【進撃の巨人】ベルトルト「僕とサシャが入れ替わっトルト」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はサシャとベルトルトの精神が入れ替わるやや長めのSSです。ちょっと笑えてほのぼのしたストーリーをお楽しみください。さらに後日談もあります。

317 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:39:30 ID:Zon1Zkes

教官「全くしょうがないな!じゃあ、となりのフーバー!」

ベルトルト「ええっ!??あっと、その、ええーーーーっと!!…すいません、僕も聞いてませんでした…」

教官「なんだと!?二人共立っとれ!」

訓練兵達「あははははははは!!!いいぞ!お似合いだぞ!!」

サシャ「///」

ベルトルト「///」

―夜・談話室―

ワイワイ…ガヤガヤ…

サシャ(はあ…今日が終わってしまったな)ボーッ

男子訓練兵「あの、サシャ…ちょっといいか?」

サシャ「え?はい…なんですか?」

男子訓練兵「ここじゃちょっと…外出ない?」

サシャ「いいですけど…」

318 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:40:07 ID:Zon1Zkes

―外―

男子訓練兵「あの、最近俺…サシャのこと、可愛いなって思ってて…」

サシャ「えっ…」

男子訓練兵「ベルトルトと付き合ってるのは知ってるんだけど、今すぐじゃなくてもいいんだ。俺のこと考えてくれたりしないかな?」

サシャ(こ、告白だ…)

男子訓練兵「どうかな?俺、サシャのこと…」

サシャ「ご、ごめんなさい」

男子訓練兵「あ、やっぱりダメかあ」

サシャ「すいません…私、ベルトルトのことが好きなので」

男子訓練兵「うん。わかってて言ったから。結果はわかってたんだけどなあ。…ベルトルトが羨ましいよ」

サシャ(ああ、断ってしまった。サシャに確認もせずに。サシャは僕の体で告白されたときに保留にして僕にわざわざ聞いてくれたのに…。僕ってひどいやつだな)

男子訓練兵「もしベルトルトと別れるようなことあったら俺のこと思い出してよ。なんて…ごめん。ありがとな」

サシャ「いえ、こちらこそ、ありがとうございます。でも…

319 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:40:38 ID:Zon1Zkes

サシャ(僕は何を言おうとしてるんだ。ダメだ、勝手に…サシャの立場で勝手なことを言っちゃだめだ)

サシャ「ベルトルトと別れるなんてこと、ありませんから…ごめんなさい」

男子訓練兵「そうだよな。俺なに言ってんだろ…じゃあ、もう行くわ」

サシャ「すいません。あの、すぐ他にいい子見つかりますよ…」

男子訓練兵「はは、ありがとう。じゃあね」タッ

サシャ(ああ、僕は…やってしまった。サシャに言って欲しいことを自分で言って、僕は僕のことしか考えてない…)

サシャ(僕って最低だ。こんなやつ、サシャに好かれようなんて、図々しいな。一緒に生活してたんだ、サシャは僕より、きっとライナーのほうが好きだろうし…ああ、戻りたくない…。でも戻らないとサシャはもっとライナーに惹かれてくだろうな、きっと)トボトボ

―談話室―

サシャ(はあ…)

アニ「ちょっと、サシャ」ポンッ

320 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:41:24 ID:Zon1Zkes

サシャ「あ、アニ。なんですか?」

アニ「いや、元気無さそうだから。大丈夫?」

サシャ「はい…」

アニ「あんたってさ、内に溜めすぎなんだよ」

サシャ「え?」

アニ「何抱えてるかしらないけど、私は、別に責めやしないからさ。たまには思うようにしてみなよ」

サシャ「アニ…でも…」

アニ「私らだって、普通の人間としての時間を過ごしてもいいじゃないか…って思うんだ。ほんの、少しの時間でもさ。私はあんたがそうしたいなら許すよ。あんたがダメだって言うなら、それはそれでそうすりゃいいけど」

サシャ「ありがとう、アニ…。ねえ、抱きしめてもいい?」

アニ「なんだよ。突然、気持ち悪いね」

サシャ「元に戻ったらそんなことできないし…ダメ?」

アニ「ダメだね。でも、代わりに私が抱きしめてやるよ。元気だしな」ギュッ

サシャ「ありがとう…アニ」

アニ「うん」

321 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:41:57 ID:Zon1Zkes

―男子寮―

ライナー「今日で一緒に寝るのも最後だな」

ベルトルト「そうだね」

ライナー「今日は特別にだきついてもいいぞ?」

ベルトルト「え?いいよ、恥ずかしいし」

ライナー「そうか?」

ベルトルト「うん。僕、ちょっとトイレ行ってくるね」

ライナー「お前のトイレは長いからなー、付いて行ったほうかいいかもな」

ベルトルト「もう、大丈夫だって。こんな夜中に食べ物とりになんていかないよ」

ライナー「そうか?まあ、最後だし好きにしろ。俺は先に寝てるからな」

ベルトルト「うん」

―談話室―

サシャ(もう就寝時間か…戻らないとな。誰もいなくなったし…サシャももう寝たかな)

ベルトルト「ベルトルト?」

322 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:42:34 ID:Zon1Zkes

サシャ
「!!」

ベルトルト「何してるんですか?」

サシャ「いや、別に何も。もう寮に帰ろうかと思ってたんだけど、サシャこそ、どうかしたの?」

ベルトルト「トイレです、トイレ。なんとなく誰かいるのかなって思って覗いてみたんですが」

サシャ「そっか。ちょっと話す?こっち座りなよ」

ベルトルト「いいですよ」

サシャ「明日キノコ狩りだね」

ベルトルト「そうですね。明日は晴れるそうですよ。良かったですね」

サシャ「そうだね」

ベルトルト「今日も夜空が綺麗ですし、流れ星流れませんかねぇ」

サシャ「うん、流れるといいね…。あ、ほら、月。月も綺麗だね」

ベルトルト「はい。綺麗です」

サシャ「…サシャのこと、好きだ…」

323 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:43:11 ID:Zon1Zkes

ベルトルト「え?」

サシャ「えっと、好きだって…さっき男子に告白されて…」

ベルトルト「ええっ!?本当ですか!??わ、私が!?ひえーっ///照れますね」

サシャ「でもごめん。勝手に断っちゃった」

ベルトルト「いいですよ、別に」

サシャ「好きな人いないって言ってたもんね」

ベルトルト「うーん、今はどうですかね。でも、断って大丈夫です」

サシャ「それって、好きな人できたの?」

ベルトルト「まあ、少し気になる程度ですが」

サシャ「へえ…そしたら悪いことしたな」

ベルトルト「悪いことって?」

サシャ「あの、サシャはベルトルトと付き合ってるからって言って断ったんだ。それに、当面別れることはないって、言っちゃって…迷惑だよね」

ベルトルト「あらら…まあいいですよ」

324 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:44:06 ID:Zon1Zkes

サシャ「いいの?」

ベルトルト「はい。特に困りませんから」

サシャ(フリだもんな…体が戻っても僕と付き合ってる状態でいいってことで、二人の関係を本気にされないのって、僕か、ライナーだけだよな。サそう考えるとサシャの気になってる相手ってどっちかだろうけど、僕よりは、ライナーだろうな)

