グランド・イリュージョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グランド・イリュージョン』とは2013年10月に日本公開されたクライム映画。ジェシー・アイゼンバーグが主演を、ルイ・ルテリエが監督を務める。大金を狙うマジシャンのアトラス、マッキニー、ワイルダー、リーブスの4人が「フォー・ホースメン」というグループを組み、マジックショーを行い鮮やかなトリックで復讐を果たすストーリー。彼らの逮捕に乗り出す捜査官との攻防、巧妙に張り巡らされた伏線、マジックの華麗な種明かしが見所。日本での興行収入4億8千万円を記録した大ヒット作品。

『グランド・イリュージョン』の概要

『グランド・イリュージョン』とは、2013年5月にアメリカで公開されたクライム映画である。日本での興行収入が4億8千万円の大人気映画で、日本では2013年10月に映画公開された。続編で『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』が公開されている。映画監督はルイ・ルテリエ、脚本はエド・ソロモン、ボアズ・イェーキン、エドワード・リコート、音楽はブライアン・タイラーが担当している。

グランド・イリュージョンとは、カードマジックの天才のJ・ダニエル・アトラス、メンタリストのメリット・マッキニー、スリのプロのジャック・ワイルダー、脱出マジックをしているヘンリー・リーブスの選ばれた4人のマジシャンが、フォー・ホースメンとして大掛かりなトリックのマジックショーをしながら、マジックのネタばらしをしている元マジシャンのサディアス・ブラッドリー、保険会社を経営している大富豪のアーサー・トレスラーにマジックを使って復讐を果たすストーリー。たくさんの伏線が張り巡らされている映画で、3つの銀行強盗のマジックショーやカーアクションなど見どころいっぱいの映画である。

フォー・ホースメンの4人は、J・ダニエル・アトラス役をジェシー・アイゼンバーグ、メリット・マッキニー役を ウディ・ハレルソン、ジャック・ワイルダー役をデイヴ・フランコ、ヘンリー・リーブス役をアイラ・フィッシャーが演じ、元マジシャンのサディアス・ブラッドリー役は、モーガン・フリーマンが演じている。

『グランド・イリュージョン』のあらすじ・ストーリー

選ばれた4人のマジシャン

水槽の中にいる鎖をつけられたリーブスが脱出マジックをしているところ。

アメリカのニューヨークに、才能がある3人のストリートマジシャンがいた。ひとり目はカードマジックの天才、J・ダニエル・アトラス。お客さんに選んでもらったカード、ダイヤの7が手元からなくなっているのを見せてから、ビルのイルミネーションにダイヤの7を映し出すマジックをしていた。2人目のマジシャン、メリット・マッキニーはメンタリストで催眠術をかけるプロ。相手を軽くトンと突くだけで催眠術をかけるマジックができる。マッキニーは催眠術を使ってお金をだましとったりしていた。3人目のマジシャン、ジャック・ワイルダーはスリの達人。ワイルダーはフェリーで、スプーン曲げのトリックを見破った人には賞金を出すとお客さんに話を持ちかける。洋服の袖に曲げてあるスプーンを仕込んでいることをお客さんに見抜かれたワイルダーは、賞金をお客さんに渡す。その瞬間にワイルダーはそのお客さんから財布と時計を盗む。財布と時計がスラれたことにお客さんが気づいた時には、ワイルダーはいなくなっているというマジックをしていた。それからもうひとり、ロサンゼルスで脱出マジックをしているヘンリー・リーブスがいた。脱出ショーは鎖で縛られたまま水が入った大きな水槽に入り、1分以内に鎖抜けをして水槽から脱出しないと大量のピラニアが水槽に落とされるというマジック。ヘンリーは脱出ショーの最中に鎖が絡まって抜けられない状態になり、ハプニングに気づいた観客が大きな水槽を割ろうとするが、水槽は割れず1分間が経過。大量のピラニアが水槽に落とされ、水槽の水が血の色に変わる。観客がマジックを失敗して大惨事が起きたと思った瞬間、元気なリーブスが水槽とは別の場所から現れ、マジックが成功していることがわかる。そんな4人のところに、タロットカードの紹介状が届く。アトラスは部屋に、マッキニーはお店のテーブルに、ワイルダーはポケットに、リーブスは水槽にタロットカードがあった。ホルスの目のタロットカードで、裏に「3月29日、16時44分、ニューヨークE・エバン通り45」と書いてあった。ホルスの目はマジシャンにとって重要な意味があった。4人のマジシャンはタロットカードの裏に書いてあった、日時に指定された場所に行く。そこで4人は出会い、ワイルダーが代表して建物のドアを開けた。4人が建物内に入ると美しいホログラムの図面が映し出される。

