【進撃の巨人】ミカサ「このSSは素晴らしい」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。兵舎の食堂で自分とエレンについてのSSが書かれた雑記帳を見つけたミカサ。そのSSのファンになって夢中で読み進めますが、突如連載が終了してしまい…。

ミカサ「このSSは素晴らしい」

出典: static.tumblr.com

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12 23:38:22 ID:1FQmTj560
それは兵舎の食堂隅に置いてある一冊の共同雑記帳だった。

訓練兵間の雑事についての情報交換のために置かれたそれに、

私は今まで特に興味を持たなかった。そう、今までは。

特に理由もなく、ただたまたま近くに座っただけ。

何気なく手に取り、パラパラとページをめくっていたら、

最初のページから順番に書かれた雑多な記載からかなりの間を置いて

後ろのほうのページに隠されるように書かれた『それ』に、

私は一瞬にして興味を持った。

そこには、こう書かれていたのだ。

『 エレン「俺、ずっとミカサのこと…」 』

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12 23:40:21 ID:1FQmTj560
もしや、エレンがあまりに私を好きすぎて、こんな所で人知れず

胸の内にある想いを吐き出してしまったのかと期待したが、

よく見るとどうやらそうではなさそうだった。

私の名前での台詞が書かれていたことと、

注意書きで『このSSはフィクションです』とあったからだ。

『 ミカサ「? エレン、何か言った?」 』

『 エレン「い、いや何でもねぇよ」 』

創作小説のようなものか、と少し残念に思いながらも続きを読み進めていくうち、

いつしか私はその小説に夢中になっていた。

6: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(-1+0:15) 2013/06/12 23:43:48 ID:1FQmTj560