サシャ「戻りたくないな…」

ベルトルト「おや?やっぱり女子生活が楽しかったですか」

サシャ「いや、そうじゃないよ。そうじゃなくて。このまま変わらない関係のままでいたいなって」

ベルトルト「変わりませんよ」

サシャ「変わるよ。僕は、変わる」

ベルトルト「そうですか?私とはもう関わりたくなくなりますかね」

サシャ「ううん。そうじゃない。ごめん。何言ってるんだろうね、自分でもわかんないや…」

ベルトルト「大丈夫ですよ」ナデナデ

サシャ「うん、ありがとう」

サシャ(今は、サシャの体で、サシャの周りの人間関係を僕が知ることができるけど、元に戻ったら、サシャはサシャの人間関係を築いてく…。付き合ってるフリもそのうち解消されるだろうし、そうなったらサシャが誰かに告白されたって、僕がどうこうできることじゃなくなるんだ。僕は、元に戻ったら、今以上に君を気にせずにいられなくなっちゃうんだよ…)

―――――

325 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:44:46 ID:Zon1Zkes

――――
―――
―翌日・山―

ベルトルト「この山ですね。馬で少しかかりましたが、キノコが生えてたのは少し登ったところです」

ライナー「よし、先週の大雨で地盤が緩んでるところがあるかもしれんから、気をつけながら登るぞ」

サシャ「うん。キノコあるかなあ」

ザッザッザッザ

ベルトルト「おっ、キノコ発見!」

ライナー「もう見つけたのか?」

サシャ「見た目が違うみたいだけど…」

ベルトルト「いや、これはただの食べれる別のキノコです。ついでなんで持って帰ります」

ライナー「もっと必死に探して欲しいもんだが」

サシャ「ほんとだよ。時間は限られてるんだから、あんまり寄り道しないでよ」

ベルトルト「はいはい。わかってますよ」

326 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:45:21 ID:Zon1Zkes

ザッザッザッザ

ライナー「大分登ってきたな。なんか、ちょっと暗くなってきたようだが」

サシャ「雲が出てきたね。もしかして降るのかな?」

ベルトルト「雨になったら大変ですね。この辺は崖になってるとこも多いですし、急ぎましょう」

ザッザッザッザ

ライナー「まだ見つからんのか?」

ベルトルト「前はこの辺にあったんですけどね。崖のほうに生えてるかもしれません」

サシャ「危ないよ」

ベルトルト「ちょっと覗くだけですから…」

ベルトルト(あっ!崖の壁にキノコあった!!)

ベルトルト「ベルトルト!キノコありました!ここに生えてます」

サシャ「本当!?」

ベルトルト「はい、取りますね。ちょっと手を伸ばせば…」

サシャ「あ、危ないからライナー呼んでから…」

327 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:45:55 ID:Zon1Zkes

ズルッ

ベルトルト「わっ!!!」

サシャ「サシャ!!!」

ベルトルト「わあああああっ!!!」

ガラガラッ

ライナー「どうした!?」

サシャ「サシャが足滑らせて…!!!崖の下に…」ダッ

ライナー「待て、ベルトルト!地面がゆるくなってるんだ。踏ん張れる俺が行く」

サシャ「ぼ、僕も行く」

ライナー「おい!!サシャ!!!!」

ベルトルト「ラ、ライナー…!!」

ライナー「大丈夫か!?」ヒョイッ

ベルトルト「う、うん。木が出てたから…でも、下まで50mくらいあるかも。落ちたら…ううっ、手がしびれる」

ライナー「よし、ちょっと待ってろ。ベルトルト、このワイヤーを太い木探してしっかり結んでくれ」

サシャ「わかった!!」ダッ

328 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:46:34 ID:Zon1Zkes

ライナー(反対側を俺の体にくくりつけて…)

ライナー「サシャ!がんばれよ!俺が降りて行くからな」

ベルトルト「はいいっ…」

サシャ「くくりつけたよ!ライナー!」

ライナー「わかった。お前はワイヤーが取れないように見ててくれ!サシャのとこまで降りる」

シタッシタッ

サシャ「う、うん」

サシャ(ああ、僕は何もできないのか…。サシャの体とはいえ、こんな時、いつもライナーだ)

ライナー「サシャ、空いてる方の手をこっちに伸ばせ」

ベルトルト「うううっ…でも、私重いから、ライナー掴んでも、ライナーも一緒に落ちるかも」

ライナー「落ちん。掴んだら絶対離さないし、お前を必ず助ける、心配するな」

ベルトルト「ご、ごめんなさい、迷惑かけて」

ライナー「今はいいから。ほら、もうちょっと、頑張れ」

329 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:47:11 ID:Zon1Zkes

ベルトルト「うう、うわっ」

ズルッ

ライナー「サシャ!!!」

ベルトルト「わあああっ!!!ダメ!もう落ちる!!ごめんなさい!ベルトルト、ごめんなさい!!」

サシャ「サシャ!諦めちゃだめだ!!」

ライナー(クソッ、ワイヤーが…もう少し長ければ…)

サシャ(このままじゃ…サシャが落ちてしまう…、崖下まで50mくらいか…やるしかない!!)

サシャ「サシャ!!空いてる手を、思い切り、噛むんだ!!!」

ライナー「!?お、おいっ!?ベルトルト!!」

ベルトルト「えっ!?ああっ…ダメです…。落ちる…」

サシャ「噛んで!!!お願いだ!!サシャ!!」

ベルトルト「手…ううっ…」プルプル

330 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:47:47 ID:Zon1Zkes

ライナー「ベルトルト!!待て!!それは…それなら俺が」

サシャ「ダメだ!ライナーだと、その衝撃でサシャが落ちるほうが早い!飛ばされたら見失う!」

ベルトルト「はあはあ…怖い…手、動かしたら、動いて、落ちる…うっうっ」

ライナー「…(どうする!?俺が一緒に落ちて抱きとめればあるいは…だが失敗したら…!)」

サシャ「サシャ!!早くしろ!!噛むんだよ!!!」

ベルトルト「そんなんできんよおお!!怖いいいい!!!」ズルッ

ライナー「!!!!」

サシャ「サシャ!!!」

ベルトルト「わああああああっ!!!!」

ライナー(いかん!!ワイヤーを切って…クソっ!!間に合うか!?)

