あの頃ペニー・レインと(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あの頃ペニー・レインと』とは、2000年に公開されたアメリカ映画で、若者の成長と挫折を描いたヒューマン・ストーリーである。弁護士を目指す優等生のウィリアムは、ある日姉の影響でロックに夢中になる。伝説的ロック・ライターに自分を売り込んで取材の仕事を得ることに成功したウィリアムは、”スティルウォーター”というバンドに気に入られ、楽屋へ招待されることになった。そこでバンドのグルーピーであるペニー・レインにウィリアムは一目惚れする。15歳の少年を変えたのは、ロックと初恋だった。

『あの頃ペニー・レインと』の概要

『あの頃ペニー・レインと』とは、2000年にアメリカで公開された、ロック・ミュージックの虜になった少年の成長と挫折を描いたヒューマン・ドラマ映画である。

15歳のウィリアムは、幼い頃弁護士を目指していた。勉強が得意で真面目なウィリアムはある日、ロックのレコードを聴き込むようになる。それは厳格な母親に嫌気が差し、家出をした姉のアニタが残したものだった。
次第にロック・ミュージックにのめり込んでいくウィリアムは、ロック誌の編集長であるレスターに自分を売り込む。レスターはウィリアムの文章を気に入り、ウィリアムは取材の仕事を得ることに成功した。
ウィリアムは取材のためライブ会場へ足を運んだ。そこに”スティルウォーター”というバンドのメンバーが到着する。記者だと名乗るウィリアムだったが、全く相手にされなかった。しかし、専門的な言葉を並べ、ロックへの情熱を懸命に伝えると、スティルウォーターのメンバーはウィリアムのその熱い気持ちに心を動かされる。
そして楽屋に招待されることになったウィリアムは、このことがきっかけでスティルウォーターへの取材の許可が降りるのだった。
グルーピーであるペニー・レインと共に、バンドのツアーに同行することとなったウィリアム。15歳の少年はロックに夢中になり、ほろ苦い初恋も覚えるのだった。

本作を担当したキャメロン・クロウ監督自身も、15歳の頃ローリングストーン誌の記者だった。
ロック黄金期と呼ばれている1973年を舞台に実体験をベースに描いたことから、半自伝的映画となっている。

主人公のウィリアムを、『幸せへのキセキ』のパトリック・フュジット、ペニー・レインを『ブライダル・ウォーズ』のケイト・ハドソンが演じている。
本作は様々な批評家から評価されており、第73回アカデミー賞では4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。また、第58回ゴールデングローブ賞では、ケイト・ハドソンが助演女優賞を受賞した。

『あの頃ペニー・レインと』のあらすじ・ストーリー

ロックとの出会い

大学教授で厳格な母親に育てられたウィリアム・ミラーは、弁護士になるのが夢だった。
しかし、あらゆる娯楽を禁止されていたことに耐えかねたウィリアムの姉のアニタが家出をしてしまう。ウィリアムは11歳。アニタが18歳の時だった。
家を出る前アニタはウィリアムに、「ベッドの下で”自由”を見つけて」と耳打ちする。

そしてウィリアムは、ベッドの下に隠された大量のレコードを見つける。
レッド・ツェッペリンやクリーム、ジミ・ヘンドリックスなどロック・アーティストのレコードがあった。ウィリアムはレコードの中に小さな紙切れを発見する。そこにはアニタの字で「ロウソクをつけて聴くと未来が見えるわ」と書かれてあった。

初めて聞くロックにウィリアムはすっかり夢中になっていた。

15歳になったウィリアムは、雑誌『クリーム』の編集長にしてロック評論家であるレスター・バングスに、自分の書いた記事を売り込んだ。ウィリアムの文章を気に入ったレスターは、ウィリアムに「批評家で成功したけりゃ、正直に手厳しく書け」と助言した。

レスターから仕事を与えられたウィリアムは、ブッラク・サバスのライブ会場へ向かう。ウィリアムは『クリーム』の記者だと名乗るが相手にしてもらえず、会場に入ることが出来なかった。
その様子を見ていた1人のグルーピーがウィリアムに話しかける。ウィリアムは「ブラック・サバスの取材に来た。ジャーナリストなんだ。君らとは違う」と、自分はあくまでも記者なのだと主張する。すると「何が?」と問いかける声がした。それがペニー・レインだった。

