空条ホリィ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

空条ホリィとは、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の主人公・空条承太郎の母親である。第2部の主人公であるジョセフ・ジョースターとスージーQの間に生まれ、日本人の空条貞夫と結婚して息子の承太郎を授かった。性格は母のスージーQに似て明るく、息子の承太郎を溺愛し過ぎるがあまり、承太郎からは疎まれ、反抗的な態度をとられていたが、承太郎、ジョセフ他の主要メンバーがエジプトへと旅立つことになったのは、この空条ホリィの命を救うためであった。

ホリィは、日本人のジャズミュージシャン、空条貞夫と恋に落ちてニューヨークからはるばる来日し、二人は結婚して息子承太郎を授かる。日本に暮らして20年、承太郎は高校生になっていた。

父ジョセフをアメリカから呼び寄せる

息子に悪霊が取り憑いて心配だと、ジョセフをアメリカから呼び寄せた。

その承太郎に何か「悪霊」のようなものが取り憑いていると心配し、ニューヨークに住む父のジョセフ・ジョースターを日本へと呼び寄せるところから、第3部の物語が始まる。

父と共に承太郎の元へ

成田空港を出て、承太郎のいる留置所へ向かうジョセフとホリィ

二人はその足で、留置所にいる承太郎の元へ向かう。
この時ホリィは気付いていないが、空港内のベンチに座っていた男(後にアヴドゥルと判明する)にジョセフが指を鳴らして合図し、男は二人の背後を歩き始める。

承太郎のいる留置所へ到着

ジョセフとホリィは留置所に入れられていた承太郎の元を訪れ、ここで初めてジョセフがエジプトで知り合った友人アヴドゥルを紹介する。ここで3人は、承太郎の「スタンド能力」を目の当たりにする。
その直後、今度はジョセフとアブドゥルのスタンドを見せられ、承太郎は「悪霊」の正体を理解し、二人に説得されて家に帰る事を決意する。
ホリィには何が起きたかよく分からないまま、ひとまずは息子が家に帰れる事になって大喜び。はしゃぎながら承太郎の腕にしがみくシーンが印象的である。

高熱を出して倒れてしまう

高熱で倒れ、意識を失ったホリィ

そんなホリィがある日、高熱を出して倒れてしまう。
ジョースター家の血を引くホリィに、因縁の敵DIOの復活によって、特殊能力の「スタンド」が発現したのだ。

このスタンドがホリィに高熱を出させた理由については、本来スタンドとはその本人の精神力の強さで操るもの、闘いの本能で行動させるものであり、おっとりした平和な性格のホリィにはDIOの呪縛に対しての抵抗力も、スタンドを行動させる力もなく、スタンドがマイナスに働いて害になってしまっていたためであると、アヴドゥルが説明している。

このことがあって、息子の承太郎と父親のジョセフは、ホリィを死の淵から救うべく、花京院典明、モハメド・アヴドゥルらと共にDIOを倒すため、遥かエジプトへと旅立つのであった。

承太郎たちが帰ってくることを感じるホリィ

急に元気になり、布団から出て立ち上がるホリィ

承太郎一行が、道中も数々の強敵に立ち向かいつつエジプトに到着し、仲間を失いながらもとうとう宿敵DIOの息の根をとめると、今まで眠っていたホリィが急に目を覚ます。
ホリィは何事もなかったかのように体を起こし、側で見守っていてくれたスージーQに「急に気分が良くなった」と言ってすぐに立ち上がり、承太郎やジョセフたちが無事に帰ってくる喜びを全身で表した。
これが、第3部に登場するホリィのラストシーンである。

空条ホリィのスタンド

ホリィにが高熱で倒れた時に発現した「透ける」スタンド

ホリィのスタンド名は、作品中で一度も登場していない。
何故名付けられなかったかについては特に触れられていないが、スタンドとはその本人の精神力の強さで操るもの、闘いの本能で行動させるものであり、おっとりした平和な性格のホリィにはDIOの呪縛に対しての抵抗力も、スタンドを行動させる力もなく、スタンドがマイナスに働いて害になってしまっていたと、作品中でモハメド・アヴドゥルが解説している。

また、『ジョジョの奇妙な冒険 設定資料集』の中で、荒木飛呂彦氏本人がホリィのスタンドの能力を「癒し」であると説明していることから、ホリィ自身には操れないものの、スタンド自体には能力が備わっている事が判明した。

それは、父ジョセフの「ハーミットパープル」とよく似た茨のようなスタンドで、ホリィの背中一杯に広がって高熱をもたらし、おっとりした優しい性格のホリィ自身にはそのスタンドを制御しきれず、命の危険に晒されることとなる。

空条ホリィの関連人物・キャラクター

ジョセフ・ジョースター

第3部に登場したときのジョセフは、グレイヘアに髭をたくわえている。

若かりし日(第2部)のジョセフ

ジョセフ・ジョースターはホリィの父親であり、承太郎の祖父にあたる。
そのスタンド「ハーミット・パープル(隠者の紫)」は、ホリィのものとよく似た茨の形状で、ポラロイドカメラなどを媒体にして念写をすることができる。
ホリィの高熱の原因とされる宿敵DIOの復活も、このスタンドの能力によって念写されたことにより判明したものであった。
ジョセフは第1部の主人公、ジョナサン・ジョースターの孫にあたり、第2部では主人公として「波紋」を使い、強敵を倒す。
その戦闘の際に右手を失い、負傷したジョセフを看病していたスージーQと結婚し、ホリィが誕生した。
ジョセフは第4部にも、主人公東方仗助の父親として登場するが、仗助はジョセフが日本人の女子大生と浮気してできた隠し子であったため、この二人の間には気まずい空気が漂うことになる。

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