サシャ「サシャーーーー!!!!僕を信じろーーーーーっ!!!!」

331 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:48:23 ID:Zon1Zkes

ベルトルト(ベルトルト…!!)

ガジッ!!!

ベルトルト(死にたくないっ!!!!)

カッ

ライナー「!!!!」

サシャ「やった!!!!」

超大型巨人「…」ゴゴゴゴゴゴ…

ライナー「しかし…助かったのはいいが…これは」

サシャ「キノコを食べさせて、僕と入れ替えればいい。口が丁度崖の高さあたりに来てるし、口に入れちゃおう。ライナー、そこに生えてるのをとってくれ」

ライナー「これか…」モイッ

シタッシタッ

ライナー「ほら」

サシャ「ありがとう。ライナー」

超大型巨人「…」

332 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:49:00 ID:Zon1Zkes

サシャ「ほら、サシャ。これ食べて…」

超大型巨人「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

ライナー「!?」

サシャ「!?」

ライナー「中身がサシャだから、巨人を操りきれないんだ!!まずいぞ!!」

サシャ「わっ!!!やめろ!!サシャ!!落ち着くんだ!!」

超大型巨人「オオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

グワッ

ライナー「手を振り上げたぞ!!これじゃ、叩かれて潰されちまう!!」

サシャ「サシャ!!!」

ライナー「避けろ!!ベルトルト!!!」ガバッ

サシャ「うわっ!!!」

ドガアアアッ

ライナー「クッ!!」

333 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:49:30 ID:Zon1Zkes

サシャ「ひっ!!」

ライナー「大丈夫か、ベルトルト!?」

サシャ「うん、でも、サシャがこのままじゃ…」

ライナー「俺が変身して口に入る。鎧の体なら多少噛まれても死にはしない。ほら、キノコ。お前のぶんだ」

サシャ「気をつけてよ。ライナー!」ガブッ

ライナー「ああ。お前も、中身が戻ったら、頼むぞ」

サシャ「ああ!!」

ライナー「よし、奥に下がってろっ!」

サシャ「うん、いいよ、ライナー!!」タッタッタ

ライナー「待ってろよ、サシャ。今助けてやるからなっ…!!」ガジッ

カッ

―――――
――――
―――

サシャ「ん…ううん…」

334 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:50:20 ID:Zon1Zkes

ベルトルト「あ、気がついた?」

サシャ「あれ?ここは?キノコは?」

ライナー「キノコはさっき見つけて二人で食べたろ。戻ってるぞ」

サシャ「あっ!!ほんとです!!私の体…」

ベルトルト「うん。僕も、ほら」

サシャ「あ…ベルトルト」

ライナー「それじゃ、戻るか。結構寝てたぞ、お前」

サシャ「は、はい。すいません…あの、私、崖から落ちたような気がしたんですが?」

ライナー「いや?」

ベルトルト「うん、キノコ食べて倒れちゃったけどね。夢でも見てたんじゃないの?」

サシャ「そうでしょうか?ライナーが助けてくれたような気がするんですが?」

ライナー「いや、夢だろ」

ベルトルト「…」

ベルトルト(やっぱり、ライナーか。でも、しょうがないね。ほとんどライナーが助けたんだし…)シュン

サシャ「そうなんですかね。なんかボーッとしますし、そうなのかも」

335 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:50:50 ID:Zon1Zkes

ライナー「大丈夫か?おぶってやろうか?」

サシャ「えっ…いえ、大丈夫です」チラッ

ベルトルト「?」

サシャ「ベルトルトにおぶってもらいますので…」

ベルトルト「え?僕?」アセアセ

サシャ「はい、お願いします」

ベルトルト「う、うん。いいよ…はい、乗って」

サシャ「すいません」

ベルトルト「うん。でも、なんで僕?」

サシャ「ベルトルトの後頭部見て、入れ替わったの実感したくて…それに」

ベルトルト「ん?」

サシャ「いえ…」

336 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:51:24 ID:Zon1Zkes

サシャ(ベルトルトが、私のために必死に叫んでくれたような気がして…嬉しかったんですよ)

サシャ「少しの間とはいえ、私の体だったので、いざ戻ると寂しく感じましたので、少し近くにいたいです」ピトッ

ベルトルト「そ、そっか…」ドキドキ

ライナー「疲れたら交代してやるから、言えよ。じゃ、行くぞ」

ベルトルト「うん」

サシャ「はい」

ザッザッザッザ

―――――
――――
―――

―訓練所―

ライナー「ふう、遅くなったな」

ベルトルト「サシャ、寝ちゃった」

337 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:52:01 ID:Zon1Zkes

サシャ「すぅすぅ…」

ライナー「疲れたもんな…」ナデナデ

ベルトルト「サシャに気安く触らないでよ…」

ライナー「なんだよ、もうお前の体じゃないぞ?」

ベルトルト「僕の彼女だぞ」

ライナー「フリだろ?もう解消じゃないのか?」

ベルトルト「じ、事情があってもう少しそのままなんだ」

ライナー「そうなのか?ふーん」

ベルトルト「な、なんだよ…」

ライナー「いや、そうか、嫉妬か。なるほどな」

ベルトルト「えっ!?いや、違うよ、ライナー!!あの、あの///」

ライナー「ははは、顔赤いぞ」

ベルトルト「ええっ!?」

338 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:52:37 ID:Zon1Zkes

ライナー「そういうことになってるとはな。気付かなかったぞ。まあ、秘密にしといてやるよ」

ベルトルト「うん…」

ライナー「そのかわり、女子風呂でのことについて詳しく聞かせてくれよな?」

ベルトルト「もう…ライナー、スケベだなあ…」

ライナー「お前に言われたくないけどな…」

ベルトルト「ま、まあね。じゃあ、僕サシャを女子寮まで送ってくから」

ライナー「ああ」

ベルトルト(とうとう戻っちゃったな。これでいつ縁が切れてもおかしくないんだ。はあ…。ああ、サシャ、あったかいな…)