『 エレン「初めて見たとき、なんて可愛い子なんだと思った」 』

『 エレン「あいつは家族を失ったばかりで、そんな時に俺ばかり浮ついた気分でなんていられない」 』

作中のエレンは、私の事を異性として愛してしまっているが、

唯一の家族でもあるということの板挟みでなかなか言い出せず、

私への愛を押し留めていたが、それももう限界に迫ったことをアルミンに相談しているという内容だ。

あながち間違っていない、というか現実のエレンもほぼ同じだろう。

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12 23:47:10 ID:1FQmTj560

『 アルミン「そうだったんだ…それで、どうするの? 告白するの?」 』

『 エレン「いや、ミカサは俺の事を家族として見ていると公言してるし、断られるかもしれない」 』

『 エレン「もしミカサから拒絶されたら、俺はもう生きていけない」 』

拒絶するわけがない。

確かに私はエレンのことを家族として見ている。

エレンは私にとって弟であり、兄であり、夫であり、子であり、夫でもある。

しかし、もしエレンが私を女性として見ずにはいられないというのであれば、

それは望むところ…もとい、やぶさかではないというか望むところだ。

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12 23:51:22 ID:1FQmTj560

『 アルミン「きっとミカサもエレンのことを好きなんじゃないかなぁ」 』

『 エレン「気軽に言ってくれるな…」 』

それにしても作中のアルミンは気が回る、と思う。

実際のアルミンは非常に賢いが、この作中のアルミンのように

もっとエレンを焚き付けてくれても一向に構わないのだが。

などと考えながらも、私は心の中で作中のエレンとアルミンを応援していた。

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/12 23:55:29 ID:1FQmTj560

そんな時間も、然程長くは続かなかった。

数ページほど読み進めたあたりで、唐突に終わってしまったのだ。

一体何故、と一瞬動揺したが、すぐに思い直した。これはまだ執筆の途中なのだろう。

私は雑記帳を閉じて定位置に戻し、内容を思い返して感嘆の溜め息をついた。

ミカサ「これは、SS…というの。SS…素晴らしい、小説」

興奮が冷めやらない。本が好きだったアルミンの気持ちを、ようやく理解した気分だった。

もしここまでで終わってしまうのなら、私はとても悲しい気持ちになるだろう。

そこでふと思いついた。この筆者を応援するメッセージを書いておこう。

このSSに期待を寄せる読者の存在は、筆者の意欲を湧かせる一助になるかもしれない。

私はSSの続きが書かれても邪魔にならないよう、ページの脇に一筆を加えた。

『 このSSは素晴らしい。これからも続きを期待している。 』

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:00:21 ID:mRW2Jv1h0

数日後、あのメッセージに対して筆者からの反応があるかもしれないと思い、

雑記帳の後半ページに目を通すと、私の記載の下に何か書かれていた。

『 このSSは素晴らしい。これからも続きを期待している。



ミカサ乙 』

ミカサ「!?」ビクッ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:05:07 ID:mRW2Jv1h0

