MOTHER3(マザー3)のネタバレ解説・考察まとめ

『MOTHER3』とは任天堂、東京糸井重里事務所、ハル研究所、ブラウニーブラウンが開発し、任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス専用のロールプレイングゲームである。『MOTHERシリーズ』の3作目。人の優しさ、人と人との繋がりが描かれる場面が非常に多く、多くのプレイヤーの感動や共感を呼んだ。舞台となるのは謎の時代・謎の世界に存在するただ一つの島、ノーウェア島。そこで悪事を働くブタの覆面をした兵士たちと、彼らと相対するリュカたちとの戦いを描く。

『MOTHER3』の概要

『MOTHER3』とは任天堂、東京糸井重里事務所、ハル研究所、ブラウニーブラウンが開発し、任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス専用のロールプレイングゲームである。2015年12月17日よりWii Uバーチャルコンソールとして配信された。『MOTHERシリーズ』の3作目で、作者である糸井氏自身は「シリーズはこれで完結」と明言している。

前作までの架空の現代アメリカ風の世界観からガラリと変わり、謎の時代・謎の世界に存在するただ一つの島「ノーウェア島」を舞台に今回の冒険は繰り広げられる。1章から4章までは章ごとに主人公が変わり、群像劇のように物語が進んでいく。シリーズ独特の「糸井風」なセリフまわしやキャラクターは健在だが、本作はシリアス要素を強く含んだストーリーが展開される。ストーリーの序盤から「キャラクターの死」が明確に描写されているため、明るいノリを期待していたファンの中には受け付けられないという人も多かった。しかし「奇妙で、おもしろい。そして、せつない」というキャッチコピーの通り、悲劇が起きてもなお息子2人を支え続けようとする亡き母の愛、ダスターとウエスの不器用な親子関係などの優しさ、人と人との繋がりが描かれる場面が非常に多く、そこに感動や共感する人も多かった。特に冒険の果てに世界の命運を背負ってリュカが挑む、長年探していた兄とのラストバトルは、多くのプレイヤーの涙を誘った。

舞台となるのは謎の時代・謎の世界に存在するただ一つの島「ノーウェア島」。この中にある唯一の村・タツマイリ村では人々が穏やかな暮らしを送っていた。タツマイリ村に住む少年・リュカと双子の兄・クラウスは、母親のヒナワとともに祖父のアレックのもとへ遊びに行っていた。そこで楽しい時を過ごし、あとは父親のフリントが待つ家に帰るだけであった。しかし日没を過ぎた時分にタツマイリ村で森林火災が発生する。フリントは燃え盛る森の中に残された村人の救出に向かった。やがて降り注ぐ雨によって火の手が収まったが、時間的に既に帰ってきてもいいはずのフリントの家族はまだ帰ってきていなかった。

『MOTHER3』のあらすじ・ストーリー

第1章 とむらいの夜

フリントはブロンソンからヒナワが亡くなったという衝撃の事実を聞かされる。

タツマイリ村に住むヒナワとその子どもであるクラウスとリュカの双子は、山の上にあるおじいちゃんアレックの家に遊びに行っていた。ヒナワの妻であるフリントは羊の世話で一人タツマイリ村で留守番中だった。リュカたちはおいしい空気の中で温厚な性格な竜のようなドラゴやプライドの高いオケラと遊んだ後、これからフリントのもとへ帰ると言う時に異変が起こった。
一方その頃、フリントは山火事が発生したと隣人に起こされ、森に住む親子を救出するために山へ向かう。山には今まで見たこともない不気味な生物や、豚のマスクをした連中がいた。フリントは行方が分からなかった親子を発見し、無事に村へ戻ったが、夕方には帰ってくるはずの妻のヒナワや子どもたちがまだ帰っていないことに気づいた。村人総出で彼女たちを探すが見つからない。壁のぼりが得意なダスターの特技で山の岩壁を登ったところ、ヒナワの服の切れ端らしきものが枝にひっかかっていた。

