ゴールデンスランバー(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

『ゴールデンスランバー』の概要

『ゴールデンスランバー』とは、2010年1月に公開された、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。日本の小説家、伊坂幸太郎が書いた小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』は、2008年の本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞している。

『ゴールデンスランバー』のストーリーは、仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が大学時代の友人の森田森吾(もりたしんご)に久しぶりに会ったのをきっかけに、金田(かねだ)総理大臣殺人事件の犯人に仕立て上げられていく。警察に追われる中、青柳雅春はいろいろな人に助けられながら仙台中を逃亡する物語。

映画の主題歌は『Golden Slumbers』、エンディングテーマは『幸福な朝食 退屈な夕食』で、シンガーソングライターの斉藤和義が歌っている。映画監督は中村儀洋、脚本は中村儀洋、林民夫、鈴木謙一が担当している。2018年2月に韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開され、主演はカン・ドンウォンである。韓国映画版には原作にない登場人物がたくさん出演した。

『ゴールデンスランバー』のあらすじ・ストーリー

青柳雅春、大学生時代の友人の森田森吾にハメられる

車の中でスーツの森田森吾と釣りの恰好をした青柳雅春が話をしている様子

デパートのエレベーターに東京に単身赴任中の樋口伸之(ひぐちのぶゆき)と妻の晴子(はるこ)、小さい娘の七美(ななみ)が乗り込む。帽子をかぶった男がエレベーターに先に乗っていた。樋口家族は3階で降りる。少し遅れて七美がエレベーターの方から駆けてくる。二日前にさかのぼる。金田貞義(かねださだよし)首相は仙台で凱旋パレードをすることになっていた。仙台に住む宅配ドライバーの青柳雅春(あおやぎまさはる)は2年前にアイドルの凛香(りんか)が暴漢に襲われているのを助けた。その事件はマスコミに取り上げられ、現在も青柳雅春は英雄として仙台で知られていた。凱旋パレードが行われる日、青柳雅春は森田森吾(もりたしんご)と釣りに行く約束をしていた。大学時代、青柳雅春、森田森吾、通称カズと呼ばれている小野一夫(おのかずお)、晴子は同じサークル仲間でいつも一緒だった。森田森吾が運転する車に乗った青柳雅春は、ペットボトルの水を飲むように勧められる。青柳雅春の目が覚めると森田森吾が運転をしながら、大学時代に4人でよく聞いた、ビートルズのゴールデンスランバーを聞いていた。森田森吾は青柳雅春が飲んだペットボトルの水には睡眠薬が入っていたと説明する。森田森吾の妻がパチンコで借金を作り返済に困っていた時に、青柳雅春を車に乗せて午後12時半まで車の中で眠らせれば、借金をなしにするという話をもちかけられていた。「誰か、接触してこなかったか?」と森田森吾に聞かれた青柳雅春は、最近、マンガ喫茶で出会い、ラジコンヘリで遊ぶ仲の井ノ原小梅(いのはらこうめ)を思い出す。「おまえ、オズワルドにされるぞ。たぶん、パレードの最中に金田貞義首相は暗殺される」と森田森吾は言った。ふたりを乗せた車の後方では、金田貞義首相のパレードが車道で行われていた。その時、爆発音がする。「この車にも爆弾が仕掛けられている、逃げろ!」と森田森吾に言われて青柳雅春は車を降りる。警察官が近づいてきて、青柳雅春に向かって威嚇射撃をした。逃げる青柳雅春が振り返ると、森田森吾が乗る車が爆発した。わけがわからない青柳雅春は路地に入り逃げた。