ペニーはゆっくりとウィリアムに近付き「何が違うの?」と再度問う。独特な存在感を放つペニーに圧倒されるウィリアムだったが「グルーピー(追っかけ)じゃない」と言い放った。「グルーピーはロックスターと寝るだけ。私達は音楽を愛してバンドを助けるの」
そうペニーは告げると、仲間たちと共に会場へ入って行った。

スティルウォーターと出会う

会場へ入らせてもらえなかったウィリアムの前に一台のバスが到着する。ロックバンドのスティルウォーターだった。それに気付いたウィリアムは急いでメンバーを追いかける。ウィリアムは雑誌の記者だと名乗り、「君らのバンドを取材したい」と伝えるが「評論家は敵だ」と言って、メンバーは誰も取り合わなかった。

しかしウィリアムは諦めず、メンバーに自身の考えを告げる。その情熱に感心したメンバー達はウィリアムを気に入り、取材を承諾した。会場へ入ったウィリアムは、スティルウォーターの取材を始める。

取材の内容をノートに書き留めているウィリアムの元にペニーがやって来た。「君の本当の名前は?」とウィリアムはペニーに聞くが、ペニーは「ヒミツ」と言って、いたずらっぽく笑う。ウィリアムはペニーに惹かれ始めていた。
ウィリアムは、スティルウォーターのギタリストであるラッセル・ハモンドにペニーを紹介した。笑顔で握手を交わすペニーとラッセル。恋の予感を漂わせる2人の雰囲気に、ウィリアムはどぎまぎしていた。

スティルウォーターのライブが始まる。ウィリアムはペニーと一緒にライブを鑑賞していた。
終演後、スティルウォーターのロサンゼルスのライブに誘われるウィリアム。ペニーを気に入ったラッセルは、ウィリアムにペニーも誘うよう頼んだ。
帰り際、ペニーは「困ったことがあったら電話して」とウィリアムに連絡先を渡す。連絡先の住所は、ペニーの住んでいる場所に近かった。

2人はスティルウォーターが宿泊しているロサンゼルスのホテルへ向かう。
2人がホテルに着くと、部屋にはグルーピーや関係者など大勢の人が集まっていた。ペニーとラッセルは、ひっそりと部屋から出て行った。その姿を目で追うウィリアムは、近くにいた女性に「あんたはダシに使われたのよ」と言われてしまう。

ツアーに同行

ある日ウィリアムの元に『ローリングストーン』誌の編集者であるベン・フォー・トーレスから連絡が入る。スティルウォーターの記事を書いてほしいという依頼だ。依頼を受けたウィリアムはスティルウォーターのツアーに同行することとなった。
ウィリアムは、一番の鬼門である母親のエレインを説得した。1日に2回必ず連絡を入れることを条件に、ツアーへの同行許可を得た。

スティルウォーターの全米ツアーにはペニーも同行していた。
ボーカルのジェフ・ベイブは『ローリングストーン』誌に良い印象を持っていなかったため、ウィリアムを警戒しているようだった。
『ローリングストーン』誌はどんなバンドも酷評し、解散にまで至らせると懸念するジェフに「彼はファンだぞ」とラッセルは言う。

メンバー1人1人に取材を希望していたウィリアムは、まずラッセルに話しかける。するとラッセルは、「いいか。お前を信じて正直に話す。メンバーの中には恋人を残して来た奴もいる。女房持ちもいる。ツアー中に出会いもある。君がそうだ」と言った。それからラッセルは、私生活は公にしてほしくないと話す。

ツアー先でのライブ中、機材トラブルでラッセルが感電してしまう。
舞台管理がなっていないとマネージャーのディック・ロスウェルが激怒し、プロモーターと喧嘩になる。そしてディックは公演中止を要求し、会場を引き上げた。
幸いにもラッセルは軽い火傷で済み、ツアーはその後も続いて行った。

仲を深めて行くウィリアムとラッセル

メンバーやウィリアム達がいる控え室に、ディックがバンドのTシャツを持って来る。中を開けTシャツを広げると、ラッセル以外のメンバーはピンボケしているようなデザインになっていた。そのことでラッセルとジェフの言い争いが始まる。窘めようとするラッセルだったが、ジェフは「お前の引き立て役はうんざりだ」と怒りを露わにした。
メンバーたちが部屋から出て行く中、ラッセルはウィリアムを呼び止めた。