嫌な予感がするフリントはそこからさらに先に進むと、さっきの豚のマスクをした変な連中が何か作業をしていた。ブタマスクたちはフリントに変な化け物を嗾けてくる。化け物を退治したフリントがさらに山に登ると子供が見つかったとの報告が入る。らに子供の無事を喜ぶ間もなく、ヒナワが心臓をドラゴの牙で貫かれて死んでいる状態で発見されたのも知らされる。余りのショックに暴れたフリントは村人に取り押さえられ拘留所に入れられて頭を冷やせと言われた。そこへ息子のクラウスがリンゴを持って現れた。リンゴの中にはカギが隠してあった。拘留所を抜けたフリントがヒナワの葬儀を終えると、クラウスがいないことに気が付いた。もう1人の息子のリュカに尋ねると、どうやらドラゴの元へ仇討ちに行ったようだった。

保安官から母親の心臓を貫いたドラコの牙を受けとり、祖父アレックと共に子供を捜しに山に登るフリント。子供の手がかりをマジプシーという変わった人々に尋ねたところ、クラウスはドラゴ台地に向かったと分かった。追いかけてドラゴ台地に行くと、メカに改造されたドラゴと遭遇する。ドラゴは温厚な生き物だったはずだが、メカに改造されたドラゴは凶暴で、フリントたちは戦って撃退するしかなかった。ドラゴは倒したが結局クラウスは見つからず、フリントたちは山を下りざるを得なかった。

第2章 泥棒アドベンチャー

クマトラ(右)と会うウエス(左)とダスター(中央)。この時、ダスターはまだクマトラのことを知らなかった。

クラウスの失踪から数日後。凄腕の泥棒の父を持つダスターは父からオソヘ城という城に隠されている宝を盗んでくるように命じられる。泥棒グッズを受け取って城に向かう途中、墓場で死者がゾンビとなって襲い掛かってきた。ダスターはゾンビを蹴散らして城に向かうが、跳ね橋が上がっていて城の中には入れない。そこで墓場に住む老人の家の隠し通路から城へ侵入したが、城はお化けや化け物が住むようになっていた。

城の探索中、ダスターはクマトラという男勝りな女の子と遭遇する。一度は別れたものの、父ウエスと共に再度オソヘ城へ侵入した時に罠にはまって動けなくなったクマトラを発見。彼女とウエスは知り合いだったようで、助けた後は同道することになった。3人パーティーとなったダスターたちが奥へ進むと、「ハミングバードの卵」と呼ばれるこの城の真の宝を発見する。しかしブタマスク達もこのお宝を狙っていて、彼らに迫られてダスターたちは窮地に陥る。そこでダスターたちが卵を持ち上げると城の泥棒よけが作動し、彼らは落とし穴に落ちてしまう。落ちた先は地下水場だった。卵を奪われなくてよかったと安心するのも束の間、オソヘビというこの城に住む巨大ヘビが襲いかかってくる。どうにかヘビを倒すと突如として水が流れ込んできて、3人とも流されてしまった。衝撃で気を失っていたウエスが目を覚ますと、村人が助けてくれたようで、そこは自宅のベットの上だった。しかし息子のダスターは行方不明となり、ダスターが持っていた卵もなくなっていた。

第3章 あやしい行商人

ヨクバに脅されるサルサ(下)。

達者な部分に目を付けられブタマスクたちに捕らえられたサルのサルサは、サルサの恋サルを人質ならぬサル質に取り、ブタマスクに同行する行商人・ヨクバからの虐待に耐え命令に従い続けていた。サルサは変な乗り物に乗り地下通路を通ってタツマイリ村へ向かった。タツマイリ村に着くと、ヨクバは村人に「シアワセ」について説く。そして「シアワセ」になりたい人に対して「シアワセの箱」という怪しい箱を配り始めた。その後ヨクバはサルサを連れてオソヘ城の「ハミングバードの卵」を取りに向かうが、ダスター一行に先を越されて悔しがる。

