07-GHOST（セブンゴースト）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 (5/10)

07-GHOST（セブンゴースト）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.02.19

『07-GHOST（セブンゴースト）』とは、雨宮由樹と市原ゆき乃によって、2005～2013年まで『コミックZERO-SUM』にて連載されたファンタジーバトル漫画である。2009年4～9月には、テレビアニメが放映された。
物語の舞台は、厄災を振り撒く死神のフェアローレンと、フェアローレンを倒すために07-GHOST（セブンゴースト）と呼ばれる7人の死神が存在する世界。主人公のテイト＝クラインが、失われた自分の記憶と歴史の真実を知るため、様々な人物と出会い、自分探しの旅をする様子が描かれていく。

ラグス王国関係者

CV：高橋広樹
ラグス王国の最後の王であり、テイトの父。穏やかな性格で部下や周りの人々からの信頼も厚く、側近のミレイアと息子のテイトを深く愛していた。元々はミカエルの瞳の持ち主であったが、教皇により生きたパンドラの箱となってしまったテイトを守るために瞳を受け継がせた。
ラグス戦争が始まってからは、万が一自分が捕まった際にテイトのことを悟られないため、契魂である弟のクロイツの能力で自分の中からテイトの記憶を消してもらっていた。その後戦争中にアヤナミの手で殺害される。

フェア＝クロイツ

CV：木内秀信
ラグス国王の弟であり、バルスブルグ教会の司教。セブンゴーストの契魂でもある。叔父としてテイトを可愛がっていたが、テイトがパンドラの箱となってからは彼の身を守るために自分の教会の孤児として引き取り、神父さま（ファーザー）と呼ばれ慕われていた。
生前は国王である兄のクロムと顔が似ていたため、影武者としての使命を果たして命を落とす。その場で契魂となり、クロム以外から死した様子は見られていなかったため、その後も本来死んでしまっているということは悟られずに暮らしていた。教皇の手でパンドラの箱にされてしまったテイトを救出したために、パンドラの箱を奪った罪を着せられ罪人として追われる身となる。真実を伝えるためにテイトとゴッドハウスを巡る途中でアヤナミに襲われ吸収されるが、フェアローレン消失後は、ランセと共にアヤナミの中から脱出しテイトと再会を果たす。

ミレイア

クロムの側室で、テイトの母。旧姓はミレイア＝クライン。
バルスブルグ家の血筋だが、妾の娘であったために血族として認められず、王室から離れた貧しい孤児院で働いていた。皇帝のヴォルフとは親交があり、一方的に思いを寄せられていたがそれには気付かず、偶然クロムと出会った際に惹かれ合い側室となる。その後消魂に唆されたヴォルフによって、毒を盛られ昏睡状態のまま幽閉されていた。消魂の影が消え正気に戻ったヴォルフがテイトに解毒剤を渡したことにより目を覚まし、テイトとの再会を果たす。
フェアローレン消失後はバルスブルグ教会で世話になっており、転生したテイトの魂を再び自分の子として宿すこととなる。

その他の登場人物

ヴォルフラム＝アイフェラー＝バルスブルグ

バルスブルグ帝国の皇帝で、オウカの父。
ラグス王国との協定を結んでいた頃、バルスブルグ家の血を引く親戚でもあったミレイアに思いを寄せていたが、その思いは報われずミレイアはラグス国王であるクロムと結ばれたため諦めることとなった。ミレイアの幸福を思い納得していたつもりだったが、消魂に唆され毒を盛って昏睡状態にしたミレイアを秘密裏に幽閉してしまう。その後目を覚ましたミレイアに嫌われることを恐れ、昏睡状態のままにしていたため莫大な維持費が必要となり、皇帝の座を追われないように王女であり娘でもあるオウカのことも殺そうとしていた。消魂の影が消え正気に戻ってからは、ミレイアへの歪な執念も消え、テイトにミレイアを救うための解毒剤を渡す。

ナナセ

オウカ兼ラファエルの瞳の洗脳とメンテナンスを施していた研究者。王女であるオウカの遺伝子から秘密裏にレプリカの研究も進めており、自身が作ったレプリカを自らの子供と呼び異常な愛着を持っていた。
本物のオウカが死んでレプリカの身体にラファエルの瞳を移してからは、洗脳を施した自分の思い通りに動くと信じて疑わず、洗脳が解けたオウカが初めて自分に抵抗した際には、その事実を信じられずにオウカを手にかけようとする。洗脳が解けたラファエルの瞳が他のレプリカを苦しみから解放するために爆破した際に、自らの子供と呼ぶレプリカと共にあるために狂ったように笑いながら爆発に飛び込み自害した。

カペラ

CV：小倉唯
借金返済のために母親に売られた奴隷の少年。ゴッドハウスを巡る旅の途中だったテイトとフラウに拾われ同行する。テイトからは弟のように可愛がられ、自身も「テイト兄ちゃん」と呼び慕っていた。旅の間はテイトからザイフォンの修行を受け、最終的に癒し系と攻撃系の2種類の能力を習得する。テイトのおかげで母親との再会を果たし、それ以降は母親を引き取ってくれていた屋敷で共に過ごすこととなる。

セイラン

CV：杉田智和
第6区のゴッドハウスであるハウゼン家の使用人。元々は孤児だったがハウゼン家に拾われ、13代目の当主であったシンルーの良き理解者として忠誠を尽くしていた。ゼーレの旅人としてテイトが訪れた際は、ゴッドハウスやシンルーについて話したり案内役を務めるなどの役目を果たす。

ギド

フラウが憧れていた空賊のボスで、先代の斬魂。フラウにとっては神様のような存在で、希望そのものでもあった人物。
帝国軍が空賊討伐を行った際に体は消滅するが、直後に消魂によってフェアローレンの鎌の宿主とされたフラウを救うために斬魂として現れ、斬魂の能力を引き継がせた。

元奴隷少年とエロ本好き司教の旅を描く「07‐GHOST（セブンゴースト）」の魅力

”―軍を追われて少年が流れ着いた先は、〈神の区域〉にあるバルスブルグ教会だった。” 漫画が完結し、現在文庫本になって新たに発売されている「07‐GHOST」。ハッピーエンドと判断するかは人それぞれだが、綺麗に完結する物語を読みたい方にオススメの作品をご紹介。

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