セキレイ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『セキレイ』とは、『ガンガンYG』『ヤングガンガン』で連載された漫画、及びそれを原作としたテレビアニメ作品。原作は極楽院櫻子。作者が「ギャルゲーをプレイするような感じで読んでください」と述べる美少女恋愛浪漫活劇。全18巻。冴えない浪人生、佐橋皆人は、自分をセキレイと名乗る結と出会う。皆人は、たくさんの葦牙セキレイたちとの交流や戦闘を経ていきながら成長していく。そして、過去にあった御伽噺を現代に再現するという鶺鴒計画に否応なく巻き込まれていくのだった。

CV:遠藤綾
No.02。皆人の3番目のセキレイ。メガネを掛けた美女。変態趣味で親父ギャグ大好き。自分の葦牙である皆人や特殊な体質の焔(ほむら)に対し、手をワキワキさせながら迫る。とある事情からM・B・Iから追われており、顔馴染みの美哉のいる出雲荘の隠し部屋で生活している。その為、松が姿を見せるまで、皆人は松がいることが分からなかった。直接コンピュータに繋がる能力を持ち、電子機器であれば、例え人工衛星であろうと覗くことができる。しかし、あくまでも情報を視るだけであり、干渉することはできない。その為、普段は自分の部屋にあるPCを駆使して情報収集や改ざんなどを行っている。また、「智のセキレイ」を名乗るだけあり頭も良く、皆人たちの自称軍師として作戦の立案をする。また、その頭の良さは勉強にも発揮され、皆人の家庭教師もできる。
元第一期懲罰部隊のメンバーであり、美哉とはその時からの顔馴染み。謎多き美哉の過去を知る人物の1人でもある。

月海(つきうみ)

CV:井上麻里奈
No.09。皆人の4番目のセキレイ。語尾に「のじゃ」をつけるなど、古風な言葉使いが特徴の美女。言葉使いが古風なのは、自身の調整者の影響。羽化が不要であることを証明する為に最強のセキレイを目指していた。大の葦牙嫌いであることが有名で、自身の葦牙候補を殺そうと決意していた。葦牙を嫌う理由は、葦牙を下等なサルだと言っていたが、実は葦牙とまぐわうのが恥ずかしかったからだった。羽化してからは、皆人と添い遂げる為に最強を目指すようになる。水を操る力を持ち、水を弾にして撃ち出す遠距離攻撃の他、剣のようにして近距離でも闘える。また、対象を水に乗せて運べるなど使い方は多岐に渡る。自身の力が高まるにつれ、水を操れる規模も大きくなっていった。

風花(かぜはな)

CV:ゆかな
No.03。皆人の5番目のセキレイ。ボディコンのような衣装を身に纏った美女。酒グセが悪く、事あるごとに酒を飲んでいる。「セキレイは恋に生きるべき」を信条としており、葦牙、セキレイ問わず恋する者を応援する。出雲荘にいたが、ある事情から鶺鴒計画に興味を失って離れる。その後は各地を放浪していたが、偶然皆人と出会い興味を持つ。皆人と接する中、皆人に自身の初恋の人の面影を感じ、それに鶺鴒紋が反応する。帝都脱出計画では、羽化前にもかかわらず、紅翼(べにつばさ)と灰翅(はいはね)の2人を軽くあしらい、ハルカたちを風に乗せて帝都から脱出させる。その後、新しい恋を見つけたと言って皆人のセキレイとなり、出雲荘に戻ってくる。風を操る力を持ち、羽化前でも強く、セキレイの中でも上位の力を持つ。後輩のセキレイを妹と思っている。その為、姉である自分に不遜な態度を取るセキレイには厳しく、「そんな口を聞いて良いのは社長とNo.01だけ」と言って嗜める。皆人のセキレイとなってからは、「そんな口を聞いても良い人」の中に皆人も加わる。
元第一期懲罰部隊の1人であり、松と同じく美哉の過去を知っている。また、皆人と高美、社長の関係も把握している。

焔(ほむら)

