ザラブ(シン・ウルトラマン)の徹底解説・考察まとめ

ザラブとは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、地球人を「地球の害獣」と見なして絶滅させることを目論む外星人。
「体の前半分の皮膚以外が透明」という奇怪な姿をしている。電子機器を操る生体器官を有しており、外見をまったく別のものに変える擬態能力を持つ。ウルトラマンこそは自身の計画の最大の障害だと判断し、禍特隊の神永新二と融合していた彼を監禁する一方、自身はウルトラマンの姿になって都市を攻撃。人類の間に疑念と互いへの敵意を植え付けて大戦争を巻き起こそうと画策した。

ザラブ(シン・ウルトラマン)のプロフィール・人物像

CV:津田健次郎

ザラブとは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、地球人を「地球の害獣」と見なして絶滅させることを目論む外星人(がいせいじん)。地球人からは「外星人第2号ザラブ」と呼ばれており、体の前半分の皮膚以外が透明という奇怪な姿をしている。
精緻かつ強力な電磁波を操る生体器官を有しており、コンピューやネット上の情報を自由に収集・改竄することが可能。さらに外見をまったく別のものに変える擬態能力を持ち、普段体の大部分が透明なのもこれを応用したもの。

その生態は機械的で、マーカーの示した星を訪れ、その地の生態系にとって害悪であると判断した種を絶滅させることを繰り返している。地球においては地球人こそが滅ぼすべき種であると判断し、より効率的な駆除のために地球人同士による大規模な戦争を起こそうと画策した。
しかしこの時、宇宙でも屈指の戦闘力を持つ光の星の戦士ウルトラマンが、地球人の神永新二(かみなが しんじ)と融合した状態で地球に滞在しており、これを己の計画の最大の障害と捉える。普段は神永の姿で過ごしているウルトラマンを拉致し、マルチバースに格納している本来の力を取り出すためのベーターカプセルを持っていないことを確認して監禁。自身はウルトラマンの姿になって都市を攻撃し、地球人が彼に抱きつつあった信頼を破壊しようとした。

しかし偽者のウルトラマンとして破壊工作を続けている最中、ウルトラマンは地球人の手で救出され、本来の力を取り戻した彼と直接対決。電磁波を攻防に応用して食い下がるも、最終的には力及ばず敗死する。

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ザラブ(シン・ウルトラマン)の能力

電磁波を操る生体器官

生まれつき電気信号を自由かつ精緻に操る能力を持ち、これを用いて他種族の電子機器に記録されている情報を自由に収集・改竄する。
この能力は直接相手に叩きつけてショックを与えたり、強固な電磁シールドを展開したりと戦闘にも応用が可能。ウルトラマンを怯ませ、彼の代名詞的な必殺技であるスペシウム光線を防ぐなど侮れない威力を発揮した。

ザラブ(シン・ウルトラマン)の来歴・活躍

独断と偏見による害獣駆除

宇宙の星々を巡り、その地の生態系において害悪であると判断した種を絶滅させることを繰り返す。ザラブはこれを善行もしくは自らに課せられた使命だと捉えており、罪悪感はまったく抱いていない。
本人曰く、向かう先の星は「マーカー」という指標に従っているとのことだが、これが具体的な指針によるものなのか、ランダムなものなのかは不明。

新たな標的・地球

地球を新たな標的と定めたザラブは、地球人の神永と融合したウルトラマン(左)こそ最大の障害と目して暗躍する。

物語開始からしばらく経った頃、マーカーの示すまま地球を来訪する。ここでは環境破壊を進める地球人こそが害悪だと判断し、これを絶滅させることを目論む。
しかし地球人は数が多く、さらに禍威獣(かいじゅう)ことどこかの外星人が大昔に不法投棄していった生物兵器を大きな被害を出しながらも独力で撃破するほどの侮れない戦力を有していた。そのためザラブは、「地球人同士を効率よく殺し合わせる」という方法で目的を果たそうと考える。

“善意の協力者”を装って禍特隊(かとくたい)こと禍威獣特設対策室専従班(かいじゅうとくせつたいさくしつせんじゅうはん)に接触し、地球人の科学力を遥かに超える自身の力を見せつけると、ザラブは「友好条約を結びたい」旨を申し出る。しかしザラブが用意した条約の内容は、“友好”とは名ばかりの不平等なもので、さらにはこれを利用して諸外国との間に不和と軋轢を生じさせようという意図があった。
これに薄々感づく者もいなくはなかったが、禍威獣の被害に頭を悩ませていた日本政府からすればザラブの協力は是が非でも欲しいものであり、彼らは苦悩する。一方、ザラブは日本政府のこの反応を見越して次の手を進めていくのだった。