青柳雅春、金田貞義首相爆破事件の犯人にされる

青柳雅春は逃亡中に井ノ原小梅から遊びの誘いの電話を受けて、彼女のアパートの部屋に行く。しかし、彼女はいなかった。部屋のテレビをつけると、金田貞義首相爆破事件のニュースが報道されていた。爆発の直前に金田貞義首相の頭上にラジコンヘリが飛んでいた映像が流れる。そこに、井ノ原小梅から携帯電話に電話があり、「私の部屋にいる?」と聞かれる。青柳雅春は「いる」と返事をして電話を切った後、部屋を出て向かいにあるマンションの屋上に行く。そこから井ノ原小梅の部屋を見ていると、彼女の部屋に警察官が突入するのが見えた。金田貞義首相が死亡。会見を開いた宮崎県警の大杉憲治(おおすぎけんじ)本部長、警視庁の佐々木一太郎(ささきいちたろう)警視正は仙台を封鎖して事件捜査をすることを報告する。家電店にあるテレビで警察の会見を見た青柳雅春は、テレビ放送を見るためにPSPとワンセグチューナーを買った。次に青柳雅春は小野一夫にバス停で電話をかけた。バス停にいる通りすがりのカナエとケンジの会話から、金田貞義首相爆破事件でバスが動いていないことを知り、青柳雅春はカナエたちの車に乗せてもらう。車に乗って出発したすぐ後に、バス停に黒スーツの男たちが現れる。青柳雅春は車を降りて、小野一夫のマンションの部屋に行く。電話がかかってきた小野一夫は、青柳雅春に「彼女が来るから、近くのファミレスで待っていてほしい」と言った。青柳雅春がファミレスにいると、黒い車から黒スーツの男たちが降りてくるのが見える。青柳雅春はファミレスの裏口から逃げようとしたが、そこにいた黒スーツの大串(おおくし)がライフル銃で撃ってくる。青柳雅春は車の陰に逃げ込み、小野一夫に電話をかけた。「逃げろ!」と小野一夫が言うと、彼のそばにいた佐々木一太郎警視正が携帯電話を取り上げて、「マンションに今から来るか、警察に出頭するか、選ばせてやる」と言った。小野一夫のマンションの部屋に青柳雅春が行くと、佐々木一太郎警視正と気絶させられた小野一夫がいた。青柳雅春は警察車両に乗せられ、「指名手配される前に警察に出頭すれば、同情的に見えるように情報を操作してやる」と佐々木一太郎警視正に言われる。運転席を見るとさっき自分にライフル銃を撃ってきた大串がいた。その時、白い車が警察車両と正面衝突する。白い車から連続刺殺事件の犯人のキルオが降りてきて、大串の肩にナイフを刺して「びっくりした?」と聞いた。その隙に青柳雅春は佐々木一太郎警視正たち警察から逃げる。

青柳雅春、連続刺殺事件の犯人キルオと逃走

数時間後、青柳雅春は全国の指名手配犯にされる。ネットカフェで青柳雅春は自分のニュースを見ていた。キルオが青柳雅春の所に来て、「お兄さん、金田貞義首相を殺したの? 握手してください」と手を差し出す。青柳雅春はキルオと一緒にネットカフェを出る。キルオが連続刺殺事件の指名手配犯の似顔絵を見て「似てないよね」と言った。連続刺殺事件の犯人がキルオだとわかる。現在、鎌田昌太(かまたしょうた)と息子の昌夫(まさお)はバイクで日本一周の旅の最中だった。鎌田親子がいなくなった家にキルオは住んでいた。元々、総理大臣には金田貞義首相ではなく、最有力候補の海老沢克男(えびさわかつお)幹事長がなると言われていた。そのため、金田貞義は政界でうとまれていた。キルオは自分がお湯を入れたカップラーメンを食べた青柳雅春を見て、「毒が入ってるかも」と言った。「オレの残りの武器は人を信じることだ」と青柳雅春は言ったが、カップラーメンには睡眠薬が入っていた。「いい案を思いついた、連絡する」と言ってキルオはどこかに行った。眠りに落ちた青柳雅春は草むらにあるボロ車に晴子を呼んで、告白をした大学時代の夢を見ていた。半日前にさかのぼる。現在、元恋人の晴子は樋口伸之と結婚して、七美という娘がいた。金田貞義首相爆破事件を樋口晴子はニュースで知る。単身赴任中の夫が妻と娘の心配をして、今週末に仙台に戻ってくることになる。数時間後にニュースの続報が入り、青柳雅春が全国で緊急指名手配されたと情報が流れる。樋口晴子は携帯電話に出た女性から小野一夫が入院したことを知り、七美と一緒に仙台病院センターに行く。離婚していた小野一夫は鶴田亜美(つるたあみ)という子持ちの女性と付き合っていた。鶴田亜美の息子の鶴田辰巳(つるたたつみ)は七美と同じくらいの年だった。鶴田亜美の話によると、自分がマンションに行くと小野一夫が倒れていた。小野一夫は少しだけ意識があり、何があったかを鶴田亜美に話した。地元の警察官の近藤守(こんどうまもる)が小野一夫の暴行事件で病院に来ていた。病院のロビーには入院患者の保土ヶ谷康志(ほどがややすし)と田中徹(たなかとおる)がいた。「逃げるとしたら、下水道を使うね」と保土ヶ谷康志が言う。「下水道は汚水が流れているのでは?」と田中徹が言うと、「下水道には2種類あって、雨水を集める下水道と汚水が流れる下水道がある」と下水道にくわしい保土ヶ谷康志が言った。テレビのニュースでは大学時代に青柳雅春が轟煙火という花火屋でバイトをしていた情報が流れていた。轟煙火の社長の轟静夫(とどろきしずお)がテレビに映り、「金田貞義首相が殺害された爆弾の黒色火薬は、轟煙火から手に入れた火薬ではないか?」とマスコミが質問すると、「うちはきちんと保安管理をしています」と答えた。

