猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

猿飛ヒルゼンは、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)。里長として忍を束ねる火影は、能力・人格ともに優れていると認められた忍がなることができ、中でもヒルゼンは歴代最強の火影とされ、「忍の神」と称された。また木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名も持つ。

五代目火影・綱手(つなで)

ヒルゼンの弟子であり、木ノ葉の「伝説の三忍」の一人と称される。ナメクジを口寄せし戦うことを得意とする。トップクラスの医療忍者でもあり、中忍選抜試験で重傷を負い忍者としての道が断たれたかに思われたロック・リーの、成功率50%の手術を成功させ復帰を可能にした。
綱手は、「木ノ葉崩し」でヒルゼンが殉職したことを自来也から聞かされる。里を守って死んだヒルゼンに対し綱手は、命を簡単にかけ捨てるのは馬鹿がすることだと言う。さらに「猿飛先生も同じよ…齢とったジジィがいきがってりゃそりゃ死ぬわ!」と言い放ち、自来也と険悪な雰囲気になる場面がある。しかし、ヒルゼンが死ぬべきではなかったという心情からの発言ともとることができ、師への愛情を忘れていない様子がうかがえる。

大蛇丸(おろちまる)

ヒルゼンの弟子であり、木ノ葉の「伝説の三忍」の一人と称される。蛇を口寄せし戦うことを得意とする。
ヒルゼン曰く「十数年に一度の天才」とされたが、同時に邪悪な野望を宿していることも見抜かれていた。しかし、戦乱が続く時代1人でも多く能力の高い忍が要請されたこと、また弟子の可愛さからヒルゼンは大蛇丸に対し厳しい対処をしなかった。
それでも彼の危険性を感じていたヒルゼンは、四代目火影を選ぶ際大蛇丸をその邪悪な思想を理由に彼が火影となることを良しとせず、その後継に波風ミナトを指名した。そのことへの恨みが、「木ノ葉崩し」の動機の1つになったとも考えられる。
そのような折、木ノ葉で人が消えていくという奇妙な事件が続いた。調査を進めていたヒルゼンは、人体実験を繰り返す大蛇丸にたどり着く。「あ~~あ!バレちゃったんじゃネコかぶってても…しょうがないわね…」と悪びれる様子もない大蛇丸は、不老不死の術の研究をしていたことを明かす。大蛇丸をこの場で処分する決心をしたヒルゼンは、猿魔を口寄せし護衛部隊とともに戦闘を開始する。しかし力をつけた大蛇丸はヒルゼン達を突破する。大蛇丸は、ヒルゼンが自分を本気で殺そうとしていないことを見て取り、姿を消すのであった。ヒルゼンの、弟子を手にかけたくないという愛情が大蛇丸による「木ノ葉崩し」を招いてしまう。

初代火影・千手柱間(せんじゅはしらま)

木ノ葉隠れの里の創設者の1人。木を発生させ自在に操る木遁の術を得意とする。ヒルゼンとの具体的な関係の描写は少ないが、少年のヒルゼンが柱間に憧憬のまなざしを向ける回想があること、および柱間の弟・扉間とヒルゼンは任務を共にしていることからある程度の面識があり尊敬していたことが伺える。
「木ノ葉崩し」では襲来した大蛇丸に穢土転生され復活。大蛇丸に操られ、一面に生い茂らせた樹木でヒルゼンを絡めとる戦闘を展開した。ヒルゼンの屍鬼封尽で封印されかけると、意思を取り戻し「すまぬ…猿飛よ…」と言い残し封印された。
第四次忍界大戦の際は、大蛇丸に再度穢土転生された。初代同様に転生されたヒルゼンを含む歴代火影とともに戦場に向かった柱間は、うちはマダラを相手に激闘を繰り広げる。

二代目火影・千手扉間(せんじゅとびらま)

