東雲(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

東雲(しののめ)とは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、“東人民共和国のエリートスパイ”を自称する男。
前歴と本名は不明。東雲は暗号名で、東人民共和国で暗躍する西国の敏腕スパイ黄昏に対抗して自ら名乗ったもの。スパイとして受けた初任務で偶然その黄昏とニアミスし、徹頭徹尾迂闊で残念な醜態を晒し、かつその問題をまったく認識しておらず、呆れるを通り越して「何かの罠なのか」と黄昏を困惑させた。スパイを職業としながら自分の名を売ることを第一に考え、新聞に名前が載ることを夢見ている。

東雲(SPY×FAMILY)のプロフィール・人物像

東雲(しののめ)とは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、“東人民共和国のエリートスパイ”を自称する男。
前歴と本名は不明。東雲は暗号名で、東人民共和国(オスタリア)で暗躍する西国(ウェスタリス)の敏腕スパイ黄昏(たそがれ)に対抗あるいはあやかって自ら名乗ったもの。

スパイとして受けた初任務で東人民共和国屈指の名門イーデン校に忍び込み、そこで偶然黄昏とニアミスする。この時黄昏はオペレーション<梟>(オペレーションストリクス)という長期任務を遂行中で、奇しくも同じく「生徒たちの中間テストの答案の改竄」を目的としていた。
しばらく様子を見ようと考えた黄昏から密かに尾行される中、徹頭徹尾迂闊で残念な醜態を晒し、しかも自身では何が問題かを全く認識しておらず、彼を唖然とさせる。呆れるを通り越して「むしろ何かの罠なのか」と困惑させるも、自身の任務のために騒ぎを起こすわけにはいかない黄昏のサポートを受けて、首尾よく依頼を達成する。

スパイを職業としながら自分の名を売ることを第一に考え、新聞に名前が載って世間から評価されることを夢見ている。

東雲(SPY×FAMILY)の来歴・活躍

初めての依頼

イーデン校に潜入する東雲。

グルーマン製薬の社長の息子であるジョージ・グルーマンは、経営難に陥った父の会社がデズモンドグループに吸収されるという話を聞いてしまい、自分たち一家の裕福な暮らしもその時に終わってしまうのだと戦々恐々としていた。
偶然盗み聞きの形になった体裁の悪さもあって家族に相談できず、1人で苦悩した末に、ジョージは「東人民共和国屈指の名門イーデン校に通うデズモンド家のデミトリスとダミアンの兄弟がテストで赤点を取れば大騒ぎとなり、会社の九州の話も無くなるのではないか」と考えるようになる。

デミトリスは校内屈指の優等生で、ダミアンもまた兄のような存在になろうと努力を欠かさない少年だった。何もしなければ彼らが赤点を取ることはありえないと判断したジョージは、「スパイを雇い、イーデン校に忍び込ませてデズモンド兄弟の答案用紙を改竄させよう」と思い立ち、お小遣い3か月分を使ってそのための人材を探す。
どのようなツテを辿ってか、この依頼を引き受けたのが東雲である。厳重に警備されたイーデン校に忍び込み、バレないように生徒の答案を書き換えるという難しい内容だったが、東雲は「自分の伝説の始まりにはちょうどいい」と謎の自信と共に初任務に臨んでいく。

初任務の行方

気付かぬ内にニアミスしていた黄昏の介入により、東雲の初任務は失敗に終わる。

かくしてイーデン校に潜入した東雲だが、この時別人のものではあるが同じく「答案用紙の改竄」を目的に同校に忍び込んだ者がいた。東雲が一方的にライバルと見なしている、西国の敏腕スパイ黄昏である。この時オペレーション<梟>を遂行中だった黄昏は、任務のために養護施設から引き取ったアーニャという少女を自分の娘としてイーデン校に通わせており、彼女が赤点を取って落第しては困ると答案を書き換えようとしていたのだった。
そんな黄昏の存在には気付かず、目的をほぼ同じくする者がいるとは思いもよらない東雲は、時に窓ガラスを叩き割り、時に石膏像を落として警備員に見つかったり、とてもスパイを名乗る人間とは思えない失態を重ねていく。下手に騒ぎを起こすのはマズいと様子を見ていた黄昏は、自分の目的のためにも東雲が警備員に捕まるようなことがあっては困ると、「アイツは本当にスパイなのか」と呆れるを通り越して困惑しながらもこれをサポートする。