その夜、サルサのもとにクマトラが現れる。クマトラたちは昼間にヨクバの演説の様子を見ていた際、サルサが不本意にヨクバに協力していることに気づいたのだ。サルサに嵌められた首輪によって従わされていると知ったウエスが首輪のコントローラを盗んだことで、サルサは一時的な自由を得るが、すぐにヨクバにばれてしまった。サルサやクマトラたちはタツマイリ村の西の森に逃げる。ブタマスク達に追い詰められてしまい、もう捕まるしかないのかと思ったその時、タツマイリ村に住むリュカが子どものドラゴを連れて助けに来た。リュカはメカになっていたとはいえ、母親をドラゴに殺されたにもかかわらず、ドラゴたちと仲良くするという道を選んでいた。子どものドラゴは親をブタマスク達に改造されたことを覚えており、もう片方の親を呼んでブタマスク達を撃退した。こうして一行は窮地を切り抜けたが、ブタマスクによるタツマイリ村の侵攻は、「シアワセの箱」という形で徐々に始まっていた。

第4章 チチブーの劇場

チチブーの劇場にてダスターらしき人物がいるとの情報が入る。

タツマイリ村にヨクバが訪れてから3年が経過し、村の様子はすっかり近代化した。ヨクバから配られた、所有すれば幸せになれるという箱「シアワセのハコ」に、村人たちは釘付けとなっていた。箱の受け取りを拒み以前のような生活を続ける者たちもいたが、彼らの家には何故か毎日のように雷が直撃し、ヨクバに不信感を抱くリュカや一部の村人は、他の村人たちから異端視されるようになった。たった3年の間に素朴で純真だった村が「シアワセ」や「刺激」を求める村に変貌してしまったのだ。

リュカは3年で逞しく成長していた。リュカの父フリントは、3年間ずっと、クラウスを探しに山へ赴く毎日を送っていた。ある日、リュカは隣町のコーバにあるチチブーの劇場でダスターそっくりな人物がいたとの噂を聞く。ダスターの父ウエスにその話をすると、ダスターかどうか確かめて来てくれと頼まれる。リュカはコーバへの道中でマジプシーの1人イオニアと出会う。イオニアが言うにはリュカにはPSIの秘められた力があるらしい。イオニアにその力を解放してもらうと、リュカは新しくPSIを使用できるようになった。

その後コーバに着いたリュカだが、チチブーの劇場には入れてもらえなかった。どうやら劇場に入るにはチケットがいるらしく、リュカはチケットを手に入れるためブタマスク達の作業場でバイトをすることになった。無事にバイトを終えてチケットを入手したリュカ。しかし劇場へ向かうと今度は飼い犬のボニーが「犬はお断り」だと言われてしまう。そこでボニーは人間に変装してどうにか入場しようと試みるが、やはり怪しまれてしまうことに。そこに現れたのは綺麗なウェイトレスだった。彼女のおかげで劇場へ入ることができたリュカたち。実はその綺麗なウェイトレスはクマトラの変装であった。クマトラもダスターの噂を聞きつけ、劇場へ潜入したのだという。クマトラの話では、DCMCというバンドのメンバーのベースのタメキチがダスターにそっくりらしい。リュカは真相を確かめるべく、クマトラの案内でDCMCの楽屋へ向かった。

DCMCの楽屋でタメキチと会うことに成功したリュカだったが、タメキチは記憶喪失で自分が何者なのか分からなかった。当然、「ハミングバードの卵」のことも分からない。連れていこうにも自分がダスターなのかタメキチなのかはっきりしない間はバンドを離れられないと言う。困るリュカたちにDCMCのリーダーが「メンバー全員にジャンケンで5連勝したらタメキチをダスターだと認め連れて行ってもいい」と言った。リュカはジャンケンでメンバー全員に勝ち、ダスターを連れ出すことに成功する。DCMCのメンバーは「寂しくなるぜ」と言いながらもタメキチの旅立ちを祝福してくれた。こうしてリュカ、クマトラ、ダスター、ボニーの4人で旅立つことになった。

第5章 イカヅチの塔

どういうわけか、リュカは指揮官殿という人物に間違えられる。

ダスターのかすかに残っている記憶を頼りに、「ハミングバードの卵」を探しに行くリュカたち。ダスターはオソヘ城で流された後、敵に奪われてはならないと気力を振り絞り、壊れたネンド人という体が粘土でできたロボットの中に隠したと言う。そのネンド人がいる所へはタツマイリ村から離れた所にあるモグラの穴を通って行くが、その場所に行って見ると穴が1つだけではなく沢山出現していた。どうやら3年の間にモグラ達が穴を掘ったらしい。やっと思いで正解の穴を通り、壊れたネンド人のもとへ辿り着くことができたリュカたち。しかし卵を取り出す前に、ネンド人に雷が落ち、壊れて動かなかったネンド人が暴走してどこかへ走り去ってしまう。