青柳雅春、加茂団地人質事件を起こす

加茂団地で人質騒動を起こした、ナイフを持った青柳雅春と人質の岩崎英二郎

逃亡してから2日目。仙台運送で働く岩崎英二郎(いわさきえいじろう)はネットで段ボールの集荷予約があった、現在は使われていない雑居ビルの事務所に行く。隠れていた青柳雅春が姿を現す。岩崎英二郎は青柳雅春の無実を信じていた。青柳雅春は仙台運送の配達トラックの荷台に乗る。PSPで金田貞義首相爆破事件のニュース番組を見ると、青柳雅春が犯人だという証拠の映像が次々と流れていた。しかし、青柳雅春本人は身に覚えのないことだらけだった。青柳雅春は2年前に暴漢から助けたアイドルの凛香にお礼をされた時のことを思い出す。ひと晩中、青柳雅春は凛香とテレビゲームの格闘ゲームで遊んだ。その時、凛香が「腕のいい整形外科医が仙台に来ているらしい」と話した。青柳雅春はその腕のいい整形外科医が自分の影武者を作った可能性を考えた。打開策として青柳雅春はKHBテレビのプロデューサーの矢島に電話をする。青柳雅春本人だと名乗るいたずら電話を何人も受けていた矢島は、「本人だという証拠を見せろ」と言った。「加茂団地で騒動を起こす」と言って青柳雅春は電話を切る。岩崎英二郎を人質にして青柳雅春は加茂団地に逃げ込む。拳銃を構えた警察官に囲まれた青柳雅春は「撮影されてるぞ!」と言った。警察官たちは野次馬たちが携帯電話で動画を撮っているため、撃つことができない。警察官たちが野次馬たちに気を取られている隙に青柳雅春は逃げる。その様子を見ていたプロデューサーの矢島は青柳雅春が本人だと信じる。

