歪みを抉りきったかのようなサイコホラー、『悪の教典』

2012年に伊藤英明が主演を務めた実写映画が世間を騒がせた『悪の教典』。社会問題の巣窟のような学校を舞台にサイコパスの主人公を据えた衝撃的な作品で、アフタヌーンにて烏山英司さんのコミカライズも連載されました。

あらすじ・ストーリー

先生も、生徒も、親も、みんな怪物! 頻出するトラブルを解消すべく、とびきり有能な英語教師が暗躍する。その果てに待っていたのは、犯罪史上に残る未曾有の大事件だった!!

出典: kc.kodansha.co.jp

端的に言うと、自分の敷くレールから外れたモノを始末し続けていた理想主義者の教員が、最終的にバレそうになったから全てをもみ消すために"全員皆殺し"の凶行に出ると言うストーリーです。

物議を醸す主人公・ハスミン

爽やかな笑顔を湛えながら結構とんでもないことを言う主人公・蓮実聖司

主人公。32歳。綽名は「ハスミン」。私立晨光学院町田高校で英語科兼生活指導部を担当する教師。文系クラスである2年4組の学級担任と、ESS(英会話部)の顧問も務める。女子生徒による親衛隊が出来るほどの絶大な人気を誇り、他の職員やPTAの間でも信頼が厚い。細面の容姿端麗で、英語が堪能。過去の経緯から格闘技やブレイクダンス、心理学にも精通している。

出典: ja.wikipedia.org

格闘技を含むスポーツもでき頭脳明晰だが、その正体は決定的に他者への共感能力に欠けたサイコパス(反社会性人格障害)で、自分にとっての邪魔者(自分に不快感を与える者、自分の過去の悪事及び「裏の顔」を追及・暴露しようとする者)は人間、動物問わず躊躇せず簡単に殺害するサイコキラーである。

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懐かしのの夜神月を思わせる雰囲気があります。

教師となったのは自分にとっての「理想の王国」を創るためであり、自己本位で女子生徒を凌辱する事も躊躇わない俗物的な一面もある。目的のためなら手段を問わないものの、自意識過剰で僅かに持っている情に判断を狂わされることもある。

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倫理観って何だ?と言うくらいぶっ飛んだ学校

これだけでもスゴイ濃い…!

既にもうアレですが、さらに集団カンニング、セクハラ教師、禁忌感あふれる少年と男美術教師の関係etc… あまりにもスリル満点なトラブルに満ち溢れた学校です。

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