―女子寮前―

ベルトルト(うーん、誰か出てきてくれないかな?)ウロウロ

ユミル「おっ、ベルトルさん、なにしてんだ?ここは女子寮だぞ」

ベルトルト「あ、ユミル。サシャ送ってきたんだけど、寝ちゃって…」

ユミル「ん?二人で出かけてたのか?」

ベルトルト「うん。寮まで運んでくれる?」

339 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:53:12 ID:Zon1Zkes

ユミル「いいけど。戻ったのか?」

ベルトルト「え?」

ユミル「このサシャはサシャなんだろうな?え、ベルトルさんよ」

ベルトルト「えっ?えっ??」

ユミル「散々夜に私のこと抱きしめといて記憶喪失か?」

ベルトルト「!!!!?????」

ユミル「ま、風呂で鼻血だしたり、サシャの胸揉んでたり…サシャには言わないでおいてやるよ。スケベルトルさん」

ベルトルト「ええっ!?気づいて、知ってたの!?ユ、ユミル…待って!?///」

ユミル「さー、サシャ、帰るぞ。よっと」ダキッ

ベルトルト「なんで…いつの間に…違う…違うんだよユミル…!!」

ユミル「いやー。いい強請ネタが手に入ったなあ。ダハハハハ!!」スタスタ

ベルトルト「待ってってばああああ!!!!」

340 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:53:49 ID:Zon1Zkes

ユミル(最初から二人が逆転したみたいだったし、お前寝言でサシャサシャ言ってるから、途中で気づいたんだよ…。ま、しばらくベルトルさんで遊べるな)

―女子寮―

サシャ「ん…むにゃ。あ…ユミル?」

ユミル「よ、おかえり」

サシャ「はい。ただいま…」

ユミル「ベルトルさんが途中まで運んでくれたぞ」

サシャ「そうですか。明日お礼言わないと…あ、布団いい匂い」クンクン

サシャ(身の回りの匂いとか、大分変わってしまってますね…)

サシャ「ユミル。抱きついていいですか?」

ユミル「やだよ、なんで」

サシャ「ユミルの感触は変わってないと思いますので」

ユミル「なんだそりゃ?」

サシャ「えいっ!!」ギュッ

341 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:54:24 ID:Zon1Zkes

ユミル「やだっつったろ!!」ボカッ

サシャ「いてっ!!ふふふ」

ユミル「何笑ってやがんだ。ったく…ほれ!!!抱きしめてやるよ!!」ギュウウウウッ

サシャ「ぐええええええ!!!ぐるじいいっ!!!ぐふふふっ!!」

クリスタ「あー、何してるの?私も混ぜて!」ギュッ

サシャ「クリスタ!!」ギュッ

クリスタ「ふふふ、よしよし」

ユミル「あ、こら!!サシャ!クリスタから離れろ!このやろ!!」

アニ(サシャ、戻ったんだね。良かったよ。でも、ちょっとさみしいかな)

―男子寮―

コニー「ベルトルト!!!雑巾投げしよーぜ!!

342 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:54:56 ID:Zon1Zkes

ベルトルト「ん?いいよ」

エレン「あれ?いっつも断るのにな」

ベルトルト「え、うん。たまにはいいかなって」

コニー「最近ノリが良くて楽しいぜ!!じゃあよ、今日の風呂はブラブラ対決もしようぜ!!」

ベルトルト「いや、それはちょっと…」

コニー「なんだよー、勝ち逃げかよ」

ベルトルト(えっ!?サシャ…もしかして、したの!?僕の体でブラブラ対決したの!?)タラタラ

ベルトルト「コニー、ちょっと雑巾投げ待っててくれる?」

コニー「いいぜ。先に廊下行ってるからな。行こうぜ、エレン」

エレン「おう」

ベルトルト「ライナー!」

343 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:55:27 ID:Zon1Zkes

ライナー「ん?どうした?」

ベルトルト「サシャ、僕の体でなにしたの!?ブラブラ対決したって…」

ライナー「あ、ああ…。すまん。俺の見てないとこで色々な…ええと、詳しくはこの俺とサシャのお約束ノートを見てくれ。そこに書いてることはサシャがやらかして、俺が禁止した項目だ。…俺は止めたんだからな?怒るなよ?」

ベルトルト「…!!!」ペラペラペラペラ

ライナー(あああ…顔が…)

ベルトルト「サ、サシャアアアアッツ!!!!」

ライナー「お、落ち着けよ…なあ」

ベルトルト「なんだよこれえええええ!!!!」プルプル

ライナー「1回しかしなかったこともあるからな?お、おい。お前のそんな怒った顔見たことないぞ…」ビクビク

ベルトルト「うぎぎぎぎっ…ク、クソッ!!!文句言ってくる!!!」ダッ

ライナー(ほっ…俺に飛び火しなくてよかった…)

―――――
――――
―――

344 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:56:00 ID:Zon1Zkes

ベルトルト「サシャ!!!なんだよ!!これはっ!!」

サシャ「ん?なんです?」

ベルトルト「この…この、ノートは…なんだい?」

サシャ「ああ…お約束ノートですか。ごめんなさい」

ベルトルト「え、ま、まあ…しょうがないな…いいけど…」

サシャ「それより、ベルトルト、見てください。こないだキノコ取りに行ったときにとってきた、このキノコ!」

ベルトルト「うわあ…嫌な予感するよ」

サシャ「一緒に食べませんか?」

ベルトルト「嫌だっ!サシャのとってきたキノコは嫌だっ…!」

サシャ「そうですか?じゃあコニーとでも食べましょうかね」

ベルトルト「だめっ!!!」

345 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:56:35 ID:Zon1Zkes

サシャ「ええ~っ!?」

ベルトルト「ほかのやつと食べるくらいなら、僕が食べる。貸して!」

サシャ「は、はあ…」

ベルトルト「モグモグ」

サシャ(調理も何もしてないのに…野性的ですね)

ベルトルト「ん?結構美味しいかも」

サシャ「お、良かったです」

ベルトルト(ん…あれ?なんか眠気が…)フラッ

ガツンッ!!