青柳雅春、大学生時代の思い出のボロ車で逃走

ボロ車の運転席で車のエンジンがかかり、泣きそうになる青柳雅春の様子

大学時代、青柳雅春と晴子の交際は小野一夫と森田森吾も知っていた。晴子は青柳雅春に不満があったわけではなかったが、樋口晴子の方から青柳雅春に別れを切り出し、ふたりは別れた。加茂団地での人質騒動をテレビのニュースで見た樋口晴子は、カー用品店に行き車のバッテリーを購入する。それを持って、樋口晴子は娘の七美を連れて青柳雅春に告白された、ボロ車が置きっぱなしの草むらに向かう。鷲津(わしづ)刑事が樋口晴子と娘の七美を尾行していた。自転車に乗ったキルオが鷲津刑事に近づき、ナイフで刺して「びっくりした?」と言った。鷲津刑事は死ぬ。青柳雅春が草むらに行くと今でもそのボロ車はあった。ボロ車の前輪に隠してあった鍵でドアを開けて中に乗り、エンジンをかけようとしたがかからない。青柳雅春は【オレは犯人じゃない】というメモを残して、車から降りて歩いていった。少ししてキルオからもらった携帯電話が鳴り青柳雅春が出ると、電話の相手はキルオだった。「後から人が来てバッテリーを交換してた。車、動くんじゃないですか」と言われた青柳雅春は草むらにあるボロ車に戻り、運転席に座る。さっき書いた【オレは犯人じゃない】という自分のメモに、【だと思った】という文字が書いてあった。車のエンジンがかかり、青柳雅春は泣き出す。「仙台病院センターにあなたの偽物が入院しているから、捕まえればいい」とキルオに言われた青柳雅春は、ボロ車で病院に行く。キルオが先回りをして待っていた。キルオは「腕のいい整形外科医に顔を整形してもらった」と話す。青柳雅春の偽物が入院していると聞いた病室には拳銃を握った男の死体があった。偽の情報で呼び出し、青柳雅春を殺そうとした罠だった。キルオは壁を背に座り込む。キルオの腰からは血が染み出していた。死体の男を殺す時にキルオは男に腰を撃たれていた。「なぜ、オレを助けた?」と青柳雅春に聞くと、「気まぐれで助けようと思ったのが運のつきだった。あー、びっくりした」と言ってキルオは笑って死んだ。病室を出た青柳雅春は入院患者の保土ヶ谷康志に出くわす。保土ヶ谷康志は青柳雅春が金田貞義首相爆破事件の指名手配犯だと気づく。青柳雅春を犯人だと思わなかった保土ヶ谷康志は自分の連絡先を渡す。青柳雅春が仙台病院センターから出ていくのと入れ替わりに、樋口晴子が病院に入っていく。小野一夫の意識が戻り、何があったのかを話す。小野一夫は金田貞義首爆破事件が起きたすぐ後に、青柳雅春から連絡があったら警察に通報するように言われていた。青柳雅春が訪ねてきたのでファミレスに行かせ、自分は殴られたと話した。

