【厳選】本好きさんに贈りたい名著20選!本屋や作家の心を知ろう!

本というメディアは私達の周りにたくさんあふれている。電子書籍の流通が加速してからは、手軽に読めることもあって、今までよりも本というものがより身近になった。そんな星の数ほどある本の中から、自分が「名作」だと感じる本に辿り着くのはなかなか難しい。
話題作を手当たり次第に読むのではなく、少し視点を変えて名作に出会えるように、この記事ではそもそも本を書いている作家の心や、本を流通させている出版業者・本屋の心を知るための名著を紹介する。

なぜ読書をするのか。読書をする意味はどこにあるのか。そもそも読書とは何か。現代において読書とはどんな行為なのか。ユーリン氏は自らを取り巻く状況を発端として考察する。もちろん、読書すなわち自分の時間を奪還するために

出典: www.kyobunkwan.co.jp

16.『書棚と平台―出版流通というメディア』柴野 京子 (著)

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書棚と平台―出版流通というメディア

著者:柴野京子
出版社: 弘文堂 (2009/07)

メディアとしての出版流通が、読者にひらく可能性とはなにか?日本の出版産業は、流通に最大の特徴がある。人が本と出会い、選び、買って読むということが、どのような場面で、どのような動機や文脈をもって行われ、誰によって形成されてきたのかを、出版産業・流通史をもとに検証する。

出版不況をめぐっては、「出口が見えない」といった語り口の、どちらかというと似たり寄ったりの本にお目にかかる。えげつないタイトルの本ほど手に取られやすいのだろう。本書は決して人目を引きやすいタイトルではないが、業界関係者にとどまらず、マスメディアに関心のあるすべての人にとって良書となるはずだ。

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17.『書店員が本当に売りたかった本』ジュンク堂書店新宿店 (著)

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書店員が本当に売りたかった本

著書:ジュンク堂書店新宿店
出版社: 飛鳥新社 (2012/7/11)

最後くらい、自分たちが本当に売りたい本を売ったっていいじゃないか!
多くの人の心を動かした手描きPOPを新宿店の棚にある状態そのままで撮りおろし掲載。書店に足を運びたくなる、魂のPOP集。

朝日新聞デジタル:ジュンク堂書店新宿店、最後の書店員魂「本当はこの本が売りたかった」フォトギャラリー http://www.asahi.com/photonews/gallery/shinjukujunkudo_032012/

ネット通販ではなく本屋で本を買う理由は「予定外の本に出合える」こと。この本はそれが期待できます。手には取れないけど、見るともなしに棚を眺めている気分になります。

出典: book.akahoshitakuya.com

18.『松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』松岡正剛 (著)

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松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。

著者:松岡正剛
出版社: 青幻舎 (2012/10/5)

松岡正剛が、英知と哲学と汗と夢をつぎこんでつくった本屋・松丸本舗。
(丸善・丸の内本店4階に2009年パイロットショップとしてオープン)
実験的空間として本好きのメッカとなるが、時限空間であり9月末閉店が決まった。
65坪、各1冊・10万種、289棚、1074日間。
松岡正剛が松丸本舗で体験したこと、技のすべてを公開し、人と本をつなぐ本屋の可能性を未来に向けて提言する。

本屋の書棚は生きものですから、さわってもらって、読んでもらって、あたらしい本と入れ替わってこそ、本屋の書棚ですから、図書館や博物館でいつか再現されても、それはまた全く異なったものとなってしまうことでしょう。この書籍は、その書棚の貴重な記録集です。

出典: mblog.excite.co.jp

19.『江戸の読書会 (平凡社選書)』前田 勉 (著)

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江戸の読書会 (平凡社選書)

著者:前田 勉
出版社: 平凡社 (2012/10/17)

仁斎・徂徠のもとで始まり全国に広がった読書会=会読は、身分制社会のなかではきわめて特別な、対等で自由なディベイトの場だった。その経験とそこで培われた精神が、横議横行する志士たちを、近代国家を成り立たせる政治的公共性を準備した。思想史の傑作。

会読の起こりから衰退までを跡付ける中で、著者は会読がはやった背景に実利とは無縁の「遊び」の要素を挙げる。読解力を競い合う面白さ、パズル解きのような面白さ。楽しみながら知力と人間力を養う場は、来るべき明治維新という大事業を担う人材を育て、自由民権運動の原動力となった。

出典: ryukyushimpo.jp

20.『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』 ウンベルト・エーコ (著)

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もうすぐ絶滅するという紙の書物について

著者:ウンベルト・エーコ
翻訳:工藤 妙子
出版社: 阪急コミュニケーションズ (2010/12/17)

老練愛書家2人による書物をめぐる対話。
「電子書籍元年」といわれる今こそ読んでおきたい1冊!>インターネットが隆盛を極める今日、「紙の書物に未来はあるのか?」との問いに、「ある」と答えて始まる対談形式の文化論。
東西の歴史を振り返りつつ、物体・物質としての書物、人類の遺産としての書物、収集対象としての書物などさまざまな角度から「書物とその未来について」、老練な愛書家2人が徹底的に語り合う。

もう語りがおもしろいおもしろい。愚かしさの研究とか、あの手この手で「書物」を殺そうとした歴史の話とか、盛りだくさん。いや、しかし、こういう本が700弱既読登録されている読メはやはり侮れないなーと思いました。積読の話だけでだいぶ価値ある。

出典: book.akahoshitakuya.com

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