リュカたちはネンド人を追い、ブタマスク達のネンド人工場へ潜入した。工場にいたブタマスクたちは何故かリュカのことを指揮官と間違え、リュカたちをブタマスクたちの服に着替えさせた。ブタマスクに暴走したネンド人の行方を聞くと、ゴミ収集トラックの方に向かったことが分かった。トラックを探して工場から出ると、ちょうどネンド人が積まれたトラックが発車していくところであった。立ち尽くすリュカたちにブタマスクはポークビーンというブタマスクの車を貸してくれた。

ポークビーンに乗りトラックを追いかける途中、誰かが食べたバナナの皮で車がスリップして壊れてしまう。そこに現れたのはコワモテのブタマスク。彼はリュカが指揮官ではないことを見抜き、バトルを挑んでくる。DCMC好きのコワモテブタマスクをDCMCのグッズで翻弄して倒したリュカたちは、彼が乗ってきたポークビーンを奪って再度トラックを追いかける。トラックはネンド人の廃棄場に止まっていた。リュカたちが捨てられそうになっているネンド人から卵を取り戻そうと近づくと、ネンド人とゴミが合体した化け物「かなしきよせあつめ」が襲ってきた。モンスターを撃退して卵を手にしたその瞬間、ダスターの記憶が戻る。彼の記憶が戻ったことに喜ぶ一行だったが、そこにリュカを指揮官だと勘違いしているブタマスクが現れ、リュカたちはイカヅチの塔へと連れていかれてしまった。

イカヅチの塔はタツマイリ村などに雷を落とす迷惑な塔だ。二度と落雷を起こさせないよう、イカヅチの塔の天辺にあるジェネレータを破壊しようと決意するリュカたち。塔の天辺を目指す途中、玩具が沢山ある部屋に着く。メイドロボ曰く、ここは「キングP様の部屋」らしく、中にはヨーヨーも飾られていた。さらに上へ登りジェネレータの番人を倒して機関部を破壊すると、リュカが指揮官ではないことがばれてブタマスク達に追われることに。塔の天辺まで逃げたリュカたちは、そこでヨクバと遭遇する。ヨクバはイカヅチの塔を爆破し、リュカたちを塔ごと消滅させるつもりだった。1人逃げるつもりのヨクバはヘリを呼び、高笑いをする。しかしその時塔が揺れ、ヨクバは自分で捨てたバナナの皮に滑って塔から落下していった。リュカたちはダスターの泥棒七つ道具の一つ「ヒモヘビ」を使い、ヘリから下がるハシゴにしがみついて塔を脱出した。だがヒモヘビのアゴの力は3人と1匹を支えられる程強くなく、やがてヒモヘビの口がハシゴから離れ、リュカたちはバラバラに落下していった。

第6章 ひまわりの高原

亡き母の姿を見るリュカ(右)。

リュカが落ちた先はヒマワリが咲き誇っている高原だった。傍には飼い犬のボニーも落ちてきていたが、怪我はなかった。クマトラとダスターを探すべく、ヒマワリの中を歩き回るリュカ。しばらく歩くとボニーが吼え始めた。ボニーの方へ向かうと、そこには死んだはずの母ヒナワの姿があった。思わずヒナワのもとへ駆け寄るリュカ。しかしヒナワはリュカが近づくと離れていってしまう。さらに脇目も振らずヒナワを追うリュカは、うっかり地面のない雲の上に飛び出してしまい、またしても落下をすることになった。

第7章 7つの針

リュカたちはエオリアから7本の針について聞かされる。

雲の上から落下したリュカは、干し草が積まれた柔らかいところに着陸して無事だった。ボニーも同じ場所へ落ちてくる。辺りを見回すと、そこはタツマイリ村の傍にできたブタマスクの訓練場だった。「おお、無事じゃったかリュカ」と声をかけてきたのは祖父のアレックだ。アレックが言うには、夢にヒナワが出てきて「急いでこの場所に干し草を積むように」と告げてきたらしい。リュカは「あのヒマワリ畑で見た母さんは夢ではなかったのかもしれない」と思いながら、意識を失った。

