

クリスタ(失敗…した…?)ハァ……ハァ…

232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:26:53 ID:LmWJ4.36

クリスタ(二人…いいえ、二人以上じゃないと…この裂け目は抜けられないの?)

クリスタ(ユミルがいる世界と繋がってはいないの?私は、ユミルのいる所へ飛べないの?)

クリスタ(身体に力が入らない…私、ここで死ぬんだ…誰にも発見されずに…)




サシャ「クリスタっ!…クリスタ!!」ペチペチ…

クリスタ「……ん………こ…こは、天国?」

クリスタ「ううん、きっと地獄だね。だって私、兵団の馬を盗んじゃったし…」

サシャ「馬を盗んだ?…何を言ってるんですか?」

アニ「馬を盗んだ夢を見たんだろ?多分…」

233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:28:01 ID:LmWJ4.36

ミカサ「怪我はない?クリスタ…」スッ…

クリスタ(一人、見慣れない人がいる…あなたは誰?)

クリスタ「うん、大丈夫…ミカサ、サシャ…ありがとう」ギュッ

クリスタ「あと…えーっと、あなたもありがとう」

アニ「…何で私だけ名前で呼ばないの?」プイッ

サシャ「まぁまぁ、アニ…。拗ねなくたっていいじゃないですか。くだらないことで」

アニ「くだらないってね…あんたいつも一言多いよ!」

クリスタ「そうだ!」ガバッ

クリスタ「いっ!…痛っ……」

クリスタ(全身を打ったみたい…骨は折れてないと思うけど…身体中が痛い)

234: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:28:46 ID:LmWJ4.36

ミカサ「クリスタ、無理は良くない」

ミカサ「私があなたを背負って医務室まで連れて行く…」

クリスタ「あの…私…」

サシャ「そこの棚から落ちたんですよ、クリスタ」

クリスタ「えっ…棚?」

サシャ「そう!高い所の掃除はベルトルトとかライナーに任せておけばいいんです」

サシャ「クリスタみたいに小さい子が無理をする事無いんですから!」

クリスタ「小さい子…」ムスッ

クリスタ「あ…」

アニ「ん…?」

クリスタ(また分からない名前が…ベルトルト?ライナー?)

235: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:30:09 ID:LmWJ4.36

クリスタ「そうだ!!ねぇ、ユミルは?…ユミルはどこ?」

サシャ「ユミル…?」

ミカサ「…」

アニ「…」

クリスタ「…何でみんな黙ってるの?ユミルを知っているんでしょう?」

クリスタ「ユミルに会いたいの!!お願い、ユミルに会わせて!」ジタバタ…

ミカサ「クリスタ、暴れるほど元気があるのなら…ここで降ろす」

サシャ「じゃ、私が医務室に連れて行きます。だいぶ混乱してるようですし…」

クリスタ「ねぇ…ユミルは…?」

アニ「まだ寝ぼけてるんだね…はぁ……。ユミルって飼ってたペットの名前かい?」

236: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:31:08 ID:LmWJ4.36

クリスタ「ペット…?」

サシャ「珍しい名前ですね、ユミルだなんて」

ミカサ「そうね…覚えやすいし、素敵な名前だと思う…」

クリスタ「…」

クリスタ「やっぱり私、失敗しちゃったんだ…」

クリスタ パチン シュルル…

クリスタ「ユミルから貰ったコスモスをかたどった髪留め…。花言葉は『乙女の愛情』…」

クリスタ(あなたはこの花言葉を知ってた?…ユミル。まるで私達の事みたいだね)

クリスタ(あと、このピンクのコスモスには…『少女の純潔』って意味があるんだよ…)

237: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 22:31:47 ID:LmWJ4.36

クリスタ ギュッ…

クリスタ(私はまた飛べる!何度でも…どこまでも、あなたを追い掛ける…)

クリスタ(お揃いの髪飾りを持ってるユミルだけを…この奇妙な世界の中から見付け出す)

クリスタ「この世界は私にとって何の価値も意味も無い。だってここは…」

クリスタ「ユミルがいない世界」

ユミル「アニがいない世界」アルミン「アニだけじゃない…」

― 完 ―

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『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

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進撃の巨人の九つの巨人まとめ

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

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進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

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進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

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進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは諫山創の漫画およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

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エレン・クルーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。九つの巨人の一つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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アニ・レオンハート(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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