7ORDER（Love-tune）の徹底解説まとめ

7ORDERの概要

7ORDER（セブンオーダー）とは、阿部顕嵐・真田佑馬・長妻怜央・萩谷慧悟・森田美勇人・諸星翔希・安井謙太郎の7人組の日本のアイドルグループである。メンバー全員がジャニーズ事務所に所属し、「Love-tune」として活動する中で人気の高い「実力派グループ」としてデビューが期待されていた。しかし、2018年にLove-tuneのメンバー全員がジャニーズ事務所退所を発表し、多くのファンに衝撃を与えた。解散を悲しむ声が多い中、2019年に「7ORDER project」を始動すると同時に7人全員が再結集し、「7ORDER」とグループ名を改めた。「7ORDER」というグループ名の意味は、メインテーマの「注文」「秩序」、裏テーマの「騎士団」である。「7ORDER project」はメンバーやグループ全ての活動に関するプロジェクトを指し、プロジェクトメンバーは7ORDERのメンバーに加えて、ファンやスタッフも含んでいる。このプロジェクトでは、「Make Happy ORDER（Happyをみんなで作り上げていく）」をコンセプトに音楽、ダンス、演劇、アート、ファッションなどメンバーの個性やスキルを生かしたジャンルに囚われない活動を通して、ファンとかけがえのない瞬間を共有することを目的としている。また、このプロジェクトの目標は、メンバー1人1人が個性を生かして様々な世界に飛び出し、経験したことや得たものを7人の活動に持ち帰って新たなエンターテイメントを作ることである。今までの主な活動としては、バラエティー番組『イケダンMAX』や舞台「7ORDER」、モデル活動、ラジオ出演などが挙げられる。彼らは約2年「7ORDER Project」での多岐に渡る活動を経て、2021年1月13日にファーストアルバム『ONE』を発売し、念願のメジャーデビューを果たした。デビュー日には、日本武道館で「7ORDER LIVE TOUR 2021 "WE ARE ONE"」を開幕し、パフォーマンスだけでなく、メジャーデビューにたどり着いた率直な想い、喜び、感謝、これからの夢などを多くのファンと共有した。

7ORDERの音楽性については、彼らの武器の1つだと言える。音楽も自らプロデュースを行うため、音楽レーベル「7ORDER RECORDS」を設立した。彼らは、歌とダンスによるパフォーマンスだけでなく、バンド演奏までこなす。楽曲のジャンルは「7ORDER Project」の目的通り、ポップなアイドルらしい楽曲からシックな大人っぽい楽曲、バチバチなダンスが映える楽曲、聴く人を後押しする楽曲など多岐にわたっている。どの楽曲にも共通して言えることは、歌詞のメッセージ性が非常に強いことである。多くの経験や苦労、努力を積み重ねてきた彼らだからこそ作り出せる数々の楽曲は皆の心を掴む。また、作詞作曲やダンスの振り付けをメンバーが率先して行っているのも魅力である。

7ORDERの活動経歴

Love-tune時代の活動

前述した通り、7ORDERのメンバーは全員、ジャニーズ事務所に所属し、2016年から「Love-tune（ラブトゥーン）」として約2年間活動していた。2012年にTravis JapanとSnow Man、2015年にSixTONESが結成してから、Mr.KINGやMr.Prince、HiHi Jetなど次々とグループが組まれ、乱立時代を迎えたジャニーズJr.に2016年新たに現れたのがLove-tuneであった。命名はジャニー喜多川社長が行い、結成当初の4人（真田、萩谷、森田、安井）はバンドをイメージしたグループであったため音に関する単語を取り入れることになり、その結果、愛と旋律・調和を表す「Love-tune」に決まった。ルックスだけでなく、7人から溢れ出る仲良し男子高校生のような、家族のような空気感、パフォーマンスやトーク力、演技力も評価され、圧倒的な人気と知名度を誇り、「ジャニーズJr.で最もCDデビューに近いグループ」として期待されていた。特に、歌えて、踊れて、楽器演奏ができるパフォーマンス力の高さは魅力であった。ダンス曲、バンド曲、ボーカル曲など曲によってセンターが変わる様々な個性があふれる7人は多くのファンを持つ愛されグループとして日々進化を遂げていた。ところが、2018年11月30日にジャニーズ事務所の有料公式サイトにて、Love-tuneのメンバー全員が退所することを発表し、多くのファンに衝撃が走った。この退所は、ジャニーズ事務所とLove-tuneの間における契約問題が発端とされているが、詳しいことは公になっていない。

