スパイラル(推理の絆)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スパイラル(推理の絆)』とは、『月間少年ガンガン』にて『名探偵に薔薇を』でデビューした推理小説家の城平京(しろだいらきょう)が原作を担当し、『裏世界ピクニック』の水野英多(みずのえいた)が作画を担当した、1999年8月から2005年10月まで連載されたミステリーアドベンチャー漫画である。ブレード・チルドレンと呼ばれる常人より優れた能力を持つ少年少女たちとの命を賭けた戦いを、主人公である高校生・鳴海歩が身体能力ではなく持ち前の推理能力で切り抜けていく鮮やかさが魅力となっている。

野原 瑞枝(のはら みずえ)

月臣学園二年生。ハンターである園部に狙われ、返り討ちにしたところを親友の宗宮可奈に目撃されたため、彼女を殺害した。

辻井 郁夫(つじい いくお)

月臣学園二年生。好意を抱いていた宗宮可奈を殺害されたため、野原瑞枝を裏切って殺害した。

その他

鳴海 清隆(なるみ きよたか)

CV:井上和彦
歩の兄であり、善の造物主によって作られた「神」。完全に歩の上位互換だが、その優れすぎた能力ゆえに全ての事を見通せてしまう。そのため、本当の意味で人の輪に入ることができない悲哀を抱えていた。かつては「生ける神話」とまで呼ばれたピアニストだったが、二十歳になる直前のリサイタル後、「ここは私の居場所ではないようです」と微笑んで自ら鍵盤に右手の指を挟んで叩きおり、そのままピアニストを引退した。その後警察に入り、警部として職務中にまどかと出会っている。狂言めいた言い回しが多く、理緒のことを「爆裂ロリータ」と呼んで喜ぶような愉快な一面も持っている。

ミズシロ・ヤイバ

悪の造物主によって作られた「悪魔」。自らの遺伝子を受け継ぐ子供たちを世界のリーダーにすることで、自らの遺伝子で現在の人類を駆逐しようとしていた。あらゆる能力に優れたカリスマ性の強い人物。二十歳までは心から人類の明るい未来を願う慈悲深い人間であったとのことだが、二十歳で悪の造物主に神託を受け、それまでの慈悲深い人格は「悪魔」の人格に塗りつぶされた。後に「神」である清隆に殺害される。

和田谷 末丸(わたや すえまる)

CV:島田敏
まどかの部下にあたる刑事。まどかを慕い、本人なりに推理を組み立ててはいるものの的外れなことが多い。

園部 隆司(そのべ たかし)

CV:小野坂昌也
「ハンター」の一人。野原瑞枝を殺害しようとしたが、返り討ちにあい意識不明の重体となる。その後意識を取り戻すものの、結局香介によって殺害された。

土屋 キリエ(つちや キリエ)

「ウォッチャー」の一人。本人曰く、「頭もよければ器量もよい27歳」。蓮っ葉な振舞いをしているが根本的に人が良く、火澄には「キリエちゃん」と呼ばれている。喫煙家だが事態が重くなるにつれ、悪役っぽく見られることを嫌って棒キャンディを舐めていた。

今里(いまざと)

CV:野島裕史
月臣学園の教師。元々は「ハンター」の急先鋒だったが、歩の存在に希望を見出し「セイバー」に回った。歩にブレード・チルドレンの情報を渡そうとするが、その直前に理緒の手で殺害される。

斉木 享(さいき とおる)

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@hario5288

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