サシャ「ひやっ!?ベルトルト!?大丈夫ですか!?」

ベルトルト「ん?サシャ…」

346 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:57:06 ID:Zon1Zkes

サシャ「頭打ったみたいですけど、大丈夫でした?」

ベルトルト「うん…って、あれ?なんか頭ムズムズする」

サシャ「ひえっ!?か、髪の毛がっ!!」

ワサワサワサワサ

ベルトルト「う、うわっ!?伸びてる!?」

サシャ「ひいいいいっ!?すごい勢いですよおおおお!!!」

ベルトルト「やっぱサシャのキノコなんて食べるんじゃなかったあああああ!!!!」

終わり

364 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:07:58 ID:HHnhywtc

沢山のコメントありがとうございます。嬉しいです!
この話はこのスレでおしまいですが、まだ書き込めるので後日譚を書きました。
続きを希望してくださった方に楽しんでいただけたら嬉しいです。

ベルトルト×サシャの完全な恋愛話になりますので、
苦手な方はご注意ください。

365 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:08:46 ID:HHnhywtc

ベルトルト「あれから僕とサシャは付き合っトルト」

366 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:10:16 ID:HHnhywtc

―男子寮・夜―

ベルトルト「ふんふふふーん」

ライナー「なんだ?ごきげんだな」

ベルトルト「えっ?そうかな?」ニコニコ

ライナー「ああ。まさかまた入れ替わってないよな?」

ベルトルト「入れ替わってないよ。まあ…少しサシャに影響されたとこはあるかもね。それより、見てよこれ」

ゴロンッ

ライナー「げっ、鳥の頭の骨かよっ…。気持ち悪いな」

ベルトルト「き…気持ち悪い!?ひ、ひどいよ。ライナー。可愛いだろ」ガーン

ライナー「あ、すまん…。よくみたら可愛いかもな…?いや、可愛いか?すまん、俺にはわからん。どうしたんだそれ?」

ベルトルト「サシャに貰ったんだ…」

ライナー「ふ、ふぅん…」

ベルトルト「サシャが初めて自分でとった鳥の骨なんだって。記念に持ってたのに僕にくれたんだ…」

ライナー「ほお」

367 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:10:51 ID:HHnhywtc

ベルトルト「家には大きい鹿の頭の剥製もあるんだって。あと熊の毛皮とか。それはお父さんが獲ったんだって言ってたよ」

ライナー「へえ。すごいな」

ベルトルト「僕も熊狩れるようにならないと…サシャと釣り合わないよね…」

ライナー「お、おう…」

ベルトルト「あ、そうだ。ライナーにさ、前に『壁内の女子を好きになるなんて意味わかんないし、僕は絶対そんなことにならない』って言ったの、ごめんね。こんなことになっちゃって…。でも、僕もちゃんとけじめはつけるからさ…。使命は果たすよ」

ライナー「お前も結構現金なとこあるからな。だが、実際そうなってみないとわからんこともあるし、その時はそうだったんだから、俺のことは気にせんでいい。俺たちの感情は戦士としては失格かもしれんが…想うだけなら構わんと俺は思う」

ベルトルト「僕は、フリとはいえ付き合っちゃってるけど…」

ライナー「逆にフリのほうがいいのかもしれないぞ。想いは伝えずとも一緒に過ごせるんだ。それに同じように別れる時が来るなら…」

ベルトルト「…」

ライナー「…すまん」

ベルトルト「いや、いいんだ。別れない方法もあるっちゃあるし」

ライナー「え?あるか?連れてくのか?」

ベルトルト「うん」

ライナー「無理だろ。ついてきてくれるわけないし」

368 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:11:25 ID:HHnhywtc

ベルトルト「そうかな?壁全部壊して、サシャ以外の人類がいなくなったら、一人でいるより僕らと来ると思わない?」

ライナー「お、お前…」

ベルトルト「ってのは冗談だけど。わかってるよ。どうやっても連れてくのなんて無理だってことくらい。でも寝てる時、たまにそういう夢みちゃったりするんだよね」

ライナー「そうなのか」

ベルトルト「でも、その夢の中で、ひとりぼっちになったサシャは、巨人の僕を悲しそうに見上げてるんだ…。あんな顔させたくないな…。でも、きっと…使命がある限り、僕らは皆を絶望させることになる。サシャにだって嫌われるか、軽蔑されるかだよ」

ライナー「…」

ベルトルト「わかってるんだけどね。でも、ライナーと同じだ。頭でわかってても…」

ライナー「ああ、同じだな。…鳥の頭、大事にしろよ」

ベルトルト「うん。ジャケットのさ、内側にポケット作って、入れてるんだ」

ライナー「おお、いいじゃないか」

ベルトルト「お風呂にも一緒に入ってるし…」

ライナー「まあ、洗ったほうが清潔でいいかもしれんしな」

ベルトルト「夜も、一緒に寝てるんだ」

ライナー「へ、へえ。クチバシささりそうだな…気つけろ」

369 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:12:17 ID:HHnhywtc

ベルトルト「包んで寝てるから大丈夫だよ」ニコニコ

ライナー(よっぽど嬉しかったんだな。可愛がり方が行き過ぎな気もするが、幸せそうだからいいか)ウンウン

ベルトルト「それでさ、僕もお返しになにかプレゼントしようと思うんだけど、何がいいかな?」

ライナー「食い物なら間違いないと思うぞ」

ベルトルト「そんな、誰があげても喜ぶようなものダメだよ」

ライナー「じゃあ、髪飾りとか、装飾品とか…」

ベルトルト「ふむふむ。サシャ興味あるのかなぁ?入れ替わってた時、何かきいてない?」

ライナー「そうだな…。布団のことは好きみたいだったから、新しい布団はどうだ?」

ベルトルト「布団か…。いいかもね。まず間違いなく使ってもらえるだろうし」

ライナー「いや、待て。よく考えたら、古くなったら捨てられるかもしれんし、逆に捨てれなくて迷惑かもしれん。かさばるしな」

ベルトルト「ああ~そうだね。できたら長い間持ってて欲しいよ」

ライナー「あ、本はどうだ?」

ベルトルト「本読むかな?」

ライナー「食材の本とか、料理の本だ」

ベルトルト「いいね。料理の本っていいかも!」

370 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:13:02 ID:HHnhywtc

ライナー「たぶん持ってないんじゃないか?」

ベルトルト「そうだね。料理の本にしようかな。明日休みだから買いに行くよ。ありがとうライナー」

ライナー「ああ。料理の本プレゼントして、何か作ってくれたらいいな」

ベルトルト「ダメだ…料理の本はやっぱりダメだ…」

ライナー「なんでだよ?」

ベルトルト「だって、なんかいかにも作ってくれって感じじゃないか?図々しいって思われるかも…」

ライナー「そんなこと無いと思うぞ。あいつがそんなこと気にするか?せいぜい一緒に作ろうくらいだろ」

ベルトルト「そうかな?でも、僕が気にしちゃうな、きっと。いつか作ってくれるかもって期待してしまうからダメだ。作ってくれたら嬉しいけど、作ってくれなかったら凹んでしまうよ」

ライナー(ベルトルトはこうなったら、たぶん俺が何言ってもダメだな)

