マチ＝コマチネ（HUNTER×HUNTER）とは【徹底解説・考察まとめ】

マチ＝コマチネの概要

マチ＝コマチネは『HUNTER×HUNTER』に登場する悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団（通称クモ）のNo.3である。旅団結成時からのメンバーであり、主に追跡や治療の役割を担っている。団長クロロに絶大な信頼を寄せる。腕相撲はクロロより強く、旅団の女性メンバーの中でも一番の強さである。戦闘時においても腹に受けたキルアの手刀を筋肉で止める等、身体能力の高さを見せる。また居合いの達人であり幻影旅団No.1のノブナガに「おめェの勘は当たるからなァ」と言われる等、旅団員の中でも勘を頼りにされる存在だ。

マチ＝コマチネのプロフィール・人物像

生年月日：不明
年齢：不明
身長：159cm
体重：48kg
血液型：A型
CV：並木のり子→上村貴子→前田玲奈
その可憐な見た目とは裏腹に他のメンバーと引けを取らない程、気が強く男勝りな性格である。作中では幻影旅団の中でも好戦的で短気な性格であるノブナガやフィンクスと対立した際も引く様子は一切見せなかった。団長クロロを信頼しており、行動を共にしている事が多い。一方でクロロと闘う前のヒソカから、勝利した際の治療費の前金を受け取ったり、敗北したヒソカの遺体に対して「顔もキレイにしといてやるよ」「団長の除念…ありがと」と声を掛ける等、優しい一面も持ち合わせている。

マチ＝コマチネの能力

変化系（オーラ自体の性質を変化させる系統）の念能力者（人間の生命エネルギーを自らのオーラとして自在に操る能力者）。糸状のオーラ「念糸」を操る。その念糸に結ばれた針を対象者に刺すことで「凝」（オーラを目に集中させることで隠された念能力を察知できる）によって見破られるか、針を捨てられない限り何処までも追跡することができる。作中では車で拉致される瞬間のウボォーギン（幻影旅団のNo.11でありメンバーの中でも一番の怪力の持ち主）に針を刺し、位置情報を明確にした。また、オーラの強度は糸の長さと反比例するため、念糸を短くすることで1トン位の物体であれば吊るす事ができる。しかし手元から糸が離れると念糸の強度は下がる。また、マチの勘は鋭く団員たちにも信頼されている。作中ではゴンがクラピカと関係があることを予測しており、それは実際に的中していた。

マチ＝コマチネの必殺技

念糸縫合

オーラを纏った念糸で傷を治療できる念能力。切断された部位であっても神経、血管、骨、筋肉、皮膚をまるで裁縫の様に縫い合わせることで、ほぼ100%元通りにできる技。作中ではカストロ（天空闘技場200階クラスの武闘家であり虎咬拳の達人）戦で切断されたヒソカの両腕を治療する役目を果たした。

マチ＝コマチネの来歴・活躍

ヒソカの治療

天空闘技場でのカストロ戦で切断されたヒソカの両腕を念能力「念糸縫合」で繋げた。また、ヒソカの傷が残る箇所を「伸縮自在の愛（バンジーガム）」（ゴムの伸縮性とガムの粘着力を持つオーラ）と「薄っぺらな嘘（ドッキリテクスチャー）」（あらゆる物質の質感を再現できるシール状のオーラ）で隠すよう助言した。その後マチはヒソカに団長からのメッセージに変更があった事を告げると共に「今度黙ってすっぽかしたら団長自ら制裁にのりだすかもよ」と一言加える。そしてマチはヒソカの「一緒に食事でも……」という誘いを無視し、部屋を後にした。

ウボォーギンの追跡

幻影旅団によってマフィアが主催する地下競売が襲撃されたと知った十老頭（各マフィアの長で構成された組織）は陰獣（十老頭の幹部が、自らの部下の中から選抜した最強の能力者による集団）を放った。そして待ち伏せしていたヨークシンのマフィア達と陰獣を相手にするウボォーギンを、団員たちとトランプ等をして見物していた。その後クラピカに鎖で拉致される瞬間のウボォーギンに針を刺し、念糸によって行き先を明確にする事で追跡を可能にした。

ノブナガとの囮作戦

ウボォーギンは鎖野郎との戦いに臨んだきり、帰ってこなかった。団長から「2人組で鎖野郎を探し出して連れてこい」という命令を受けたマチとノブナガは、ウボォーギンの生死と鎖野郎（クラピカ）の痕跡を探るべくヨークシン街で自分たちを狙う獲物を待ち伏せしていた。その際マチは、鎖野郎（クラピカ）を捕らえた際の処遇についてノブナガと対立する。ノブナガの「今ここで決めようぜ ルールにのっとって」「生かして連れてくか殺して連れてくかをよ」という提案を受けコインで処遇を決める。その後マチとノブナガは、何者か（ゴンとキルア）の尾行に気づいた上で、場所を移し廃墟の前に佇みながら様子を伺う。すると突然ノブナガにフィンクスからの電話でゴンとキルアの位置を伝えられる。それを知ったマチとノブナガは二手に分かれてゴンとキルアを取り囲む。マチはパクノダ（幻影旅団のNo.9であり、他者の記憶を読み取る能力者）と共に、ゴンに対して鎖野郎（クラピカ）についての尋問を始める。その際に、マチはパクノダの着信音が鳴った一瞬の隙を狙って逃亡を試みたゴンの肩を瞬時に掴み、その行動を静止させる。

ウボォーギンの弔い合戦

蜘蛛（幻影旅団）の団員達はシャルナーク（幻影旅団のNo.6であり、頭脳に長けており主に情報収集を担当している）から手渡されたノストラード組構成員の顔写真リストを元にペアで本格的な鎖野郎（クラピカ）の捜索に乗り出した。マチはヒソカとペアで捜索にあたる。その最中、マチを含む旅団全員は、団長クロロからの「セメタリービルで暴れるから来い」という伝言を受ける。「派手に殺れ！！」という団長クロロからの条件の元、セメタリービル周辺でウボォーギンの弔い合戦としてマフィア達と抗争を始める。マチはヒソカと共にマフィアを念糸で吊るし上げた。

ベーチタクルホテルでの攻防