あれから私は、毎日雑記帳に続きが書かれていないか確認することが日課となった。

SSは数日に一度のペースで少しずつ加筆されており、

更新があった日は顔が綻ぶのを止められなかった。

『 アルミン「じゃあ、とうとうミカサに…」 』

『 エレン「ああ、腹を決めたよ。明日ミカサにこの気持ちを伝える」 』

『 アルミン「うん、きっとうまく行くよ」 』

『 エレン「アルミンがそう言ってくれるなら、心強いな」 』

あれから幾度かの更新を経て、作中の私とエレンの距離は徐々に縮まっていき、

次あたりの更新でとうとう告白か、という雰囲気になってからは、逸る気持ちを抑えきれず

一日に何度も更新を確認するほどに待ち遠しい日々が続いた。

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:10:09 ID:mRW2Jv1h0

そんな、ある日。

思いも寄らない事態が発生した。

私は知っていたはずだった。

100年壁が壊されなかったからといって、

今日壊されない保証などどこにもないように。

今まで私とエレンのSSが書かれたからといって、

今日これからも書かれる保証などどこにもないのだ。

知っていた、はずなのに。この時、私の心を支配したのは、絶望だった。

25: 忍法帖【Lv=18,xxxPT】(-1+0:15) 2013/06/13 00:15:23 ID:mRW2Jv1h0

いつものように続きを期待して雑記帳の後半のページを開いた私の目に飛び込んできたのは、

『 諸事情により、誠に遺憾ながらこのSSを終了します。ご愛読ありがとうございました。 』

という、この素晴らしいSSを終了する知らせと、

『 エレン「俺、アニに告白しようと思う…」 』

という、新しいSSだった。

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:18:52 ID:mRW2Jv1h0

『 ライナー「アニ、か。あいつは惚れたら一途そうだが…」 』

『 エレン「正直最初の壁が高すぎるとは思うけど、な」 』

『 ベルトルト「アニのほうは、エレンのことを憎からず思ってると思うよ」 』

『 エレン「そ、そうか? そうだといいんだが」 』

最初はわけがわからなかった。

まず理由がわからない。何故、あのSSを終了するのか。そして何故、アニなのか。

何故、何故、何故。突然すぎる。

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:21:01 ID:mRW2Jv1h0

『 ベルトルト「だけどエレン。ミカサはいいのかい?」 』

『 エレン「え? 何言ってんだよ。ミカサは家族だよ」 』

『 ライナー「確かにあそこまで距離が近いと、逆にそういう目では見られなくなるかもしれん」 』

『 ライナー「もし本当にミカサを家族としてしか見ていないなら、早めに距離を置くべきかもな」 』

次に怒りが湧いてきた。

アニは時々エレンと対人格闘訓練でペアとなり、格闘術を教示するという名目で

エレンにべたべた触れている許しがたい女だ。

しかもエレンの足に鋭い蹴りを入れて、悶え苦しむエレンを

うっとりした表情で見降ろして悦に入る生粋のサディストだ。

エレンが嫌うことはあれ、間違っても好きになるわけがない。いや、あってはならない。

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:22:28 ID:mRW2Jv1h0

もしや、この終了宣言と新しいSSは、元の筆者ではない誰かの悪戯ではないか。

そう思い何度も見返したが、私が見る限り、元の筆者と筆跡が同じようだ。

では、どういうことなのか。わからない。

筆者が私とエレンのSSを書くのに飽いてしまったのか。

そうだとすれば、私はこれからエレンとアニのSSが書き綴られて行くのを、

ただただ黙って見せつけられ、泣き寝入りしなければならないのか。

ズキン

頭が、痛い。

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:24:12 ID:mRW2Jv1h0

ズキン

まだた…また、これだ…

ズキン

また大切なものを失った。

ズキン

また、この痛みを思い出して…また…ここから、始めなければいけないのか…

この世界は、残酷だ…

( 『 エレン「俺、ずっとミカサのこと…」 』 )

そして…とても美しい。

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:27:07 ID:mRW2Jv1h0

(戦え!!)

ミカサ「!」

唐突に、エレンの声が頭の中に響いた。

(戦え!!)

ミカサ「エレン…!」

戦え? 一体、何と?

(戦わなければ勝てない…)

私ははっとした。

そうだ。私とエレンのSSの終了を伝える筆者の記述には、確かにこうあった。


『誠に遺憾ながら』

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:29:07 ID:mRW2Jv1h0

筆者が唐突な行動に至ったのは、筆者の本意ではないのではないのか。

何者かに脅迫され、止むなく方針を転換させられた結果なのではないか。

筆者は私とエレンのSSを書きたいのにも関わらず、

あのおぞましいSSを無理やり書かされているのではないのか。

( 『 エレン「俺、ずっとミカサのこと…」 』 )

もしこの考えが正しければ、私がすべきことは泣き寝入りなどではない。

私とエレンのSSの終了を目論んだ罪は重い。然るべき報いを与えねば。

私は、筆者を脅す存在と筆者を特定し、続きを書くよう説得することを決意した。

(『 ライナー「もし本当にミカサを家族としてしか見ていないなら、早めに距離を置くべきかもな」 』)