ライナー「一番いいのは、お前があげたいって思ったものだと思うぞ。誰にも相談せずに一人で探しに行ったらいい」

ベルトルト「ううーん、喜んでくれるもの選べる自信ないよ…」

ライナー「人に聞いて、さっと決めるより、お前がサシャのために時間かけて悩んで選んだもののほうがいい。それなら絶対喜ばれる。俺が保証する」

ベルトルト「…うん。わかったよ。サシャのためにがんばるね。ありがとう、ライナー」

ライナー「ああ」

371 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:14:46 ID:HHnhywtc

ベルトルト(サシャへのプレゼント、何がいいかな。早く探しに行きたいよ。ああ、休みが楽しみだ…)

―女子寮―

サシャ「ふんふふーん」

シャッシャッ

ミカサ「サシャ、何作ってるの?」

サシャ「お守りです」

ミカサ「お守り?」

サシャ「そうですよ。これ、狼の牙なんですが、こういう骨とか牙を身につけて魔除けにするんです。ベルトにつけたりして」

ミカサ「へえ。かっこいい」

サシャ「家から持ってきた牙が数個あるので、できたらミカサにもあげますね」

ミカサ「ほんと?ありがとう。サシャ。あの…もしよければ、同じものがあと二つ欲しいのだけど…作り方を教えてくれる?」

サシャ「あ、もしかしてエレンとアルミンに?」

ミカサ「そう」コクン

372 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:15:24 ID:HHnhywtc

サシャ「いいですよ」

ミカサ「ありがとう」

サシャ「えっと、この中に骨とか牙入ってるんで、好きなの選んでください」ガシャガシャ

ミカサ「うん。…鳥の頭骸骨…?」ゴロン

サシャ「あ、それは私が初めてとった鳥の頭骨です。ほら、ここに私が名前と日付刻んでるでしょう…って、あれ?」

ミカサ「どうしたの?」

サシャ「これ、ベルトルトにあげたような気がしたんですが」

ミカサ「違う骨をあげたのかも」

サシャ「いえ、持ってきたのはこれだけなんですが…はっ!!!」

サシャ(もしかして、ベルトルトにあげた骨、こないだの夜に調理場漁ってた時に見つけたものだったのかも。拾った瞬間、見つかりそうになってそのまま部屋に持ち帰っちゃったんですよね。捨てようと思っててこの袋に混ぜたままだったんでした)

サシャ「…」タラタラ

ミカサ「どうしたの?」

サシャ「いえ…(後でベルトルトに言って交換しないといけませんね)」

373 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:16:15 ID:HHnhywtc

―男子寮―

ベルトルト「…サシャ…。この鳥とった時のサシャってどんなんだったんだろう」ジーッ

ライナー(いつまで鳥の骨見てんだ…。よく飽きないな)

ベルトルト「あー…」ゴロン

ベルトルト「へへへ…」フニャッ

ベルトルト「はあ…」シュン

ライナー「お前、一体何時間その骨見てるんだよ。明日出かけるんだろ?さっさと寝たほうがいいんじゃないか?」

ベルトルト「あ、そうだね。骨はしまっておこう」ゴソゴソ

ライナー「ハンカチで包んでるのか」

ベルトルト「うん。一緒に寝るけど、壊れたらいけないからね」グルグル

ベルトルト「それで、袋に入れて…箱にしまって、それも袋に入れて…これを抱いて寝るんだ」ギュッ

374 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:17:08 ID:HHnhywtc

ライナー「お前さ…ちょっと気持ち悪いぞ…」

ベルトルト「えっ!?」

ライナー「…」

ベルトルト「き、気持ち悪いかな…?サ、サシャも気持ち悪いって思うかな?」ドキドキ

ライナー「あいつはどうかしらんが、もしかしたらちょっと引くかもな」

ベルトルト「…」ゴソゴソ

ライナー(お、袋から出したか)

ベルトルト「箱は…箱はありかな?」ドキドキ

ライナー「ハンカチだけか、小袋まででいいんじゃないか?」

ベルトルト「じゃあ小袋に入れておこう。でもこれだと夜に粉砕しちゃうかもな。しょうがない、一緒に寝るのは諦めよう」

ライナー「ああ、それがいいな」

ベルトルト「ああ、明日楽しみだなぁ。明日が楽しみって変な感じだな」

375 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:17:55 ID:HHnhywtc

ライナー「そうだな」

ベルトルト「いつも、明日が来るのが不安で、怖くて、でも早く過ぎ去って欲しくて…それだけだったのになあ…」

ライナー「怖くなくなったか?」

ベルトルト「いや、今も怖いよ。それも、前よりずっとね。いつか気持ちを言ってしまいそうなのが怖いし、サシャの気持ちを知ってしまうのも怖いし…それに明日の先にある、別れの時が怖い」

ライナー「…」

ベルトルト「怖がってばっかりで、僕って情けないな…。はは…おやすみ、ライナー」

ライナー「おやすみ…ベルトルト」

―――――
――――
―――

―翌日―

サシャ(鳥の骨、本物の方をベルトルトに持っていきましょう)スタスタ

エレン「よ、サシャ」

376 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:18:31 ID:HHnhywtc

アルミン「サシャ、おはよう」

サシャ「ああ、エレン、アルミン。おはようございます」

エレン「これ、ミカサがくれたんだけど…」シャラッ

アルミン「僕にも」シャラッ

サシャ「あ、魔除けですね」

エレン「ミカサがお前に教えて貰って作ったって言ってたから。ありがとうな」

アルミン「ありがとう、サシャ」

サシャ「いえいえ。ミカサ、何回もやり直してすっごく丁寧に作ってましたよ」

エレン「そっか。なんかお礼したほうがいいな…」

アルミン「そうだね」

サシャ「そうですね。喜びますよ!」

エレン「おう。アルミンと一緒になんかプレゼントするよ。お前もなんかいるか?」

377 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:19:12 ID:HHnhywtc

サシャ「え、いいんですか!?」

アルミン「うん。なんでも言ってよ」

サシャ「では…パンを…」ジュル

アルミン「あはは。だと思ったよ」

エレン「そんなんでいいのかよ。アルミンと半分ずつでいいな?」

サシャ「ありがとうございます!!うへへへへ…」

エレン「じゃあな。ありがとな!」スタスタ

アルミン「ありがとね」スタスタ

サシャ(ミカサ、良かったですね!私もパンが貰えて良かったです!ありがとうございます、ミカサ!!)