フォー・ホースメンが逮捕される

ヘルメットをかぶったフォーシエがクレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行の地下金庫にいる様子

1年後、ラスベガス。アトラス、マッキニー、ワイルダー、リーブスは「フォー・ホースメン」という名前のマジシャングループで活躍していた。いつもフォー・ホースメンのマジックショーは満員で、人気のマジシャングループになっていた。フォー・ホースメンの後ろ盾は、保険業界で世界的に有名な大富豪のアーサー・トレスラーだった。その日、フォー・ホースメンがマジックショーで披露するマジックは、海外の銀行からお金を奪うというもの。マジックショーを見にきている観客に、座席番号が書いてあるボールを選んでもらう。その座席番号に座っていたのは、フランス人のエチエンヌ・フォーシエという男性。選ばれたフォーシエはステージ上で、フランスのパリにあるクレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリという銀行に自分の口座があると言った。フォー・ホースメンはフォーシエにヘルメットのような装置をかぶせる。続いてフォーシエを今からパリの銀行に瞬間移動させると観客に説明する。フォー・ホースメンが合図をすると、フォーシエの姿がステージ上から消えた。すると、フォーシエはクレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行の地下金庫にいた。その様子はフォーシエがかぶっているヘルメットのカメラの映像でわかる。フォー・ホースメンに指示された通りに、フォーシエは自分がサインしたトランプカードとマジックショーの当日チケットを地下金庫にある札束の中に置いた。エアダクトが動き出し、地下金庫にあるユーロの札束が吸い上げられていく。マジックショーでは大量のユーロ札が会場に降ってくる。そのユーロの総額は320万ユーロ(約4億2000万円)。クレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行からお金を奪うマジックショーを、フォー・ホースメンは大成功させる。クレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行の地下金庫では、実際に大量の札束がなくなっていた。フォーシエがサインを書いたトランプとマジックショーの当日チケットが見つかったことから、クレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行は警察に通報する。FBIはフォー・ホースメンの逮捕に踏み切る。FBI特別捜査官のディラン・ローズがこの事件の担当者になり、インターポールからICPOの捜査官のアルマ・ドレイが派遣される。ドレイはフランス人の女性だった。警察はフォー・ホースメンの4人を逮捕したが、どんなトリックをつかって札束を盗んだのかはまったくわかっていなかった。証拠をつかむために、フォー・ホースメンのひとりひとりの事情聴取を始める。メンタリストのマッキニーは事情聴取の最中に、自分の事情聴取担当でFBI捜査官のフラーに、「ボーシット」の言葉を聞くと楽団員になる催眠術をかける。ローズとドレイはアトラスの事情聴取をする。アトラスはふたりの捜査官に「フォー・ホースメンを逮捕したら、マジックを信じたことになる。メディアが大騒ぎするだろう」と言った。アトラスは自分に手にかけられている手錠を一瞬のすきをついて、マジックを使ってローズの手首にかける。事情聴取で札束を盗んだトリックはわからず、フォー・ホースメンは釈放される。釈放される時にアトラスは「また、同じマジックをやる」と言って、警察から帰っていった。