ツアー先だったトピーカ市の街を歩くラッセルとウィリアム。ウィリアムは父親は死んだこと、母親と反りが合わず姉が出て行ったことなどをラッセルに話す。

そこに車が通りかかり、運転していた青年はラッセルをパーティへと誘う。ウィリアムとラッセルは、地元の人達が集まるパーティーに顔を出すことになった。初めて会う人にも親しげに接するラッセルの様子を、ウィリアムはメモに取り続けていた。

翌日ディックが迎えに来て、無事ウィリアムとラッセルはみんなと合流した。ツアーバスに乗っている時、ウィリアムが「そろそろ家に帰るよ」とペニーに告げる。
「ここが家よ」
そう言ってペニーは微笑んだ。

ペニーの涙

ウィリアムはレスターに連絡を入れた。
締切が迫っているのにまともに取材が出来ていないことに焦っていたのだ。レスターはそんなウィリアムに、バンドを分析しろとアドバイスをした。

ペニーの仲間の女性達と一夜を過ごしたウィリアムのもとに、翌朝、ベンからの連絡が入る。進行状況を聞かれたウィリアムは、バンドの分析をしていると答えた。話を聞いたベンはスティルウォーターを表紙に使うと言いはじめる。
ウィリアムはラッセルとの約束を守りたかった。そのためバンドのことをどこまで書いて良いのか分からず、苦悩しているようだった。

急いでラッセルのいる部屋に向かいノックするが、ドアの向こうから「邪魔するな」と言うラッセルの声がする。どうやらペニーと一緒にいるようだ。ウィリアムは不安と焦燥、そして少しの嫉妬心から、悔し涙を流す。

スティルウォーターには、新しくデニスという敏腕マネージャーがつくことになった。
ラッセルが感電した時、公演を中止してしまったことで契約は無効になり保証金も失ったとデニスは淡々と説明する。それから、借金の穴埋めにニューヨークでの追加ツアーへ向かうことを告げた。

ニューヨークでのライブを控えたある日、ラッセルはペニーを含む女性3人を賭けに差し出しバンド仲間とポーカーに興じていた。さらに、ニューヨークにはラッセルの恋人が来るため、ペニーの同行を止められてしまうことをウィリアムは知る。

ウィリアムはペニーを心配するが、ペニーは自費でニューヨークでのライブに参加するという。ウィリアムは、ラッセルのことを嫌いになりたくなかった。しかし、ペニーを思うとやるせない気持ちになっていたのだ。

「彼は本当は来てほしいのよ」
そう言うペニーに「目を覚ませ!」とウィリアムは怒鳴った。

現実と向き合うべきだと感情的になるウィリアムのことを指して、ペニーは「ロックの世界で生きるには優しすぎるのよ」と呟いた。ラッセルを庇おうとするペニーを見て、我慢の限界になったウィリアムはとうとう「50ドルとビール1箱で君を売った男だぞ」と口に出してしまう。

ペニーは驚きの顔をウィリアムに向ける。そして次第に顔を歪ませ涙をこぼした。ウィリアムはペニーを傷付けたい訳ではなかった。ウィリアムが謝罪の言葉を述べると、ペニーは「ビールの銘柄は?」と聞き、笑いながら泣いた。

ペニーとの別れ

ニューヨークへ着いた一行。ラッセルの恋人・レスリーが、宿泊先にやって来た。
ウィリアムが会食の場で、『ストーン』誌の表紙になることをメンバーに伝えると、バンドの皆は大喜びだった。

ペニーは偽名を使って、メンバーがいる会食に来ていた。ペニーはラッセルとレスリーの様子を離れた位置から見ていたが、やがてその場から立ち去った。ペニーを追いかけるウィリアムだったが、ペニーの姿はどこにもなかった。
ペニーはホテルの部屋でアルコールと睡眠薬を大量に摂取し自殺を図っていたのだ。ウィリアムが早くに発見し医者を呼んだことでペニーは無事だったが、心に深い傷を負っていた。

意識を朦朧とさせながら「なぜ愛されないの?」と呟くペニーに、ウィリアムは告げる。「よく聞いてほしい。こんなこと言うのは生まれて初めてだ。君は忘れるだろうけど、愛してる。永遠に愛し続けるよ。過去に大勢の男がいても」
意識も曖昧なペニーに、ウィリアムの気持ちが伝わったかどうかは分からなかった。

翌日、ペニーとウィリアムはニューヨークの街を歩く。ウィリアムの気持ちに対する返事はなかったが、代わりに自身の本名を告げた。
レディ・グッドマン。それがペニーの本名だった。
地元に戻ると言うペニーを見送りに空港まで一緒に向かうウィリアム。そして2人は抱擁を交わし、別れた。