―男子寮前―

ライナー「ベルトルトなら、今日は出かけてていないぞ?」

サシャ「そうなんですか(どうしましょう…)」

ライナー「伝言しといてやろうか?いつ帰ってくるかわからんが」

サシャ「そうですね。夜に談話室で会いましょうと伝えてください」

378 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:19:57 ID:HHnhywtc

ライナー「わかった」

サシャ「ありがとうございます。お願いしますね。あと、これ、よかったらなんですが」シャラッ

ライナー「ん?なんだこれ?牙?」

サシャ「魔除けです。入れ替わってる間お世話になりましたので」

ライナー「お前の世話は疲れたからな!」

サシャ「それは、す、すいませんって…」アセアセ

ライナー「ははは。いや、気を使わせてすまんな。ありがとう。大事にする」

サシャ「え、へへへ…良かったです!」ニコッ

サシャ「では!ベルトルトによろしくお伝えくださいね」タタッ

―女子寮―

サシャ(ベルトルトがいたら、頭骨交換して、魔除け渡して、一日一緒に遊びたかったんですが、しょうがないですね)

ミカサ「サシャ」コイコイ

サシャ「どうしました?ミカサ」

379 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:20:36 ID:HHnhywtc

ミカサ「サシャは刺繍好き?」

サシャ「あんまりしませんね」

ミカサ「もし興味あれば…私は結構得意なので…その…」

サシャ「え、教えてくれるんですか?やりますやります!」

ミカサ「…よかった」ホッ

ミカサ「ハンカチ、新しいの、一枚あげる」

サシャ「わー!ありがとうございます!」

ミカサ「モチーフは何がいい?」

サシャ「モチーフですか?お肉がいいです!!」

ミカサ「お肉も悪くないけど、何か意味があるほうがいい。ひと針ひと針気持ちを込めて刺繍して」

サシャ(あ、そうだ。前にベルトルトに似合いそうな色だと思って買ったグリーンのハンカチがありましたね。あれにも刺繍しておそろいにしましょうか…)

サシャ「モチーフってどんなのがあるんですか?」

380 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:21:30 ID:HHnhywtc

ミカサ「鍵は家族の幸福とか、翼は飛躍とか…いくつか描くから、好きなのを選ぶといい」

サシャ「はい。ミカサって物知りですね」

ミカサ「サシャも物知り。私の知らないことをいっぱい知っているし」

サシャ「こうやって教えあうの楽しいですね。今度、うさぎの捕まえ方教えますから、人参の作り方教えてくださいよ」

ミカサ「わかった」

サシャ「ミカサは狩り上手そうです」

ミカサ「サシャにはきっとかなわないと思うけど」

サシャ「ライナー吹っ飛ばせちゃうんですから、熊とか倒せそうですけどねえ」

ミカサ「サシャは熊倒せないの?」

サシャ「お父さんは何回か熊とったことありますが、私はまだ一人では倒したことありませんね。なるべく山で会わないようにしてますが、ここ卒業する頃にはなんとか倒せるようになるかもしれません。熊とったらご馳走しますよ」

ミカサ「ふふ…楽しみにしてる」

サシャ「野菜も育てて、鍋にしましょうよ!」

381 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:22:25 ID:HHnhywtc

ミカサ「うん。そうしよう。エレンとアルミンも一緒に…サシャもベルトルトと一緒に」

サシャ「え…は、はい///そうですね。でもそれならライナーも呼んだほうがいいかもしれませんし、どうせなら皆で食べたいですね」

ミカサ「それは楽しそう。エレンも喜ぶと思う」

サシャ「はい、きっと喜びますよ」

ミカサ「だと私も嬉しい。さて、サシャ。刺繍のモチーフどれにする?」

サシャ「えっと、意味は…ふむふむ。じゃあ、これとこれと…あと、お肉にします!」

―――――
――――
―――

―その頃・街―

―雑貨屋―

ベルトルト(うーん、どうしようかな。可愛い髪飾りに…石鹸…指輪…)

ベルトルト(サシャの指ってどのくらいなんだろう?入れ替わってる時に測っておけば良かったな。でも指輪は重いよね…引かれるだろうからやめよう)

382 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:23:14 ID:HHnhywtc

―本屋―

ベルトルト(料理本…無しって思ったけど、お腹すいた時に見れるからいいかもなー、でも逆にお腹すいちゃうか…やっぱ無しで)

ベルトルト(キノコの図鑑か。これいいかもな。ちゃんと確認してとってきてくれたら変なことにならないし。でもたぶん確認しても間違うよ、あの子は…無しだ)

―パン屋―

ベルトルト(パン…ダメダメ。喜ぶのは間違いないけど無し無し)

ベルトルト(あ、ジャムがあるな。小さいビンだけど結構するなあ。ジャムいいかも。ビン残るし。食べ物以外で何も無かったらジャムにしようかな。候補だ)

―服屋―

ベルトルト(服か。可愛いのってあんまりないよな。サイズどのくらいだっけ。えーと、胸がこのくらいで、腰がこのくらいで…でもセンスに自信が無いからやめておこう)

ベルトルト(ハンカチか。いいかもね。可愛いのあるかな?これとジャムとにしようかな)

―広場のベンチ―

ベルトルト「は~疲れた。プレゼントって頭使うなあ。なんか、いいのか悪いのかわかんなくなってきた」

チリーン

ベルトルト「…」

383 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:24:17 ID:HHnhywtc

チリーン

ベルトルト(鈴の音?すごい綺麗な音だな…。すごく澄んでる)

チリーン

ベルトルト(あっちか。ちょっと見てこよう)スタスタ

チリーン

ベルトルト(入口の鈴がなってたのか…)

ギュイイイッ チリンチリン

店主「いらっしゃい」

ベルトルト(あ、マントとかブーツおいてるな。雨具やザックもあるし、さっきの鈴と同じのも売ってる…ああそっか登山用品か…ってことは鈴は…)

ベルトルト「この熊よけの鈴、音が綺麗ですね」

店主「ああ。王宮御用達の楽器のベルに近い音になるよう作られてるからな。透明感が違う」

ベルトルト「へえ…」

ベルトルト(ベル…)

