ある日、お姫様になってしまった件について(ある姫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ある日、お姫様になってしまった件について』とは韓国の小説、およびそれを原作とする漫画作品。原作小説の作者はPlutus、漫画版の作画担当はSpoonが行なっている。
小説の中の脇役姫・アタナシアに転生してしまい、18歳で処刑される運命を回避するために奮闘する日々が始まる。
冷酷な父親とアタナシアのハラハラドキドキな日々は、韓国だけでなく日本でも人気を博している。

クロード・デイ・エルジェア・オベリア

オベリア帝国の皇帝で、アタナシアの父親。
アタナシアと同じ皇族特有の青い宝石眼と金髪を持つ。
先帝のアナスタシウスを殺し、皇帝の座についた。そのため、クロードは正当な継承者ではなく、皇位の継承者に付けられる永遠や不死を意味する名を持たない。
兄や婚約者に裏切られ、愛を知らずに育ったため冷酷で、アタナシアが生まれた時にルビー宮にいた者を皆殺しにしている。言動の端々にもその冷酷さが現れている。ルビー宮にいた者を皆殺しにしたのは、愛するダイアナを失ったショックから。その時にアタナシアのことも殺そうとするが、思い止まる。しかし、それでもダイアナの死を受け入れられなかったクロードは、黒魔法を用いてダイアナを愛していた記憶を消し去る。そのため、アタナシアが5歳になって目の前に現れるまで放置し、冷たい態度をとっていた。
アタナシアが初めて魔力の暴走を起こして以降は、アタナシアに対して過保護になり溺愛し始める。

ルーカス

アタナシアの前に突然現れた魔法使い。黒髪と赤い瞳、泣き黒子が特徴。
アタナシアの魔力が暴走した際、宮廷の魔法使いでもなすすべがなかったにもかかわらず、助けることができるほどの才能の持ち主。
年齢は不詳。魔法で少年や青年など思うがままに姿を変えることができる。青年の姿の時は長髪、少年の姿の時は短髪になる。
その正体は、伝説の大魔法使い。生まれ持った魔力が強大すぎるため、両親は恐怖し放置されて育った。自分の強大な魔力をコントロールしようと考えたルーカスは、黒い塔の魔法使いに弟子入りして、魔法の扱いを学ぶ。しかし、ルーカスの魔法の才能にさらに恐怖を抱いた両親は、ルーカスの目の前で心中してしまう。自分のせいで両親を失うことになったルーカスは、ひどく悲しみ、魔法で自分の感情を消し、長い眠りにつく。その眠りから目覚めた直後にアタナシアと出会う。

ジェニット・マグリタ

小説『かわいらしいお姫様』の主人公。小説の中では、デビュタントでクロードの娘であることが公表される。毒殺されかけ、その罪でアタナシアが処刑された後は、男主人公のイゼキエルと結ばれる。
『ある日、お姫様になってしまった件について』では、デビュタントで公表されることはなく、アタナシアに声をかける。その後もアタナシアの友達になろうとする。ジェニット本人はアタナシアを自分の妹、クロードを父親と認識している。家族愛が強く、アタナシアやクロードを家族として気遣う様子も見られる。しかし、本当はジェニットはクロードの実子ではなく、クロードの元婚約者・フェネロペと先帝でクロードの兄・アナスタシウスの子。アルフィアス公爵の姪として、身分を隠して公爵邸に匿われている。

イゼキエル・アルフィアス

アルフィアス公爵家の嫡子。小説『かわいらしいお姫様』の男主人公。アタナシアより3歳年上。
白銀の髪と金色の眼を持つイケメンで、令嬢たちからの人気も高い。頭が良く、10歳で他国に留学する。6年後、学術院を主席で早期卒業し、オベリアに帰国する。
非常に面倒見がよく、優しい性格であるが、父親のアルフィアス公爵に似て自尊心が高い一面もある。
ルーカスが突然アタナシアを空から落とし、初めてアタナシアと顔を合わせる。それ以降、アタナシアを気にかけている。

その他の登場人物

ダイアナ

クロードの恋人で、アタナシアの母親。アタナシアの出産時に亡くなった。
元は旅の踊り子だった。

リリアン・ヨルク

アタナシアの養育係。
自由なダイアナに憧れを持っていた。そのため、ダイアナの死後、ルビー宮の事件を知りながらもアタナシアの養育係に志願し、ルビー宮にやってきた。アタナシアにとっては母親のような存在。
小説『かわいらしいお姫様』の中でも最後までアタナシアの潔白を主張した。しかし、そのためにクロードによって殺されてしまう。

フィリックス・ロベイン

皇帝直属の護衛騎士。クロードに任命されてアタナシアの護衛騎士になる。
クロードが皇帝に即位する際、多くの敵を殲滅し血塗れにしたことから赤血の騎士と呼ばれている。
温厚で犬のような性格をしており、クロードに意見できる貴重な人材。

ロジャー・アルフィアス

kaworu0315
kaworu0315
@kaworu0315

目次 - Contents