マジックショーのトリックが暴かれる

フォー・ホースメンがどうやって札束を盗んだのか、トリックを知りたいローズとドレイは、元マジシャンのサディアス・ブラッドリーを訪ねる。現在、ブラッドリーはマジックのトリックのネタばらしを専門に、テレビなどで活躍していた。過去にブラッドリーはマジシャンのライオネル・シュライクのトリックを暴いていた。シュライクは名誉挽回のために金庫から脱出するマジックに挑戦したが、金庫と一緒に行方不明になっていた。ふたりから協力してほしいと言われたブラッドリーは、マジックショーの様子を聞いて、「フォー・ホースメンは銀行強盗をしていない」と結論を出す。ブラッドリーは銀行強盗のマジックショーをした会場に行って、ローズとドレイにマジックのトリックを説明する。「マジック用語に、ミスディレクションという言葉がある。観客の注意を別にそらすという意味だ」と言って、ステージの下を開ける。すると、そこにはクレディ・レピュブリカン・ドゥ・パリ銀行と同じセットがあった。フォーシエは銀行に移動したのではなく、ステージの下に移動しただけだった。マジックのトリックはこうだった。フォーシエは以前からの知り合いではなく、メンタリストのマッキニーに催眠術をかけられて、ラスベガスで開催されるフォー・ホースメンのマジックショーに見に来ていた。マジックショーの観客に座席番号が書いてあるボールをランダムに選ばせてから、フォーシエの座席番号が書いてあるボールとすりかえる。前もって銀行の現金輸送車に忍び込み、本物の札束と灰を出さずに燃えるフラッシュペーパーとすりかえていた。時間がくると銀行の地下金庫にある札束が消えるというトリックだった。ニューオリンズで、次のフォー・ホースメンの次のマジックショーが開催されることを知った、ローズとドレイ、ブラッドリーは会場に向かう。3人で会場に向かう途中で、ドレイは木を割ると中からカードが出てくるというマジックの話をする。トリックは木が成長する18年前にカードを埋め込んでおくという、時間をかけたマジックだった。

トレスラーの個人資産が奪われる

帽子をかぶったマッキニーがマジックショーを見に来た12人の観客に催眠術をかけている様子。

ニューオリンズでのフォー・ホースメンのマジックショーが始まった。最初のマジックは箱に入れたうさぎが消えるマジック。トリックは鏡の反射でうさぎを見えなくして、箱の中にうさぎがいないように見せるというもの。次のマジックは12人の観客をステージ上に呼んで、マッキニーが催眠術をかけるマジック。「フリーズ」という言葉を言うと、12人の観客同士がアメフト選手みたいにタックルをしあうというものだった。さらに次のマジックでは、巨大なシャボン玉の中にリーブスが入った。マジックショーが休憩に入り、フォー・ホースメンは会場に来ている観客に、自分の口座の預金残高を紙に書いて自分の封筒に入れるように指示を出す。休憩時間が終わり、最初に観客の中から指名されたのは、ジョセファという女性だった。アトラスはジョセファの預金残高の金額を562ドル(約63,000円)と言い当てる。次に指名したディナの預金残高を1,477ドル(約17万円)、その次に指名したクレメントの預金残高を6,500ドル(約73万円)とアトラスは次々と言い当てた。続いてアトラスは観客全員に「預金残高が増えるように、金額を書いた自分の封筒を額にあてて念じろ」と言った。フォー・ホースメンは自分たちの後援者で、大富豪のアーサー・トレスラーを観客に紹介する。トレスラーの個人資産は1億4千457ドル(約163億円)だった。その個人資産の数字がステージ上にあるパネルに表示される。すると、パネルに表示された個人資産の金額が7万ドル減る。代わりにジョセファが持っていた封筒に入っている紙に書かれた預金残高が7万ドル増えた。続いて再びトレスラーの個人資産の金額が28万ドル減り、ディナの預金残高が28万ドル増える。クレメントの預金残高も増え、フォー・ホースメンに言われた彼は携帯で自分の預金口座がある銀行に問い合わせる。そして、実際に自分の預金残高が増えていたことを観客に聞こえるように大声で言った。「今日のマジックショーに集まった観客はハリケーンの大災害にあった人たちで、トレスラーが経営している保険会社に保険金の支払いを断られた人たちだ」とアトラスは説明した。「トレスラーには車とジェット機は残した」と言って、フォー・ホースメンはマジックショーのステージから退場する。トレスラーがフォー・ホースメンにだまされたと観客が知った時、「フリーズ!(動くな!)」とFBIがマジックショーの会場に突入してくる。すると、先程、マジックショーで催眠術をかけられていた観客がフリーズという言葉に反応して、FBIにタックルをかました。

