沙耶の唄(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『沙耶の唄』とは2003年12月にゲーム会社ニトロプラスにより発売されたPC専用アダルトゲームである。主人公・匂坂郁紀はある時事故にあったことから生死の境をさまよい、奇跡的に助かったものの郁紀は五感のすべてが事故前とは大きく変わってしまった。景色は豚の内臓をぶちまけた様なものになり、人間は奇妙な肉塊に見えてしまい発狂しそうな生活の中で、唯一人間の姿をしている美少女・沙耶に出会ったことで郁紀は沙耶に惹かれて共に生活を送ることになった。
脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄が務める。

右側女性

CV: 海原エレナ

耕司の恋人で瑤の親友の女性。気が強く直情的ではっきりした物言いをする。事故以前は仲の良かった郁紀が事故後に冷たい性格になったことに怒りを感じている。
瑶が郁紀に酷い言葉で傷つけられたときは郁紀に一言言ってやらないと気が済まないとして、単身郁紀の家へ向かう。親友の瑶の慰め役をやらなかったのは自身の性格をよく理解しているためであり、余計な一言で瑶をさらに傷つけないためである。

郁紀の家に着いたときに異常を感じていたものの中に侵入して沙耶と遭遇して殺害されてしまう。その後、沙耶によって食べられているところに郁紀のがやってきたため郁紀の人肉食のきっかけになってしまう。余った肉と内臓は郁紀の家の冷蔵庫に保管されており、耕司が郁紀の家に侵入した際に見つかっている。

津久葉瑤(つくばよう)

CV: 矢沢泉

郁紀のサークル友達である女性。青海とは親友の関係。穏やかで気が弱い性格。郁紀に想いを寄せており、事故前に1度告白をしているが返事を聞く前に郁紀のは事故に遭い豹変してしまったことを気にしている。事故後の郁紀の豹変具合に戸惑いつつも気遣って気にかけていたがそれが届くことはなかった。更には告白の返事として大嫌いと言われてしまい酷く傷ついてしまう。

その後、青海の失踪と耕司の音信不通に戸惑っている中、青海の携帯からメールが届き郁紀の家へ向かう。メールの送信者が青海ではないことに気が付いており、送信者を探るために郁紀の家に侵入するが、瑶を待っていた沙耶に捕まり身体改造を施されて沙耶と同じ体にされてしまう。沙耶と同類になったことから郁紀の目で見ると人間の姿に、耕司など普通の人間から見たら化け物という状態にされてしまった。また、改造された際に精神崩壊を起こしてしまっており、まともな思考はできない。
改造されてしまった理由は沙耶が郁紀に家族を作ろうとしたためであり、ペットとして郁紀と沙耶に迎え入れられた。(実際は性奴隷のような扱い)

後に、ED2ED3共に耕司と対決するときに囮に使われてしまう。この時、耕司に気づき殺してくれと懇願した。恐怖で慄いた耕司に銃で撃たれてしまうが、沙耶と同様に再生能力があるためなかなか死ねず、苦痛に喘いでいるところを耕司に鉄パイプで何度も殴打されてようやく絶命した。

その他の人物

丹保凉子(たんぼりょうこ)

CV: 佐藤まこと

T大付属病院の脳神経外科医で郁紀の主治医を務める女性。身体的には回復した筈の郁紀が何かを隠したかのような態度をとることを不審に思っている。また、郁紀の口から奥涯の名前が出たことでさらに疑念を深めていく。

普段は柔和な態度の女性であるが、実際は冷淡である。これは、奥涯の沙耶に関する資料と起こした不祥事により、世界の裏側を知ってしまい狂気にとらわれているからである。自身の預かり知らぬところで沙耶のような生き物がうようよいるのが気に入らない、本人曰く「潔癖症」であり排除しなければ気が済まないため沙耶を殺そうと画策している。
また、沙耶のような生物が世界の裏にいること知ってからは恐怖とストレスで夜を眠ることができなくなっている。そのため、最初は刃物を隠し持って眠っていたが、やがて父の猟銃を盗み持つようになった。これにより父は猟銃の管理責任を問われて猟友会から除名されてしまった。
猟銃は銃身を極端に切り詰めて威力を増したものに改造している。(アメリカでも違法なほどの改造)

ED2では奥涯の資料を解読して沙耶について調べて、弱点を炙り出して液体窒素を使い沙耶を瀕死の重傷まで追い詰めたが郁紀に殺害された。

ED3では沙耶の子供により作り替わる世界を酒を飲みながら眺めながら、異形へとなり果てていった。

鈴見洋祐(すずみようすけ)

CV: 鬼沢雅維

郁紀の隣人である中年の男性。画家を営んでおり家にいるため家事全般は鈴見がこなしている。妻・娘と共に暮らしており、妻は外で働いている。
事故後に悪臭の放つ庭を放置している郁紀に嫌悪感を抱き、郁紀に注意をするが聞き入れてもらえなかった。

ある時、家に1人で仕事をしていた時に沙耶が家に侵入してきて脳を改造されてしまい、郁紀と同じ知覚異常にされてしまった。これにより、化け物に見えた帰宅してきた妻と娘を殺害。正気を失い外に出た時に人間に見える沙耶を見つけて、本能的にレイプしてしまう。レイプしているところを郁紀に見つかり包丁でめった刺しにされて殺される。

奥涯雅彦(おうがい まさひこ)

元T大学教授で沙耶の父とされる男性。病院内で不祥事を起こしたのち、辞職し失踪してしまう。

沙耶の父とされているが、実の親子ではなく別の宇宙から来た沙耶を拾い教育、観察していた。オカルトに傾倒しており、様々な奇妙なアイテムを収集している。T大学に入る際にも三文安のSF小説のような論文を提出していた。T大学に入った理由は機材で沙耶を調べようとしたためである。この時にバイオハザードが起きてしまい、病院内にいたネズミをネズミだった何か変貌させてしまった、本来であれば近隣住民の避難させなければならない程であったが、大学側が不祥事を嫌ったために隠蔽された。

沙耶に人間を教えたことで、沙耶の繁殖能力を奪ってしまったことを後悔していた。

研究室にて沙耶へ祝福の言葉を残して拳銃を使い自害していた。

『沙耶の唄』の用語

T大付属病院

東京にある大学病院。事故の際に郁紀が運び込まれたことで最新医療を使い郁紀を助けた。しかし、最新であるが故に未知の部分が多い施術であり、経過観察のために郁紀が通っている。

涼子が所属しており、以前は奥涯も所属していた。

沙耶が奥涯を探すために病院に滞在していた期間中は入院患者が化け物を見たと騒ぐと言う怪談話が流行っていた。沙耶が郁紀と暮らすようになってからはこの怪談話は消えた模様。

『沙耶の唄』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

劇中使用曲はすべてSから始まる題名になっている

沙耶の唄の劇中使用曲はすべて頭文字がSから始まるタイトルになっている。一部日本語タイトルも英訳するとSが頭文字になる。
エンディングテーマ「ガラスのくつ」も「SHOES OF GLASS」と頭文字がSになる。

エンディング曲の1つは『沙耶の唄』のために作られた楽曲ではない

エンディング曲「ガラスのくつ」は音楽制作チームであるZIZZ STUDIOのオリジナル楽曲を虚淵玄が気に入り使用許可を得て採用されたものであり、『沙耶の唄』のために用意されたものではなかった。

脚本を担当した虚淵玄は『沙耶の唄』発売後のユーザーの反応に困惑していた

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