リュカが目を覚ますと老人ホームだった。早速同じように落下したクマトラやダスターを探しに外に出ると、橋に人が集まっている光景を目にした。近づくとロープでグルグル巻きにされた人がいた。それはリュカのPSIを目覚めさせてくれたマジプシーの1人、イオニアであった。イオニアはブタマスクによって拘束されたらしく、「大変なことが起きている」としてマジプシーの1人であるエオニアのもとへ行こうと言った。リュカとボニーがイオニアを連れてエオニアの家へ向かうと、そこでエオニアたちから7人のマジプシーの役目とノーウェア島について教えられた。

エオニアが言うには、ノーウェア島は強大なエネルギーを持つドラゴンそのものであるらしく、ドラゴンが目覚めると良いことか悪いことかは解らないが大変なことが起こるという。イオニア達マジプシーの先祖はドラゴンを封印する為に、ドラゴンの体各部に7つの針を打ち、ドラゴンが目覚めないようにした。その針を抜けるのは選ばれた者のみであり、抜いた者の心がドラゴンに反映され、その主になれるという。マジプシーは針が抜かれる「その時」が来るまで、何千年も針を守ってきたのだった。

その話をリュカにしている最中、エオニアの体が透け始め、やがて形見の髭剃りと口紅を残し消えてしまった。自分の守る針が抜かれしまったマジプシーは、その役目を終えて消えてしまうのだった。リュカたちがエオニアの守っていた針があるソヘ城へ急いで向かうと、そこには針を抜いたばかりの仮面の男がいた。仮面の男は去っていったが、彼が落とした携帯電話が鳴り、電話相手のブタマスクの話から仮面の男が指揮官であること、次の針の場所がキマイラ研究所付近にあるらしいことをリュカは知る。イオニアから自分に針を抜く資格があること聞き、リュカは指揮官よりも先に針を抜くべく、キマイラ研究所へ向かった。

途中、墓守のニッポリートからボロボロの「勇気のバッヂ」を貰ったリュカはキマイラ研究所へ辿り着く。そこで何故かバイトに来たとブタマスクに勘違いされ、ブタマスクを被って逃げ出したサルを探すのを手伝うことに。研究所内にはアンドーナッツ博士という博士がいた。彼は無理やりブタマスクに研究させられているらしく、リュカに「背中のスイッチを押すと停止する」という赤いキマイラの弱点を教えた。

リュカは研究所内でサルを発見した。そのサルとは、以前助けたことのあるサルサだった。リュカはブタマスクの覆面をしていたため、サルサに近寄ると逃げられてしまった。追いかけていくと、「赤いキマイラが逃げ出した」というアナウンスが入る。リュカたちがサルサを追い詰めたその時、背後からその赤いキマイラに襲われてしまう。なんとか赤いキマイラの攻撃を躱したリュカだったが、その衝撃でブタマスクの覆面が取れた。リュカの顔を見たサルサは、3年前に彼が自分を助けてくれたことを思い出す。リュカがまさに赤いキマイラにやられそうになったその時、サルサが赤いキマイラの背中のスイッチを押した。赤いキマイラは停止し、リュカとサルサは再会を喜んだ。そして1人と2匹でキマイラ研究所を脱出し、マジプシーの1人ドリアの家に向かった。

ドリアの家にはクマトラの姿もあった。落下したクマトラはドリアに助けられたらしい。リュカはクマトラに針について話した。
ドリアが守る針は、ドリアの家の前にある池の底にあった。「ハリを抜く為には池の水を隣の空き地に移さなきゃダメよ」と言うドリア。何か使えそうなものがないかと、リュカたちはキマイラ研究所へ戻ることに。するとアンドーナッツ博士が池の水を何とか出来そうなキマイラを連れてきてくれた。その中から池の水を移し変えることしか出来ないつまらないキマイラ「ポンプキマイラ」を借り受け、無事に池の水を抜くことができたリュカたち。リュカは池の底に降りると、そこにあった針を抜いた。ドリアは形見を残して消えてしまったが、クマトラが戦線に復帰した。サルサは恋人ならぬ恋サルとドリアの家に残ることとなった。

