シュレック2(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シュレック2』は、2004年のアメリカ合衆国のファンタジー、アドベンチャー、コメディ映画。2001年に公開された『シュレック』の続編。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、アニー賞にノミネートされたが、受賞は逃す結果となった。
本作で新しく登場する長ぐつをはいたネコの、殺し屋モードと甘えモードのなんとも言えないギャップが、本作の魅力の1つである。
幸せな結婚生活を送っていたシュレックとフィオナ姫は遠い遠い国から結婚を祝う舞踏会の招待状が届いた。そこで2人は、様々な困難に立ち向かう事となる。

『シュレック2』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ドンキー「悪いけど、喋る動物キャラはもういらないの。俺と被るだろうが」

長ぐつをはいたネコに対し怒っているシーン。左からシュレック、ドンキー。

「悪いけど、喋る動物キャラはもういらないの。俺と被るだろうが」というドンキーのセリフ。
突然目の前に言葉を話す長ぐつをはいたネコが現れ、戦いの末シュレックに懐き共に旅をする事となった。
ドンキーは長ぐつをはいたネコにシュレックの相棒の座を取られるのではないかと嫉妬心を抱き共に旅をする事を拒んだが、シュレックが長ぐつをはいたネコも連れていくと説得した。

ドンキー「信じらんないよ。人生最高の宝物を手放すなんて」

白馬になったドンキー

「信じらんないよ。人生最高の宝物を手放すなんて」という白馬になったドンキーのセリフである。
チャーミング王子にフィオナ姫の心を奪われたと思い込んでいるシュレックは酷く落ち込んだ。そんなシュレックを励ます為にかけたセリフ。
人生において、手放して良いものと手放してはいけないものがあるという事を教えてくれるセリフである。

ハロルド国王「人は愛の為なら変われるものだ」

ハロルド国王が淹れたお茶をフィオナ姫が飲んでいるシーン。左からハロルド国王、フィオナ姫。

「人は愛の為なら変われるものだ」というハロルド国王のセリフである。
チャーミング王子を人間の姿になったシュレックだと勘違いしているフィオナ姫は、今のシュレックとは結婚したくないと言い張っていた。そんなフィオナ姫のなだめる為にこの言葉をかけた。
自分を犠牲にしてでも、相手の為に尽くすという思いが込められている。ハロルド国王は昔、愛するリリアン王妃の為にフェアリー・ゴッドマザーの力を借りてカエルの王様の姿を捨て、人間に姿を変えた経緯がある。

『シュレック2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

キャメロン・ディアスの恋人が出演

作中で登場したジャスティン・ティンバーレイクのポスター

フィオナ姫のベッドの上にジャスティン・ティンバーレイクのポスターが貼られているが、この時彼は実際にフィオナ姫の声優を務めたキャメロン・ディアスと付き合っていたのである。この演出を考えたプロデューサーは、2人が付き合っている事を知らなかった。ジャスティン・ティンバーレイクは『シュレック3』で配役を与えられている。

フェアリー・ゴッドマザーは媚薬も所持

フェアリー・ゴッドマザー

フェアリー・ゴッドマザーの製薬工場では、労働者達が薬の瓶をベルトコンベアーに置いている。そのボトルの1つに、バイアグラと書かれているものがある。

おとぎ話のキャラクター達の声優の正体は裏方スタッフ

左からオオカミ、3匹の子豚、3匹のネズミ、クッキーマン、ピノキオ

ピノキオや3匹の子豚など、おとぎ話しのキャラクター達の声優は、裏方スタッフが担当している。

『シュレック2』の主題歌・挿入歌

主題歌:アントニオ・バンデラス&エディ・マーフィ「Livin' La Vida Loca」

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