黄昏に助けてもらっているとは気付かぬまま、答案用紙がしまってある倉庫へと辿り着いた東雲は、早速デズモンド兄弟の答案を改竄。あとは撤収するのみとなったところで、「自分の仕業だと分かるようにしてやろう」と答案にサインを残そうと考える。さすがに我慢できなくなった黄昏に「スパイが痕跡を残すな」とツッコまれ、ようやくずっと尾行されていたことに気付くも、「見なかったことにする」という彼の提案を一蹴して「自分の活躍を喧伝しろ」と要求。呆れ果てる黄昏を残してその場を立ち去る。
その後黄昏は、アーニャが赤点を自力で回避していたことを確認して安堵した後、余計な波風を起こされても困るとしてデズモンド兄弟の答案を元の状態に修正。東雲の初任務は失敗に終わるのだった。

東雲(SPY×FAMILY)の関連人物・キャラクター

ジョージ・グルーマン

任務の依頼主。グルーマン製薬の社長の息子で、父の会社がデズモンドグループに吸収されるという話を聞いてしまい、騒ぎを起こしてこれをうやむやにしようと考え、お小遣い3か月分の金で東雲を雇う。
実際にはグルーマン製薬のデズモンドグループへの吸収は「経営陣以外は据え置きで、社長であるジョージの父も研究員という形で会社に残し、生活への影響はほぼ無い」という恩情に満ちたもので、ダミアンたちを陥れようとしていたことがクラスメイトたちに発覚した後でこの事実を知り、周囲から白い目で見られることとなる。

renote.net

ロイド・フォージャー/黄昏(たそがれ)

西国諜報機関WISE(ワイズ)屈指の敏腕スパイ。黄昏はコードネームで、任務によって様々な名前と立場を使い分けている。現在はオペレーション<梟>という長期任務を遂行中で、「ロイド・フォージャー」はその中で使っている名前。
養護施設から引き取ったアーニャという少女を自分の娘ということにして、オペレーション<梟>の遂行のためにイーデン校へと送り込む。彼女が赤点を取って落第するのではないかと心配し、答案の改竄のためにイーデン校に忍び込んだ際、たまたま同じく答案のしまってある倉庫を目指していた東雲と遭遇する。

東雲のスパイとすればあまりにお粗末な手並みに、呆れを通り越して「何かの罠か、そうでなければ高度な作戦なのか」と困惑するも、騒ぎを起こされては困るという理由から渋々彼をサポート。アーニャが自身の努力で赤点を回避していることを知って安堵すると共に、余計な波風を起こされては困ると改竄されたデズモンド兄弟の答案を修正。東雲の初任務を大失敗に終わらせた。
イーデン校への潜入中は、ずっとフィーマンという教師に変装しており、素顔は一度も晒していない。東雲の正体については「デズモンドの敵対企業か政敵が雇ったスパイ」だと推測しており、彼から一方的にライバル視されていたことはまったく知らない。

renote.net

ダミアン・デズモンド

イーデン校の1年生。東人民共和国の要人ドノバン・デズモンドの次男で、ジョージのクラスメイト。
東雲と直接の面識はないが、ジョージからの依頼で答案を勝手に書き換えられてしまい、危うく赤点を取るところだった。

renote.net

デミトリス・デズモンド

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フィオナ・フロスト/夜帳(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

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フィオナ・フロスト(コードネーム:夜帳)は、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、西国諜報機関WISEに所属する女スパイ。 怜悧冷徹にして職務に忠実な人物で、スパイとして高い実力を持つ。しかし実は物語の中心人物の1人でスパイとしての先輩に当たるロイド・フォージャーに熱烈な恋心を抱いており、彼の関心を買うことを第1の目標としている。ロイドが任務のために疑似家族を作った際、自分以外の女性が彼の妻役を演じることに納得できず、その座を射止めたヨル・フォージャーに猛烈な敵愾心を抱く。

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ユーリ・ブライア(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーリ・ブライア(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーリ・ブライアとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、作中の中心人物の1人であるヨル・フォージャーの実弟。 幼い頃から親代わりに育ててくれた姉のヨルを慕い、熱烈なシスコンへと成長する。それだけにそのヨルの夫であるロイドには非常に辛辣で、2人の結婚を祝福するどころかまったく認めていない。一方、普段は東人民共和国の国家保安局の一員として働いており、思想犯や西国への協力者を厳しく取り締まるという、フォージャー家の人々の前では見せない非情な一面を持つ。

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