青柳雅春、花丸マークのマンホールで生き延びる

下水道の雨水管から広瀬川に飛び込んだ青柳雅春を助けた、帽子をかぶったアイドルの凛香と運転席にいるマネージャー

日が暮れる頃。青柳雅春は交番勤務の児島安雄(こじまやすお)巡査に見つかり、とっさに柔道の大外刈りをかける。青柳雅春は児島安雄巡査を拘束してボロ車の後部座席に押し込む。「信じてもらえないかもしれないけれど、俺は犯人じゃない」と青柳雅春は言った。青柳雅春がPSPでテレビ放送を見ていると、埼玉にいる実家の両親の青柳平一と照代(てるよ)が映る。父親の青柳平一は「雅春は犯人じゃない」と言い、「逃げろ」とカメラに向かってテレビを見ているかもしれない息子に言った。その様子をテレビで見た青柳雅春は泣きそうになるが、ボロ車の後部座席に転がっている児島安雄巡査の方が先に泣き出す。父親の青柳平一は正義感が強く、昔から痴漢が大嫌いだった。子供の頃、青柳雅春に【痴漢は死ね】という言葉を書き初めで書かせたほどだった。青柳雅春は仙台病院センターに入院している保土ヶ谷康志の携帯電話に電話をする。病院側では七美によって、母親の樋口晴子と青柳雅春が知り合いだと保土ヶ谷康志にわかる。青柳雅春はKHBテレビのプロデューサーの矢島と連絡を取り、テレビ局の報道の前で佐々木一太郎警視正と会うという計画を立てる。テレビ報道の前では自分に手出しはできないと青柳雅春は考えた。保土ヶ谷康志は両足の骨折で入院していたが、それは嘘だった。保土ヶ谷康志は青柳雅春に協力するために樋口晴子を連れて、本物とそっくりの重さが軽いマンホールのふたを倉庫に取りに行く。ある場所のマンホールのふたをそれと取り換えて、ふたにスプレーで花丸マークをつける。それだけでは不十分だと思った樋口晴子は保土ヶ谷康志にある案を持ちかける。青柳雅春は佐々木一太郎警視正に電話をする。「ひとりでくれば、大人しく捕まる」という条件でふたりきりで会うことになる。青柳雅春は児島安雄巡査を解放する。KHBテレビの放送を病院で見ていた保土ヶ谷康志は、田中徹から警察が「麻酔銃を使うらしい」と聞いて、計算外の事態になったことを知る。樋口晴子が提案したプランを実行するために、青柳雅春に電話をかける。樋口晴子が花丸マークがついている軽いマンホールのふたを持って、轟社長の息子の轟一郎(とどろきいちろう)が何かの仕掛けをした。そこに大串が現れてマンホールの穴から中を覗き込む。KHBテレビの独占報道の中、青柳雅春は会う約束をしている公園に現れる。青柳雅春は両手を上げて「自分はやっていません」と言った。青柳雅春の近くには花丸マークが描いてあるふたのマンホールがある。続いて青柳雅春が何か言おうとした時、テレビ放送の音声が途切れて映像が映らなくなる。KHBテレビに近藤守刑事が警察官を連れて乗り込み、放送を中断させていた。佐々木一太郎警視正は狙撃部隊に射殺命令を出す。その時、夜空に打ち上げ花火が連続して上がる。マンホールを覗き込んでいた大串は、打ち上げ花火に吹き飛ばされる。打ち上げ花火に気を取られた一瞬に、青柳雅春は花丸マークのマンホールに飛び込んだ。それに気づいた佐々木一太郎警視正は、マンホールの中を降りていく青柳雅春に向けて銃を撃つ。逃げた青柳雅春を捕まえるために、下水道の出口を見張るように指示を出す。実は青柳雅春は左胸を銃で撃たれていたが、森田森吾のiPodに当たって助かっていた。「生きててナンボ」と死んだ森田森吾の声が聞こえる。青柳雅春は下水道の雨水管を走り、出口から広瀬川に向かって飛び込む。近くにはアイドルの凛香とマネージャーが青柳雅春を助けるために待っていた。「やっと、恩返しができたかな」と凛香は言った。

青柳雅春、整形をして事件解決へ

デパートのエレベーターの中で、バックを肩にかけている樋口晴子がエレベーターのボタンを押している整形した青柳雅春に気づいた様子

その後、身元不明の遺体が仙台港に打ち上げられる。青柳雅春の遺体だったとニュースが報道される。被疑者死亡で書類送検され、金田貞義首相爆破事件の捜査は終了した。青柳雅春の実家に手紙が送られてくる。開けて見てみると【痴漢は死ね】と書かれた書初めが入っていた。息子の青柳雅春が生きていることがわかった両親は泣いて喜ぶ。冒頭のシーンに遡る。デパートのエレベーターに樋口伸之と妻の晴子、小さい娘の七美が乗りこむ。帽子を目深にかぶった男がエレベーターに先に乗っていた。樋口晴子は顔は違うが帽子の男が整形した青柳雅春だと気づく。わかった理由はエレベーターの開くボタンを親指で押していたからだった。それは青柳雅春のクセだった。3階で降りた樋口晴子は七美に耳打ちする。七美は同じ3階で降りた青柳雅春に近づき、「これ、押してあげる」と言って、青柳雅春の手の甲に【たいへんよくできました】の花丸スタンプを押した。七美は両親の所に駆けていく。青柳雅春は手のスタンプを見てから大事そうに息をふきかけて、樋口家族とは別の方向に歩いていった。

『ゴールデンスランバー』の登場人物・キャラクター

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コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)の徹底解説・考察まとめ

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)の徹底解説・考察まとめ

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

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仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

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流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。

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宇宙兄弟の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

宇宙兄弟の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『宇宙兄弟』とは小山宙哉によって執筆された、夢を諦めた兄が宇宙飛行士の弟と「兄弟で月に立つ」という夢をもう一度実現するべく宇宙飛行士目指して奮闘する、宇宙を題材にした漫画作品である。夢を叶えた弟に劣等感を抱く兄六太(ムッタ)や、ともに宇宙を目指す仲間達、弟の日々人(ヒビト)などが発した名言・名セリフの数々は「もう一度立ち上がろう」という小さなきっかけをくれる原動力を、多くの人々に与えている。『宇宙兄弟』の心にしみる名言・名セリフ、印象深いシーンなどをご紹介する。