偽ウルトラマン事件

ウルトラマンの姿になって都市を攻撃するザラブ。

禍特隊や日本政府がザラブとの友好条約をギリギリで拒む大きな理由が、直前に地球に現れたウルトラマンという外星人の存在だった。ウルトラマンは禍特隊すら手を焼く禍威獣を軽々と撃破し、かつ地球人に大きな被害が及ばないよう努めるなど、「我々の味方になってくれるのではないか」と彼らに期待させるような振る舞いを見せていた。ウルトラマンが味方になってくれるなら、問題の多いザラブとの条約を結ばなくても禍威獣には対処できるのだ。
もともとウルトラマンは光の星という天体の出身で、さながら“宇宙の調停者”のごとく振る舞う一族の戦士だった。彼こそは自身の目的の最大の障害だと判断したザラブは、今のウルトラマンが地球人の神永新二という青年と肉体を共有していること、普段はマルチバースに力の大半を格納していて人間相応の存在でしかないことに目を付ける。単身でザラブのことを探っていたウルトラマンに接触して拉致し、そのまま監禁。邪魔者がいなくなったところで、自身がウルトラマンの姿になって都市を攻撃する。

味方だと思っていたウルトラマンが人類に牙を剥いたことで人々は混乱し、不平等なものだと分かってはいてもザラブとの条約締結もやむなしとの意見が出るようになっていく。ザラブはさらにウルトラマンが神永の姿から元に戻るところを撮影した動画を匿名でネットに拡散させて疑心暗鬼を煽り、地球人を心理的に追い詰めていった。
なお、この時ザラブが神永としての力しか出せないウルトラマンを殺しておかなかった理由は不明である。外星人同士の戦闘がなんらかの掟に触れるような描写もなく、ファンの間では「神永の肉体が破壊されれば(つまり神永としての死を迎えれば)、“肉体の共有”状態から解放されたウルトラマンが自由に本来の力を使えるようになってしまうと考えたからではないか」という意見が多いようである。

星空の死闘

しかし、ウルトラマンもまたザラブが自分を狙ってくることを予測しており、そのために禍特隊の仲間たちに“マルチバースから本来の力を取り出す”ための装置であるベーターカプセルを預けていた。「ウルトラマンはベーターカプセルを持っていない(=放置していても本来の力をマルチバースから取り出して変身することはできない)」と油断したザラブは、彼を拘束するだけに留めて破壊工作を続ける。この隙にその監禁場所に潜入した禍特隊によって神永は救出され、その手にベーターカプセルが委ねられる。
これに気付いたザラブは、偽者のウルトラマンの姿のままアジトに向かうも時すでに遅く、ウルトラマンはベーターカプセルを作動させて本来の姿と力を取り戻す。もはや問答無用とばかり、光の星の戦士としての力を振るって襲い来るウルトラマンにしばし偽者の姿のまま抗うも、見る見る劣勢に追い込まれ本来の姿を露わにして空中と逃走する。

ウルトラマンもまたこれを追いかけ、眼下に夜景を拝みながら壮絶な空中戦を繰り広げる。電磁波を攻防に応用して食い下がるも、最後はスペシウム光線からの八つ裂き光輪というウルトラマンの2大必殺技の前に敗れ、体を縦に両断されて死亡した。

ザラブ(シン・ウルトラマン)の関連人物・キャラクター

ウルトラマン/リピア

光の星という天体出身の外星人。「ウルトラマン」は地球人たちからの呼称で、「リピア」が一族の間で用いる本名。彼の一族は宇宙でも屈指の戦闘力と科学力を有し、未熟な知的生命体を積極的に保護するなど調停者のように振る舞っている。
ザラブが来訪する少し前に地球に降り立ち、禍威獣ことどこかの外星人が人類発祥以前に不法投棄していった生物兵器の駆除を開始する。その際地球人の神永が見せた「自分より弱い者を命懸けで庇う」という行動に興味を抱き、彼と肉体を融合。その行動の意味と地球人という生き物の在り方について学んでいく。

地球人の絶滅を目論むザラブとは決定的に相容れず、話し合いの決裂を経て明確に“敵”と認識するようになる。普段は神永の肉体を使って行動しており、その際はごく普通の地球人相応の力しか持っていないが、「地球人の性質を知り、それを味方につけた」ことが、彼とザラブの命運を決定的に分ける大きな要因となった。

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浅見弘子(あさみ ひろこ)

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ウルトラマンコスモス(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

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2001年(平成13年)7月6日から2002年(平成14年)9月27日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンコスモス』の制作は円谷プロダクション。全65話が放送された。 春野ムサシ=ウルトラマンコスモスが、怪獣と人間の共存を願い、むやみに殺傷せず、一方で邪悪な敵には敢然と立ち向かう姿を描いた作品。

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