ホルスの目【アイ】の存在

FBI特別捜査官のローズとICPO捜査官のドレイは、フォー・ホースメンを追う。ローズはアトラスを追い詰める。しかし、アトラスが銃を持っていないことから、ローズは銃を撃つことができなかった。その結果、アトラスを取り逃がす。ドレイが「捕まえる気があるの!?」とローズに詰め寄った時に、ドレイの手帳に目の絵が描いてあるのを見つける。ローズが目の絵の意味を聞いたがドレイは答えなかった。個人資産を盗られたトレスラーは、ブラッドリーにフォー・ホースメンのマジックのトリックを解いてほしいと依頼する。ブラッドリーはフォー・ホースメンはもっと大掛かりなマジックをするだろうと予言する。ローズがドレイに目の絵について問いつめると、彼女はホルスの目だと言った。ホルスの目とはアイと呼ばれている集団のことだった。アイとは本当の魔術を何千年の間、与えられてきた人たちのことで、アイに迎え入れられるということはマジシャンにとって最高の栄誉だった。フォー・ホースメンが大掛かりなマジックをするのは、アイになるためではないかと、ドレイは考えていた。ローズの携帯画面の表示が変になり、調べると盗聴器が仕掛けられているのがわかる。フォー・ホースメンを取り調べた時の監視カメラの録画を見ると、アトラスが手錠をローズの手にはめかえた時に、ローズの携帯に盗聴器をしかけたのが判明する。ローズは盗聴器をそのままにして、フォー・ホースメンにこちらの情報を流したままにし、逆探知をした。フォー・ホースメンがニューヨークにいることがわかる。フォー・ホースメン4人が初めて出会ったあの建物にいることを突き止める。ドレイは管轄外という理由で、建物への突入捜査から外される。FBI特別捜査官のローズたちが建物に突入すると、ワイルダーが資料を燃やしていた。ワイルダーは残りの資料を持って逃げる。ローズとフラーはワイルダーを追うが、ワイルダーはダッシュボードを使って逃げた。ローズもダッシュボードに入り、建物の地下に行く。ローズは地下でシュライクという文字を目にする。シュライクとは元マジシャンのブラッドリーに、マジックのネタばらしをされたマジシャンの名前だった。ワイルダーはFBIの車を奪って逃走する。車で待機していたドレイがローズを拾い、ワイルダーが運転する車を追跡する。ワイルダーの車が橋を渡る途中で横転し炎上する。ローズはワイルダーを救出しようとしたが、炎上する車から助け出せなかった。

フォー・ホースメンの最後のマジックショー

ワイルダーが持って逃げた資料は、エルコーン社という金庫の製造会社の極秘資料だった。エルコーン社は脱税の疑いのある会社で、FBIが捜査をしていた。フォー・ホースメンはローズたちFBI特別捜査官が建物に突入した時に、ローズの携帯電話のサーバーを乗っ取ってハッキングをしていた。そのことでローズは捜査から外される。フォー・ホースメンが次に狙っているのがエルコーン社にある金庫だとわかったFBIは、すぐに金庫がある地下倉庫に行くがすでに金庫はなかった。指示があって金庫は輸送した後だった。FBI特別捜査官のひとりが「ボーシット!(ふざけんな!)」という言葉を言うと、マッキニーがかけた催眠術にかかっているフラーが楽団員になる。FBIは輸送された金庫の後を追い、輸送先がファイブポインツというビルだとわかる。金庫を乗せた輸送中のトラックを追えば、フォー・ホースメンにたどり着けるとFBIは考えた。一方、フォー・ホースメンはワイルダーが事故死したことを知り、ファイブポインツでワイルダーの追悼ショーをすると動画をアップする。ファイブポインツはニューヨーク市にある落書きのメッカと呼ばれている有名なビルだった。フォー・ホースメンがアップした動画を見たたくさんの人たちが、ファイブポインツに集まってくる。FBIに協力しているブラッドリーが、ファイブポインツはシュライクがマジックの稽古場にしていた場所だと説明する。ブラッドリーは注意をそらすミスディレクションではないかと思いつき、輸送されたトラックにある金庫をFBIに開けさせた。すると、金庫の中から大量の風船が出てくる。現金はどこにいったかとFBIが考えていると、アトラス、マッキニー、リーブスのフォー・ホースメンが現れる。マジックショーが始まり、FBIがフォー・ホースメンを捕まえようとする。しかし、フォー・ホースメンではなく、マネキンだった。別の場所からアトラス、マッキニー、リーブスが現れ、今夜のマジックショーを最後にフォー・ホースメンは解散すると言った。3人がビルの上から飛び降ると、3人の姿が紙幣に変化する。マジックショーを見にファイブポインツに集まってきた人たちの頭上に札束が舞う。札束はフォー・ホースメンの顔が印刷されている偽札だった。盗んだ本物の札束はブラッドリーの車の中にあった。ブラッドリーはフォー・ホースメンを裏で糸を引いていた黒幕とされ、フォー・ホースメンの5人目としてFBIに逮捕された。