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いま、会いにゆきます(いまあい)のネタバレ解説・考察まとめ

いま、会いにゆきます(いまあい)のネタバレ解説・考察まとめ

『いま、会いにゆきます』とは、市川拓司による恋愛ファンタジー小説を2004年に映画化したものである。秋穂巧(あいお たくみ)は、息子の祐司と二人で暮らしていた。妻の澪はすでに他界しており、「一年後の雨の季節になったら戻ってくる」と言い遺していた。実際に澪は一年後の梅雨の到来とともにあらわれたが、記憶をなくしていた。次第に家族としての生活を取り戻していく三人。しかし雨の季節はいつまでも続かない。この物語は、ファンタジー要素をとり入れつつも家族の愛、そして女性の強さを感じられる作品となっている。

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スウィングガールズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

スウィングガールズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スウィングガールズ』とは、2004年に公開された「ジャズやるべ!」をキャッチフレーズに掲げた青春コメディ映画である。監督・脚本は『ウォーターボーイズ』で一躍有名になった矢口史靖が手掛け、主演には上野樹里を迎えた。山形の田舎を舞台に、ジャズや音楽とは無縁だった田舎の女子高生達は、ひょんな事からビッグバンドを組みある日突然ジャズの世界へ。落ちこぼれ高校生達が、ビッグバンドをきっかけに次第にジャズに魅了されていく様が描かれている。

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HERO(2015)のネタバレ解説・考察まとめ

HERO(2015)のネタバレ解説・考察まとめ

「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。

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雲のむこう、約束の場所(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

雲のむこう、約束の場所(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『雲のむこう、約束の場所』とは、「ほしのこえ」につづく、新海誠による長編アニメーション映画である。公開は2004年で、制作会社はコミックス・ウエーブ・フィルムだ。この作品は、戦争により北海道と本州以下が南北に分断された日本を描くSF作品で、舞台は青森県である。中学生である主人公の「ヒロキ」は、親友の「タクヤ」と共に、今は異国の地である「エゾ」にそびえる塔に行くための飛行機を制作していた。それは彼らだけの「秘密の計画」であった。

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極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。

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家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。

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南極料理人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

南極料理人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『南極料理人』とは、西村淳の著書『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』を原作とした、2009年の日本映画である。海上保安庁に勤務する「西村」は、同僚スズキの代理で、南極観測隊として派遣されることになった。そこでは、様々な個性やクセを持った7人の隊員と共同生活を送らなければならない。初めは打ち解けずトラブルもある隊員たちだったが、次第に南極での生活を楽しみ始めることとなる。この映画は人との関わりを考えさせつつも、くすっと笑えるポイントが随所にちりばめられた、ヒューマンコメディ作品である。

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HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。

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世界から猫が消えたなら(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

世界から猫が消えたなら(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『世界から猫が消えたなら』とは日本で作成されたドキュメンタリー要素のあるファンタジー作品である。2012年に発行された原作の『世界から猫が消えたなら』は、翌年の2013年に本屋大賞にノミネートされた。そして2016年3月に単行本と文庫本を含めた累計発行部数が101万5000部になり、同年の5月に映画が公開された。自分の身の周りから物が消え、それに関連した人間関係も同時に消えていく体験をするストーリーでは、主人公とともに人生において大切なものに気付くことができる映画となっている。

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コウノドリ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

コウノドリ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『コウノドリ』とは、2012年より鈴ノ木ユウが「モーニング」(講談社)で連載を開始した産科医療漫画である。産婦人科医でありながら、正体を明かしていないピアニストでもある、主人公鴻鳥サクラ。サクラが勤務する聖ペルソナ総合医療センターで、妊婦とその家族を中心に物語が繰り広げられる。7年間の掲載を経て、2020年10月23日最終巻が発売され完結している。コミックの累計発行部は800万部を超えている大人気コミックである。

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ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。

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舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。

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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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