木ノ葉隠れの里の創設者の1人。高威力な忍術や瞬間移動する瞬身の術を得意とし、また千手一族と覇を争ったうちは一族に警務部隊の役職を与えることでその力を千手のコントロール下に置く仕組みを作るなど政治的手腕を振るった。
ヒルゼンは扉間の率いる小隊で任務を共にしており、直接の師といえる。ヒルゼンを「サル」の愛称で呼び、火影の後継者として指名したことから、厚い愛情と信頼を持っていたことが分かる。
「木ノ葉崩し」で大蛇丸が使用した穢土転生を考案したのは扉間であり、自分の術を利用され自ら里の襲撃に加担させられた形となった。転生された扉間はヒルゼンの「火遁火龍炎弾」を「水遁水陣壁」で大量の水を生み出して防御しており、観戦していた忍が「水の無い所でこのレベルの水遁を発動出来るなんて!信じられん!!」と驚嘆するほどの術合戦を演じるほどの使い手であることが分かる。
第四次忍界大戦では、大蛇丸によって再度穢土転生された。ヒルゼンを含む他の歴代火影も同時に転生されており、彼らとともに戦場に向かい、瞬間移動する瞬身の術を中心にして戦った。

四代目火影・波風ミナト(なみかぜみなと)

瞬間移動する忍術である瞬身の術を得意とし「木ノ葉の黄色い閃光」と呼ばれる。ナルトの父でもある。自来也を師に持つため、ヒルゼンにとっては孫弟子にあたる。ヒルゼンから火影を受け継ぎ四代目となったが、襲来した九尾狐をナルトに屍鬼封尽で封印した際自身の命も封印された。
第四次忍界大戦では、ヒルゼンを含む歴代火影の一人として大蛇丸に穢土転生された。戦場に駆け付けたミナトは、息子であるナルトに再会する。ナルトの成長を実感しながら、親子で共闘する。

猿飛アスマ(さるとびあすま)

ヒルゼンの息子。木ノ葉丸から「アスマ叔父ちゃん」と呼ばれるシーンがあり、上に兄か姉がいると思われる。また、木ノ葉丸の姓が「猿飛」であることから、兄の可能性が高いと思われるが、描写がないため分からない。
若かったころヒルゼンと衝突して里を抜けた過去があるとされる。しかし、ヒルゼンの治世中である物語初期のころから里にいること、またヒルゼンの葬儀に参列していることからわだかまりは解けたと思われる。
里を抜けていた際は、エリート忍者の登竜門とされる守護忍十二士の一人に数えられた過去があり、優れた忍としての素質はヒルゼン譲りと思われる。またあごひげがトレードマークであり、同じくあごひげを蓄えていたヒルゼンと通ずる点が見受けられる。

猿飛木ノ葉丸(さるとびこのはまる)

ヒルゼンの孫。執務中のヒルゼンに「じじィ!!勝負だァコレ!!!」と奇襲を仕掛け、それは1日に20回に及ぶこともあったようだ。ヒルゼンに構ってもらいたい様子が見て取れるが、周りから火影の孫としてしか見られないことに不満を抱いており、自分自身を認めてもらうため火影の名前が欲しいとの思いからヒルゼンに食って掛かるという事情がある。

志村ダンゾウ(しむらだんぞう)

ヒルゼンの同期の忍であり、ライバル。二代目の率いる小隊でともに任務をこなした仲でもあり、ヒルゼン同様二代目を師とする。ヒルゼンとはことあるごとに競い合っており、二代目が殉職した任務では囮役を進んで買って出たヒルゼンに対し、内心怯えて手が挙げられなかったダンゾウだが、「オレが手を挙げようと思っていた!一人でいい格好をするな!」とヒルゼンに食って掛かる場面が描かれている。
ハト派とされるヒルゼンに対して、里の裏の仕事を請け負う忍者部隊「根」の長となったダンゾウは、木ノ葉きってのタカ派と目されるようになる。うちは一族が里上層部からの冷遇に不満を抱きクーデターを企てた際は、一族を抹殺する任務をうちはイタチに命じる。

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