5人目の黒幕はローズ

ローズが独房に入れられているブラッドリーのところにやってくる。ブラッドリーは「自分の無実を証明する」と言って、フォー・ホースメンが輸送された金庫から札束を盗んだマジックのトリックを説明し始める。エルコーン社にあった金庫はFBIが来た時には、まだ、地下倉庫に置いてあった。箱に入れたうさぎがいなくなったように見せるマジックと同じ鏡のトリックを使って、金庫がないように見せていた。フラーが「ボーシット!」という言葉で楽団員になっている間に、フォー・ホースメンは鏡のトリックを外して金庫に近づく。金庫を開けたのは事故死したはずのワイルダーだった。彼は事故死していなく、橋の上で車が横転して炎上したのは、フォー・ホースメンのマジックだった。ローズとドレイがFBIの車を盗んで逃走したワイルダーを追っている途中で、マッキニーが運転するバスがローズとドレイの視界を遮り、その間にワイルダーが運転するFBIの車と他の車をすり替えていた。ジャックと思われていた死体は、遺体安置所から盗んだ遺体だった。しかし、ブラッドリーにはフォー・ホースメンの目的がわからなかった。ローズがブラッドリーについて話し始める。マジシャンのブラッドリーはアイに迎え入れられることを待っていたが、いつまで経ってもアイからの招待状がこなかった。その内にアイへの憧れが憎悪に変わり、アイを探すためにマジシャンたちのトリックを暴く仕事についた。そんな時、ブラッドリーがマジックトリックを暴いたシュライクの事故が起こる。シュライクが金庫からの脱出マジックに失敗したのは、エルコーン社の金庫が不良品のせいだった。実はローズはシュライクの息子で、フォー・ホースメンの5人目の黒幕だった。ローズはブラッドリーを罠にはめて、父親のシュライクの復讐を果たす。

シュライクの復讐が果たされる

フォー・ホースメンは5人目の黒幕を知らなかった。フォー・ホースメンはセントラルパークに行き、カードが埋め込まれた木の場所で4枚のカードを重ねる。すると、メリーゴーランドが動き出し、FBI特別捜査官のローズが現れる。ローズが5人目の黒幕と知ったフォー・ホースメンは、追跡された時にローズを殴ったことを謝る。フォー・ホースメンの4人はアイに迎え入れられた。フォー・ホースメンの捜査が終了したとして、ドレイはフランスのパリに戻っていた。ローズはドレイに真相を話しに会いに行くが、ドレイはすでに気づいていた。エルコーン社が金庫の不備を隠ぺいしたこと、ローズの父親のシュライクの死亡に対して、保険会社を経営するトレスラーは保険金を払わなかったことをドレイは知っていた。ドレイはローズを逮捕する気はなかった。実はドレイはローズに好意があった。セーヌ川に架かる橋に南京錠をかけて、「秘密にしておいた方がいいこともある」と言って鍵を川に投げ入れた。

『グランド・イリュージョン』の登場人物・キャラクター

TOMATOPIE
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