【厳選】本好きさんに贈りたい名著20選!本屋や作家の心を知ろう!

本というメディアは私達の周りにたくさんあふれている。電子書籍の流通が加速してからは、手軽に読めることもあって、今までよりも本というものがより身近になった。そんな星の数ほどある本の中から、自分が「名作」だと感じる本に辿り着くのはなかなか難しい。
話題作を手当たり次第に読むのではなく、少し視点を変えて名作に出会えるように、この記事ではそもそも本を書いている作家の心や、本を流通させている出版業者・本屋の心を知るための名著を紹介する。

読めば読むほど、こう、思わず「おれも読みてええええぇぇっ」と本屋に駆け込みたくなるような、本読み魂に火をつけられる思いをする。猟奇モノは×、ほぼ文系、ITは×の著者とは趣味を異にするにもかかわらず、好きな本を読んでのたうちまわっている様子には、ずばり"嫉妬"(いい本読んでるね)をリアル感じる

出典: dain.cocolog-nifty.com

8.『わたしの小さな古本屋~倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間』田中 美穂 (著)

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わたしの小さな古本屋~倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間

著者:田中 美穂
出版社: 洋泉社 (2012/1/31)

岡山・倉敷の美観地区にたたずむ「蟲文庫」。
著者は21歳の頃、勤めていた会社を辞め、
手持ちの本400~500冊と資金100万円で本棚づくりから古本屋をはじめました。

それから18年。
今では猫や金魚、亀などに囲まれて今日も店主は帳場に座り続けています。

開業当時のエピソードや、本との不思議なであい、お客さんとの会話などひとつひとつが心温まるエッセイです。

平凡な日常の記録にも見えますが、文章のあちらこちらから店主そして蟲文庫の個性がうかがえます。それがお店の魅力にも繋がっているのでしょう。

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9.『オデオン通り---アドリエンヌ・モニエの書店』アドリエンヌ モニエ (著)

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オデオン通り---アドリエンヌ・モニエの書店 (KAWADEルネサンス)

著者:アドリエンヌ モニエ
翻訳:岩崎 力
出版社: 河出書房新社; 復刻版 (2011/6/21)

ジョイス、ヴァレリー。ベンヤミン、ブルトンほか、パリのオデオン通りに集う20世紀の偉大な文学者たちの相貌を伝える書店の女主人・モニエの貴重な回想録。

JUNKU堂のフランス文学の棚をチェックして、ルヴェルディやヴァレリーの著書を手にしてみたり、ジョイスはやっぱちくま文庫で読んどくかなんて思ったり、“動かす”力は持っている。

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10.『痕跡本のすすめ』古沢 和宏 (著)

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痕跡本のすすめ

著者:古沢 和宏
出版社: 太田出版 (2012/1/26)

痕跡本=前の持ち主の痕跡が残された古本。

書き込み、破れ、挟み込み。
貼り込み、切り取り、よごれにヤケ…。

一冊の古本には、前の持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。そんな痕跡本は、物語の宝庫。本と人との、誰も知らない秘密がつまっています。
本書は、世界初となる「痕跡本」の本。
稀代の痕跡本コレクターである著者が、自身のコレクションを、そこに残された痕跡から読み解いた「物語」とあわせて紹介。

「痕跡本」となったものは世界でも一冊しかないものになる。じつはここにこそ、電子本ではなかなか生まれ得ない、本ならではの面白み、可能性といったものを示唆できよう。このヒューマンな手触り、そして「想像力」をもって、我々はまだまだ紙の本の面白さを探究できる

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11.『チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本』ヘレーン・ハンフ (著)

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チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

著者:ヘレーン・ハンフ
翻訳:江藤 淳
出版社: 中央公論社 (1984/10/10)

ロンドンの古書店とアメリカの一女性との二十年にわたる心温まる交流――書物を読む喜びと思いやりに満ちた爽やかな一冊を真に書物を愛する人に贈る。

(引用出典元:中公文庫)
http://www.chuko.co.jp/bunko/1984/10/201163.html

本好きの皆さんは、この作品をご存じだろうか?アメリカ在住のとある女性が、イギリスの古書店に一通の手紙を送る。「本の注文をお願いしたい」そのやり取りは全て手紙で行われ、何とその歳月は20年にも及ぶ。それをこうしてまとめたのが、この書簡集だ。本を愛する一人の女性と、それに応えようとする古書店の店員達。

出典: book.akahoshitakuya.com

12.『「本屋」は死なない』石橋 毅史 (著)

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「本屋」は死なない

著者:石橋 毅史
出版社: 新潮社 (2011/10)

「ひぐらし文庫」の原田真弓。ジュンク堂書店の福嶋聡。イハラ・ハートショップを営む井原万見子。岩手・さわや書店の元「カリスマ」伊藤清彦と、その“弟子”田口幹人、松本大介。“普通の本屋”を追求し実践する鳥取・定有堂書店の奈良敏行。名古屋の「大きな壁」、ちくさ正文館の古田一晴…。街から書店が次々と消え、本を売るという役割が小さくなりつつあるなかで、彼らのような「本屋」が「本屋」でありつづけるべき意味とは―?“あきらめの悪い”「本屋」たちを追う。

現在の出版流通システムのあり方や、本を取り巻く環境の厳しさに抗うように、「意思のある本屋」でありつづけようとしている書店員・書店主たち。彼ら・彼女らの行動を追って、書店を巡りながら、“本を手渡す職業”の存在意義とは何なのかを根源的に問い直す。「本」と「本屋」の今とこれからのかたちを探る異色のルポ。

出典: www.shinchosha.co.jp

13.『本は物である―装丁という仕事』桂川 潤 (著)

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本は物である―装丁という仕事

著者:桂川 潤
出版社: 新曜社 (2010/10/28)

本に命を吹き込む「装丁」という仕事、その過程から紡ぎ出された装丁論・仕事論にして出版文化論。電子時代にこそ求められる「本のかたち」を真摯に問う。

全体を通して記述は明晰、リズム感のある文章が淀みなく流れ、気持ち良いテキストで綴られていることも付記しておこう。本が好きで、本の過去未来に関心を持っておられる多くの方に是非この本をお勧めしたい。

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14.『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』

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ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 (14歳の世渡り術)

著者:上野 千鶴子,森 達也,角田 光代,佐藤 優 他
出版社: 河出書房新社 (2012/5/19)

「定番」をくつがえせ! 親や先生が薦める“推薦図書"じゃなくても、人生を揺さぶる本はある。絶対に今読んでおいてほしいと、君のために30人がそっと熱く語った隠れ読書案内。

薦められている本そのものよりも、本を薦めている人たちが面白い。薦められている本もなかなかだけど、この本がよい。いろんな人がいろんな本を読んでいろんなこと考えてる。ある人には紙の塊だけど、ある人には神!本っておもしろいね。

出典: book.akahoshitakuya.com

15.『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L. ユーリン (著)

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それでも、読書をやめない理由

著者:デヴィッド・L. ユーリン
翻訳:井上 里
出版社: 柏書房 (2012/02)

パソコン、携帯電話、電子書籍…さまざまなメディアに「文字」があふれている時代、本を読むということは、いったい何を意味するのか?生きるために、読む。生きているから、読む。本から始まり、時間や人の記憶にいたるまで縦横無尽に語る読書論。

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