そして、ひとまず明日の対人格闘訓練はライナーと組もうと心に決めた。

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:32:34 ID:mRW2Jv1h0

それから私は食事のたび、雑記帳の周りに気を向けた。

基本的に訓練兵が食堂に集まるのは食事の時のみであるためだ。

食堂の清掃時も数人の訓練兵がいるが、その際には教官側の人間もおり、

その状態で清掃を放ってSSを書くのは難しいだろう。

それに、そもそも私も清掃を行っているはずなので、

その時間は常に雑記帳を見張る事はできない。

しかしそんな私の行動も空しく、

雑記帳の後半ページに何かを書き込もうとする人は見つからなかった。

にも関わらず、あの不愉快なSSは着々と更新されていった。

これでは、いけない。

もっと能動的に、こちらから働き掛ける必要がある。

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:34:28 ID:mRW2Jv1h0

ミカサ「アニ」

アニ「…ミカサ? 何さ」

私は夕食後にアニを掴まえて、探りを入れてみることにした。

ミカサ「あなた。最近、何か後ろめたいことはしていない?」

アニ「は?」

ミカサ「例えば、誰かを脅迫するとか」

アニ「何いきなり人聞きの悪い事言ってんだ。そんな事するわけないだろ」

ミカサ「…」

さり気無く核心を付いた質問をしたが、アニには動揺した気配はなかった。

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:36:03 ID:mRW2Jv1h0

ミカサ「じゃあ、実はあなた、エレンのことが気になっている、とか」

もし筆者を脅してエレンとアニのSSを書かせようなどと考える者が居るとすれば、

その容疑者の筆頭は、必然的にアニということになる。間違ってもエレンではない。

そして、もしアニがエレンとアニのSSを書かせたかったとするならば、

アニはエレンに気がある、ということになるのではないか。

アニ「そりゃアンタだろ。訓練のしすぎでついに頭がおかしくなった? ああ、妄想のしすぎか」

アニの浮かべた皮肉げな笑みに、少しいらついた。

しかし、やはり動揺は欠片も見られない。

あの新しいSSはアニとは関係ないのか、と諦めかけた時。

アニ「まったく何言ってんだか。SSの読み過ぎだね」

アニが聞き捨てならないことをぬかした。

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:37:44 ID:mRW2Jv1h0

ミカサ「SSの、読み過ぎ?」

アニ「ッ!」

普段無表情で無愛想なアニが一瞬だけ、しまった、という顔を見せた。

ミカサ「あなたはSSの存在を知っている」

アニ「…し、知らないね。何だそれ」

ミカサ「確かに聞いた」

アニ「…」

やはりアニはあのSSと関係があると、私は確信を得た。

ミカサ「あなたが、私とエレンのSSをやめさせるよう仕向けたの?」

アニ「…」

ミカサ「もしそうなら、今すぐ前のSSを更新するべきだと書いている人に説得して」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:38:49 ID:mRW2Jv1h0

そう言った途端、アニはハッとして、すぐにニヤリと笑った。

アニ「なんだ。アンタ、書いてるヤツ知らないのか」

ミカサ「! あなたはあれを誰が書いているか、知っているの」

アニ「さあね。そもそも何のことかわからないな」

ミカサ「それは誰。教えて」

アニ「さて、明日も大事な訓練だ。今日は疲れたし、早めに休まなきゃね」

ミカサ「アニ! 待て」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:39:24 ID:mRW2Jv1h0

結局あの後、アニからは筆者を特定する情報は得られなかった。

アニの挙動に注意し、脅迫行為をさせないように出来たとしても、

筆者への説得が出来なければ、あのおぞましいSSの更新を止めさせることはできない。

ともかく、一刻も早く今のSSを終了させ、前回のSSを再開させなくてはならない。

私は雑記帳の後半ページ、今のSSの更新を邪魔するようすぐ下に、筆者に対するコメントを記載した。

『 このようなSSは誰も求めてはいないと思う。

ので、早急に、登場人物を変更して書き直すべき。

ちなみに、前回のSSは完結していない、途中でやめるのはよくないと思う。 』

次の日、私の全員の気持ちを代弁した注意書きの下には、こう書かれてあった。

『 ↑ アッカーマン訓練兵、配置に戻れ! 』

ミカサ「!?」ビクッ

47: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】(-1+0:15) 2013/06/13 00:40:52 ID:mRW2Jv1h0

