サマータイムレンダ(サマタイ・サマレン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サマータイムレンダ』とは田中靖規による『少年ジャンプ+』にて連載されたSFサスペンス漫画である。
幼馴染の小舟潮の葬儀に参列する為、主人公の網代慎平は帰郷する。
潮は海の事故で亡くなったはずが、他殺の可能性が出てくる。「影を見たら死ぬ」という島に伝わる「影の病」。
慎平は島全体を巻き込む幼馴染を取り戻す闘いに巻き込まれていく。
本作は主人公がタイムリープを繰り返す事で明らかになってくる真相と影の正体、張り巡らされている物語の伏線が最大の魅力。

村の猟師でライフル射撃が得意。過去にひづると共に野生化した影と出会っており、その時に左目を負傷している。
自らの妻が影と入れ替わっていることを知りながら、葛藤の末拘束だけ行い、殺せずにいる。ひづると共に、影の殲滅を目的として行動する。

小早川 しおり(こばやかわ しおり)

島のスーパー「コバマート」を経営している小林家のひとり娘で小学三年生。海で溺れた事とその時に潮が死んだというショックから声が出ないと言われていたが、実はハイネに憑かれた影であった。
泳ぐのが苦手で小学生でありながら浮き輪が外せない。シデとの闘いの後の世界で友達である波稲と元気に遊んでいるシーンが描かれている。

凸村 哲(とつむら てつ)

島唯一の駐在所で勤務する警察官。洋食コフネでBランチエビフライ追加でライス中盛りを食べるのが日課。
怖がりで面倒くさがりであるが、女性の言葉や名声には弱く、澪が地下へ続く道へしおりを追いかけていく時は最初は断られるがおだてられ先導するようになる。
巨乳好きで南方ひづるのバストサイズをHと見ただけで予想していた。が実際にはGであった。
少年時代には子供の窓と一緒に菱形医院の旧病棟に忍び込もうとするが、医院長の青銅に見つかって怒られる過去を持つ。

小舟 アラン(こふね あらん)

洋食コフネを経営する小舟潮・澪の父親でフランス人。琴子という日本人の妻がいたが、澪を出産したときに琴子は亡くなり、1人で洋食店の経営と子育てにと奮闘する。
両親を事故で失った慎平を迎え入れ、本当の家族のように育てる。潮の葬儀の翌日には村のみんなの為にとお店を開店させ、人前では気丈であったが、慎平と2人だけの時には潮を亡くした辛さを耐えられず涙する姿も見られた。

菱形 青銅(ひしがた せいどう)

窓と朱鷺子の父親。菱形医院の院長。病弱で亡くなった妻、千登勢と共に自分も影となり、永遠に生きることが目的でハイネ達と手を組んでいた。
島で亡くなる村民をハイネに献上していた。体育館での決戦後、菱形医院に来た慎平達に見つかり、窓と朱鷺子をその場で殺そうとするが、影のミオに阻止される。
自らの目的が果たせず絶望していたが、影である妻に励まされ、最終的に慎平達に協力するようになる。

雁切 波稲(かりきり はいね)

江戸時代に日都ヶ島に住んでいた漁師の娘。ある時、島に漂着してしまったクジラを触れてしまったためクジラの中にいた常世から迷い込んできた影に取りつかれてしまい、ハイネとなる。

菱形 紙垂彦(ひしがた しでひこ)

菱形家の先祖で、菱形医院を創設した初代院長。雁切真砂人のオリジナル。

網代 透(あじろ とおる)

慎平の父親。水中考古学者で作中は南方ひづる、龍之介の過去の映像の再生時にコフネ食堂に来たところを見ることができる。
事故により妻である暁美と共に死亡とされているが実際はシデの襲撃による殺害であった。

網代 暁美(あじろ あけみ)

慎平の母親。大学時代からアランの妻だった琴子と親友だったため、コフネ食堂によく通っていた。
夫である透と共に事故により死亡し、幼い慎平は小舟家に引き取られることになる。

浜路 俊(はまじ しゅん)

島の土産店「商店はまじ」の息子で小学校5年生。しおり達と一緒に海で遊んだ。妹のあかりを守ろうとする強さを見せる。

Taishij5
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