次の針を探すべく出発したリュカたちは、3年前に戦ったオケラと遭遇する。オケラホールへ行きオケラ長老の立会いのもと戦うことになったが、あっさりリュカは勝利する。そのオケラから、オケラホールを抜けた山のほうに針があるかもしれないという情報を手に入れ、リュカたちはオケラホールの先を目指した。オケラホールの先にあった山は雪山だった。リュカたちが雪道を進んでいくと3本目のハリを守るマジプシー、リディアの家があった。

リディアの話で針が家の裏手にあることを知ると、早速リュカたちは針を抜くために家を出る。しかしそこへブタマスク達が現れてリュカたちの邪魔をする。リュカたちはブタマスクが差し向けたキマイラを倒すが、針はブタマスク達に与する指揮官に抜かれてしまった。リュカたちは消えゆくリディアに残りの針のことを託され、雪山の天辺から白い箱を使ってタツマイリ村まで降りていった。

リュカたちはタツマイリ村の外れで見つけた手紙に従い、イカヅチの塔があった場所の方面へ向かう。手紙を出したのはどせいさんという不思議な生き物だった。どせいさんが住むどせいだにはブタマスク達に支配されていたのだ。どせいだにに着いたリュカたち一行は、そこでどせいさんと共にダスターが拘束されていることを知った。ブタマスク達を蹴散らし、どせいさんとダスターを解放すると、どせいさんから針の在り処を教えてもらう。またリュカはどせいさんが磨くと言うので、「勇気のバッヂ」を預けた。

ややいい加減などせいさんの地図を頼りに北へ向かい、リュカたちは火の山へ出る。マジプシーの家に行くとマジプシーのフリギアは寝ていたが「寝ている間に針を抜いていい」という看板に従ってリュカたちは針のある場所へ急いだ。無事に針の場所へ辿り着いたその時、イカヅチの塔から落下したはずのヨクバが現れる。ヨクバは鼻にラッパを詰め込んだようなメカとなっていた。ヨクバは改造によって言葉を話すことができなくなったため、通訳ロボットの「ツーヤク」を通してリュカたちに恨み言を並べる。そのままヨクバとの戦闘になり、リュカたちはどうにかヨクバを撃退した。その後リュカは針を抜き、これでリュカが抜いた針が2つ、指揮官が抜いた針が2つとなった。

針を抜いた影響で消えかけているフリギアに残りの針の場所を教えてもらったリュカたちは、海中を進んでタネヒネリ島へと向かった。タネヒネリ島に着いたリュカたちは、そこで変な色のキノコを食べて幻覚を見た。幻覚の中でリュカは父のフリントやクラウスに責められて心が疲弊するも、マジプシーのミクソリディアによって幻覚から醒めることができた。そのままリュカたちはミクソリディアが守る針を抜きに行くが、あとからやって来た指揮官の攻撃で吹き飛ばされ、彼に先に針を抜かれてしまう。

残る針は2つ。リュカたちは急いで6つ目の針を守るイオニアのもとへ向かった。その途中、タツマイリ村に寄るとほとんどの住人がニューポークシティという街へ移住してしまっていた。無事にイオニアのもとへ辿り着いたリュカたちは、イオニアから針のある場所を聞き、チュピチュピョイ神殿に行く。その道中、どせいだにでどせいさんに預けた「勇気のバッヂ」が帰ってきた。「勇気のバッヂ」は「フランクリンバッヂ」と名を変え、リュカの手に戻ってきたのだった。

最後の針があるチュピチュピョイ神殿にはすでにブタマスクと指揮官が到着していた。リュカは指揮官にイカヅチの攻撃を受けるが、「フランクリンバッヂ」がイカヅチを跳ね返した。その後は指揮官と戦闘になり、リュカは仲間と力を合わせてどうにか指揮官を撃退する。そしてリュカたちは針を抜き、消えかけるイオニアに最後のマジプシーの居場所のヒントをもらった。

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