あれからエレンとアニのSSは更新の頻度は激減した。

そのこと自体は非常に喜ばしいことだ。

が、しかし、最初にあった私とエレンのSSが再開されることもなかった。

あの後から、雑記帳には見るに堪えないSSが次々と開始されたのだ。

『 エレン「俺は食欲旺盛な女の子って魅力的だと思うぜ」 』

『 エレン「ミーナしか見えない」 』

『 ライナー「結婚しよ」 クリスタ「え、やだ気持ち悪い」 』

『 ミカサ「ジャン…私あなたこと」 ジャン「それ以上はいらない、わかってるさ」 』

もはやこれらはSSとは呼べない。何故なら全く素晴らしくない。

それに、エレンはこんなこと言わない。

エレンは非常に一途な性格であり、誰彼構わず惚れては告白するような軽薄な人ではないのだ。

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:42:58 ID:mRW2Jv1h0

この食欲旺盛な女、というのはおそらくサシャのことだろう。

エレンはサシャを食べ物に関して意地汚い女だと思っている。

それは正鵠を得ている。

とりあえず芋かパンさえ与えておけば、放屁だろうが脱糞だろうが

どんな濡れ衣でも喜んで被るだろう。

そんな卑しい芋女には、エレンは魅力を感じない。

ミーナとエレンは大して接点が無い。

いつも一緒にいる私がそうなのだから、エレンもそうだ。

ので、ミーナなんて別に何とも思っていない。目に入ってすらいない。

あなたのことなど見てはいない。

今のエレンは、巨人を絶滅させることと、外の世界を冒険することと、私以外は目に入らないのだ。

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:45:01 ID:mRW2Jv1h0

このような駄文が貴重な雑記帳の後半ページの余白を

消費していく今の状態は非常に問題がある。緊急事態だ。

手段を選んでいる余裕はない、何としてでも筆者を見つけ出さなければならない。

雑記帳は基本的に訓練兵のためのものであり、かつ内容が内容であるので

教官側の人間があのSSを書いているとは考えにくい。

そして、訓練兵が食堂に入る時間帯は常に私が雑記帳に近付く人間に注意を向けているが、

それらしい動きを見せた者は居なかった。

つまり筆者が訓練兵の内の誰かだとすれば、SSを書くことが出来るのは就寝時刻しかない。

私は就寝時刻後に抜け出して、雑記帳を見張ることに決めた。

ちなみに最後の、私が登場するSSモドキは、私の名前を全てライナーに修正しておいた。

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:48:31 ID:mRW2Jv1h0

ミカサ「アルミン、だったの」

アルミン「ミカサ…」

数日間の寝不足を覚悟して、深夜の食堂に張り込んでいたが、

幸いにも筆者は初日に姿を現した。

後になって気付いたが、よくよく考えれば、私は訓練兵となってから過去の事についてあまり誰かに話した覚えがない。

あのSSは私とエレンについて詳しい人間にしか書けなかっただろう。

ミカサ「アルミン…何故」

あんなSSを書いているの、と続けようとしたが、

アルミンには私がここにいた理由がわかっているようだった。

アルミン「最初は、なんというか、胃痛の原因の軽減のために書き始めたんだ」

アルミン「あんな風に2人の関係が変わっていけば、もう色んな心配をする必要がないなって」

アルミン「それにもしエレンがあのSSを読んで、ミカサのことを意識してくれればって思って」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:49:48 ID:mRW2Jv1h0

アルミン「でも、内容的にエレンとミカサのことに詳しすぎたみたいで。それでアニにバレて」

アルミン「アニに私のSSを書けって脅されて、仕方なく…」

ミカサ「…」

アルミン「何故かアニの脅迫はその後無くなったけど、いつの間にかみんなにもバレてて」

ミカサ「もういい、アルミン」

アルミン「ミカサ?」

ミカサ「そんなやつらの言うことなんて聞くことない。もうそんなSSは書かなくても良い」

私とエレンのSSの続きさえ書いてくれれば、それでいい。

アルミン「…ありがとう、ミカサ」

アルミン「胃痛の軽減のために始めたのに、今はそれすら胃痛の原因になっちゃってて正直言って、辛かったんだ」

アルミン「でもミカサがそう言ってくれるなら、もうSSを書き続けなくても良くなるかもしれない」

アルミン「いや、ここではっきりしないとダメだね。もうSSを書くのはやめるよ! 僕の意思で!」

ミカサ「何を言ってるの」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:52:07 ID:mRW2Jv1h0

アルミン「…え?」

ミカサ「あのSS…最初の、は、まだ完結していないでしょ?」

アルミン「あ、あのミカサ、何を言って」

ミカサ「何事も、途中でやめるのは良くない。せめて、最初のSSだけでも完結させるべき」

アルミン「ミ、ミカs」

私はアルミンの横に立ち、心を落ち着かせるようゆっくりと

優しく肩に手を置いて、心を込めて説得の言葉を吐いた。

ミカサ「あのSSを書き始めたのは…あなたでしょ?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 00:56:14 ID:mRW2Jv1h0

アルミン「ヒィッ! ぼっ、僕は…!」

ミカサ「アルミン」

アルミン「僕はもう、限界なんだ! もう無理なんだよ!」

ミカサ「アルミン」

アルミン「ミ、ミカs」

ミカサ「アルミン」

アルミン「…」

ミカサ「アルミン」

ミカサ「アルミン」

アルミン「わ、わかぃ…わかりまひた…書きます…書かせて、くださ…ウッ」

ミカサ「ありがとう。わかってくれて私も嬉しい」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 01:02:01 ID:mRW2Jv1h0