7ORDER結成からメジャーデビュー

2018年12月31日にジャニーズ事務所を退所した阿部、真田、長妻、萩谷、森田、諸星の6人はTV番組『イケダンMAX』や様々なイベントを開催するようになった。そして、2020年3月6日に「7ORDER Project」の始動が発表され、その日に開設された公式Youtubeチャンネルで生配信が行われて話題となった。この日を境に、2019年3月31日にジャニーズ事務所を退所した安井も遅れて合流する形でプロジェクトに参加し始めた。同年8月22日から9月2日には初の単独舞台『7ORDER』の全27公演を開催した。再出発を開始した7人は活動の幅を少しずつ広げ、『イケダン7』出演、ABCマートのCM出演、その他イベント開催などを行った。また、2020年3月6日には彼らの主宰する音楽レーベル「7ORDER RECORD」にて「7ORDER」初の楽曲となる「Sabãoflower」を発売し、CDデビューを果たした。CD発売と同時に表題曲のみデジタル配信が開始された。そして、2021年1月13日には、日本コロンビアからファーストアルバム『ONE』とLIVE Blu-ray/DVD『UNORDER』の2つを発売し、メジャーデビューを果たした。2021年のデビュー後も勢いはとどまることを知らず、7ORDERとしての活動に加えて、個々のお仕事として舞台やモデル活動、俳優業と忙しい日々を過ごしている。また、毎週金曜日には公式YouTubeチャンネルに面白い企画動画を投稿していて、彼らのありのままの姿を見て楽しむことができる。

7ORDERのメンバープロフィール（五十音順）

阿部顕嵐

阿部顕嵐（あべ・あらん）
生年月日：1997年8月30日
血液型：A型
出身：東京都
身長：174cm
担当：Vocal・Guitar
メンバーカラー：紫

Instagram：阿部顕嵐

www.instagram.com

阿部顕嵐は、正統派なイケメンで圧倒的顔面勝利とファンから言われる7ORDERのルックス担当である。彼に対して、初めはクールな印象を持ちがちだが、天然でマイペースな性格を知れば知るほどギャップの塊であることが分かる。そのギャップがファンの心をがっしりと掴んでいる。癒し系でありながら、独特なオーラを放っているカリスマ的存在である。努力は惜しまないが、他人にその姿を見せずに何事もさらっとやり遂げる。ジャニーズJr.時代はTravis JapanとLove-tuneを兼任しながら、様々なドラマや映画に出演していた。特に注目を集めたのは、映画『近キョリ恋愛』で山下智久が演じた主人公、櫻井ハルカの高校生時代を演じた『近キョリ恋愛～Season Zero～』である。7ORDERとして活動し始めてからも、多くの舞台に出演しており、これからのドラマ、映画、舞台への出演も期待できる。趣味は高校2年生の時にハマったサウナで、『イケダンMAX』や7ORDER公式YouTubeチャンネルでも企画としてサウナのプレゼンを行っていた。

真田佑馬

真田佑馬（さなだ・ゆうま）
生年月日：1992年11月21日
血液型：O型
出身：東京都出身
担当：Guitar
メンバーカラー：赤

Twitter：真田佑馬

twitter.com

真田佑馬は、歌、ダンス、ギターとなんでも器用にこなすが、なんといっても演技力の定評が非常に高い。ジャニーズJr.時代は、2011年から『笑っていいとも！』にて16代目いいとも青年隊に抜擢され、番組終了まで勤めていた。演技面では、ドラマ『1リットルの涙』で主人公の弟役、ドラマ『3年B組金八先生』の第8シリーズなど有名作品に多く出演してきた。また、ジャニーズJr.では異例の外部単独主演舞台を成功させたことで演技の実力がかなり高いことが証明された。そんな彼は音楽のセンスも長けている。ライブで舞台に立ってギターを手にすれば、7ORDERの熱量を生み出すギタリストに変貌するのだ。エネルギッシュな演奏とは裏腹に7ORDERの楽曲の作詞作曲を多く手がけ、繊細な歌詞でファンにとっての神曲を次々と生み出している。普段は皆に愛されるいじられキャラで、基本的にブランドを身にまとっている。

萩谷慧悟