次のツアー先へはプライベートジェットで向かうことになったメンバー達とウィリアム。しかしその移動中、嵐に見舞われてしまい緊急着陸を余儀なくされる。
パイロットの様子がただならぬ雰囲気だったことから、一同は死を覚悟し始めた。そして、どうせ死ぬなら今ここで打ち明けてしまおうと、メンバーはそれぞれ胸に仕舞っていた秘め事を告白し始める。

実は車で人を跳ねたことがあること、金を盗んだこと、メンバーの恋人と浮気をしたことなどをそれぞれ打ち明ける。そしてジェフが、ラッセルの恋人のレスリーに「ラッセルはグルーピーのペニーと寝まくっていた」と口にした。するとそれまで黙っていたウィリアムが声を荒げる。

「バンドを愛したバンド・エイドだぞ。ファンが大事だと言ってたはずなのに、大ファンのペニーをさんざん利用して使い捨てにした。分からないのか?君らは人間のクズだ!僕はペニーを愛してる!」
ラッセルも他のメンバーも黙ってウィリアムの言葉に耳を傾けていた。

そしてジェット機が大きく揺れ、もうダメだと一同が思ったその時、1人のメンバーが叫んだ。
「聞け!俺はゲイだ!」
すると次の瞬間揺れが収まり、一同は命を落とさずに済んだ。一同は何とも言えない表情になり、それから言葉を交わすことはなかった。

目的地に到着してジェット機を降りた後、ラッセルはウィリアムに一言「自由に書け」と告げた。

ウィリアムが出した答え

ウィリアムはレスターに相談を持ちかける。見てきたことすべてを書くべきかどうか思い悩んでいたのである。レスターは「もしバンドメンバーを友達だと思うなら、本当の友達なら正直になれ。手厳しく」と助言した。

『ローリングストーン』誌を訪れるウィリアム。これまでのことを書いた原稿を見せると、『ストーン』誌の人間は色めき立つ。事実確認を取るためスティルウォーターに担当者が連絡を入れるが、バンドメンバーはでっち上げだと否定した。その報告を受けたウィリアムは信じられない思いで「ラッセルと話した?」と担当者に尋ねる。すると担当者は「彼も否定したわ」と答えた。

意気消沈したウィリアムは自宅に戻り、部屋で塞ぎ込んでいた。
ウィリアムが自宅に帰って来たと同時に家出していた姉のアニタが戻って来て、母・エレインと和解する。

ラッセルはペニーに電話をしていた。会って話がしたいから住所を教えてくれとラッセルは言う。ペニーはその言葉を聞いて、ラッセルに住所を告げた。
教えられた住所にラッセルが向かうと、そこはウィリアムの家だった。ペニーはウィリアムの家の住所を教えたのだった。

突然ラッセルがやって来て驚くウィリアム。ラッセルは部屋に入り「俺たちをもう一度会わせたかったペニーの計らいだよ」と言った。ラッセルは、ペニーに電話をかけることをウィリアムにすすめる。それからラッセルは「『ストーン』誌に電話して本当のことを言ったよ。君の書いた話はすべて事実だってな」とウィリアムに伝えた。

ウィリアムは再びラッセルに取材を行うことにする。
「音楽の何を愛してる?」
ラッセルの答えは「すべてさ」というものだった。

ウィリアムの書いた記事がスキャンダラスで刺激的な内容だったことから、スティルウォーターは知名度を上げて行った。
そして次のツアーは、バスで移動すると言う。バンドの乗るバスには「もう飛行機には乗らないツアー」と書かれていた。

『あの頃ペニー・レインと』の登場人物・キャラクター

主人公

ウィリアム・ミラー(演:パトリック・フュジット)

日本語吹替:白鳥哲
幼い頃弁護士を目指していたが、姉が残したレコードを聴いたことがきっかけでロックに夢中になる。
ロック誌の編集長であるレスターに自分の書いた記事を売り込み、文章を気に入られ仕事を得ることに成功。取材のため向かったライブ会場で記者だと名乗るも相手にされなかった。
しかしスティルウォーターというバンドと出会い、情熱が伝わり取材の承諾を得る。そしてローリングストーン誌から、スティルウォーターのツアー同行記を書くよう依頼される。共に同行することとなったペニーに、恋心を抱いて行く。

少年時代のウィリアム(演:マイケル・アンガラノ)

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