アルミンが説得に応じてくれた日の翌日の昼、遂に私とエレンのSSが更新されていた。

何故かアルミンは朝から医務室で休養していた為、更新も容易だったのだろう。

しかし、その内容は余りにも酷いものだった。

『 エレン「やっぱり俺は、巨人を駆逐し尽くすまで云々」 』

『 ミカサ「エレン…」 』

『 エレン「だから、ミカサ。人類が巨人に勝利する日が来たら、その時はーー」 』

『 ~ fin ~ 』

なんだこれは。ふざけるな。

確かに、数ある他のたわけたSSと比較すれば、ましな結末かもしれない。

しかし、だ。エレンはもう既に私に告白する寸前まで行っていたのだ。

エレンの心変わりは最早洗脳されたようではないか。あの流れで、この展開はない。

今までの経緯で膨らみきった私の期待は、大きく裏切られた。この怒りは、どこへぶつければよいのか。

それがわからない私には、午後の対人格闘訓練の相手をライナーにすることしかできなかった。

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 01:05:49 ID:mRW2Jv1h0

ミカサ「アルミン」

アルミン「ヒイィ!」

医務室にいるアルミンにSSの書き直しをさせようと、声を掛けた時。

アルミンは、ハンネスさんが初めて巨人と対峙した後と同じ表情をしていた。

ダメだ、考えることを放棄してる。考えることが怖いの?

この様子では、アルミンに書き直させたとしても、最早期待はできない。

しかし、他の誰かに書いてもらおうにも、それほどの文才を持った知り合いには心当たりがない。

ましてや、あのレベルのSSを期待するからには、私とエレンについて良く知っている必要がある。

一体どうすれば。私にはアルミンの他に私とエレンに詳しい知り合いなんて…

そこまで考えた時、私の頭に思い掛けない名案が浮かんだ。

私とエレンの素晴らしいSSが誰にも書けないのであれば。

私が、書けばいい。

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 01:07:48 ID:mRW2Jv1h0

その日の深夜、私は食堂に忍びこみ、雑記帳に自分の想いを綴った。

私はこういった創作文章を書いたことはなかったが、

筆が止まらないとはこのことか、と思える程すんなりと書き上がった。

ミカサ「このSSは素晴らしい」

本当に素晴らしい出来だった。

エレンが私への告白を遂げ、私がその想いに応える。

そして2人が結ばれ、手と手を取り合って歩む輝かしい将来がそこにはあった。

これぞSS、と呼ぶに相応しい。

このSSを読む人がいれば、誰もがこの2人の関係を羨むことだろう。

私は今まで感じたことのない種類の充実感に包まれながら筆を置き、宿舎へと足を向けた。

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 01:11:20 ID:mRW2Jv1h0

数日後、久しぶりに雑記帳を開き、あの私が書いた傑作のSSを読み返した。

『 エレン「ミカサ、好きだ」

ミカサ「私も好き」

二人は両想いだった。

ので、二人は幸せな家庭をつくり、とても幸せに暮らした。おわり 』

そして、私の素晴らしいSSの下にはこう書かれてあった。

『 ミカサ乙 』

おわり

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。九つの巨人の一つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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サシャ・ブラウス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

サシャ・ブラウスとは「進撃の巨人」シリーズの登場人物であり、主人公エレン・イェーガーと同じ調査兵団に所属している女性。頭はあまり良くないが、並外れた身体能力と勘の良さは周囲からも認められている。狩猟を生業とする村の出身であるため、食べ物には目がなく食料庫からよく盗みを働いていた。方言で話すことに抵抗があるため他人には敬語で話す。天真爛漫で非常にマイペースな性格の持ち主である。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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