CV:甲斐田ゆき
No.06。皆人の6番目のセキレイ。普段は源氏名「篝(かがり)」の名でホストをしており、セキレイの中では数少ない男性。高美に頼まれて「セキレイの守護者(ガーディアン)」として羽化前のセキレイを守ることもしている。特殊なセキレイであり、本人曰く「炎を使うものは神話の時代より神に嫌われている」らしく、能力が不安定で時折制御できなくなる。皆人が出雲荘に来てからはそれが顕著に現れ、美哉を除いて、セキレイの中で唯一羽化していない個体になった際は、御中に自分の所在を全葦牙にリークされてしまう。自らの能力でメルトダウンする前に御中を殺そうとするも、邪魔が入り断念。せめて自分の死に様を見せつけようとするが、皆人にキスされることによって羽化し能力が安定する。実は皆人に反応しており、葦牙が男性である為、胸が膨らむなど身体が女性に変化していた。自分の全ては葦牙の思いのままになる為、自身を「できそこない」と言い卑下していた。しかし、皆人の焔自身の気持ちを尊重するという言葉に感銘を受け、若干気持ちの整理がつかないながらも皆人のセキレイとして生きることを決意する。

浅間美哉(あさまみや)

CV:大原さやか
未亡人。出雲荘の管理人。夫は浅間健人(あさまたけひと)。普段は、笑みを絶やさない温厚な性格で、出雲荘に住まう人たちの世話を焼いている。しかし、怒ると背後に般若の面が浮かび上がる。居合の達人で、結や月海を軽くあしらうほどに戦闘力が高い。結たちがセキレイであることも最初から知っており、謎の多い人物。皆人には、「健人がM・B・Iにいた為、鶺鴒計画についても知っている」と発言している。美哉の事情や強さを知る者たちに、「北の般若」と恐れられており、出雲荘がある帝都の北エリアは、他の葦牙やセキレイが手を出せないでいる。その為、美哉のいる出雲荘に下宿している皆人も、自身のセキレイの強さもあって「北の葦牙」として注目されている。懲罰部隊の鴉羽と因縁があり、一方的に敵視している。
正体は、セキレイNo.01であり、No.00として葦牙とセキレイの魂の裁定者としての役割も持っている。物語終盤、勝ち残った葦牙とセキレイを嵩天で待つ。そして、最後まで残った皆人と結と闘い敗れ、今まで担ってきた裁定者の役割が結に移った。

鈿女(うずめ)

CV:生天目仁美
No.10。葦牙は日高千穂(ひだかちほ。重い病を患っており、入院生活を送っている)。出雲荘の住人。自室には大量のコスプレ衣装や着ぐるみがあり、結たちに貸し出すこともある。楽天的で初心な皆人を揶揄って遊ぶことも多いが、それは彼女の一面にしか過ぎなかった。「比礼(ひれ)のセキレイ」の異名を持ち、比礼(鈿女が纏っている衣)を使って攻防一体の攻撃を仕掛ける。巷で騒がれている、セキレイへの通り魔事件の犯人。しかし、本人には鶺鴒計画に参加する意思などなく、難病を患った千穂の治療と引き換えに氷峨(ひが)の手駒となって闘わざるをえなかった。

瀬尾香(せおかおる)

CV:小西克幸。
光と響の葦牙。健人の旧友であり、美哉との付き合いも長い。一見ガラが悪いが面倒見が良く男気に溢れている。また、出雲荘に来た頃に、家事が一切できなかった美哉に家事を一通り教えるほど家事能力が高い。しかし、お金に関してはいい加減なところがあり、光と響はアルバイトをして生活費を工面している。金欠になると出雲荘に出向いてタダ飯を食うことから、美哉からは「クズの人」と呼ばれている。健人から葦牙として調整を受けており、「服(まつ)ろわぬ葦牙」と呼ばれる不思議な力を持つ。

光・響(ひかり・ひびき)

光(右)、響(左)

CV:甲斐田裕子(光)・根谷美智子(響)
光がNo.11で響がNo.12。葦牙は瀬尾。双子という特殊なセキレイで、羽化できるのは瀬尾だけだと健人から言われるほど。闘いの時はボンテージファッションだが、アルバイトの時はメイド服などを着ている。物語冒頭で羽化前の結を狙っており、それが、皆人と結が出会う要因になっている。羽化前のセキレイを狙っていた為、ガーディアンをする焔に返り討ちに合うことが多々ある。羽化前のセキレイを狙っていたのは、鶺鴒計画に巻き込ませない為。2人とも雷を操り、双子ならではのコンビネーションで闘う。葦牙の瀬尾に関しては、お金にルーズで苦労させられており、他のセキレイに指摘されては涙を流している。しかし、瀬尾を憎からず思っており、他のセキレイを羽化させようとした時は嫉妬して電撃を食らわせ、瀬尾が攻撃された時は怒ったこともある。

佐橋ユカリ(さはしゆかり)

5g343-1030
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