ベルトルト「あの、これ…ください」

384 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:25:05 ID:HHnhywtc

―――――
――――
―――

―女子寮―

サシャ「出来た!」

ミカサ「上手くできたみたいで良かった」

サシャ「このモチーフ、ちょっと子供っぽいですかね」

ミカサ「そんなことない。可愛い」

サシャ「へへ、ならいいです。ありがとうございます、ミカサ」

ミカサ「ううん。お礼だから。喜んでくれて良かった」

サシャ「ふふふ」

―男子寮―

ベルトルト「ただいま」

ライナー「お、おかえり。いいもの見つかったか?」

ベルトルト「うん、なんとかね」

ライナー「そうか、そういえば今朝サシャがお前に用があるって言ってたぞ。夜、談話室でって」

385 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:25:40 ID:HHnhywtc

ベルトルト「そっか。(あ、一緒に過ごしてくれるつもりだったのかな?)」

ベルトルト「ん?ライナー、何その腰の」

ライナー「ん?ああ、これか。これは狼の牙だそうだ。魔除けだと」

ベルトルト「買ったの?」

ライナー「サシャがくれたんだ。入れ替わってる時に面倒見たお礼だとさ」

ベルトルト「ふーん…(サシャって、もしかしたらライナーに気があるかもしれないんだよな…)」

ライナー「おい、くだらんことでいじけるなよ?」

ベルトルト「い、いじけないよっ。僕は鳥の頭もらったんだから…。あのさ、ライナー…もし」

ライナー「ん?」

ベルトルト「もし、サシャがライナーのこと好きだったら…どうする?」

ライナー「どうするったって、そんなこと無いだろ」

ベルトルト「もしもだよ。もしも」

386 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:26:22 ID:HHnhywtc

ライナー「まあ、悪い気はしないな。可愛いやつだと思うし。だが妹くらいにしか思えんな」

ベルトルト「い、妹か。そっか」ホッ

ライナー「良かったな?俺がサシャを恋愛対象に入れてなくて」ニヤッ

ベルトルト「!!!///」

ライナー「キノコ狩りの帰りもお前におぶさるって言ったし、今朝もお前に会うためにわざわざ男子寮まで来たんだから、あんまり頭使わずに向き合ったほうがうまくいくんじゃないか?」

ベルトルト「でも、僕みたいなのなんか好きになるかな…。ごめん、どうしても後ろ向きになっちゃうや。とりあえず、サシャに会ってくるよ」

ライナー「ああ。プレゼント、喜んでくれるといいな」

ベルトルト「うん、ありがとう。ライナー」

―談話室―

ベルトルト(サシャ、いるかな?)

サシャ
「あ、ベルトルト!!」

ベルトルト「やあ」

ベルトルト(僕を見つけると嬉しそうにしてくれるから、僕も嬉しいなあ)

387 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:27:18 ID:HHnhywtc

サシャ「すいません、夜に呼び出してしまって」

ベルトルト「いいよ。僕も…あの、サシャと話したかったし」

サシャ「そうですか。ふふ、嬉しいです」

ベルトルト「うん。あのさ、あの場所に行かない?」

サシャ「あの場所といいますと?」

ベルトルト「僕らが密会に使ってた場所だよ」

サシャ「ああ」

―使われてない倉庫―

サシャ「うーん、久しぶりですね」

ベルトルト「うん」

サシャ「なんだかずいぶん前のような気がします」

ベルトルト「ああ。あの時は色々大変だったなあ」

サシャ「そうですね。でも楽しかったです」

ベルトルト「僕も今となってはいい思い出だよ」

388 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:27:54 ID:HHnhywtc

サシャ「まさかベルトルトと仲良くなるとは思いませんでした」

ベルトルト「うん。僕も(まさか君を好きになるなんて思わなかったよ)」

サシャ「付き合うフリも結構長くなりましたしね」

ベルトルト「え?あ、そうだね」

サシャ「…でもそろそろ終わりにしませんか?」

ベルトルト「え…」

サシャ「もうフリはやめたいんです」

ベルトルト「…え?やめたいって?…どうして?」

サシャ「どうしてって今の状態は嫌だからです。ベルトルトはこのままがいいんですか?」

ベルトルト「…いや…。そんなことないよ。サ、サシャがやめたいなら、やめようか…。元々入れ替わってる間だけのことだったしね…」

ベルトルト(ああ…まさかサシャに切り出されるとは思ってなかった。僕、わかってるつもりで、わかってなかった。脳天気にこのままずっといられると思ってたみたいだ)

サシャ「じゃあ、フリは終わりということで」

389 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:28:34 ID:HHnhywtc

ベルトルト「うん…」ウルッ

サシャ「これを受け取ってください」スッ

ベルトルト「なに?これ…」

サシャ「私の気持ちです」

ベルトルト(お別れの餞別かな?)

ベルトルト「ありがとう…」ウルウル

サシャ「開けてください」

ベルトルト「何?」ガサガサ

サシャ「えっと、ハンカチです」

ベルトルト「綺麗なグリーンだね。あ、刺繍…。これは巨人かな?」

サシャ「天使です…」

ベルトルト「ご、ごめん」

サシャ「ミカサに教えてもらいながら、私が刺繍しました」

390 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:29:32 ID:HHnhywtc

ベルトルト「へえ、手縫いか…」

サシャ「あのですね。ミカサに教えてもらったんですが、こういうモチーフって、意味があるんですよ」

ベルトルト「うん」

サシャ「それでですね、えっと、これは天使で、ここに巻いてるのはリボンです」

ベルトルト「リボンだったんだ、これ。可愛いモチーフだね。こっちの塊は?」

サシャ「それはお肉です」

ベルトルト「ああ、肉…」

サシャ「それで…その…そこに刺繍してあるモチーフの、意味、知ってますか?」

ベルトルト「え?さあ…?肉は食欲増進とかかな?」

サシャ「えっとですね、あの…あの…」

ベルトルト「どうしたの?」

サシャ「ちょっと待ってください。…すぅーはぁーすぅーはぁー…」

ベルトルト「?」

サシャ「て、天使は『想いを伝える』って意味があるんだそうです」

391 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:30:29 ID:HHnhywtc

ベルトルト「ふーん…」

サシャ「そ、それでっ…それで、その、リボンはですね。二人の絆をもっと強くする、『結びつける』って意味です」

ベルトルト「そうなんだ…」

サシャ「あの、それが私の気持ちなんです」

ベルトルト「へえ…って…ん?え?それって?んんっ?どういうこと?」

サシャ「私、もっとベルトルトと仲良くなりたいんです…」

ベルトルト「…」

サシャ「…///」

ベルトルト「…あ、そうなんだ?」

サシャ「な、なんですか。その反応は。ひ、人が勇気出して…こ、告白してるのに…」

ベルトルト「ご、ごめんっ!!いや、一瞬混乱しちゃって…。サシャが別れたいって言ったから、そこから告白が来るなんて思わなくて…」

サシャ「別れたいとは言ってませんよ。フリをやめたいって言ったんです。フリは嫌ですってことです…」

ベルトルト「あ、そっか…。そういうことだったんだ。えっ…あの…つまり、サ…サシャって僕のこと…ええっ!?嘘っ!?嘘だっ!!」

サシャ「嘘じゃありませんよ?」

ベルトルト「信じられない…」

6may
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エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。九つの巨人の一つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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アニ・レオンハート(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アニ・レオンハート(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ファルコ・グライス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

キース・シャーディス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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